SAPPORO BEER OTOAJITO

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SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2025.10.25 ON AIR
今週は、ピアノトリオバンド
Omoinotakeからボーカル/キーボードの
藤井怜央さんをお迎えしました。
これまでに熱中したアーティストを尋ねると、
最初に挙がったのは...

島根県出身の藤井さん。
2012年に東京でOmoinotakeを結成し、
インディーズでの活動を経て
2021年にメジャーデビュー。
昨年はドラマ主題歌「幾億光年」が大ヒットし、
紅白歌合戦にも初出場を果たしました。
今年もアニメや映画、ドラマの主題歌を次々と担当し、
多忙な日々を過ごしているそうです。

Omoinotakeのメンバーは3人とも島根県出身。
藤井さんは幼少期からピアノを習っていたと語ります。
「これだけ言うと、お坊ちゃんみたいに
 聞こえちゃうんですけど、小学校の時は
 クラシックバレエとピアノを同じ教室で習っていました。
(バレエダンサーが)夢というわけではなかったですが、
 コンクールにも出場しましたし、
 かなり本格的に取り組んでいました。」
しかし、中学2年生の頃にピアノとバレエを両方辞め、
部活やバンド活動に本腰を入れるようになったそうです。

藤井さんが初めて買ったCDは、
平井堅さんのカバーアルバム『Ken's Bar』でした。
「おそらく小学校5年生ぐらいですね。
 平井さんの『大きな古時計』のカバーが
 流行っていたのが入り口だったと思います。」
今年は初めて平井さんのライブを観に行ったそうで、
「すごくシンプルな編成で、歌とベースだけの曲も
 あったんですけど、歌声の力に感動しました。
 自分とはタイプは違うと思いますが、
 張り上げない高音の美しさにすごく憧れます。」
と語りました。

これまでに熱中したアーティストを尋ねると、
最初に挙がったのはX JAPANでした。
「僕は中学1年生でドラムを始めたんですけど、
 X JAPANはその頃に知りました。
 基本的には切ない曲が好きで、
『Rusty Nail』のように、切なさと疾走感という
 2つの軸がある曲に惹かれます。」

続いて名前が挙がったのは、
GOING STEADY、そして銀杏BOYZ。
「Omoinotakeのベースのエモアキ(福島智朗さん)と
 仲良くなって教えてもらったのが
 GOING STEADYでした。その後に結成された
 銀杏BOYZもめちゃくちゃ聴いていましたね。
 峯田(和伸)さんの曲や歌詞には、
 生き様が表れていて、そこに惹かれます。
 僕はシンガーとしてそういうタイプではないので、
 遠い存在であり、尊敬する方です」

そして、もう一組挙げたのは、
スリーピースバンド・Hawaiian6。
「X JAPANと共通する切なさと
 疾走感がすごく好きでした。
 Hawaiian6はライブも観に行きましたね。
 人生で2回目くらいのライブだったと思いますが、
 エモアキと一緒に行き、ライブハウスの
 雰囲気や爆音に衝撃を受けたのを覚えています。」

自身のライブには最近、
父親も訪れるそうですが、
元々は音楽活動に
反対されていたと明かしました。
「僕、浪人もして大学に入ったので、
 そんな経緯もあって反対されていました。
 最近は着席できるホールでライブをやる時などは
 観に来てくれていますね。
 父は今も地元に住んでいて、
 地元の方々の我々への熱い応援を、
 肌で感じてくれていると思います。」

同郷のバンド、Official髭男dismとは
昔からの繋がりがあり、
Omoinotakeのメンバー全員が
Official髭男dismのメンバーと過去に
バンドを組んだことがあると話しました。
「僕はギターの大ちゃん(小笹大輔さん)と、
 9mm Parabellum Bulletの
 コピーバンドをやっていました。
(Official髭男dismは)刺激をもらえる仲間
 という感じです。」
お互いのラジオ番組に出演し合うなど、
今でも交流が続いているそうです。

小さい頃からピアノ、
バレエに親しんできた藤井さん。
今最も尊敬するミュージシャンは
ブルーノ・マーズだそうです。
「曲よし、歌よし、ダンスよし。
 能力のパラメーターが全部高いですよね。
 早く新譜が聴きたいです。
 僕はバレエはやっていましたが、
 ブルーノ・マーズが踊るようなダンスには
 苦手意識があって、
 自分では難しいなと思っています。」と話し、
番組前半を締めくくりました。

番組後半では、ブルーノ・マーズ以外に
藤井さんが影響を受けた海外の音楽の話からスタート。

「他にはシガー・ロスも好きですね。
 すごく綺麗で美しくて、冷たさもあって。
 やっぱりちょっと
 切ないものが好きなんですよね。
 武道館や有明にも観に行きました。
 あとは同じアイスランドで
 オーラヴル・アルナルズという
 ピアニストも好きです。
 ポストクラシカル系のサウンドで、
 切ないけどループ感もある、
 そんな雰囲気は自分たちの
 楽曲にも落とし込んでいます。」と語りました。

そんな藤井さんが
最近注目するアーティストは、
ナイジェリアのアーティスト、アサケ。
「アフロビーツの曲を作りたいなと思って、
 ナイジェリアのトップ100を
 聴き漁っていた時があるんです。
 その中で、アサケさんの
『My Heart』っていう曲が、
 ボーカルのフロウがすごく独特で、
 ド肝を抜かれましたね。
 色んな国のトップ100が聴けるのは
 良いなと思っていて、何か新しいものに
 出会いたい時は、
 そういう聴き方をしたりします。」

今までに観て
特に印象に残っているライブを伺うと、
紹介したのはMOROHAの武道館公演。
「自分の中では、銀杏BOYZが好きな
 側面と近いと思うんですが、
 MOROHAはライブのMCがスゴいんですよ。
 それと、僕は普段、曲を聴くときに
 歌詞をあまり追いかけないんですけど、
 MOROHAは一番歌詞に耳を傾ける
 アーティストだなと思っていて、
 さらにそれに乗ってくるMCも込みで、
 心を動かされるような感じです。」と紹介しました。

さらに人生を変えた1曲として、
GOING STEADYの
「アホンダラ行進曲」を挙げました。
「中学1年か2年の時に、
 Omoinotakeのベースのエモアキから
 アルバムを借りて、衝撃が強かったですね。
 今でもその時の光景と共に覚えています。」
静かなイントロから始まり、
途中で激しくなる展開に心を打たれたそうで、
そのスピリットはOmoinotakeの音楽、
例えば高音で歌うことなどに
落とし込んでいるとも語りました。

さて、この番組では
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」
を飲みながら
音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに「大人になった1曲」を伺っています。
この質問で藤井さんが選んだ1曲は、
ストロベリー・フラワーの
「涙があふれた」という曲でした。

「これは僕が
 小学校低学年ぐらいの時に流行った、
 ゲームの『ピクミン』の
 CDのカップリング曲なんです。
 表題曲を聴くためにCDを買ったのですが、
 この曲の歌詞を改めて、
 大人になってから読んだ時に、
 “ムズカシイ言葉なら考えつくけど
 タヤスイ言葉の方が言えないって思う”
 っていう歌詞が出てきて、
 当時は全然理解してなかったと思うんですけど、
 大人になると、より感じ取れてるなって
 思ったという意味で選びました。
 可愛らしい曲調の中に、
 強いメッセージが込められていることに
 気づいた時には、おー!って思いましたね。」

Omoinotakeはニューシングル
「Gravity/イノセントブルー」をリリースされます。
「Gravity」は映画「ラブソング」の
主題歌として書き下ろされた楽曲、
そして「イノセントブルー」は
お菓子のCMソングに使用されています。
「Gravity」については、
「映画の主題歌で初めて、
 ほぼ映画が出来上がってから、
 楽曲作りに取りかかることができたので、
 よりイメージがしやすくて、
 最後のシーンにこういう曲がかかれば
 良いなっていう想いで作ることができました。
 劇場で聴いてほしいなっていう曲です。
 劇伴もついていたので、
 雰囲気から外れないように、
 その世界観のまま曲を作りたいと意識しました。」
「イノセントブルー」はモータウンビートを
意識して制作されたとのことでした。

そしてOmoinotakeは現在、
ワンマンツアー「Shinka」を開催中です。
来年3月15日には初の
日本武道館公演が控えています。
藤井さんがこれまで聴いてきた
アーティストも立ってきた特別な舞台。
みなさんもぜひ、ご覧ください。

さらに、来月12日にはJ-WAVEが主催する
ピアノにフォーカスを当てたライブイベント、
『Piano Men』にも出演されます!
出演は藤井怜央さん、大橋トリオさん、
フロントアクトには、
19歳のシンガーソングライター、
Rol3ert(ロバート)さんが決定しています。
藤井さんと大橋トリオさんのコラボも
予定されているとのことですので、
こちらも会場でぜひ、ご覧ください。

Omoinotakeの情報はこちらから

さて、次回は最新作
『旅と日々』がまもなく公開される、
映画監督の三宅唱さんをお迎えします。
「ケイコ 目を澄ませて」、「夜明けのすべて」など、
国内外から支持を受け、現在の日本映画界を
牽引する存在の三宅さん。
これまでどんな音楽を聴いてきたのでしょうか?
ぜひ、次回もお聴きください。

OMIYA

じゃがポックル
スナック菓子なのに、
食材感を楽しめるのが好き(藤井さん)

サッポロビール黒ラベルに合わせて
北海道初のスナック菓子を
藤井さんが用意してくださいました!
大ブームが起きたのも納得ができる1品。
クリス・ペプラー曰く、
『すぐに黒ラベルが飲みたくなる味』

MUSIC

  • 大きな古時計 / 平井堅

  • LIFE is… / 平井堅

  • Rusty Nail / X JAPAN

  • 漂流教室 / 銀杏BOYZ

  • MAGIC / HAWAIIAN6

  • Pretender / Official髭男dism

  • 24K Magic / Bruno Mars

  • Ekki Múkk / Sigur Rós

  • Saman / Ólafur Arnalds

  • My Heart / Asake

  • 勝ち負けじゃないと思える所まで俺は勝ちにこだわるよ
    / MOROHA

  • アホンダラ行進曲 / GOING STEADY

  • 涙があふれた / ストロベリーフラワー

  • Gravity
    イノセントブルー / Omoinotake

  • Gala / XG

    藤井怜央さんとの
    トークを受けて
    クリス・ペプラーが
    選んだ1曲はこちら!