SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE X INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2025.12.20 ON AIR
今週はHelsinki Lambda Clubから
ボーカル/ギターの橋本薫さんをお迎えしました
これまでに観て特に印象に残っているライブは、
2022年のフジロックで観た...

今週はHelsinki Lambda Clubから
ボーカル/ギターの橋本薫さんをお迎えしました。

千葉県生まれ、福岡県育ちの橋本さん。
大学進学のために上京し、
2013年夏にHelsinki Lambda Clubを結成、翌年デビュー。
ボーカル/ギターの橋本さんを中心に、
遊び心のある歌詞、実験的なサウンドで支持を集め、
日本のみならず、
アジア各国でのツアーも成功されています。

番組初登場ということで
橋本さんの音楽遍歴を伺っていきました。
初めて買ったCDはL'Arc〜en〜Cielの
「NEO UNIVERSE」のシングル。
「小学校5年生ぐらいの時に買った記憶があります。
 ラルクはテレビでよく耳にしていて、
 ずっとカッコいいと思っていたんです。
 それでたまたまCD屋さんに行ったら、
 これが売っていて、買ってみました。」
当時の光景はハッキリと覚えており、
CDを買ったお店の様子まで
記憶に残っているとも話しました。

しかし、L'Arc〜en〜Cielは、
橋本さん曰く“幼心にも別次元”という印象があったそうで、
自分が音楽をやってみたいと
考えるようにはならなかったとのこと。
そのきっかけを作ったのは、
兄が持っていたSUM 41のCD。
「小学校6年生の時でしたかね。
 遊びから帰ってきて、
 なんとなくCDを聴いてみたら、
 明確に衝撃を受けました。」
激しいサウンドと少しの“ワルさ”に惹かれ、
自身でもバンドをやってみたいと思うようになったそう。
英語で歌われていることには特に違和感は感じず、
自然に入っていけたとのこと。
「歌詞は関係なく、
 サウンドが自分の心に飛び込んできて、
 心が震える感覚。日本語ではなく、
 英語の方がシンプルに味わえたのかもしれないですね。」

ちなみに初めて観に行ったライブもSUM 41だそうで、
かなりハマっていたことを明かしました。
ライブを観たことで、
さらにバンドをやりたい欲が高まり、
まずはギターを手に入れ、
高校生になり初めてバンドを組んだと話しました。
高校2年で初めてライブをした時は、
日本のパンクバンド、
ザ・スターリンの楽曲をカバーしたとし、
クリス・ペプラーを笑わせました。
他にも銀杏BOYZやくるり、
セックス・ピストルズなどをコピーしながら、
当時すでにオリジナル曲も制作していたとのことで、
この頃からミュージシャンとしての
意識が高かったことを窺わせました。

中でも熱中したバンドを伺うと、
橋本さんが挙げたのは、ザ・ストロークスでした。
「ヘルシンキに関して言うと、ストロークスなど、
 2000年代初頭のガレージロックが
 元になっているのでよく聴きました。
 ストロークスはシンプルの極みだけど、
 荒々しさもあるし、見た目もカッコいい。
 でも土臭さもあって、ギターの音も面白い。
 信頼できるなって感じていましたね。
 本当に憧れました。」と語りました。

橋本さんは最近は、台湾のバンド、
落日飛車 Sunset Rollercoasterを
尊敬する存在として捉えているそう。
「常に音楽的に挑戦し続ける姿勢もそうですし、
 媚びてないというか、
 自分たちの表現を突き詰める中で、
 台湾の中でトップアーティストに
 なったというのはやっぱりすごい。
 あとは、音楽がすごく好きなんだろうな
 っていうのが伝わってくるのが好きです。」
と魅力を話しました。

ライブにもよく足を運んでいるという橋本さん。
特に印象に残っているライブは、
2022年のフジロックで観た
ヴァンパイア・ウィークエンドのステージ。
「彼らはトリで出演していたんですけど、
 外側のスピーカーにトラブルがあって、
 演奏者側には音が出ていたと思うんですけど、
 会場に音が鳴っていない状態があったんです。
 気が付かずに10分くらい演奏していましたかね。
 みんなザワザワしながらも、
 ちょっと応援する雰囲気にもなっていました。
 のちに音がしっかり出るようになって、
 会場が「ウオーッ!」って盛り上がるっていう。
 あれは衝撃度が高かったです。」と振り返りました。
他にもダイナソーJr.のライブも印象に残っているそうで、
「めちゃくちゃ爆音で、ほとんど
 ギターの音しか聴こえなかったです。」と述べました。

そんな橋本さん、
最近はラッパーの唾奇さんに注目しているとのこと。
「ヒップホップもすごく好きなんです。
 唾奇さんはリアルさがすごくあるんですけど、
 Sweet Williamさんとのアルバム『Jasmine』は、
 唾奇さんのリアルさとSweet Williamさんの
 アーバンなトラックが混ざり合っていて、
 とても面白いなって思います。」と紹介しました。

さて、この番組では、
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」
を飲みながら音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに「大人になった1曲」を伺っています。
この質問で橋本さんが選んだ1曲は、
ジョルジャ・スミスの「Lost & Found」でした。
「サウンド自体がR&Bとか
 ネオソウルっぽい感じがあって、
 大人な雰囲気はもちろんあるんですけど、
 僕は一時期、銀座とかに
 アクセスしやすいところに住んでいて、
 銀座を散歩するのが好きだったんです。
 散歩用のプレイリストとかも作っていて、
 この曲も入っていたんですけど、聴いていると、
 別に銀座で何も買わないんですけど、
 福岡の片田舎に住んで、
 自転車とかに乗っていた人間が、
 夜の銀座を散歩している、
 昔の自分との距離を俯瞰で見た時に、
 大人になったなって感じましたね。」

橋本さんがボーカル/ギターを務める
Helsinki Lambda Clubは、
今年7月に開催した初の
ビルボードライブ東京公演を音源化した
ライブアルバムをリリースしました。
『Men on the Board?A Slow Burn Session?』
配信では、本編10曲をパッケージ、
CDにはボーナストラックとして
アンコール曲2曲を追加した
全12曲を収録しています。
「すごく気持ちよく演奏出来ましたし、
 いつもより丁寧にやらなきゃ、
 みたいなプレッシャーは若干感じましたけど、
 やっぱり感動というか、高ぶりましたね。
 ビルボード用にどの曲も
 かなりアレンジがされているので、
 この日だけのアレンジや、
 会場の空気感とかも味わってもらえるかなと思います。」

Helsinki Lambda Clubは来年1月12日に、
渋谷チェルシーホテルにて
ワンマンライブ"Shuffle"を開催。
さらに1月24日の静岡を皮切りに、
2月15日の東京上野公演まで全国5都市をまわる、
橋本さん初の弾き語りワンマンツアー
『眠眠(みんみん)』も予定されています。
詳しい情報はHelsinki Lambda Club、
橋本薫さんのSNSをチェックしてください。

Helsinki Lambda Clubの情報はこちらから

さて、次回は今年最後の放送ということで、
2025年の名場面を振り返る総集編をお届けします。
BAND-MAIDのKANAMIさん、
俳優の町田啓太さん、
音楽家・原摩利彦さんとのトークを
ふたたびお楽しみください!

OMIYA

ミックスナッツ×m&m'sチョコ
お皿にそれぞれを出して
一緒に食べるだけのシンプルなおつまみです。
友達に教えてもらって最近やり始めました。
ナッツなので罪悪感もあまりないうえに
チョコと合わさるとシンプルに手が止まりません。
お皿も良い 感じのものがあればなお良しです。(橋本さん)

MUSIC

  • NEO UNIVERSE / L'Arc〜en〜Ciel

  • The Hell Song / Sum 41

  • ワルシャワの幻想 / ザ・スターリン

  • Anarchy in the U.K. / Sex Pistols

  • Someday / The Strokes

  • Believe U
    / 落日飛車 Sunset Rollercoaster

  • Unbelievers
    / Vampire Weekend

  • Made my day
    / 唾奇 × Sweet William

  • Lost & Found / Jorja Smith

  • キリコ (Live at Billboard Live TOKYO, 2025.07.05)
    ユアンと踊れ (Live at Billboard Live TOKYO, 2025.07.05)
    Chandler Bing (Live at Billboard Live TOKYO, 2025.07.05)
    / Helsinki Lambda Club

  • Only the Lonely / The Motels

    橋本さんとのトークを受けて
    クリス・ペプラーが
    選んだ1曲はこちら!