とたさんは2003年生まれの
シンガーソングライター/ベッドルームアーティスト。
2021年にSNSなどでオリジナル曲や
カバー曲の投稿を始め、
同年3月に投稿した楽曲「紡ぐ」の
ショートバージョンがきっかけで注目を集めました。
DTMを用いた楽曲制作に加え、
アートワークや映像に至るまでプロデュースを行い、
次世代のアーティストとして支持されています。
『とた』という名前は、
ゲーム『どうぶつの森』のキャラクターに
由来しているとのこと。
「『とたけけ』というキャラクターがいて、
音楽をジャンルレスにやっているんです。
私も『とたけけ』みたいになりたいぞ!
っていうことで、『とた』にしました」
とたさんは小さい頃から音楽が好きだったそう。
「親も音楽が好きで家でよく流れていたんです。
母親がピアノをやっていたので、
私も家にあるキーボードを、
おもちゃ代わりに触っていました。
そこから私の音楽は始まっていると思います」
ラジオをきっかけに自ら音楽を聴き始め、
親のスマートフォンでさまざまな音楽を
調べるようになったとのこと。
その後、ギターにも触れ始めた頃、
世間がコロナ禍になってしまい、
学校も休みになったことで時間が生まれ、
スマホで作曲を始めたと話しました。
そんなとたさんが初めて買ったCDは
SUPER BEAVERの作品。
「ラジオで「美しい日」という曲が流れてきたんです。
学校の新学期が始まる頃で、
体調を崩しちゃって、
1ヶ月くらい休んでいた頃だったんですよね。
自分だけ行けていないのもそうだし、
次行くときにみんなにどう思われるのかとか、
不安で鬱々としていたんですけど、
この曲にめちゃくちゃ励まされました。
私の音楽人生が第2ステージに
上がった気がしましたね」と語りました。
とたさんがSUPER BEAVERを好きになったことで、
家族のみんなも聴くようになり、
今でも一緒にライブに行こうと
予定を立てたりするなど、
家族を繋いでいる存在なんだとか。
「うちの家族は優しくて、芯のある人たちだから、
荒んだ曲よりまっすぐな曲が好きで、
歌詞が刺さっているんだと思います」
SUPER BEAVERをきっかけに
クリープハイプやポルカドットスティングレイ、
KANA-BOON、神聖かまってちゃんなど、
バンドサウンドを好んで聴くようになったそう。
中でもクリス・ペプラーは
神聖かまってちゃんに触れ、
その唯一無二な存在感について
とたさんと共感しました。
とたさんはその中から、
クリープハイプに言及しました。
「歌詞ってなんでも言っていいんだっていう
驚きがありました。自分が作る歌詞の中で、
言葉の選び方、置き方とかも含めて、
めちゃくちゃ影響を受けているなと。
歌詞に影響が滲み出ているなって思いますね」
その頃は海外の音楽だと、Men I Trust、
Clairo、Beabadoobeeなどを聴いていたそう。
「音楽をDIY的に作っている人たちの
音楽がフィットする時期でした。
自分も同じことをやってみたいと思ったし、
たぶん私が好きになってきたものとして
一貫しているのが、作品に生き様が
めちゃくちゃ出ているもの。
そういったアーティストが
自分は好きになりやすいと思います」
番組後半では、とたさんが初めて観に行ったライブ、
SUPER BEAVERのお話から
コロナ禍で過ごした青春時代のお話へ。
SUPER BEAVERのライブをきっかけに
音楽フェスにも興味を持ち、
楽しもうとしていた頃に
コロナ禍になってしまったとのこと。
高校時代をコロナ禍で過ごしたとたさん。
「今の高校生がすごい羨ましいです。
高校に入って、漫画みたいな
キラキラした生活ができると思ってたんですよね。
学校生活もなくなって、
修学旅行もなかったんです。
吹奏楽部の強豪校を目指して入って、
副部長をやってたんですけど、大会もないし、
部員も半分くらい辞めちゃったし。
描いてたビジョンからはすごく離れてたから、
心残りの部分はたくさんあります」と語りました。
そんなとたさんがこれまでに観て、
特に印象に残っているライブのお話も。
「ポーター・ロビンソンさんの2023年のライブです。
『Nurture』というアルバムのツアーで、
このアルバム自体が衝撃だったんですけど、
自分のメンタルヘルスみたいなものと向き合って、
どう立ち上がるかみたいなことを考えた作品で、
ライブでは本当にずっと泣いてました。
どれだけ有名な人でも、
こんなに戦ってるんだなって思ったら、
勇気づけられました。」
今後共演したいアーティストとしても、
ポーター・ロビンソンを挙げ、
DMを送ったこともあるとも明かしました。
最近注目しているのは、Le Makeup。
「トラックメーカーというか、
プロデューサー、シンガーソングライターで、
ちょっとアッパーなノリの曲が
しんどいなっていう時があるんですけど、
そういう時にLe Makeupさんの曲を聴いてると、
色んな考えからほどいてくれる。
すごく好きですね。」
音楽以外からの影響のお話も。
「詩人・まどみちおさんの『うちゅうの目』
という作品が好きです。
詩とその詩を見て写真家さんが
撮った写真が載っていて、
詩は自然的というか、
生活から得た言葉とを使ってるものが多くて、
めちゃくちゃ分かりやすいんですよね。
分かりやすいんだけど、視点がすごい面白くて、
自分もこういう部分に
目を触れていたいなって思います。
まどさんはとても長生きされたので、
命についての考えもにじみ出ている詩もあって、
とても素敵です。」
さて、この番組では、
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」
を飲みながら音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに「大人になった1曲」を伺っています。
この質問でとたさんが選んだ1曲は、
吉澤嘉代子さんの「残ってる」でした。
「ギターを触り始めた頃に練習をしていた曲で、
歌詞の意味はなんとなくしか分からなかったけど、
上京をして、朝に帰る、
始発に乗るということを初めてしたんです。
歌詞に出てくることを実際にできるようになった。
朝帰りができるようになった、
そういうことも含めて、
大人になった1曲なんじゃないかと思います。」
そんなとたさんは3月に
アルバムを2枚同時にリリースし、
さらに先月3日には「鳳仙花」、
22日には「オノマトペ」をリリースしました。
「アルバム『Sebone -脊椎盤-&-脊髄盤-』は
上京して、1人暮らしを始めたからこそ分かった、
自分のバックボーンと
今の姿勢を見てもらうアルバムです。
「オノマトペ」は、音の響きを楽しめる曲に
したいって思って作った曲で、
台湾のシンガーソングライターの
163bracesちゃんとのバージョンも作りました。
感じてるものをそのままに、
音の響きで伝えられたらいいな
っていう気持ちから生まれました」
『Sebone -脊椎盤-&-脊髄盤-』をきっかけに、
作曲の幅が広がったというとたさん。
今後はいろんな方法で作品を制作していきたいと述べ、
この日のトークを締めくくりました。
とたさんの情報はこちらから
次回5月9日は、俳優の藤原季節さんをお迎えします。
自身が企画する朗読劇などで、
何度もミュージシャンと共演をしている藤原さんですが、
これまでどんな音楽ヒストリーを送ってきたのでしょうか?
出演作『幕末ヒポクラテスたち』についても
お話を伺います。クリス・ペプラー×藤原季節さんの
大人の音楽談義をお楽しみに!

堅あげポテト ブラックペッパー味
ブラックペッパーの香ばしさと
ほどよい噛みごたえは黒ラベルのおともにぴったり!

美しい日 / SUPER BEAVER
ロックンロールは鳴り止まないっ
/ 神聖かまってちゃん
手と手 / クリープハイプ
Tailwhip / Men I Trust
青い春 / SUPER BEAVER
Look At The Sky
Wind Tempo / Porter Robinson
Flicker / Porter Robinson
Odorata / Le Makeup
残ってる / 吉澤嘉代子
あげない / とた
オノマトペ / とた
Tell Me / Roni Kaspi
とたさんとのトークを受けて
クリス・ペプラーが選んだ
1曲はこちら!