ARCHIVE | SAPPORO BEER OTOAJITO | Every Sat. 18:00-18:54

2025.11.08 ON AIR
今週は、SPYAIRからボーカルの
YOSUKEさんをお迎えしました。
ライブを観て、
シンパシーを感じたボーカルは...

YOSUKEさんは1998年生まれ、
福岡県久留米市出身。
SPYAIRの前任ボーカリスト脱退に伴って開催された、
新ボーカリストオーディションを経て、
2023年4月にバンドに正式加入されました。
YouTubeにてボーカルオーディションの
存在を知ったそうですが、
それまではあまりSPYAIRのことを知らなかったそう。
「自分も元々福岡でバンド活動をしていたんですけど、
　同じ頃にそのバンドが解散してしまったんです。
　しばらくソロで活動して行き詰まっていた時に、
　原点回帰のような気持ちで
　昔好きだった曲をYouTubeで聴いていたら、
　関連動画にオーディションの動画が出てきたんですよね。」
と、運命的な出会いを語りました。

オーディションには
「これでダメだったら、もう音楽を諦めよう」
というほどの覚悟で臨んだというYOSUKEさん。
「自分のやってきたこと、
　バンドのボーカルをやりたいという気持ちを
　全部出し切ろうと思っていました。
　その覚悟が伝わったのかもしれません。」
と振り返りました。YOSUKEさんによると、
実は2次審査の段階で加入はほぼ決まっており、
その後はバンドとの相性を見られていたそうです。

そんなYOSUKEさんの音楽ルーツは、
ハードロックが好きな父親の影響が大きいとのこと。
「家には70年代、80年代のCDがたくさんありました。
　父はキッスやローリング・ストーンズ、
　レッド・ツェッペリン、
　ブラック・サバスとかを聴いていましたね。
　僕が音楽にのめり込むきっかけはキッスでした。」
特にギタリストのエース・フレーリーが好きで、
7〜8歳の時にギターを始め、
「自分はギタリストになるんだと思っていました。」
と語りました。

キッスのライブを初めて観たのは、
なんと小学校2年生の時。
「父と一緒に福岡国際センターへ観に行きました。
　前から6、7列目だったので、
　とにかく音量にビックリしました。
　ジーン・シモンズ側にいて、
　その迫力に圧倒されたのを覚えています。」
収録当日にYOSUKEさんが着ていたのは、
キッスとエアロスミスのツアーTシャツ。
これをきっかけにバンドTシャツのトークが盛り上がり、
80枚以上もコレクションしていることや、
最近はモトリー・クルーのTシャツも
集めていることを明かしました。

影響を受けたボーカリストとして、
リンキン・パークのチェスター・ベニントン、
ブリング・ミー・ザ・ホライズンの
オリヴァー・サイクス、
そしてキッスの
ポール・スタンレーらを挙げました。
最近、新ボーカルを迎えた
リンキン・パークのライブを観に行ったとのこと。
「実は生でチェスターを観たことがなくて、
　リンキン・パークは今回が初めてだったんです。
　曲はチェスターの声で染み付いているのに、
　新しいボーカルのエミリーを
　ものすごくナチュラルに受け入れられました。
　チェスターのスピリットも持ちつつ、
　彼女にしかない表現もあって、
　そこからエミリーにハマっちゃいましたね。」

自身もSPYAIRに後から加入したボーカルとして、
シンパシーを感じたそうです。
「エミリーが歌っているのを観て、
『自分ってもしかしたらこんな風に見られているのかな』
　って感じました。昔からSPYAIRを
　好きでいてくれるファンの方が
　自分を見ている感覚と重なりました。
　だから、とても刺激になりましたね。」

番組後半では、YOSUKEさんが
最近注目しているアーティストについてもトーク。
国内では福岡の先輩でもあるバンド、
Paleduskの名前を挙げ、
「前のバンド時代から交流があって
　身近な存在だったんですけど、
　どんどん駆け上がっていく姿に
　本当にずっと刺激をもらっています。」と語りました。
海外ではヤングブラッドに夢中だそうで、
「エアロスミスとのコラボ曲には
　脳天をやられました。」とその衝撃を表現しました。

さて、この番組では
「大人の☆生サッポロ生ビール黒ラベル」
を飲みながら音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに「大人になった1曲」を伺っています。
この質問でYOSUKEさんが選んだ1曲は、
オアシスの「Wonderwall」でした。

先日の来日公演も観に行ったというYOSUKEさん。
『もともとオアシス、あんまり聴いていなくて、
　この「Wonderwall」も知ってはいたんですが、
　音楽ルーツ的なところからは離れていたんです。
　でもライブで観て、ちゃんと聴いてみると、
　ゆったり聴ける良い曲だなと。
　なので、今回選ばせていただきました。』

そんなYOSUKEさんがボーカルを務めるSPYAIRは
今年結成20年を迎えました。
『昔から変わらず応援してくれる
　ファンが常にいるからこそ、自分たちが存在できる。
　そういうことはメンバーと話しています。
　ファンの存在が大きいですよね。
　あとはアニメのタイアップの力を
　いただいているのも、
　続けられている理由です。』と語りました。

今年夏にリリースした「Chase the Shine」は
ボートレースのテレビCMで使用され、
大好評となっています。
YOSUKEさん自身もボートレースが好きで、
興奮しながらレコーディングをした様子も話されました。

そして今年11月には海外のフェスにも出演予定。
海外でも大合唱が起きるというSPYAIRのライブですが、
YOSUKEさんに今後の目標を伺うと、
ステージに立ってみたい舞台として、
日本武道館を挙げました。
『好きだったキッスやビートルズ、
　最初の来日公演は武道館だったはずなので、
　そのステージは自分の足でも
　踏んでおきたいなっていうのはあります。
　僕個人の次の目標ですね。』と話し、
この日のトークを締めくくりました。