SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE X INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2025.12.27 ON AIR
今週は2025年の
OTOAJITOを振り返る
総集編をお届けしました。

2025年もOTOAJITOでは、
たくさんのゲストの皆様と黒ラベルで乾杯し、
濃密な音楽トークをお届けしました。
今回総集編で再びご登場いただいたのは、
BAND-MAIDのギタリスト・KANAMIさん、
J-WAVE『STEP ONE』のナビゲーター、
ノイハウス萌菜さん、
GRAPEVINEの田中和将さん、
俳優の町田啓太さん、脳科学者の中野信子さん、
そして音楽家・原摩利彦さんの6名です。

最初にお届けしたのは、
今年4月にオンエアした
BAND-MAIDのギタリスト・
KANAMIさんとのトークでした。

2013年結成されたBAND-MAID。
翌年にデビューし、2022年には全米ツアー、
2023年にはアメリカ最大級の
音楽フェスティバル
「ロラパルーザ」に出演するなど、
海外からも多くの支持を集めるバンドです。
OTOAJITOには2020年に
ベースのMISAさんが出演され、
KANAMIさんは2人目のご登場となりました。

KANAMIさんがギターを手にしたのは、
高校の軽音楽部にて。
「先輩がギターを弾いていたのを見て、
 私もギターを弾いて、女の子に
『KANAMI先輩かっこいい!』って思われたい、
 そんな下心で始めました。」
高校では先輩から出される課題曲で
練習を重ねていたとのこと。
「最初にコピーしたのはKISSの
「デトロイト・ロック・シティ」でした。
 こういうロックな曲に触れたことが無かったので、
 世の中にはこんな曲があるんだ!
 ってビックリしました。
 でもギターを弾くのは楽しくて、
 学校もあるのに1日8〜9時間とか
 練習していましたね。どうやって
 そんな時間を作っていたんだろうって思いますが、
 練習するのが大好きでしたね。
 今もそうですけど、私も含め、
 うちのメンバーはたくさん練習をしています。」

そんなKANAMIさんが初めて買ったCDは、
サンタナが1999年にリリースした
『スーパーナチュラル』というアルバム。
「ギターを始めた後なんですけど、
 父が買ったCDの中にサンタナの
 「哀愁のヨーロッパ」が入っていたんです。
 そこから好きになって、
 このアルバムを買いました。
 私にとってサンタナは心の癒しというか、
 サンタナがいたからこそ、
 辛いことも乗り越えてこられたと思っています。」

影響を受けたアルバムについてのお話も。
「メタリカの『リロード』というアルバムですね。
「Fuel」という曲がすごく好きで、
 リフ、ギターソロ、かなりツボでした。
 高校生の時にコピーをしてからメタリカを知り、
 そこから好きになりました。」と紹介しました。

KANAMIさんに続いては、
ノイハウス萌菜さんとの
音楽トークを振り返りました。

ノイハウスさんはドイツで生まれ、
5歳の頃に父親の仕事の関係で
イギリスへ移り、2016年からは
日本で生活をされています。
小さい頃から音楽が身近にあったとのこと。
「5歳くらい、ちょうどイギリスに
 引っ越してまもなく、ピアノを習い始めました。
 親に言われたのではなく、
 自分が「エリーゼのために」を
 弾きたかったんです。」 
イギリスには「英国王立音楽検定」
というものがあり、ノイハウスさんは
ピアノで最上級のグレード8まで取得したとのこと。
しかし、『上には上がいる』と感じたため、
ピアニストなど音楽の道は
選ばなかったと話しました。

また、ピアノで習っていた
クラシック音楽だけでなく、
ポップスも好んでいたそう。
「初めて買ったアルバムは
 ブリトニー・スピアーズの
『In The Zone』でした。
 当時11歳くらいですかね。
 テレビに映っているカッコいいお姉さん、
 という感じがあって、
 このアルバムを選びました。」と振り返りました。

番組のアンケートでノイハウスさんの
音楽ヒストリーについて伺うと、
順番にエモ、パンク、オルタナティブ、
インディー、UKベース、という流れが
あったとお答えいただきました。
「パンクで言うと、
 特にブリンク182は大好きでした。
 +44とかエンジェルズ・アンド・エアウェーブズ
 といった、メンバーの別プロジェクトの曲も
 全部持っているのが、自分にとって
 超ステータスでしたね。他人にとっては、
 なんの意味も無かったですけど(笑)」

そこからマイ・ケミカル・ロマンスといった
バンドの世界観に惹かれたと話し、
特に好きだったアルバムとして、
『The Black Parade』を挙げ、
「アルバム全体、ブラック・パレードって
 何なのかっていうビジュアルもあったし、
 曲もそういった世界を描いていたので、
 そこにどハマりしちゃいました。」と紹介しました。

さて、番組前半の最後に登場したのは、
2013年以来、12年ぶりのご出演となった
GRAPEVINEの田中和将さん。

前回は初めて買ってもらったレコードや、
ザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズなど、
影響を受けたアーティストの
お話などを伺いましたが、今回の冒頭では、
最近よく聴く音楽についてお聞きしました。
名前が挙がったのは、タイラー・ザ・クリエイター、
シザ、サマー・ウォーカーの3名。
「僕はロックのことなら、
 なんでも聞いてくれっていうぐらい
 知っているわけですが、
 昔からブラック・ミュージックも
 大好きなんですよ。最近は作曲や
 アレンジをする中で、ロック以外のものから
 アイデアを得ることの方が
 多いかなと思っています。
 この感じをバンドでやる場合、
 どうやったらいいんだろう、
 みたいなことで聴いていますね。
 楽しんで聴いているつもりですが、
 どこか職業病のようなものかもしれません。」

そんな田中さんには、
最近観に行って印象に残っている
ライブについてもお話いただきました。
「1月にTRICERATOPSの活動休止の
 ライブを観てきたんですよ。
 僕らとトライセラは97年デビューで同期なんです。
 お互い切磋琢磨してきたんで、
 思い入れがあると言いますかね、
『そうか、同期のバンドが活動休止なのか』と。
 そうでなくても、最近は自分が見ていた
 ミュージシャンがお亡くなりに
 なることがよくあるんで、僕らも
 歳を取ったんだなということを感じました。」

一方、GRAPEVINEは今年結成から32年。
長く続ける秘訣を伺うと、
「僕らは友達同士じゃないので、
必要以上に干渉し合わない、
っていうことをこれまで言ってきたんですが、
結局、なんで長続きしているかって言うと、
たぶんお互いの才能を
信用しているんだと思うんですよ。
こいつしか出来ない、って思うことがある。
そういう繋がりなんじゃないかなと思っています。
でも32年、長いですね。
続いているのは奇跡なのかもしれない。」
と答えました。 

続いて番組後半、最初にお送りしたのは
俳優の町田啓太さんをお迎えした回。

町田さんが初めて買ったCDは、
175Rの『空に唄えば』だったそう。
小さい頃から身体を動かすことが好きで、
野球やスキー、剣道、スイミングなども
経験されていた町田さん。
「田舎のスポーツ少年がこの曲に
 背中を押されたというか、
 元気がもらえるなと思って買いました。
 お店のヘッドホンでCDを試聴出来ましたよね。
 たしかTSUTAYAで試聴して気に入って、
 それで「あ、これ欲しい」って言って、
 自分のお小遣いで買ったと思います。」

OTOAJITOでは毎回
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」
を飲みながら音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに「大人になった1曲」を
伺っています。この質問で町田さんが選んだ1曲は、
JUDY AND MARYの「そばかす」でした。

「僕がこの曲を知ったのは、
 アニメ『るろうに剣心』がきっかけで、
 まだ小学校に上がるか上がらないか、
 ぐらいの頃だったと思います。
 僕が出演している『グラスハート』で、
 YUKIさんと共演させていただいたんですよ。
 いろいろお話しているうちに、
『これは現実なのか?』と思うぐらい
 童心に帰ってしまって。
『自分もこういう気持ちになるんだ』という
 新たな発見がありましたが、同時に
『自分も大人になったんだな』とも感じました。」

そんな話題にも挙がったNetflixシリーズ
『グラスハート』は、天才音楽家・藤谷直季が
率いる新バンド「TENBLANK(テンブランク)」の
活躍を描く青春音楽ラブストーリーで、
2025年大きな話題となりました。
町田さんはギタリスト・高岡尚を演じるまで、
ギターにはほとんど触れたことがなかったそうで、
これにはクリス・ペプラーも驚いていました。

作品の世界最速試写会イベントでは、
サプライズライブも披露されたとのこと。
クリス・ペプラーが「誰がやろうと言い出したの?」
と質問すると、「佐藤健くんです!」と即答。
「600人ほどのお客様の前で演奏したんですが、
 健くんの無茶ぶりがすごいんです!
 天才音楽家の役なんですけど、
 本当に役そのもので
 周りが振り回されるんですよ(笑)」
と明かしました。
「ライブシーンがたくさん出てくるのですが、
 健くんがリハーサルで突然
『ここ、2小節伸ばさない?』みたいなことを
 言い出すんです。僕らは
 『待って!練習していないから出来ない!』
 と思っても、『大丈夫でしょ』と言われて、
 みんな必死になって演奏していましたね(笑)」
と振り返りました。しかしマイギターも購入し、
ギターにはハマっているとも述べられました。

町田さんに続いて登場したのは、
番組初登場となった脳科学者の中野信子さん。

メタルミュージックと脳の関係を書いた
『メタル脳』という著書も出版されている中野さん。
初めて買ったCDは聖飢魔IIの
『地獄より愛をこめて』だったそうです。

「ラジオをきっかけにハマったんです。
 中学生時代に深夜、
 勉強のお供に聴いていたんですが、
 デーモン閣下は喋りがとにかく上手い。
 すごい人だなと思って、
 閣下の言語化能力を味わうために
 ラジオ番組を聴いていました。」 

ヘヴィメタル・バンドの中では
特にメタリカが好きなんだそう。
「これも中学生の頃ですが、
『メタリカが最高!』って思ってたんです。
 でも、周りとは全然話が合わなかったです。
 男の子がちょっと聴いているかな、
 っていうくらいで、女の子は
 男性アイドルとかを聴いていて、
 自分だけ違う惑星に住んでいるように
 感じていましたね。」と振り返りました。

スラッシュメタル系のバンドは
だいたい好きだと話した中野さん。
他にシンフォニックなメタルを奏でる
オランダのバンド、エピカなども
聴いていたそうです。
「脳科学の調査では、
 クラシック好きの人とメタル好きの人は、
 パーソナリティが一致するっていう
 データがあるんです。メタル好きな人は、
 過激で暴力性があるって見られがちだけど、
 実際は内向的で静かとかね、
 自分の内面に目が向くタイプが
 多かったりします。」と紹介しました。

2025年の総集編、最後にお届けしたのは、
2025年の邦画を代表する作品『国宝』の
音楽を手掛けた、原摩利彦さんとのトークでした。

原さんは大阪府出身。
京都大学教育学部を卒業し、
現在は京都を拠点に活動されています。
音楽大学を目指したものの、
作曲を学び始めたのが遅かったことや、
当時のレッスンが肌に合わなかったこともあり、
京都大学へ進学されました。

そんな原さんが初めて買ったCDは、
イギリスの女性デュオ、シャンプーの
『We Are Shampoo』と、
ロッド・スチュワートの
『A Spanner in the Works』の2枚。
「中学1年生の頃でしたかね、
 この2枚をセットで買いました。
 ロッド・スチュワートは
 ドラマの主題歌に使われていたんですよ。
 シャンプーはジャケ買いかもしれないです。
 ロシアのt.A.T.u.っていたじゃないですか?
 あんな感じの2人組でしたね。」
と当時を振り返りました。

音楽家を志すきっかけとなったのが、
坂本龍一さんのコンサートだったそう。
「『1996』というアルバムのコンサートで、
 母の友人から
 『チケットが1枚空いたから行かない?』
 と誘われ、連れて行ってもらったんです。
 坂本さんの音楽は、強いというか、
 迫ってくるものがあったんですね。
 それまで洋楽やクラシックも聴いていましたが、
 自分が好きな響きやメロディーが何度も出てくる。
 そんな魅力にやられました。」

さて、原さんが音楽を手掛けた映画『国宝』は、
今年、実写日本映画の興行収入記録を
22年ぶりに塗り替えた大ヒットとなりました。
監督の李相日さんとは『流浪の月』に続き、
2度目のタッグ。『国宝』は主人公・喜久雄の人生、
そして周りの人々の人生を描いているため、
音楽ではスケール感を求められたそうです。
そんな中、原さんには、
一つのシナリオがあったとのこと。
「冒頭で喜久雄のお父さんが撃たれる場面に、
 グーンという効果音のような音があるんですけど、
 あれは中世の楽器ヴィオラ・ダ・ガンバの音を
 加工して作っています。その音は、最後、
 喜久雄が人間国宝になって『鷺娘』を踊る前、
 楽屋で立ち上がる時にもう一度鳴るんです。
 僕が勝手に作ったシナリオですが、
 喜久雄が九州で親を殺されたのは、
 実は劇場の魔物のような、
 得体の知れないものに既に呼ばれていた、
 という解釈です。いろんな場面に
 印象的な音を入れたり、
 伏線を張ったりして作りました。」

主題歌「Luminance」にも
リュートといった西洋の楽器が
取り入れられていますが、
これは歌舞伎という視覚的に
和の要素が強い作品だからこそ、
あえて西洋のサウンドを取り入れたとのこと。
作詞を坂本美雨さん、
ボーカルをKing Gnuの井口理さんが務めた主題歌。
「『国宝』の本編は叙事詩のようですが、
 エンディングは抒情詩のようにしたいと
 考えました。この曲には繰り返しがありません。
 前のメロディーを繰り返さず、
 そのまま最後まで進んでいくのですが、
 それは映画が終わってからも
 喜久雄が永遠に飛翔していくような、
 続いていくイメージを目指したからです。」
と解説されました。
今後はポピュラーミュージックも
どんどん手掛けていきたいと話し、
トークを締め括りました。

さて、2025年もたくさんのゲストの皆様と
黒ラベルで乾杯し、さまざまな音楽トークを
お届けしました。来年も引き続き、
OTOAJITOをお楽しみください!

次回2026年最初のゲストは、
午年ということで、
名前に”馬”の入っている
サックス奏者の馬場智章さん。
名門バークリー音楽大学出身の馬場さんは、
これまでどんな音楽を聴き、
なぜサックスを手に取ったのでしょうか?
ぜひ、お聴きください。

OMIYA

みなさんにお持ちいただいた”おみや"
・豆スイーツブランド『Feve 自由が丘』詰め合わせ(KANAMIさん)
・梅きゅうり(ノイハウス萌菜さん)
・枝豆(田中和将さん)
・もつ煮(町田啓太さん)
・ポテトチップス コンソメWパンチ(中野信子さん)
・すぐき(原摩利彦さん)

MUSIC

  • Detroit Rock City / Kiss

  • Smooth (feat. Rob Thomas) / Santana

  • Fuel / Metallica

  • Toxic / Britney Spears

  • Welcome to the Black Parade
    / My Chemical Romance

  • 天使ちゃん / GRAPEVINE

  • Fever / TRICERATOPS

  • 空に唄えば / 175R

  • そばかす / JUDY AND MARY

  • MATRIX
    旋律と結晶
    / TENBLANK

  • FROM HELL WITH LOVE / 聖飢魔II

  • Cry for the Moon (The Embrace That Smothers , Pt.4)
    / Epica

  • Trouble / Shampoo

  • 1919 / 坂本龍一

  • Luminance
    / 原摩利彦 feat. 井口理