SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE X INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

  • X
  • INSTAGRAM

2026.01.10 ON AIR
今週は、KIRINJI 堀込高樹さんをお迎えしました。
最近のミュージシャンはリズムの捉え方が
自身の世代と違うと述べた堀込さん。
「僕らがかっこいいと思って聴いていたドラムって...

堀込さんは2014年以来、
2度目のご登場となりました。
2021年から高樹さんの
ソロプロジェクトとして
活動を続けているKIRINJI。
前回ご出演の際はKIRINJIが
バンド編成で再始動した頃で、
マイク・オールドフィールドの
『オマドーン』というアルバムを
フェイバリットに挙げていました。
前回から今回の間に
どんな音楽との出会いがあったのでしょうか?

「2014年はたぶん、
 KIRINJIっていうバンド自体も、
 (『オマドーン』のような)アコースティックな
 アンサンブルにしたいっていう
 気持ちだったと思うんですよ。
 チェンバー・ポップ的な。
 だけどその後、当時中学生だった息子が
 家で今どきの音楽を聴くようになったんです。
 例えばアンダーソン・パークとか、
 ルイス・コールとかね。
『あ、こういう新しい音楽面白い』って思って、
 結構自分の作るものにも、
 そういった音楽の音像とかスタイルを
 反映させたいって思うようになりました。
 自分の志向が大きく変わったんです。
 そんな、ここ10年って感じかもしれません。」
と話しました。

最近のミュージシャンはリズムの捉え方が
自身の世代と違うと述べた堀込さん。
「僕らがかっこいいと思って聴いていたドラムって、
 やっぱり(ジェフ・)ポーカロとか
 (スティーヴ・)ガッドとか、
 そういう感じで育ったけど、今の若者たちは
 ”J・ディラ以降”な感じですからね。
 ああいった揺れるリズムを
 自然に出来るんですよね。」

そんな中、最近注目している
アーティストとして挙げたのが梅井美咲さん。
「若いピアニストでジャズも弾くんですけど、
 歌ものやポップスにも理解がある人みたいで、
 サウンドメイキングも素晴らしくてね。
 ライブを神社の境内でやっているのを
 観たことがあるんですけど、
 それも素晴らしかったですね。」

2023年にクリス・ペプラーが
オーガナイズした「TOKYO M.A.P.S」では、
君島大空さんのステージに出演していた梅井さん。
「最近の若くて、ジャズIQが高い
 ミュージシャンって、すごいですよね!」
とクリス・ペプラーが述べると、
堀込さんは
「卑屈になりますよ。
『なんだ、この人たちは!』って(笑)。
 学校に行っているからといって、
 画一的なスタイルにはならなくて、
 本当にその人なりのスタイルがあって、
 なおかつ学理的なことも分かるし、
 テクニックもあるという。
 本当に、僕なんておんぶにだっこですよ。」
と反応しました。

他にもイギリスのバンド、
PREPの楽曲や韓国の7人組バンド、イナルチ、
そしてジャズギタリスト、
ジュリアン・ラージにも
ハマっていたと述べた堀込さん。
「でも、好きで聴くものと、
 実際に自分が作るものって、
 そこに乖離があって、
 自分の音楽にどうやって落とし込むか。
 そういう風にヒントを得るために、
 色々聴いているっていう感じです。」
と話しました。

そんな堀込さんがこれまでに
とにかく熱中して聴いてきたのは、
バート・バカラックやスティーリー・ダン、
マーヴィン・ゲイ、ビートルズや
ビーチ・ボーイズなどといったアーティストたち。
バート・バカラックは子供の頃に
「雨にぬれても」を聴いて魅了され、
父親のレコードから他にも
好きな楽曲をチェックするようになったそう。
「『この曲いいな』って思ったら、
 自分で丸を付けていくんですよ。
 そうするとそれが、
 バート・バカラックだったり、
 レノン=マッカートニーだったり
 するんですよね。」

「レノン=マッカートニーの魅力って
 何だと思います?」と訊かれた堀込さん。
「それぞれ個性的なソングライターですけど、
 ジョン・レノンとポール・マッカートニーって、
 天然っていうのかな。よく分からないながら、
 音楽をやっていたら、いいのができちゃって…
 みたいな感じがするというか、
 それ以前のソングライターと比べて、
 突然変異的な感じしませんかね?
 手探りとか直感、
 自由さがあるのがいいのかな。」と語りました。

実はレッド・ツェッペリンも
お好きだという堀込さん。
ギターを始めたばかりの頃に、
コピーをする曲を調べていたところ、
出会ったんだとか。
「レコード屋で12枚アルバムを買うと、
 1枚無料になるっていうキャンペーンがあって、
 その1枚無料でもらったのが
 ツェッペリンのセカンドだったんです。
 聴いて『失敗した!』って思ったんですよね。
 なんか、よく分からなくて。でも昔って、
 好きになるまで聴くじゃないですか。
 そしたら3回目ぐらいに突然きたんです。
『なんだかすごくカッコいい!』と思って。
 ジミー・ペイジ、コピーしましたね。」

地元の公民館で高校生が
ザ・フーのコピーをしていたのを観たのが
初めて観たライブだったそうですが、
初めてチケットを買って観に行ったのは、
マイケル・マクドナルド。
「高校の時にドゥービー(Doobie Brothers)が
 すごく好きで。『Minute by Minute』以降の
 ものが好きだったと思うんですけど、
 観に行ったら会場の雰囲気が大人っぽ過ぎて、
 特段の感動もなく帰ってきた気がします。
 上手い演奏聴いたけど、
 そんなに『うおー』ってならなかった。
 でもロベン・フォードっていうギタリストが
 上手くて『おぉ!』ってなったのは
 覚えています。」

そんな堀込さんが最近印象に残っているライブは、
昨年12月に開催されたハナレグミの
『THE MOMENT 2025』
「ライブが音楽パッケージバラエティ的な感じで、
 カバーもあって、オリジナルもある
 ショーみたいな感じでしたね。
 彼がそういうライブをやると思っていなくて、
 構成やアレンジ、すごく刺激を受けて、
 ああいうのやってみたいけど
 どうやったらいいんだろうって思いました。」

ハナレグミとはKIRINJIで
対バンライブは行っていますが、
共作はこれまでありません。
「どういう形がいいんですかね。
 単純にデュエットするのはつまらないし、うーん。」
と話すと、クリス・ペプラーが
「勢いでいっちゃうのもいいと思いますよ。
 高樹さんは考える人ですもんね。」と反応。
「考える人です(笑)
 勢いでいっちゃうのも良いですかね。」と答えました。

さて、この番組では、
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」を飲みながら
音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに「大人になった1曲」を伺っています。
この質問で堀込さんが選んだ1曲は、
ガボール・ザボの「Breezin'」でした。
「ジョージ・ベンソンで有名な曲ですけど、
 オリジナルはガボール・ザボなんです。
 これは比較的ユルくて、枯れた味わいがあって、
 ギターのスタイルもトツトツと弾く感じなんですよ。
 最初レコードで買って聴いた時は、
『地味だな』と思ってピンとこなかったんです。
 である時、久しぶりに聴いたら、
 ジョージ・ベンソンより俺、
 今こっちの方が好きかもっていう瞬間があって、
 こういう枯れた味わいがいいと思うようになって、
 大人になったな、なんてことを感じた曲です。」

堀込高樹さんのソロプロジェクトKIRINJIは
ニューアルバム『TOWN BEAT』をリリースしました。
全9曲収録、ソロプロジェクトになってから
3枚目のアルバムです。
「いつもよりテンポが早くて
 ノリのいい曲が多いですかね。
 コンセプトはいつも決めずに始めるんですけど、
 書いてみて「今こういう気分なのかな」っていうのが、
 何曲か書くと分かるんですよ。
 ライブの高揚感みたいなものが
 曲作りに反映されているのかなという気がします。」

全国ツアー「KIRINJI TOUR 2026」もスタートします。
小田朋美さん、シンリズムさん、
So Kannoさんらをメンバーに迎えた
7人編成のワンマンライブで、
福岡、愛知、大阪、東京を巡ります。
東京公演ファイナルは2月11日、
会場はNHKホールです。
そして、3月にはJ-WAVE春恒例の
ギター弾き語りの祭典
『TOKYO GUITAR JAMBOREE』に
初出演も決定しています。
出演は初日、3月7日(土)です。
堀込さんの貴重なステージをお見逃しなく!

KIRINJIの情報はこちらから

さて、次回は昨年秋に活動の満了を表明した
orange pekoeからナガシマトモコさんをお迎えします。
番組2回目となる今回は最近の音楽事情や、
3月に控えるorange pekoe の
ラストライブについてお話を伺います。
ぜひ、お聴きください。

OMIYA

湖池屋ポテトチップス のり塩
オールドスクールな感じですけども、
非常に食べ慣れた味ということで
これぐらいの塩味があったほうが
ビールに合う気がします。(堀込さん)

MUSIC

  • Things / Louis Cole

  • As It Was / PREP

  • Tear.:*+ / 梅井美咲

  • Pour and Pour Again / LEENALCHI

  • Ommision / Julian Lage

  • Raindrops Keep Falling On My Head
    / B. J. Thomas

  • Whole Lotta Love / Led Zeppelin

  • Minute By Minute
    / The Doobie Brothers

  • Still Crazy After All These Years
    / ハナレグミ

  • Breezin' / Gabor Szabo

  • 素敵な夜
    ルームダンサー?feat. 小田朋美
    flush! flush! flush!
    歌とギター(Remix)

  • Sufficiently Breathless
    / Captain Beyond

    堀込さんとのトークを受けて
    クリス・ペプラーが
    選んだ1曲はこちら!