1992年、東京都生まれの山田さん。
2015年にyahyelへVJとして加入し、
同年、Suchmosの楽曲「YMM」の
ミュージックビデオを監督したのを皮切りに、
これまで宇多田ヒカルさん、菅田将暉さん、
Awichさん、藤井風さんなど、
数多くのアーティストのMVを
手掛けてきました。
現在J-WAVEでは毎週金曜深夜2時から放送中の
『THE PLAYBACK』の
ナビゲーターも担当されています。
中学生の頃からプログラミングを始め、
その流れから10代にして
映像の世界へ足を踏み入れた山田さん。
「高校生くらいの時に
ライブハウスに初めて行って、
そこでSuchmosのYonceとかと出会い、
彼らの映像を撮り始めたのが、
今の活動のきっかけとなっています。」
Suchmosの楽曲「Stay Tune」のMVには
J-WAVEも出てきますが、
こちらも山田さんの監督作。
「日曜日だったような気がしますけど、
場所をお貸しいただいて、
僕がJ-WAVEに初めて伺った日でしたね」
と話しました。
映像も独学で学んできた山田さんに対し、
「やっぱりセンスや
着眼点が評価されているんでしょうね。」
と評したクリス・ペプラー。
また、先日の「ミュージックステーション」で
藤井風さんが出演した際の演出も見ていたそう。
渋谷のスクランブル交差点付近を走る
バスの上からのパフォーマンスでしたが、
山田さんは1〜2週間前から信号のデータを取り、
生放送の尺に合わせてパターンを
いくつも考えていたとのこと。
「僕は藤井風本人の後ろに座っていたんですけど、
久々にワクワクしましたね。
街でも気がついている人たちがいて、
「ワーワー!」となっていました。
楽しくいろいろやらせてもらっています。」
と振り返りました。
映像だけでなくライブの演出なども手掛け、
さまざまなアーティストと仕事をする
山田さんに尊敬するミュージシャンを伺うと、
長岡亮介さんの名前が挙がりました。
「亮介さんとは親交があって、
人間的にも、プレイヤーの大先輩としても、
そしてJ-WAVEのナビゲーターの
先輩としても尊敬しています。
パッと見、飄々というか、
まさしく浮雲のような男なんですけど、
荒々しさやワイルドさもあって、
日本のギタリストの中でも色っぽく、
もちろんスキル的にもそうですけど、
そのバランス感覚が存在感に
繋がっているんじゃないかと思います。」
定期的に山田さんの作業場にて
2人でお酒を飲みながらお話をするそうで、
山田さんにとってそういった関係の先輩は
長岡さんが唯一なんだとか。
仕事柄、ライブには海外も含め、
よく足を運ぶとのこと。
そんな山田さんが人生で初めて観に行ったライブは、
マルーン5の来日公演だったそうです。
「2008年の武道館公演ですかね。
めちゃくちゃ流行っていて、
友達に誘われて行ったんじゃないかな?
今でこそ、武道館には仕事でよく行きますけど、
当時はその非日常感に
感動したのを覚えています。」
と振り返りました。
最近観た印象に残っている
ライブについてもお聞きしました。
「今年コーチェラに行って来たんですけど、
ヘッドライナーがレディー・ガガで、
『これをフェスの90分でやるんだ!』っていうぐらい、
すごかったです。エンターテインメントとして、
細かい照明の1つや、映像、
音響はもちろんですけど、
歌、ダンサー、衣装、セットの世界観も
素晴らしかったです。これこそが
世界一のエンターテイメントだなと
心から思いました。」
ちなみにコーチェラにはこれまで
2度行ったという山田さん。
先日、来年の同フェスに藤井風さんが
出演することが発表されましたが、
山田さんも同行されるとのこと。
コーチェラは舞台の使い方や
フェスのホスピタリティも
特別な場所なんだそうです。
「ステージの転換のスピード感もすごくて、
さっきまで小屋があったのに、
30分後には山が出来ているみたいな。
たぶんアーティストのやりたいことを
叶えようっていう動きだと思うんですが、
そういう部分も勉強になります。
バックヤードもクオリティが高くて、
VIPゾーンのような場所もあるんですよ。
こだわりが感じられますよね。」と紹介しました。
さて、この番組では
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」
を飲みながら音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに「大人になった1曲」を伺っています。
この質問で山田さんが選んだ1曲は、
JMSN(ジェイムソン)の『Talk is Cheap』でした。
「これは僕の中ではすごく大人な感じで、
こういう渋い曲を余裕を持って
聴けるのも大人なのかなって。
だいたい僕は夜に、
これをまず聴いて出かけるんです。
大人じゃないと
この曲の良さが分かからないぞと、
僕の中では思っていますね。」
さて、山田さんがメンバーとして活動するバンド
yahyelはデビュー10周年を迎え、
4枚目となるアルバム『In Amber』をリリースしました。
山田さん曰く、バンドサウンドのような
アプローチだった前作に対し、
今作はエレクトロニカに改めて向き合った、
原点回帰的な1枚になっているとのこと。
生のドラムはレコーディングせず、
アナログマシンでのサウンドメイクにこだわったそうです。
「電子音と生のギターを混ぜることが
個人的には難しいと思っていて、
今作では3〜4曲しか弾いていません。
曲が生まれていく過程で、
いい意味で『ギターはいらないな』と。
いかに弾かないかを意識して制作しました。
コンパクトにまとまったアルバムになっているので、
ぜひリッチな環境で楽しんでいただけたら嬉しいです。」
そして、デビュー10周年を記念した
ライブも開催されます。
「yahyel 10th Anniversary
/ OLD FRESH OLD BLOOD」
日時が2025年10月12日(日)、
会場はZepp Shinjukuです。
初期の曲から最新の楽曲まで披露する、
ベスト盤のようなライブを目指すとのこと。
映像はもちろん山田さんが担当しますので、
ぜひ皆様も足をお運びください。
また、山田さんがナビゲーターを務める
J-WAVEの番組『THE PLAYBACK』もお楽しみください。
さて、次回は北海道出身の
スリーピースロックバンド、
ズーカラデルのボーカル/ギター、
吉田崇展さんをお迎えします。
クリス・ペプラーと吉田さんの
ここでしか聴けない音楽談義をどうぞお楽しみに。

麻辣青豆
ビールにピッタリ合う
山椒の風味が美味しいです(山田さん)
ポリポリとした食感に
山椒のピリリとした味わいで
口に運ぶのをやめられない。
黒ラベル、飲みたくなりますよ。

YMM / Suchmos
Stay Tune / Suchmos
Hachikō / 藤井風
Once / yahyel
アンバー / ペトロールズ
Makes Me Wonder / Maroon 5
Abracadabra / Lady Gaga
Prema / 藤井風
Free Yourself
/ The Chemical Brothers
Talk Is Cheap / JMSN
Daffodils
Old Blood
No Other Cars / yahyel
No Motion Picture / Eberhard Weber
山田さんとのトークを受けて
クリス・ペプラーが
選んだ1曲はこちら!