HIROKIさんが活動するORANGE RANGEは、
来年結成25周年を迎え、
今年新たに公開となった「イケナイ太陽」の
令和ver.のミュージックビデオが大バズりし、
話題となりました。平成のあるあるネタを
ふんだんに取り入れたMVでしたが、
この企画はスタッフからの提案だったそう。
「若い方たちのアイデアには、
自分たちにない感覚がたくさんあるので、
いろいろ吸収しながらやっています。
撮影時の音響さんやカメラさんなど、
スタッフさんは20代、30代が中心になっていて、
『ORANGE RANGEを聴いて育ちました!』
みたいな方も多くて。一緒にお仕事できるのは、
我々としても嬉しいですね。」と語りました。
そんなHIROKIさんが人生で初めて買ったCDは
My Little Loverの「NOW AND THEN
〜失われた時を求めて〜」だったそうです。
「小学校の4年生とか5年生ぐらいでしたかね。
自分でお小遣いを貯めて、
『僕はCDを買ったんだ!』っていう
満足感がありましたね。同じ頃にレンタルCDも
借り始めて、Mr.Childrenの
「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」とかも
借りていたと思います。」
小さい頃はサッカーに打ち込んでおり、
音楽には全く縁がなかったというHIROKIさん。
音楽に目覚めたのは、なんと
ORANGE RANGEの原型となったバンドに
加入した時なんだそう。
「僕以外のギター、ベース、ドラムが
バンドを結成していたんですけど、
そのバンドの練習場所と、
僕が当時バイトしていたスーパーが
近くだったんです。出勤前の
時間つぶしみたいな形で、
よく遊びに行っていて、ある日、
ソファに座って漫画を読んでいたら、
『漫画読んでるんだったら、ちょっと歌ってよ!』
って言われたんです。それが音楽を始めた
きっかけなんですよね。だから僕は
ORANGE RANGEしかバンドを知らないんです。」
と話しました。それが高校一年生の時で、
バンドにも興味がなかったというHIROKIさんは、
今でも当時通っていた学校の音楽の先生に会うと、
『なんであんたが音楽をやっていて、
歌っているの?』と驚かれるとも明かしました。
HIROKIさんは
言われるがままにバンドに参加し、
活動開始から早いタイミングで世間から
注目を浴びるようになりましたが、
最初は少しの葛藤があったそう。
「実は今でも特別、お仕事っていう
感覚ではないんです。メンバーも
地元の幼なじみというか友達なので。
でもデビューをして、楽曲を聴いてもらえて、
いろんな場所でライブをしていくと、
自分のスキルのなさというか、
名前だけがどんどん先行しているなっていう、
辛さというか、大変さはありましたね」
と振り返りました。
数々の人気バンド、ミュージシャンを
輩出している沖縄県ですが、
HIROKIさんは憧れのバンドとして
BEGINを挙げました。
「バンドを始めて、デビューしたタイミングで、
BEGINさんのライブを大阪で観る
機会があったんです。沖縄ではない、
大阪という地で、沖縄のようなホーム感を
作り出して、みんなが『イーヤーサーサー』って
叫んだり、カチャーシーを踊ったり…。
あの空気を作れるのは、
本当にすごいと思います。
偉大な先輩が身近にいて、幸せだなっていう。
こんなバンドになれたらな、
っていう一つの目標にもなりましたね。」
他にもミクスチャーバンド、
山嵐の存在もHIROKIさんに
大きな影響を与えたと話しました。
「山嵐さんをコピーしていた時代もありましたし、
デモ音源を送ったことがきっかけで、
沖縄でライブがあった時に
前座で出させてもらったこともあります。
山嵐のライブは衝撃でした。
自分たちもインディーズで人気は
あったと思うんですが、井の中の蛙だったなと。
ただ歌ったり、演奏したりするだけではなくて、
アクションとか熱量、
お客さんを巻き込む力を感じました。」
番組後半では、
HIROKIさんが
尊敬するバンドのお話も伺いました。
「人として、お茶目でカッコいいと思うのは
BRAHMANかなって思います。
BRAHMANとしている時と、
そうじゃない時のギャップも
カッコいいんですよね。
特にTOSHI-LOWさんとは
お話をする機会もよくあるんですけど、
ブレないというか芯があるんです。
不器用なオーラを出していますけど、
そんなことなくて、人一倍気を遣っていて、
若手にも必ず話しかけるし、
素晴らしい人だと思います。
言ったら負けになるんで、
本人には言わないですけど(笑)」
そんなHIROKIさんが最近注目するのは、
7co(ナナコ)というユニット。
SNSで偶然楽曲を聴いたとのこと。
「『0.0000%』っていう曲がいい感じに緩くて、
脱力感があっていいですね。
日常の切り取り方がうまいし、
ワードセンスもあるし、
おじさんには出せない
カッコよさがあると思います。」
と紹介しました。
さて、この番組では
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」を
飲みながら音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに
「大人になった1曲」を伺っています。
この質問でHIROKIさんが選んだ1曲は、
Yogee New Wavesの
「Fantasic Show」でした。
「彼らとは沖縄で一度対バンを
したことがありますけど、
彼らの音楽の良さに気付けている自分、
大人だなって思います。
ORANGE RANGEの夏の曲って
『海だ、イェーイ!飛び込めイェーイ!
泳いでワーイ!』みたいな曲が多いんですけど、
彼らの歌って、海に入ってないんですよ。
なんか余裕があるんですよね。
これを聴いている自分、
カッコいいなって思いながら聴いています。」
そんなHIROKIさんが活動する
ORANGE RANGEは最新曲
『裸足のチェッコリー』が絶賛配信中です。
「ザ・ORANGE RANGEという、
“っぽいなー!”っていう曲になっています。
ライブでももう何度かやっていますが、
『新曲だからって、盛り下がらないでね!』って
最初に振っているんで、
強制的に盛り上がっています(笑)」
そして来月公開の映画
『ストロベリームーン 余命半年の恋』では、
ORANGE RANGEの書き下ろしの新曲
「トワノヒカリ」が主題歌として使用されます。
10月15日に配信、10月22日に
CDでリリースされる予定とのこと。
映画と共にぜひチェックしてください。
現在は、およそ6年ぶり6回目となる
アルバム再現ツアー『RWD← SCREAM 025』を
全国で開催中です。今回は2009年に発売した
6枚目のオリジナルアルバム
『world world world』の再現がコンセプト。
ファイナルの東京公演は10月3日、4日
Zepp DiverCityで開催されます。
「本当にありがたいことに、
様々な世代の方たちに
ORANGE RANGEを聴いてもらえる
環境がありますので、ここでもう一度、
今のORANGE RANGEを体感していただいて、
『やっぱかっこいいな!』って
思ってもらえるようなライブを
届けられたらと思います。」と、
ツアーファイナルへの意気込みを述べ、
この日のトークを締め括りました。
ORANGE RANGEの情報はこちらから
さて、次回は初の主演映画
『オオムタアツシの青春』の
公開がまもなくとなる、
俳優の筧美和子さんをお迎えします。
筧さんはこれまでどんな音楽を
聴いてきたのでしょうか?
中学生の時に好きになったバンドや、
同世代で尊敬するミュージシャンなど、
じっくりとお話を伺います。
みなさんもぜひ、
黒ラベルをご用意してお楽しみください。

島らっきょう
沖縄県出身のHIROKIさんが
お持ちになったおつまみは「島らっきょう」
いい香り、いい咀嚼音ががスタジオにいっぱい。
黒ラベル、飲みたくなるでしょう?

イケナイ太陽 / ORANGE RANGE
NOW AND THEN 〜失われた時を求めて〜
My Little Lover
シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜
/ Mr.Children
島人ぬ宝 / BEGIN
未体験ゾーン / 山嵐
BASIS / BRAHMAN
0.0000% / 7co
Fantasic Show
/ Yogee New Waves
裸足のチェッコリー
/ ORANGE RANGE
おしゃれ番長
瞳の先に / ORANGE RANGE
The Grooveline / Stevie Salas
HIROKIさんとのトークを受けて
クリス・ペプラーが
選んだ1曲はこちら!