今週は六本木ヒルズアリーナで開催された、
番組公開収録の模様をお届けしました。
お迎えしたゲストは、
いきものがかりの水野良樹さん。
いきものがかりのリーダーであり、
さまざまなアーティストへの楽曲提供のほか、
小説家、現在はJ-WAVEナビゲーターとしても
活躍されています。OTOAJITOには
7年ぶりのご出演ということで、
改めて水野さんの音楽ヒストリーや、
最近注目するミュージシャンなど
詳しくお話を伺いました。
「Creamy」、「Clear」、「Cold」という
3つのCを追求し、完璧を目指した一杯、
「ザ・パーフェクト黒ラベル」で
会場に集まったお客さんと乾杯し、
特別な音楽トークがスタート。
まずは、水野さんが前回番組に出演した
2018年から現在までに好きになった、
ミュージシャン、作品についてお聞きしました。
水野さんにとって、
2018年は印象深い1年だったとのこと。
「まさにこの六本木ヒルズアリーナですけど、
『TOKYO M.A.P.S』というイベントの
オーガナイザーを
担当させていただいたんです。
いろんなアーティストを
呼ばせていただいたんですけど、
その時のメンツがすごくて、
Official髭男dismさん、King Gnuさん、
あいみょんさんという、この7年間の
音楽シーンを牽引された方々なんですよ。
しかも皆さんフリーでライブを
観られたということで、
これをどこかで自慢したくて(笑)」と語りました。
その『TOKYO M.A.P.S』の半年後に
ある作品がリリースされ、
水野さんは衝撃を受けたそう。
「中村佳穂さんが『AINOU』という
アルバムを出されたんです。
もし『TOKYO M.A.P.S』の前に聴いていたら、
中村佳穂さんにも出てもらいたかった!
って思ったのが印象的です。
この『AINOU』はこの7年間で
特に僕に刺さったアルバムですね。
機械的なリズムと、
人間のライブ感のあるリズムが
絶妙にブレンドされた作品で、
とても刺激を受けました。」
そして水野さんがプロデュースした
2018年の『TOKYO M.A.P.S』には、
水野さんの青春時代を象徴する
アーティストの出演もありました。
「BONNIE PINKさんですね。
僕は14歳の時に
「Heaven's Kitchen」に衝撃を受けて、
それが音楽の道に進むきっかけとなったんです。
その曲をまさかBONNIE PINKさんと
一緒に演奏させていただけるとは
思わなかったですね。いきものがかりの
デビュー当時の曲で、
「コイスルオトメ」というのがあるんですが、
これは「Heaven's Kitchen」に
影響を受けて出来た曲。
昔、どこかのラジオ局で
BONNIE PINKさんとすれ違った時に、
手紙を書いて、
その想いを伝えたのを覚えています。」
初めて観に行ったライブの思い出も伺いました。
「これも14歳くらいの時ですね。
玉置浩二さんのライブを
東京国際フォーラムに観に行きました。
玉置さんが生声で歌う場面がありまして、
それが凄まじかったです。
会場全体が静寂に包まれる、
そのイメージが鮮烈に残っています。」
ミュージシャンとしても玉置さんからの
影響は大きいようで、水野さんにとって
「曲作りのお手本」のような
存在だったとも話しました。
玉置さんとはのちに音楽番組で共演し、
玉置さんの「JUNK LAND」、
いきものがかりの「帰りたくなったよ」を
コラボで披露。
「自分がずっと一緒に
頑張ってきた仲間の吉岡(聖恵)と、
憧れていた玉置さんが、
僕が書いたメロディを歌ってくれているのを
目の前で観た時に、
本当に生きていて良かったなって思いましたね。
ご褒美のような時間でした。」と振り返りました。
番組後半では、
水野さんが最近注目しているアーティストのお話へ。
TOMOOさん、乃紫さん、teleさんと共に
名前が挙がったのは、清野研太朗さん。
音楽サブスクで偶然知った
アーティストだそうで、
その緻密かつポップなサウンドに興味を持ち、
注目していると述べました。
清野さんは音楽大学への入学を機に
楽曲制作を始め、作家としても
様々なアーティストへの楽曲提供も
行なっているシンガーソングライター。
「音楽的な教養はしっかりあると思うんですが、
アカデミックな部分は出しすぎると
難しくなっちゃうじゃないですか。
でも清野さんはちゃんと
ポップさに包まれていて、
僕らみたいな人にも分かりやすくなっているし、
さらに分かりやすいだけでもない、
っていうのが素敵だなと思います。」
若い世代のミュージシャンに対しては、
「50年代、60年代の音楽も今は、
すぐに聴けて吸収できるじゃないですか。
音楽的な教養や知識量は、
僕らとは比べ物にならなくて、
それが良いように出ている人がたくさん。
リスペクトしかないですね。」と述べました。
次に尊敬する
先輩ミュージシャンについて伺うと、
「たくさんいるんですけど」と前置きしつつ、
小田和正さんの名前を挙げました。
「自分にとって「指針」となるアーティストです。
遠い背中なので、
自分とは比べ物にはならない方なんですが、
頑張ったらあの背中に
たどり着けるかもしれないって
思わせてくれる先輩。
僕のような子ども世代の人間にも
『お前はどう思う?』って常に開かれた感じでいて、
先輩としての背中を
見せてくれるような人なんですよね。」
水野さんのソロプロジェクト・HIROBAでは
小田さんと共演しており、
YouTubeではレコーディングドキュメントも
チェックすることが出来ます。
さて、この日は「ザ・パーフェクト黒ラベル」を
飲みながら音楽トークをしていましたが、
OTOAJITOでは毎週
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」
で乾杯しています。これにちなんで、
ゲストの皆さんには
「大人になった1曲」を伺っています。
この質問で水野さんが選んだ1曲は、
いきものがかりの「やさしく、さよなら」でした。
「一昨年にリリースした
アルバムの収録曲なんですが、
ありがたいことに僕らはいまだに
「青春っぽい」とか、
老若男女に聴かれるものとして
受け入れていただくことも多くて、
それも嬉しいんですが、
「やさしく、さよなら」は自分たちの年齢に
近い曲を作れたかなと思った1曲です。」
そんな水野さんがリーダーを務める
いきものががりは4/30(水)に
ニューアルバム『あそび』をリリースされます。
「前作は結構ストイックな方向に
進んだアルバムだったのですが、
今回はもう少しひらけた作品で、
実験的な試みがあったり、
コラボレーションもあったり、
そういうアルバムにしようということで
このタイトルになりました。」と作品を紹介。
ハンバート ハンバート、
ダウ90000の蓮見翔さん、
松下奈緒さんなど、
コラボナンバーが収録されている中、
番組内で初オンエアとなったのは、
冒頭の『TOKYO M.A.P.S』に出演し、
知り合ったというfox capture planとの楽曲、
「うきうきぱんだ meets fox capture plan」でした。
聴き終えて拍手をした
会場に集まったお客さんに
「どんなリアクションをしていいか
分からない曲だと思いますけど(笑)」
と話しかけた水野さん。
この曲はfox capture planがプロデュースした、
ラテンサウンドが特徴的な、
歌詞にも遊び心が満載の
何度聴いても楽しめる1曲に仕上がっています。
ニューアルバム『あそび』、
ぜひチェックしてください!
そしていきものがかりは、
6月から全国ツアーがはじまります!
こちらもストイックな雰囲気ではなく、
みんなで楽しめるカラフルな
ツアーになるとのことで
合わせてチェックしてください。
さらに水野さんが
J-WAVEでナビゲーターを務める
『Samsung SSD CREATOR'S NOTE』は
4月から放送時間が拡大、
毎週土曜夜9:00〜9:54まで放送されていますので、
OTOAJITOのあとも、
J-WAVEを聴きながらお楽しみください。
番組では毎週クリス・ペプラーが
お別れの1曲を選曲していますが、
この日選んだのは上原ひろみさんのプロジェクト、
Hiromi's Sonicwonderの「Yes! Ramen!!」でした。
「先ほど中村佳穂さんの話も出ましたが、
中村さんとも共演をしている上原ひろみさん。
僕が『TOKYO M.A.P.S』を
オーガナイズした時に、
上原ひろみさんに出ていただいたんです。
ということで、最新作から
この曲を聴いてもらいたいと思います。」と話し、
公開収録を締め括りました。
いきものがかりの情報はこちらから
さて来週は世界的人気のバンド、
BAND-MAIDからギターの
KANAMIさんをお迎えします。
アメリカのギター・メーカーPRSより
日本人初のシグネチャー・モデルを
リリースしたKANAMIさん。
一体どんな音楽ルーツをお持ちなんでしょうか?
次回もぜひ、お聴きください。

セブンイレブンのぬれせんべい
ちょうどいいんですよ
このボリューム感(by 水野さん)
水野さんが最近ハマっているぬれせんべい
モチっとした食感と
しっとりとしみた醤油味がたまらない1品
黒ラベルと相性はバツグン
たまらないです。

You may they
きっとね! / 中村佳穂
Heaven's Kitchen
/ BONNIE PINK
コイスルオトメ / いきものがかり
メロディー / 玉置浩二
JUNK LAND / 玉置浩二
帰りたくなったよ
/ いきものがかり
ウルトラC / 清野研太朗
異世界協奏曲 / 清野研太朗
キラキラ / 小田和正
やさしく、さよなら / いきものがかり
運命ちゃん / いきものがかり
うきうきぱんだ meets fox capture plan
/ いきものがかり
晴々! / いきものがかり
Yes! Ramen!! / Hiromi's Sonicwonder
水野さんとのトークを受け
クリス・ペプラーが
選んだ1曲はこちら!