SAPPORO BEER OTOAJITO

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SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2025.04.19 ON AIR
今週はメイド姿の5人組ロックバンド、
BAND-MAIDからギターの
KANAMIさんをお迎えしました。
KANAMIさんが音楽を始めたのは、
幼少期に...

013年結成されたBAND-MAID。
翌年にデビューし、2022年には全米ツアー、
2023年にはアメリカ最大級の
音楽フェスティバル「ロラパルーザ」に
出演するなど、海外からも多くの支持を
集めるバンドです。OTOAJITOには
2020年にベースのMISAさんが出演され、
KANAMIさんは2人目のご登場となりました。

BAND-MAIDはギター・ボーカルの
小鳩ミクさんを中心に結成されましたが、
KANAMIさんはそれまで
シンガーソングライターとして
活動していたとのこと。
「YouTubeで"弾いてみた動画”
 みたいなのをやっていて、
 ライブでは自分で歌も
 歌っていたんですけど、
 正直、歌うのがあまり
 好きじゃなかったんです。
 動画がきっかけで小鳩と、
 小鳩が入った事務所から
『BAND-MAIDというバンドをやるので、
 一緒にやりませんか?』という
 連絡をいただきました。」
KANAMIさんはメイド服で
演奏するというコンセプトにも
全く抵抗がなかったそうです。

KANAMIさんが音楽を始めたのは、
幼少期にピアノを習っていたことがきっかけ。
「兄と姉がピアノをやっていたので、
 私もその流れで習わせてもらいました。
 かれこれ20年くらいですかね。
 BAND-MAIDを始めた最初の頃まで
 レッスンを受けていました。」
バンドでは作曲も手掛けているKANAMIさん。
ピアノを習っていた経験は
作曲に活かされているとのこと。
「ギターフレーズもあまり
 ギタリストっぽいフレーズじゃないね、
 って言われることが多いので、
 それもピアノからの
 影響なのかなって思っています。」
とも語りました。

ギターを手にしたのは、
高校の軽音楽部にて。
「先輩がギターを弾いていたのを見て、
 私もギターを弾いて、女の子に
『KANAMI先輩かっこいい!』って思われたい、
 そんな下心で始めました(笑)」
高校では先輩から出される課題曲で
練習を重ねていたとのこと。
「最初にコピーしたのはKISSの
「デトロイト・ロック・シティ」でした。
 こういうロックな曲に触れたことが無かったので、
 世の中にはこんな曲があるんだ!
 ってビックリしました。
 でもギターを弾くのは楽しくて、
 学校もあるのに1日8〜9時間とか
 練習していましたね。
 どうやってそんな時間を
 作っていたんだろうって思いますが、
 練習するのが大好きでしたね。
 今もそうですけど、私も含め、
 うちのメンバーはたくさん練習をしています。」

そんなKANAMIさんが初めて買ったCDは、
サンタナが1999年にリリースした
『スーパーナチュラル』というアルバム。
「ギターを始めた後なんですけど、
 父が買ったCDの中にサンタナの
「哀愁のヨーロッパ」が入っていたんです。
 そこから好きになって、
 このアルバムを買いました。
 私にとってサンタナは心の癒しというか、
 サンタナがいたからこそ、
 辛いことも乗り越えてこられたと思っています。」

他に好きなギタリストを伺うと
名前が挙がったのは、ラリー・カールトンでした。
「フュージョンとかを聴くのが好きなんです。
 ラリー・カールトンは
 メロディーの作り方がツボで、
 なんでこんなに心が温まる
 メロディーラインを作れるんだろう、
 っていうところから好きになりました。」 
サンタナもラリー・カールトンも
ライブを観たことがあるそうですが、
近年はなかなか機会がなく、
いつか一緒にフェスで共演することを
夢見ているとも話しました。

影響を受けたアルバムについてのお話も。
「メタリカの『リロード』というアルバムですね。
「Fuel」という曲がすごく好きで、
 リフ、ギターソロ、かなりツボでした。
 高校生の時にコピーをしてからメタリカを知り、
 そこから好きになりました。
 高校生の時には他にも、
 MR. BIGの曲もコピーしていました。
 MR. BIGだとポール・ギルバートより、
 リッチー・コッツェンの方に
 影響を受けたかもしれないです。」と語りました。

2019年にはトム・ミッシュのライブを観に行き、
その完成度の高さに
感銘を受けたと話したKANAMIさん。
様々なジャンルの音楽に触れている中、
最近注目しているアーティストとして
名前を挙げたのは、甲田まひるさん。
「お会いしたことはないんですけど、
 インスタグラムで知って、
 最初は顔がすごくタイプだったんですよ。
 その後ストーリーズとか見ていたら、
 ジャズピアノを弾いていて、
 可愛くてこんなに
 素敵なピアノも弾けちゃうの!?
 っていうことで、やられちゃいました。
 他の曲にもジャズピアノの要素が入っていたり、
 トラップビートが入っていたり、
 面白いなって思って、好きなんです。
 私の推しのひとりです。」

昨年BAND-MAIDは
メキシコのロックバンド、
ザ・ウォーニングとのコラボ曲
「SHOW THEM」をリリースしました。
「ザ・ウォーニングは3姉妹で
 みんな可愛くて、技術もあって、
 歌唱力もリズム感もバッチリ、
 フレーズのセンスも良い!
 大好きになっちゃいました。」
海外のフェスへの出演をきっかけに
コラボの話が生まれたそうですが、
KANAMIさんが今後コラボしたいと思う
アーティストは誰なんでしょうか?
「日本だとBRADIOさんですね。
 私の癒しのバンドのひとつで、
 心がハッピーになるんです。
 自分ではなかなかこういった
 ハッピーな曲は書けないので(笑)
 そういった意味でも尊敬していますし、
 あとはBRADIOのギターの
 聡さん(大山聡一さん)、
 人柄も素敵で
 ファンキーなギターも良いんです。
 いつかコラボ出来たら
 嬉しいなって思います。」

さて、番組では
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」を
飲みながら音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに
「大人になった1曲」を伺っています。
この質問でKANAMIさんが選んだ1曲は、
ピアノ練習曲の「チェルニー30番」でした。
「クラシックピアノを習っている時に
 これは練習曲なんですけど、
 淡々と音を拾っていく練習が
 退屈だなって思っていたんです。
 でも大人になってというか、
 最近ボーカルのSAIKIが
 ピアノをとても練習しているんですね。
 "お給仕“でもよく弾いていて、
 このチェルニーとかも練習しているんです。
 それで私も改めて
 このチェルニーを弾いてみたら、
 こんなに楽しい曲だったの!?って思ったんです。
 メロディーもすごく綺麗だし、
 音のバランスもすごく気持ちが良い。
 あれ?私ってもしかして大人になった?
 って思いました。今すごくありがたいことに
 バンドが忙しいので、
 ピアノの練習をする時間も、
 触れる時間自体がなかったので、
 その触れてない期間があったからこそ
 良さに気づけたのかなって思います。」

さて、そんなKANAMIさんが
ギタリストとして活動するBAND-MAIDですが、
4月4日にニューデジタルシングル
「Ready to Rock」を配信リリースしました。
こちらはTVアニメ
『ロックは淑女の嗜みでして』の
オープニングテーマ曲となっています。
「漫画が原作で、
 お話をいただいてから
 漫画を読み始めまして、
 そこから曲を作り始めました。
 やっぱ漫画からインスピレーションを得て、
 曲を作るのが面白かったですね。
 主人公のりりさと音羽が
 バチバチに罵り合いながら、
 お互いを高めて合って、
 良いバンドになっていくっていう
 漫画なんですが、
 それを楽曲に取り入れて、
 面白い曲にしてやるぞ!って思いながら
 作りました。」 

アニメ本編で登場するキャラクターが
演奏しているシーンは、
BAND-MAIDのメンバーが演奏しているところを
モーションキャプチャーで取り込んでアニメ化。
数多くのセンサーを取り付けたそうで、
かなりリアルな表現に
なっているとのことですので、
ぜひ、皆さんも楽曲と合わせて
チェックしてください!

そして、KANAMIさんは
日本人として初めて、
ギターブランドPRSから
シグネチャーモデルのギターを発売されました。
こちらは世界限定200本とのことですが、
すでに完売!KANAMIさんが好きなサンタナや、
ジョン・メイヤー、オリアンティなども
愛用するギターブランドですが、
KANAMIさん曰く、
握った時に手に吸い付くようなフィット感、
サステイン、そしてピッチの良さが
抜群なんだそうです。
シグネチャーモデルを発売するにあたって
話を聞いた時には嬉しさのあまり号泣したそう。
メンバーも集まって発表されたそうで、
KANAMIさんにとって
忘れられない時間になったと振り返りました。

最後に今後の目標についても
教えていただきました。
「PRSのギターを使用させて
 いただいておりますので、
 オリアンティとかサンタナと
 肩を並べられるような
 ギタリストになりたいと思っております。
 あとは主人様、お嬢様から、
 たくさんご応援していただいてるので、
 恩返しできるように、
 みんなに喜んでいただけるような曲を
 たくさん書いて、
 みんなとハッピーになりたいです。
 これからも私たちはより精進して、
 皆さんのところに楽しい
 幸せな音楽を届けられるように、
 頑張りたいなって思っております。」
と語り、この日のトークを締めくくりました。

 BAND-MAIDの情報はこちらから

さて来週は、話題の匿名ユニット、
天々高々からMC担当のあふちゃんをお迎えします。
「何よりも言葉の力を信じて活動してきたMOROHAのあの人」
と紹介されている方ですが、
いったいどんな音楽トークになるんでしょうか?
ぜひ、来週もお聴きください。

OMIYA

豆スイーツブランド『Feve 自由が丘』詰め合わせ
日本を代表するパティシエ
辻口博啓さんが手掛ける豆スイーツブランド・フェーブ
辻口さんのファンというKANAMIさんですが
食べるのは今回が初めてだったそう。
甘いものからビールに合うものまで種類もたくさん!
ぜひ、黒ラベルのおともにいかかでしょうか?

MUSIC

  • Detroit Rock City / Kiss

  • Smooth (feat. Rob Thomas) / Santana

  • Europa (Earth's Cry Heaven's Smile)
    / Santana

  • Room 335 / Larry Carlton

  • Fuel / Metallica

  • Daddy, Brother, Lover, Little Boy
    / MR. BIG

  • Static / MR. BIG

  • South of the River / Tom Misch

  • UN POCO LOCO
    / 甲田まひる AKA Mappy

  • らぶじゅてーむ / 甲田まひる

  • SHOW THEM
    / BAND-MAID with The Warning

  • Flyers / BRADIO

  • 30 Études de mécanisme, Op. 849
    / Christoph Eschenbach

  • Ready To Rock / BAND-MAID

  • Culture Clash / The Aristocrats

    KANAMIさんとのトークを受け
    クリス・ペプラーが選んだ1曲はこちら!