2022.05.14 ON AIR
【ノラ・ジョーンズ】flumpool山村 隆太さん、シンガーソングライター 優河さん登場!

今週のテーマは、衝撃のデビュー・アルバム リリースから20年!ノラ・ジョーンズ!
ゲストは、flumpool山村 隆太さん、シンガーソングライター 優河さんをお迎えしました。

■ノラ・ジョーンズとの出会い

グローバー:早速ですけど山村さん、最初に出会ったノラ・ジョーンズ覚えてます?
山村:デビューして3年、10年近く前ぐらいにレコードにハマってた時期がありましてメンバーとかといろんなレコードを聴き比べたりとか買い漁って。その中でノラ・ジョーンズの『Feels Like Home』というアルバムを聴いた瞬間に自分のオーディオのスピーカーを “あ、ノラにいちばん合うスピーカーはこれ”って、ソナス・ファベール っていうのを選びました。
グローバー:優河:すごい!
山村:それで半年ぐらい毎朝毎朝『Feels Like Home』をかけて。
優河:共同生活(笑)
グローバー:朝起きたらまずノラだったんだ。
山村:そうですね、目の前で歌ってくれるんですよ。
グローバー:どんな幸せがあったんですか?音?それとも曲?
山村:声ですね。ノラ・ジョーンズのスモーキーな声というか、なんかちょっとため息に近い成分っていうか。朝って僕そんな元気に起きられるタイプでもないんで、そっとこう“起きなよ”って優しく寄り添ってくれてるようなそういう声がすごく好きで聴いてましたね。
グローバー:アナログだから届いてくる声質ってのもあったんですかね?
山村:そうですね、アナログの良さってその温度感というか温もりみたいなのってやっぱCDでは出ないもの。本当に音の響きって目の前で歌ってるような気持ちになるというかその温もりなんですよね僕にとって。目の前で歌ってくれてるっていうのはものすごくゴージャスというか贅沢な時間をくれる。自分だけのためにライブをしてくれてるような気持ちになるんですよね。「Sunrise」という曲が1曲目なんですけど、針を落とすんで飛ばせないじゃないですかレコードって。だからこの曲と共に目覚めてました。

グローバー:優河さんはノラ・ジョーンズとの出会い、きっかけどんなものでした?
優河:私は高校2年生ぐらいの時にオーストラリアに留学してたんですけど、ど田舎で本当に何もすることがないような場所だったんですけど、そこのホストシスターが家でかけてたのを聴いたのが多分最初かなと思います。
グローバー:その時、どんな気持ちになったんですか?
優河:“あ、この人なんだろう?”って純粋に思ったのと、あとジャケがめちゃくちゃ可愛いなって思って。その時パソコンの画面にあの『Come Away with Me』のジャケが載ってて“この人、超きれいだし、なんだろう?”って思って。それから聴くようになったと思いますね。
グローバー:山村さんがおっしゃるような声の魅力だけでもやられますけど、私もあのファーストアルバムのルックスが“え!こんな綺麗な人が!”しかもちょっとイメージする声とギャップがあるのが。
山村:うん、全然違いますよね。当時って何歳ぐらいなんですか?
優河:22とかですかね。
山村:そんな方の声じゃないですよね。
優河:ほんとにそうですねー、声の抜け感ってどうやってこの歳で出るんだろう?みたいな。
グローバー:その時優河さんはもう自分でも音楽プレイしたり、たくさん聴いてました?
優河:いや全然。音楽にあんまり興味がなかったというかヴォイトレは高校生の時からやってたんですけど。。
グローバー:その出会いから年月を経ていってそこからって追いかけて行きました?
優河:そうですね、結構飛び飛びではあったかなと思うんですけど。
グローバー:セカンドインパクトとかありました?
優河:それからちゃんとまた聴き始めたのが『The Fall』っていうアルバムで4作目なんですけど、やっぱりそれでまた衝撃を受けましたね。なんかこうノラのガッツみたいな。
山村:めっちゃ分かります、あのアルバムでめっちゃ変わりましたね。
優河:いまままでももちろんそのグッと出るところみたいなのはもちろんあったけど、やっぱり曲とかアレンジとかにそのガッツがグッっと出るっていうのは『The Fall』からなのかなって思ったりしましたね。
グローバー:すると今いちばん好きっていうとその辺りの曲になります?
優河:すごい悩んだんですけど『The Fall』も好きだし、でも2019の辺りに出た『Begin Again』っていうアルバムがもうめっちゃかっこいいなって。なんでこの人いつまでもかっこいいんだろうって思いますね。
グローバー:どんな気持ちですかこの『Begin Again』。
優河:『The Fall』で出たこのガッツがもっと成熟して、なんて言うんでしょうね、なんか玉みたいな。
グローバー:いま手で丸を作ってますね。そういう見えないけど形ってありますよね。
優河:なんかこう女性の強さみたいなのが核にちゃんとある。丸い核が本当にずっとあって、しかもノラの作品を追うごとにそれがちょっとづつちょっとづつ大きくなっていくっていうか、やっぱり人間として本当に豊かだなって思いますね。

■アルバム『Come Away with Me』

グローバー:ノラ・ジョーンズといえば、世界中の音楽ファンをトリコにした1stアルバムリリースから今年で20周年!この変わらない魅力を持ったあのアルバム。彼女の作品の魅力ってどんなところにあると思いますか?
山村:彼女の20年の中での若い時に歌ってる彼女の歌もそうですし、今歌ってる最新のアルバムでの彼女の声もそうですし、変化はあるんですけどどこかこう普遍的なものっていうか変わらないものを歌ってくれてるなとは思いますけどね。
グローバー:いまこうジャケットを並べてみてももちろんビジュアルイメージとか彼女が打ち出そうとしたメッセージの変化はアートワークからも感じるんですが、それでも変わらず世界中の音楽ファンがやっぱりこのファースト・アルバムが大好きだから20周年記念でオンラインの音ライブストリーミングのコンサートもやってたりして、そういうファンの気持ちってありますよね。
優河:そうですね。なんかその作品に立ち返ることができるって本当にすごい事だなって思っていて、私はもう恥ずかしくてどこかくすぐったい気持ちになってしまうんですけど、それができるのはソングライティングもそうですし、アレンジとノラがちゃんと生きて、立ち返ってまたそれで生き進んでいくっていうのが本当に目に見えるっていうかそれを共有してくれることがすごいファンとしては嬉しいし、別に前だけ向いてなくてもいいのかなって気持ちになるっていうか。懐の広さを感じますよね。
グローバー:振り返ってみると思い入れがある作品いくつもあると思うんですけれども、中でもこれかなっていうのは山村さんはいかがですか?
山村:僕は出会いの『Feels Like Home』はすごく思い入れがありますし、この20周年っていう中で僕らflumpoolとしてもすごくいろんな紆余曲折があったんですけども、ノラ・ジョーンズの中でも『Feels Like Home』もそうですし『Come Away with Me』 もそうですし、グラミーを獲ってものすごい輝かしい初期として僕らは聴いてるんですけど、でもやっぱりノラにとっては意外と華々しいものが影を落としてるところもあったりとか、自分で曲を作ってないってことで活動を休止してその後に『Not too Late』っていうアルバムを全曲自分で作ってとか、ものすごく彼女も葛藤しながら生きてきた。でもこの『Feels Like Home』に入ってる彼女の気持ちであったりとかってのはその中でも一生懸命戦ってたっていうか音楽に向き合ってた気持ちってのは嘘じゃないと思いますし、そういう意味でも長く続ける中でのファンとしてもすごく大切にしたいアルバムだなと思います。
グローバー:優河さんはいかがですか?リスナーじゃなくても自分で曲作り始めるようになって影響を受けたなっていう作品もありますか?
優河:シンガーソングライターとして活動し始めてから聴いた『The Fall』。凄かったなぁと思いますねー。“本当に音楽が好きで楽しいんだなあこの人”って純粋に思ったというか、なんかノラって自分の生活とか人生をそのままじゃないかもしれないけど割と素直に曲にできるなーと思って。“え、そんなことまで書いていいの?”みたいなちょっとこっちがドキドキしてしまうような言葉とか本当に素直に書いていてそういうことを音に明るさを持ちながら誰かと共有することができるのがすごい魅力的だなぁと思って。
グローバー:いろんな人生のページ、葛藤もあるけど彼女は音楽にしちゃうと風通しっていうかオープンなんですね。
優河:そうですね、本当に風通しいいですよね。

■シンガーソングライター優河セレクト!
「え!? 待って!これって私の曲!?」カバーしたいノラ・ジョーズ ナンバー TOP3!


3位:Come Away With Me 

優河:やっぱりこのメロディとピアノの絶妙な絡まりがもう本当にセクシー。やっぱりすごい色気があるなと思って。なんかこういう曲をさらっとイヤらしくなく歌えるっていうのは本当にいいなって思いますね。本当に弾き語りし始めたぐらいの時に多分カバーやってみたかなっていう記憶がありますね。今ならもうちょっとよくできるような気がするけど(笑)

2位:It Was You 

優河:ちょっと湿度がある曲調で、ノラのブリージーな感じよりかは景色でいうと室内の暖炉のある部屋で湿度のある感じ。ちょっと言葉にしづらいんですけど、どの曲を聴いてもやっぱりノラは色気があって、この「It Was You」っていう曲はノラのガッツっていうのもあるし、ちょっと裏の部分っていうか影になる部分みたいなのが音像としても本当にめちゃくちゃかっこいいなと。本当に大人の色気が出てるなって思いますね。

1位: Shoot the Moon

優河:それこそ弾き語りがをやり始めた頃にカバーしてたと思うんですよ。だからすごい歌詞が今でも入ってて、なんかノラの歌詞ってすごい簡単な言葉が割と連なってて一見“あ、分かるかも”って思うけどよく歌詞を見ると“ん?どういう意味だろうこれ?”みたいな。簡単な言葉の奥がすごく想像できる曲だし、最初の歌詞が“The summer days are gone too soon”みたいな言葉の巧みな感じと弦の音がすごい絶妙だなぁと思って。この曲を聴くとカバーしてた頃の気持ちにもなるし、それを今やったらどうなるのかな?っていう興味があります。本当にシンプルにギターで弾き語りしてみたいなーっていう気持ちがありますね。


まだまだ続く『ノラ・ジョーンズ』来週もお楽しみに!

PLAYLIST

Sunrise / Norah Jones

Begin Again / Norah Jones

Carry On / Norah Jones

A Spring Breath / flumpool

Shoot the Moon / Norah Jones



◆Spotifyにもプレイリストを掲載しています。ぜひお聴きください。

■『MARUNOUCHI WALK』でご紹介した「P.C.M.パブ・カーディナル・マルノウチ』の詳しい情報はこちら!

■放送後1週間は右下のRadikoタイムフリーボタンでお聴きいただけます。
■flumpoolの詳しい情報はオフィシャルサイト
■優河さんの詳しい情報はオフィシャルサイト

来週はノラ・ジョーンズPart2!ゲストには引き続き、flumpool山村 隆太さん、シンガーソングライター 優河さんをお迎えします。お聴き逃しなく!