1994年生まれ、静岡県出身のPecoriさん。
2016年に多摩市でODD Foot Worksを結成し、
ヒップホップをベースに一歩先の未来を想起させる
クロスオーバーなポップミュージックを追求されています。
Pecoriさんは地元・静岡でいくつかのグループで活動し、
大学生の頃、就職活動をしている時期に
東京でODD Foot Worksのメンバーと出会ったとのこと。
「大学を留年していて、4.5年生だったんですよ。
就活の時も面接で落ちすぎて、
嫌になっている時期でしたね。
唯一最終面接に行ったアパレルの会社で、
フリースタイルを特技で披露したんですけど、
面接官のことを『お前』って言っちゃって、
落とされましたね。ラップだからいいかと思って、
『お前のそのネクタイ』みたいな感じで言ったら、
ドン引きされて。」と話し、
クリス・ペプラーを笑わせました。
Pecoriさんは近年、
3人組グループ・Number_iへの歌詞提供、
プロデュースを行っています。
デビュー曲のコンペティションに参加したのが
関わるようになったきっかけだそう。
「最初は誰に提供するかも知らなくて、
メンバーの平野紫耀がいるグループの
デビュー曲とだけ聞いていました。
別に落ちても仕方がないっていう感じで、
ゴリゴリのラップを送ったら、
メンバーもそのモードだったみたいで。」
と経緯を話しました。
Number_iのメンバーとは
密にコミュニケーションを取っているそう。
「プライベートでもごはんに行くこともあるし、
彼らは真面目なので、夜に、
『あのデモ曲どうですかね?』って
電話がかかってくることもありますね。
上から目線の言い方ではなく、
彼らとはそりが合うんです。
そうじゃなかったら提供も辞めているし、
普通にめちゃくちゃいい奴らなんですよ。」
Number_iを通して、ODD Foot Worksを
知ってくれる人も多いと感じるらしく、
「彼らのファンはディグ能力がめっちゃあって、
もともと自分たちのことを知っていた人たち以上に、
俺らのことを調べ尽くしてくれています。
ありがたいですね。」と話しました。
ここでPecoriさんの音楽ヒストリーについても。
小学校1年生の時に初めて買ったCDは、
仮面ライダークウガの主題歌。
仮面ライダーシリーズに出演している
クリス・ペプラーとトークが盛り上がりました。
その後は、ELLEGARDENや
ASIAN KUNG-FU GENERATIONなどの
バンドを聴き始め、中学生の頃にはWeezer、
Blink-182やMXPXなども聴くようになったそうです。
中学校の頃の友人がきっかけで、
自身でも音楽を始めたPecoriさん。
「中一の時にフクシマくんっていう子が
ギターを教えてくれたんですよ。
地元が静岡の田舎なので、
音楽が好きな奴とか全然いなくて。
でもフクシマくんは登校の時に、
アコースティックギターを
風来坊みたいな感じで背負ってきて、
休み時間に教室で弾いてたんです。
それで自分も教えてもらったのがきっかけですね。」
ヒップホップとの出会いは高校生の頃。
サンプラーを持っている友人がおり、
その人とミクスチャーバンドを組んだこともあったそう。
VERBALさんやSEEDAさんなどのスタイルを参考に、
自身のラップを追求していったと語りました。
そんなPecoriさんが
最近注目しているアーティストはObongjayarと
Worldwide Skippaの2組。
「Worldwide Skippaは名古屋のラッパーで、
全然面識無いんですけど、
アルバムがめっちゃ良かったですね。
社会の情勢やエンタメカルチャー、
ネットのミームもリリックに出てくるし、
俺らの世代にも若い子たちにも響く感じ。
あとはフローが気持ち悪くて良いですね。」
と魅力を解説しました。
番組後半では、Pecoriさんがこれまでに観て、
特に印象に残っているライブのお話も伺いました。
間髪を容れずに挙げたのは、
ももいろクローバーZの
さいたまスーパーアリーナでの公演。
「ヒップホップにハマる時期と同時に、
ももクロも超好きになっちゃっていて、
4、5年はしっかりももクロを追っかけてましたね。」
推しメンバーは玉井詩織さんだそうですが、
ハマったきっかけはtofubeatsさんによる
リミックス音源だったそうです。
「カップリングで曲を提供していたんですよ。
アーティストが密接に繋がっているのが
アツいなって思いました。
俺も夢を抱いちゃって、ビートメイクを覚えて、
事務所に送ったりしていましたね。」と語りました。
ちなみにPecoriさんはラジオ局で、
ももクロのメンバーとすれ違った際に、
感激しすぎて倒れてしまったことがあるとも明かしました。
Number_iとは歌詞提供や
プロデュースで関わっていますが、
彼ら以外にPecoriさんが
今後共演したいと思っているのは、
Suchmosなんだそう。
「一応面識は昔からあって、
ODD Foot Worksが最初の頃に
ライブで出ていた箱に、Suchmosも出ていたんです。
それくらいで止まっていたんですけど、
最近、WWWXでSuchmosとLEXのツーマンがあって、
観に行ったら、カッコよすぎて、
食らっちゃったので挙げさせてもらいました。」
リリックを書く上で大きな影響を受けていると話したのは、
恋愛リアリティショー。
「映画なら『マトリックス』とか、
SFが昔から好きなんです。
あとは、あらゆる恋愛リアリティショーですね。
恋愛を用いた歌詞が自分は多いんですけど、
気づいたら自分が経験していない
内容とかがあるんですよね。
『あの恋リアで見た景色だわ!』ってなるというか。
想像の幅というか、
景色を増やしてくれるんですよね。」と語りました。
さて、この番組では
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」
を飲みながら音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに「大人になった1曲」を伺っています。
この質問にPecoriさんが選んだ1曲は、
ジャクソン・ギャンブルの『Let’s Go』という曲でした。
「ある時期から俺、『レッツゴー』って、
口癖のように言っている時期があって、
そのタイミングがODD Foot Worksを
株式会社にした時なんですよね。
もう行くしかない!みたいな、
もう『レッツゴー』以外、
何でもないみたいな感じなんです。
それでこの曲は、他のいろんな
『レッツゴー』を言っている曲の中で、
一番レッツゴー性が高いので選びました。」
Pecoriさんが活動するグループ、
ODD Foot Worksはニューアルバム
『ODD FOOT WORKS 2』をリリースされました。
メンバー各々が様々な分野で活動する中、
3年ぶりとなる作品となりましたが、
前作は喪失ゆえの明るさのようなものがあったそうで、
今作はPecoriさん曰く、
『完全にレッツゴー』な1枚となっているそうです。
12月には東京と大阪でのツアーも行われます。
『ODD inc. presents TOUR
”ODD FOOT WORKS 2”』
東京公演は12月29日、渋谷クラブクアトロ。
「9月にこのツアーの先駆けみたいな
ワンマンライブをしたんですけど、
だいぶ手応えがあって、
お客さんの反応もめちゃくちゃ良くて、
過去一みたいなリアクションをもらったので、
さすがにそれは
超えなくちゃいけないなと思ってます。
試行錯誤中です。」と意気込みを語り、
この日のトークを締めくくりました。
ODD Foot Worksの情報はこちらから
さて、次回はピアノ・トリオバンド、
Omoinotakeからボーカル/キーボードの
藤井怜央さんをお迎えします。
昨年大ブレイクを果たし、幅広い世代から
支持を集めるOmoinotake。
フロントマン、藤井さんはこれまで、
どんな音楽を聴いてきたのでしょうか?
ぜひ、次回もお聴きください。

エアリアル キャラメル味
本当はキャラメル味&チーズ味という
どちらの味も楽しめる商品を
持って来たかったと話したPecoriさん。
しかし元の素材にも塩気があるため
おつまみにもぴったりだと話していました!
ぜひ、お試しを!

GOAT / Number_i
仮面ライダークウガ / 田中昌之
Tee Shyne Flow / Worldwide Skippa
ももいろパンチ (tofubeats remix)
/ ももいろクローバー
Miree THE BAY ver. / Suchmos
Let's Go / JAXSON GAMBLE
ODD Knows
Johnny&Ayako
Taida A La Mode / ODD Foot Works
NO CAP
/ Disclosure,Anderson.Paak
Pecoriさんとのトークを受けて、
クリス・ペプラーが
選んだ1曲はこちら