2025.08.02 ON AIR
今週はシンガーソングライターの
竹内アンナさんをお迎えしました。
YUIやテイラー・スウィフトの曲を
コピーしながら、
ギターの腕を磨いていた竹内さん。
しかし初めて買ったCDは意外にも...
アメリカのロサンゼルスで生まれ、
京都で育った竹内さん。
2018年のメジャーデビュー以来、
自身の音楽活動に加え、
さまざまなアーティストへの
楽曲提供もおこなってきました。
5歳まで過ごしたロサンゼルスの
記憶はほとんどないそうですが、
その経験は自身の音楽活動に
間違いなく影響を与えていると語りました。
幼少期は好奇心旺盛で、
サッカーや乗馬、絵画教室など、
様々なことに挑戦したものの、
熱しやすく冷めやすい性格から
長続きはしなかったそうです。
しかし、唯一夢中になり、
上達するまで続けたのがギターでした。
「YouTubeでたまたま観た
BUMP OF CHICKENの
「カルマ」という曲に衝撃を受けて、
ギターを始めました。
最初の1ヶ月ぐらいは独学で
頑張ったんですけど、すぐに無理だと感じて、
ギターの先生に習いに行きましたね。
今までの習い事と何か違うものを
感じていたから、諦めたくなかったんです。」
YUIやテイラー・スウィフトの曲を
コピーしながら、
ギターの腕を磨いていた竹内さん。
しかし、意外にも初めて買ったCDは
レッド・ホット・チリ・ペッパーズと
ニルヴァーナのベストアルバムだったそうです。
「中学1年生くらいだったと思います。
母から『ギター頑張るんやったら、
とりあえず最初はこれでええんちゃう？』
って勧められて、この2枚を買いました。
母がレッチリもニルヴァーナも
好きだったんです。」と話しました。
ギターを始めた当時は、
周りに同じような音楽を聴いている友人がおらず、
学校に軽音楽部も無かったことから、
バンドは組まず、
ソロの道を進むことになったと語りました。
これまでに熱中した音楽について尋ねると、
マルーン5、カーディガンズ、
ジョン・メイヤーといった洋楽から、
少女時代、EXO、f(x)といった
K-POPアーティストの名前も挙がりました。
「カーディガンズは母に勧められて
聴き始めました。K-POPも母の影響で
聴くようになったのですが、
ビジュアルはもちろん、
楽曲の作り込みが本当にすごいですよね。」
ちなみにTWICEとaespaは
ファンクラブに入るほど好きで、
最近はILLITやFIFTY FIFTYといった
グループにもハマっているそうです。
いつかK-POPグループに
楽曲を提供するのが夢だと話した竹内さん。
K-POPシーンでは、
複数人で楽曲を制作する
「コライト（Co-writing）」が
広くおこなわれていますが、
竹内さんも最近、
他のアーティストとの共同制作を始めたそう。
「自分以外の誰かが1人が入ることで、
全然違った視点が加わるし、
スピード感も上がるんです。
世界の音楽シーンのスピード感に
ついていくには、コライトは
大事なんだなって思います。」と語りました。
番組後半では竹内さんがこれまでに観て、
印象に残っているライブについて伺いました。
紹介したのは、ジョン・メイヤーが
ブルーノートで開催したカウントダウンライブ。
「チケットは高かったんですけど、
実はその前に海外に行って
観に行こうと思っていて、
その後に日本公演が決定したので、
「むしろ安い」と感じて観に行きました。
ステージ上のジョン・メイヤーは
想像以上にラフにギターを弾いていて、
リズム感の凄さや、演奏する際の
引き算の部分は、自分にも
フィードバック出来ると思いました。
観られて良かったです。」
そんな竹内さんが最近注目しているのは、
BLACK BERRY TIMESという
現役大学生の2人組。
「サブスクのおすすめに
「WHY」という楽曲が出てきて、
ジャジーなサウンドとダンサブルな
グルーヴにやられちゃって、
すぐにライブを観に行きました。」と紹介。
サブスクのおすすめは精度が高く、
どれも竹内さんのツボにハマる楽曲ばかり
サジェストしてくるとのこと。
「ただ、自分が好きなものしか
摂取しなくなっている、
そんな危機感はあるので、
例えばラジオを聴いて、
『こういうが曲あるんだ！』って知ったり、
人に最近聴いている音楽を教えてもらったり、
自分の好みの範囲の外も
ちゃんと聴くように心がけています。」
とも話しました。
最近はミュージカルにハマっているそうで、
それは自身のライブの演出にも
影響を与えていると語りました。
「去年LiLiCoさんに誘っていただいて、
『ムーラン・ルージュ』のミュージカルを
観に行ったんです。どハマりしちゃいました。
やっぱり演出が素晴らしくて、
会場に入った瞬間から帰るまで、
全てがショーなんですよね。
それこそライブをする時に、
BGM1つを取っても、
こんなBGMが流れたら、
ライブ本編も楽しく参加できるな、とか、
1個1個こだわりを持って作っていこうと、
改めて考えさせられる
きっかけになりました。」
さて、番組では
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」
を飲みながら音楽トークを
していることにちなんで、
ゲストの皆さんに
「大人になった1曲」を伺っています。
この質問で竹内さんが選んだ1曲は、
BUMP OF CHICKENの「HAPPY」でした。
「中学生の頃は、歌詞の全てを
理解出来ていなかったんです。
一番理解出来ていなかった一文が
『悲しみは消えるというなら
喜びだってそういうものだろう』という歌詞。
喜びも悲しみも、
どうせ全て消えちゃうんだから、
考え過ぎなくていいよ、という
達観しているポジティブな言葉なんだと思います。
それを理解できたのは、自分が一歩、
大人になった瞬間だったなって思いました。」
竹内アンナさんは最新曲
「真昼のランデヴー」を
先月リリースされました。
夏のドライブをテーマに書いた1曲で、
高速道路の流れていく景色が感じられるように、
疾走感と爽快感を意識して
制作した作品となっているそうです。
ぜひ、お聴きください！
東名阪では『MATOUSIC TOUR 2025』という
ツアーが開催されます。服をまとうように
音楽を楽しんでほしい、そんな想いから
竹内さんが作った、
“まとう＋MUSIC＝「MATOUSIC」”。
こちらは5年前にリリースされた
竹内さんのファーストアルバムのタイトルで、
今回は再現ツアーとなっています。
「リリースした当時は
（コロナの）自粛期間だったので、
ツアーが延期になったり、
キャパが半分だったり、
完全な形でツアーが出来なくて、
悔しさもあったんです。
5年というタイミングで
『MATOUSIC』を新たな解釈で
紐解いてみようという、
チャレンジも含んだツアーになります。」
東京公演は9月23日、
会場は渋谷 CLUB QUATTROです。
竹内アンナさんは
8月8日にデビュー7周年を迎えます。
最後に今後の展望について伺いました。
「デビューの頃から今の瞬間まで、
常にワクワクして音楽を
作れている実感はあるので、
次の8年、9年と続いていく中で、
常に実験しながら自分が
ワクワクできるもの、
そして皆がワクワクできるものを
作っていきたいです。
あとデビューの頃から
変わっていないのが、
「自分をちゃんと大切にする」という
メッセージ。あなたも最高だし私も最高、
みんなハッピー！みたいな、
そういったポジティブなメッセージを
私なりに届けていけたらいいなと
思ってます。」と話し、
この日のトークを締め括りました。
竹内アンナさんの情報はこちらから
さて、次回は、
フジロックでのパフォーマンスも
記憶に新しいバンドDYGLから
ボーカル、ギターの秋山信樹さんを
ゲストにお迎えします。
これまでどんな音楽を
聴いてきたのでしょうか？
クリス・ペプラーと秋山さんがお届けする、
大人の音楽談義をお楽しみください。
京都のお漬物
京都育ちの竹内さんが
昔から親しんでいるお漬物
夏にぴったりな黒ラベルのおともです
夏が来ました！！！
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カルマ / BUMP OF CHICKEN
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You Belong With Me
/ Taylor Swift -
Give It Away
/ Red Hot Chili Peppers -
Lovefool / The Cardigans
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This Is For / TWICE
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Cupid(Twin ver.) / Fifty Fifty
-
Gravity / John Mayer
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WHY / BLACK BERRY TIMES
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Welcome to the Moulin Rouge!
/ Original Broadway Cast of Moulin Rouge! The Musical -
HAPPY / BUMP OF CHICKEN
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真昼のランデブー / 竹内アンナ
-
Sabbath Bloody Sabbath
/ The Cardigans
竹内アンナさんとの
トークを受けて
クリス・ペプラーが
選んだ1曲はこちら！
