SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE X INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2025.09.06 ON AIR
今週はロックバンド、
Cody・Lee(李)からベーシストの
ニシマケイさんをお迎えしました。
ハードロックが好きだったという父親に
『ベースをやるなら』と勧められたのは...

2018年結成のCody・Lee(李)。
ボーカル・ギター担当の高橋さんの
地元・岩手の先輩だったニシマさんは、
2021年にバンドに加入されました。
それまで活動していたバンドと
Cody・Lee(李)は元々仲が良く、
最初はサポートメンバーとして参加し、
最終的に正式メンバーになったという経緯を話しました。

そんなニシマさんが初めて買ったCDは、
ORANGE RANGEの2ndアルバム『musiQ』。
「リリースされたのがたぶん、
 僕が9歳とか10歳ぐらいの頃。
 テレビをつけたらいつでも
 流れているような感じで、
 学校でも大人気だったんです。
 好きな曲を何度も聴きたいと思ったので、
 このアルバムを買いました。」

ORANGE RANGEの音楽は
最近も聴いているそうで、
「ミクスチャー的な要素が
 サウンドのベースになっていますよね。
 今聴くと、楽器はシンプルだけど
 面白い構成になっていて、何よりキャッチー。
 初心に帰るような感じで聴いています。」
と語りました。

自ら楽器を弾くようになったのは、
父親の影響だそう。
「父親が20歳くらいの時にバンドで
 ギターをやっていたみたいで、
 ある日突然、家の居間に
 ギターが出てきたんですよ。
 それで自分もやってみようかなと思ったんですが、
 コードが押さえられなくて、すぐに挫折しました。
 その1年後くらいに、
 たまたま父がベースを買ったので、
 こっそり弾いてみたのが始まりです。」

ハードロックが好きだったという父親に
『ベースをやるなら』と勧められたのはMR. BIG。
「ベスト盤を渡されて、
 ビリー・シーンのライブ映像も
 見せられたんですけど、
 『こんなのベースじゃねえ!』っていう(笑)。
 楽だと思ってベースを始めたのに、
 対極にいるような人で。
 でもベースって
 カッコいいんだなって思いましたね。
 衝撃でした。」
クリス・ペプラーもニシマさんも、
2月に行われたMR. BIGの
最後の公演を観に行ったそうで、
当日の感想などで盛り上がりました。

他に影響を受けたベーシストとして
名前を挙げたのは、syrup16gのキタダマキさんと、
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのベーシスト、
ウエノコウジさん。
「syrup16gはバンド活動をしていく上で、
 辛い時期、悩んでいる時期によく聴いていました。
 自分を肯定してくれるんですよね。
 キタダさんのベーススタイルには、
 かなり影響を受けていると思います。
 ミッシェルは僕が
 洋楽ばかりを聴いている時期に、
 たまたまライブ映像を観て、
 『日本にこんなにヤバいバンドがいるんだ!』
 って感じた人達です。
 メンバーが誰か一人でも違う人だと、
 あんな風にはならなかった。
 そんな無敵感が魅力だと思います。」と語りました。

そんなニシマさんがヒーローだと話したのは
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ。
「オールドな洋楽を
 聴いていた頃に出会ったのが、
 レッド・ホット・チリ・ペッパーズですね。
 アルバムでよく聴いたのは、
 2006年リリースの『Stadium Arcadium』。
 僕はバキバキのスラップを
 するわけではないんですが、
 このアルバムの頃のフリーの、
 後ろで気の利いたフレーズを弾いている感じは、
 影響を受けていると思います。
 自分で最初に買ったジャズベースは
 フリーと同じ色にしましたね。」
レッド・ホット・チリ・ペッパーズの他にも
オアシスやニルヴァーナも好きだと話したニシマさん。
10月に開催されるオアシスの
来日公演へも足を運ばれるそうです。

これまでに観て
特に印象に残っているというのは、
東京ガーデンシアターで開催された
ケミカル・ブラザーズのライブ。
「それまでバンドの
 ライブばっかり見てたんですけど、
 ケミカル・ブラザーズの演出の凄さには驚きました!
 全く飽きないし、次から次に
 新しい仕掛けが出てきて。
 あとはガーデンシアターの
 音の良さがすごいんですよ。
 2階とか3階で観た時も、
 音に違和感が無かったし、
 自分もここでやりたいなって思いました。」

ガーデンシアターの音の良さも相まって、
ケミカル・ブラザーズ自体の魅力も
再認識したというニシマさん。
渋谷で急遽おこなわれた
DJセットのイベントにも遊びに行ったそうで、
「DJという文化もすごく好きになってきましたね。
 エレクトロ全体もそうですけど、
 最近は電子楽器も始めたいなって思っています。
 今はモジュラーシンセに興味があって、
 1つの楽器だけをやるよりは、
 いろいろ手にしてみた方が
 良いなとも思いますね。」と語りました。

さて、番組では
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」を
飲みながら音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに
「大人になった1曲」を伺っています。
この質問でニシマさんが選んだ1曲は、
ジョン・メイヤーの
「Waiting On the World to Change」でした。

「この曲の歌詞は、
 世の中への不満を抱えていて、
 変えたいけど変えることができない、
 だから世界が変わるのを待つ、
 みたいな内容なんです。
 最初は受け身な印象を受けたんですけど、
 自分がこの歳、もうすぐ30歳になると、
 物事から一度一歩引いてみて、
 冷静にそれを見てから、
 自分が出来ることをしたらいい、
 というような歌詞に感じるようになったんです。
 生活で不満があっても、
 ガツガツ行くんじゃなくて、一度落ち着いて、
 冷静になって受け止めて、
 待ってみるのもいいんじゃないか。
 変えようとするだけじゃない、
 一歩引いた考えもできるようになったことで、
 大人になったなと思いました。」

そんなニシマさんが
ベーシストを務めるバンド、
Cody・Lee(李)は9月10日に
メジャーセカンドEP『Silver』、
そしてライブBlu-ray
『Cody・Lee(李) Live at 日比谷野音』の
2タイトルを同時リリースします。
メジャーセカンドEP『Silver』は、
未解禁の新曲3曲を含む全6曲を収録した作品で、
ニシマさん曰く、
「アルバムを通して統一感があるのは、
 Cody・Lee(李)としては初めてではないか」とのこと。

ライブBlu-ray
『Cody・Lee(李) LIVE at 日比谷野音』は、
ソールドアウトした初の
野音ワンマンの映像を収めています。
まだ音源としてリリースされていない
新曲も演奏されており、
このBlu-rayのみで
聴くことができるそうですので、
ぜひ、お手に取ってみてください。

9月23日からは全国13ヶ所を回るツアー、
10月24日にはニシマさんの誕生日を祝う
『Kei Nishima 30th Birthday Live』、
そして12月には地元・岩手での
ライブも予定されています。
『Kei Nishima 30th Birthday Live』では、
憧れのバンド、The Novembersとの
ツーマンライブということで、
スペシャルな公演が期待できそうです。

Cody・Lee(李)の情報はこちらから

さて、次回は『イケナイ太陽』の
令和ver.MVが大きな話題を呼んだ
ORANGE RANGEからHIROKIさんを
ゲストにお迎えします。
これまでどんな音楽ヒストリーを
歩んできたのでしょうか?
次回もぜひ、
黒ラベルをご用意してお楽しみください。

OMIYA

チーズとオリーブのオイル漬け
チーズとオリーブの塩気が
ビールの苦味によく合います(ニシマさん)

ちょっと贅沢で大人なおつまみ
これからの秋の長い夜に、
黒ラベルと楽しみたいです。

MUSIC

  • ロコローション / ORANGE RANGE

  • Addicted To That Rush / Mr. Big

  • Green Tinted Sixties Mind / Mr. Big

  • 翌日 (delayedead ver.) / Syrup16g

  • 世界の終わり
    / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
    (from『Last Heaven's Bootleg』)

  • Dani California
    / Red Hot Chili Peppers

  • Live Forever / Oasis

  • Territorial Pissings
    / Nirvana
    (from『(Live at Reading)』)

  • Galvanize
    / The Chemical Brothers

  • Waiting on the World to Change
    / John Mayer

  • ダンスする惑星
    月面接吻 / Cody・Lee (李)

  • ほんの気持ちですが!
    涙を隠して(Boys Don't Cry) / Cody・Lee (李)

  • Swim / Papa's Culture

    ニシマさんとのトークを受けて
    クリス・ペプラーが
    選んだ1曲はこちら!