orange pekoeは1998年に
ヴォーカリストのナガシマトモコさんと、
ギター・作曲を担当する
フジモトカズマさんの2人により結成され、
これまで活動されてきましたが、
昨年秋に活動の「満了」を表明されました。
活動の「満了」については、
番組後半で詳しくお話を伺いました。
ナガシマさんは今回2014年以来、
2度目のご出演となりました。
前回は初めて買ったCDや
マイケル・ジャクソンの「スリラー」のダンスを、
完コピで踊れるエピソードを伺いましたが、
前回から今回の間に
どんな音楽に触れてきたのでしょうか。
自身が聴く音楽について、
「私、二面性があるんです。」と語ったナガシマさん。
「1つはただの“歌好きオンナ”(笑)
歌っていたら幸せで、
リゾとかデュア・リパとかね、
そういったものが大好きで聴くんですけど、
もう1つはプロデューサー目線というか、
クリエイティブ目線というか、
音楽をアートとして楽しみたい自分もいるんです。
そういう意味で言うと、ジェイムス・ブレイクの
『Overgrown』とソランジュの
『A Seat at the Table』、この2枚はよく聴いていました。」
「『Overgrown』っていうアルバムは
彼の実験性とソングライターとしての
ミュージシャンシップをどちらも感じましたね。
ずっとチェックしている人です。
ソランジュはビヨンセの妹さんということで、
このアルバムの前は結構普通の
R&Bをやっていたんですけど、この作品では、
ブラック・ライブス・マターの想いを
静かに昇華していて、ミニマルで美しく、
すごいなって思いました。」と紹介しました。
クリス・ペプラーが
「ジェイムス・ブレイクは
デスティニーズ・チャイルドを
聴いて育ったみたいですよ」と話すと、
ナガシマさんは
「彼は本当にミュージックラバーみたいな
感じがありますよね。マライア(・キャリー)も
好きみたいだし。でも、それも真実というか、
ポップスの中にも本質があって、
それをどうやって自分の中に
入れていくかっていうところですよね。」と反応しました。
前回のご出演からAIも進化し、
音楽業界でもよく話題となっていますが、
ナガシマさんはどのように捉えているのでしょうか。
「やっぱりライブで伝えるっていうことは、
AIには出来ないこと。私は人間が同じ空間で、
そこで起きるエネルギーを感じて、
そして放たれるものは、
人間が絶対に欲しいものだし、
失われることはないと思うんです。
私はそういったエネルギーを
感じられる方向に行きますかね。」
そんなナガシマさんが
最も尊敬するミュージシャンは、
スティービー・ワンダー。
「今も昔もですね。
歌が圧倒的に心に迫るし、
メッセージ性もあるし、曲も天才やし、
アレンジもクリエイティブやし…
まあ、本当に、世界に与えられた
宝やなと思います。」と語りました。
好きなアルバムは時期によって変わるそうですが、
特に『Songs in the Key of Life』や
70年代の三部作を好んでいるとのこと。
クリス・ペプラーは三部作のうちの
『Innervisions』に収録されている
「Golden Lady」をスティービー・ワンダーの
最も好きな曲として挙げると、ナガシマさんも
「わかります!私もそうかもしれません。」と共感し、
番組前半を締め括りました。
番組後半では、ナガシマさんが
落ち込んだ時に観る
インタビューのお話からスタート。
「プリンス、あとはコールドプレイの
クリス・マーティンのインタビューを観ると、
すごく落ち着くんです。
2人とも声が良いっていうのもあるんですが、
インタビューの内容に悪意が無くて、
ホッとするんです。
変なこと言わないっていうかね。」と話しました。
他にもボノボやディスクロージャーの
楽曲を家で流しながら、1人で何時間も踊ったり、
ジャニス・ジョップリンの『Pearl』を流しながら
熱唱することなどをストレス解消法として紹介しました。
ライブにもよく足を運ぶというナガシマさん。
印象に残っているものとして最初に挙げたのは、
ブラジル・サンパウロで観た
イヴァン・リンスのステージ。
「旅に出た時に観たんですけど、
みんなめっちゃ盛り上がって歌っていて、
参加感が半端ないんです。
たぶんブラジルは
とにかく盛り上がる国なんですよね。」
続けて紹介したのは、こちらも海外で観たライブ。
「私、エスペランサ・スポルディングも
大好きなんですけど、ニューヨークの
ヴィレッジ・ヴァンガードで、ジェリ・アレンと
テリ・リン・キャリントンとの3人が
バンドで演奏していて、
めちゃくちゃカッコ良かったんです。
それで終わった後に、
エスペランサがカバンを持って、楽器を抱えて、
夜の街に消えていったんですよ。
地に足をつけて、ジャズクラブで演奏して、
カバン持って自分で帰るっていうのが、
とても良かったです。」
さて、この番組では、
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」
を飲みながら音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに「大人になった1曲」を伺っています。
この質問でナガシマさんが選んだ1曲は、
シャーデーの「Kiss of Life」でした。
「シャーデーはどの曲も好きで、
若い時も聴いていたんですが、
30代になって、急にシャーデーしか
聴きたくないみたいな時期があったんです。
この落ち着き?あと人の痛みをちゃんと
直視してくれるアーティストというか、
フラストレーションとして発散するんじゃなくて、
直視して昇華するみたいな感じ。
30代になってから、
自分がすごくやりたかったのかなっていう時に、
シャーデーがめっちゃ寄り添ってくれたんです。」
そんなorange pekoeは先月、
新曲2曲を含む2枚組オールタイムベストアルバム、
『orange pekoe All Time Best 2001-2025
春夏秋冬、日々詠歌』をリリースされました。
「この10年ほどライブばかりしていて、
リリースもないのにずっとライブに
来てくださってた方々がいて、
本当にありがたいなって思っているんです。
そういう方々への“ありがとう”の気持ちと、
orange pekoeとしてのライブはなくなるので、
ライブの思い出をパッケージングしたかった
っていうのがありました。それで、
春夏に歌いたい曲と、秋冬に歌いたい曲を、
ライブのセットリストみたいな感じで並べました。
ライブを思い出してくれるような
内容になっています。来たことがない方は、
こんな感じだったのかって思ってもらいたいです。」
活動25年の想いを綴ったブックレットも
付属しているとのことですが、
「活動満了」という表現についても伺いました。
「まあ、やり切ったという感じです。
orange pekoeのお役目ってあったと思うんです。
2000年代初頭は、それまでの
イケイケだった時代が落ち着いて、
自分の心が感じる幸せを大事にしようっていう
気持ちを乗せて歌っていて、
今ってそういう自分を大切にすることが
当たり前になってきたじゃないですか。
なので私たちが言っていた
『幸せを見つけよう』っていうメッセージが
ズレちゃうかもって思ったんです。
orange pekoeのお役目は
あの時代で終わったのかなって、
ふっと思ったんですよね。」
活動を満了するライブが3月1日に開催されます。
「orange pekoe with the Big Band Party Night FINAL!!!」
会場はKT Zepp Yokohama。
orange pekoeが年末に恒例で行っていた
ビッグバンドのライブが復活。
ビッグバンドとの最高のライブで
orange pekoeを締めくくります。
チケットは絶賛発売中です。
そしてナガシマさんのソロプロジェクト、
Tomoko Niaのデジタルシングル
「My Window」が現在配信中です。
ピアノに林正樹さん、ベースに須川崇志さん、
そしてドラムに今村慎太郎さんといった
現代日本ジャズ界の実力者たちとの
セッションにより完成させた1曲です。
Tomoko Niaとしてのコンサートも決定しています。
『Hello, It's Tomoko Nia』
日程が1月30日金曜日、
会場は南青山BAROOMです。
こちらもチェックしてください。
orange pekoeの情報はこちらから
さて、次回は番組初登場!
[Alexandros]から川上洋平さんをお迎えします。
昨年バンドデビュー15周年を迎えた
[Alexandros]ですが、
川上さんは先日2枚目のエッセイを発売されました。
これまでの音楽遍歴や
最新エッセイについてもお話を伺います。
ぜひ、次回もお楽しみください!

North Colors 無添加ポテトチップス
ノースカラーズさんは
いろんなおやつを無添加で実現していて、
オススメしまくっています!(ナガシマさん)
ポテチとビールは
黄金コンビですからね(クリス・ペプラー)

Thriller / Michael Jackson
Life Round Here / James Blake
Cranes in the Sky / Solange
TEXAS HOLD 'EM / Beyoncé
Golden Lady / Stevie Wonder
In My Place / Coldplay
Move Over / Janis Joplin
Ai Ai Ai Ai Ai / Ivan Lins
I Know You Know
/ Esperanza Spalding
Kiss of Life / Sade
It’s Dawn
Happy Valley / orange pekoe
やわらかな夜 (Big Band Version)
/ orange pekoe
My Window / Tomoko Nia
Wild Is The Wind / George MIchael
ナガシマさんとのトークを受けて
クリスペプラーが選んだ1曲はこちら!