YUさんは1989年生まれの愛知県出身。
I Don't Like Mondays.では
ボーカルと作詞を担当されており、
TVアニメ「ONE PIECE」の主題歌
「PAINT」などをきっかけに
ワールドツアーを実施。昨年末には
自身2度目となる台北と中国本土6都市の
ワンマンツアーもおこない、
海外でも人気を集めています。
小さい頃は兄が編集した
MDに入っている音楽をよく聴いていたそうで、
自らCDを買う機会はあまりなかったそう。
そんな状況が変化したのは高校生になってから。
「実は高校時代にアメリカに行っていたんです。
その時に洋楽にがっつり触れて、
バンドサウンドにハマったのがきっかけですね。
ニューヨークの学校に
3年間留学していたんですが、
その頃はガンズ・アンド・ローゼズや
エアロスミスみたいな、
いわゆるアメリカン・ハードロックを
聴いていました。」
他にもヴェルヴェット・リヴォルヴァーも
好んでいたそうで、クリス・ペプラーと
その魅力について語り合いました。
ハードロックを入り口に
アメリカのポップスにも触れたと話したYUさん。
自ら音楽をやり始めた経緯は、
YUさん曰く“ちょっと珍しい”とのこと。
「実はI Don't Like Mondays.の
原型となるバンドの
マネージャーをやっていたんです。
留学から帰ってきた後に、
商社でインターンをしていて、その時に、
バンドをやっている友人から
『音楽業界の大人を知ってるでしょ?
マネージャーやってよ!』って
声がかかったんですね。
僕も音楽が好きだったし、興味があったので、
それからマネージャーとして
ライブハウスに電話したり、
ブッキングをしたりしていました。」
その後、だんだんとメンバーが入れ替わり、
ボーカルがいなくなったタイミングで
当時ギターを務めていた方が
YUさんをボーカルに指名。
それがI Don't Like Mondays.の
始まりだったそうです。
そんなYUさんが人生で
初めて観に行ったライブは、
父親に連れて行ってもらったという、
サックス奏者、渡辺貞夫さんのステージ。
「中一くらいの時に渡辺貞夫さんが
名古屋に来ていて、
そこでライブっていうものを知りました。
やっぱり音量にビックリしましたね。
これが生の音楽か!っていうスゴさがありました。
去年か一昨年に鎌倉で渡辺さんのライブを観まして、
当時90歳くらいでしたが、
1時間半立ちっぱなしで演奏していて
スゴかったですね。」と紹介しました。
YUさんはコロナ禍を機に、
自宅でジャズを楽しみたいということで、
高価なスピーカーを購入し、
レコードでたくさん聴いているとのこと。
レコードの音質について、
「やっぱり違いますね。
全然レコード世代ではないんですが、
普段はストリーミングとか
圧縮された音楽を聴いてしまうので、
特に違いを感じます。暖かみですよね。」
と話しました。
これまでに観て印象的だったライブのお話も。
「Jay-Zのライブをブルックリンで観たんです。
彼はブルックリン出身なので、ホームですよね。
これは留学中ではなく、
のちに遊びで行っていた時なんですが、
感動しました。存在感や佇まいが
カッコよかったですね。」
当日の公演時間は1時間半くらいだったそうで、
「僕らもそれくらいの時間を心がけているんです。
あまりダラダラとライブをやらずに、
もうちょっと観たいな、
っていうくらいで終わるのがいいですよね。」
と自身のライブ観についても語りました。
尊敬するミュージシャンを伺うと
名前が挙がったのは、プリンス。
「アメリカのハードロックからハマって、
そこからいろんな音楽聴いてから、
プリンスの凄さを知りました。
ミュージシャンとして、
エンターテイナーとしても素晴らしくて、
商業的にも成功していて、
エッジがあるっていうアーティスト、
他にいないですよね。
尊敬する部分しかないです。」
と語りました。特に影響を受けた楽曲は
「I Wanna Be Your Lover」で、
現在も制作の際には
お手本にすることもあるそうです。
最近注目するミュージシャンについても
教えていただきました。
「まずはヤングブラッドですね。
曲もそうですけど、見た目も含めて、
久しぶりに若手の
ザ・ロックスターが現れたな!
っていうのを感じましたね。
あとはベンソン・ブーン。あんなに若いのに
往年の感じの雰囲気が出ていて良い!
もう1人はシエナ・スパイロという
最近知った女性アーティスト。
まだ10代なんですが、
この人も往年感がある歌声で、
フライヤーとかもセンスが良くて注目しています。」
ちなみにYUさんが
今後コラボしてみたいアーティストは、
TENDREさんとSIRUPさんだそうです。
さて、番組では
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」を
飲みながら音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに「大人になった1曲」を伺っています。
この質問でYUさんが選んだ1曲は、
山下達郎さんの「蒼氓」でした。
「今、聴いていても頑張れば
泣けるなと思うんですけど、
一人でこの曲を聴くと涙が出てくる。
それってなんか自分も
大人になったかもなっていうことですね。」
YUさんがボーカルを務めるバンド、
I Don't Like Mondays.ですが、
最新シングル「jealous」が現在好評配信中です。
「ダンサブルな曲なんですが、
男のあまり大きい声で言えないような、
嫉妬心みたいなものを歌った曲です。
そういうことを歌っているのに
ダンサブルっていう、そのギャップも
楽しんでいただけたらなと思う一曲です。」
そして10月からはI Don't Like Mondays.の
初となるZeppツアーが開催されます。
全国5都市で開催され、東京公演はファイナル、
10月26日 Zepp DiverCityでおこなわれる予定です。
「バンドとして最大規模のツアーなんで、
めちゃくちゃ楽しみなんですが、
僕自身はボーカルとして去年の前半ぐらいから
発声を改造しまして、大変だったんですけど、
自分の中でコンディション作り
みたいなものもできてるんで、
それを爆発させられる、
自分としても期待しているツアーです。」
7月30日にはI Don't Like Mondays.の
今年の夏曲「kiriがないですわ」がリリースされます。
冒頭に山下達郎さんの名前も出てくるという
歌詞にも注目です。
I Don't Like Mondays.の詳しい情報は
HP、SNSをチェックしてください。
I Don't Like Mondays.の情報はこちらから
さて、次回お迎えするゲストは、
脳科学者の中野信子さんです。
テレビのコメンテーターとしても活躍する中野さん。
『メタル脳』という本も出されており、
幼少期からメタルミュージックに
親しんできたとのこと。
どんなお話が聴けるのでしょうか?
ぜひ、次回もお聴きください!

ほたるいか素干し
中のミソがとろっと本当にビールに合います。(YUさん)
北陸新幹線の車内販売で見つけたという1品。
スタジオが一気に漁港の雰囲気になり、
パクパクと食べてしまう黒ラベルの良きおとも。
みなさんもぜひ。

Slither / Velvet Revolver
ORANGE EXPRESS (Live Version)
/ 渡辺貞夫
Empire State of Mind (Live) / JAY-Z
Gett Off / Prince
I Wanna Be Your Lover / Prince
Hello Heaven, Hello / YUNGBLUD
Beautiful Things / Benson Boone
NEED ME / SIENNA SPIRO
RUN WAY / TENDRE
蒼氓 / 山下達郎
jealous
/ I Don't Like Mondays.
Cruisin to the Park
/ Durand Jones & The Indications
YUさんとのトークを受けて
クリス・ペプラーが
選んだ1曲はこちら!
夏の夜にぴったりですよ。