SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2023.10.28 ON AIR
今週はアーティストの
Skaaiさんをお迎えしました。
昔から音楽が好きだったという
Skaaiさんですが、
原体験となったのは...

アメリカ・バージニア州で
中国系マレーシア人の父と
韓国人の母のあいだに生まれ、
大分県で育ったSkaaiさん。
韓国、マレーシア、アメリカなど
複数国での滞在経験があり、
英語、日本語、韓国語が堪能な
トリリンガルです。教育熱心な両親の影響で、
勉強や多くの習い事にも打ち込む
幼少期を過ごしたそう。小学校までは
大分県で生活していたそうですが、
「アメリカで生まれたのに英語が話せない」
というコンプレックスがあったそうで、
自ら志願して、中学からはアメリカの学校に
通うようになったと話しました。

昔から音楽が好きだったという
Skaaiさんですが、原体験となったのは父親が
運転する車で聴いていた音楽だったそう。
「車の中で曲をよく流してくれていて、
 B'zとかORANGE RANGEを聴いて、
 親と一緒に歌ったりしていました。」 
そう話したSkaaiさんは現在25歳。
ここ2年くらいでCDやレコードを
買うようになったそうですが、
それまではYouTubeやサブスクで
音楽を聴いていたため、音楽を所有するという
習慣がなかったと明かしました。

高校時代には地元・大分にて、
友人と路上ライブをやっていたとのことですが、
この時はラップではなく、ワン・ダイレクションや
ジャスティン・ビーバーなどの曲を
歌っていたそうです。
「頑張って歌ってましたね。でも自分が初めて
 完全にラップを覚えた曲が、
 ジャスティン・ビーバーの「Baby」の
 リュダクリスのヴァースだったんですよね。
 そこが自分のラップの原点な気がします。」
と話しました。

ラップに本格的にハマったのも
同じく高校生の頃。
「韓国の『SHOW ME THE MONEY』という
 ラップのオーディション番組があって、
 それを観て韓国のラッパーを
 ディグしていったところから好きになりました。」
と語ったSkaaiさん。クリス・ペプラーから
韓国のラップの特徴について訊かれると、
「メロディというか、音階としてラップを
 捉えているアーティストが多いのかなっていう
 気がします。歌うようにラップをするというか、
 だから自分にもすんなり入ってきたんだと
 思います。」と語りました。さらに、
「韓国語は英語との親和性が高い気もします。
 韓国語って柔軟な言語だと思っていて、
 英語をそのまま発音出来る部分もあるので、
 そういう言語的な面白さもありますね。」
とトリリンガルならではの解説もしました。

大学では法学者への道を
志していたというSkaaiさんですが、
途中でアーティストになることを決意しました。
その経緯について、
「勉強は得意だったんですが、
 生業ではないと感じたんですね。
 論文を書くことや研究をすることって、
 表現ではなく証明とか説明に近いので、
 自分は表現者だと思って、こっちに来ました。」
と説明しました。そして、2021年にABEMAの
オーディション番組『ラップスタア誕生!』に
出場したことをきっかけにデビュー。
「大学院に通っていた頃で、
 論文も書かないといけなかったのに
 応募しました。(応募したことを)親にも
 話せなかったですね。退学届を出した後に
 親に言ったんですけど、
 実は番組を見ていたらしくて。
 自分が番組の中で作った曲を聴いてくれて、
 すんなりというか、涙ありの会話になりました。
『やりたいことをやってくれるのが
 親として幸せだ』って言ってくれましたね。」
と振り返りました。

そんなSkaaiさんが影響を受けた
アーティスト/作品として挙げたのが、
韓国のラッパー・C Jamm(シジェム)の
『Ghenn』という作品でした。
「音楽性の自由さ、音楽としてのレベルの高さ、
 自分の声と音楽性を理解して、
 まとまった作品に昇華したのがカッコいい。」
と語りました。Skaaiさんは韓国の
ヒップホップシーンにとても明るく、
現地でもライブをおこなったことがあるそうです。
近年の韓国の音楽市場の拡大については、
「吸収がすごく速いんじゃないですかね。
 例えば世界で名を轟かせている
 トッププロデューサーに声をかけるスピードも
 速いんじゃないかと思っていて、
 急にブームが来たというよりも、
 みんながそういう努力をすることによって、
 今の地位があるんじゃないかという
 気がしています。」と語りました。

尊敬するアーティストとして
名前が挙がったのは、タイラー・ザ・クリエイター。
「自分の世界観を持っていて、
 生き様がそのまま
 世界観になっているような感じがして、
 それがマジでアーティストだなと思います。」
と語りました。この流れで、クリス・ペプラーに
ヒップホップの魅力について問われると、
「正直であること、嘘に敏感であることは
 ヒップホップならではなのかと思います。
 最初は嘘をついていても、
 ある程度評価が付いてくると、
 『そんな人生じゃなかっただろ』って
 非難される現場も見てきているから、
 嘘に敏感なシーンなんだと思います。」
と答えました。

ライブへもよく足を運ぶというSkaaiさん。
印象に残っているライブについて訊かれると、
話したのは意外にもリアム・ギャラガーの
ステージ。今年のサマーソニックで
見たそうですが、その全てが良かったそうで、
「オアシスは全然聴いてこなかったんですけど、
 この曲も良い!あの曲も良い!ってなりました。」
と語りました。リアム・ギャラガー独特の
歌唱姿勢にも驚いたそうで、
「これで人って歌えるの!?みたいな、
 そのポケモン感というか、人間じゃない感じも
 めっちゃ良かったですね。」と述べました。
ちなみに最近注目しているのは、
ドラマー/プロデューサーの
カッサ・オーバーオールだそうです。

番組では、大人の☆生
サッポロ生ビール黒ラベルで
乾杯していることにちなんで、
今回はSkaaiさんに
「大人になったと感じる曲」を伺いました。
Skaaiさんが選曲したのは、
イルカさんの「なごり雪」でした。
「(中学で)急にアメリカに行ったので、
 英語が喋れなくて、
 一人で閉鎖的に過ごす時期があったんです。
 その時にこの曲のメロディがスッと入ってきて、
 よく聴いていました。
 最近聴き返しているうちに、
 歌詞の意味が分かるようになっていて、
 ちゃんと「なごり雪」を聴けている感じがします。
 大人って引き出しが多くて、言葉を聴いた時に、
 思い浮かぶ情景が
 増えているんだなって思います。」
と選曲理由を語りました。

さて、Skaaiさんは9月に
2枚目のEP『WE'LL DIE THIS WAY』
をリリースしました。
“決別”がテーマとなっている今作。
「音楽活動を23歳で初めて、
 2年間やっていると新しい葛藤や悩み、
 メンタル的な苦しみもあって、それを2枚目で
 昇華した感じです。未熟だったSkaaiからの
 決別。世界を知らないからこその自信、
 みたいなのが最初はあって、そのまま行くと
 壁にぶち当たるっていうのを、過去の自分に
 物語っている曲もあります。」と解説しました。
全6曲収録、11月22日には12インチの
アナログレコードでも発売予定となっています。
そしてツアーも決定しています。東京、大阪、
福岡、仙台の4都市を巡るワンマンツアー
「Skaai DEAD TOUR」。詳しい情報は、
SkaaiさんのSNSをチェックしてください。

Skaaiさんの情報はこちらから

来週はROTH BART BARONの
三船雅也さんをお迎えします。
昨年末からドイツ・ベルリンと、
東京の2拠点で生活し、新しいアルバムを作り
リリースされました。
番組初登場となる三船さんに新作のお話や、
音楽ヒストリーなどを詳しく伺います。
次回もぜひ、お聴きください!

OMIYA

韓国のり
Skaaiさんが黒ラベルの
おつまみに選んだのは“韓国のり”
パリッとした口当たりと
程よい塩加減が黒ラベルに良く合います。

MUSIC

  • HOMEWORK
    FOR ME
    / Skaai

  • ultra soul / B'z

  • Baby ft. Ludacris
    / Justin Bieber

  • Good Day (Prod. by CODE KUNST)
    / pH-1,Kid Milli,Loopy, Paloalto

  • Nectar. / Skaai

  • Period. / Skaai

  • FLOOR IS MINE feat. BIM
    / Skaai

  • GENTLEMAN / C JAMM

  • Super Shy / NewJeans

  • Glitter
    / Tyler, the Creator

  • Rock 'n' Roll Star
    / Liam Gallagher

  • Ready To Ball
    / Kassa Overall

  • なごり雪 / イルカ

  • PRO 
    F.N.A.P. 
    WE'LL DIE THIS WAY
    / Skaai

  • Are We There Yet
    / dumbfoundead

    Skaaiさんとのトークを受けて
    クリス・ペプラーが選んだ1曲はこちら!

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