2022.03.12 ON AIR
【Justin Bieber Part2】Da-iCE 花村想太さん、パフォーマンスチーム s**t kingzのOguriさん登場!

今週は、ジャスティン・ビーバーのPart2!
ゲストには引き続き、Da-iCE 花村想太さん、パフォーマンスチーム s**t kingzからOguriさんをお迎えしました。

■ジャスティン・ビーバーのパフォーマンス

グローバー:ジャスティン・ビーバーのパフォーマンスというところからお伺いたいんですが、印象に残ってるパフォーマンスいかがですか? 
花村:僕はビクトリアシークレットのファッションショーでランウェイをモデルさんが歩いてる時に「Beauty and a Beat」を歌うというパフォーマンス。いろんなアーティストがやられてるんですけど、その中でジャスティンのチャラさが(笑)光ってるんですよ。真っ白な服でモデルさんを追いかけていきながら歌っていくっていう。
グローバー:どうチャラさを出すかの勝負なんでしょ?
花村:多分そうじゃないですかね、みんなチャラいんで。あと歌ってる時にモデルさんが自分のことを好きになって欲しいと思ってるだろうなっていう歌い方をするんで、すごく欲が見えるというか。それは人間らしくてすごく好きなんですよね。
グローバー:アーティストとしてこの心の持っていきかた、同じ目線で見てどうですか?
花村:僕もあの状況になったら同じことやってると思います(笑)歌いながら一緒に歩きたくなっちゃうだろうなと。
グローバー: Oguriさんはいかがですか?
Oguri:それとは対照的にだいぶ大人になった本当に最近のパフォーマンスなんですけど、「NPR Tiny desk concert」っていうコンサート会場じゃないところでライブ演奏する「Peaches」。ちゃんと自分でピアノ演奏して、元の曲よりもだいぶアコースティックに落ち着いたアレンジになっていてそれがすごく素敵だし色気があるし、グッとくる感じになってるんですよね。
グローバー:ずっとジャスティン・ビーバーのライフストーリーを追いかけてくると、今こういう姿見せてくれるのは嬉しいもんですよね。
Oguri:いやぁ、そうですね、カッコいいなって思いますね。最初出てきた当時は悔しかったんですけど、今は本当に“カッコいいな、この人は”と思うようになりました。

■昨年の日本レコード大賞を受賞したダンス&ボーカルグループDa-iCEのボーカリスト 花村 想太セレクト!
  「これぞジャスティン・ビーバーの真骨頂!」ボーカル力が光るTOP3!!!


3位:What Do You Mean?  <2015年>

花村:この楽曲、結構休符が多かったり、スタッカートの部分がすごく多いんですよ。そこのリズム感がジャスティン・ビーバーは結構飛び抜けてて、リズムをもたらせもしないし、しっかりはめ込んでいるんですけど、あまりはめ込みすぎると実は色気ってなくなるんです。固くなってしまった歌になっちゃうんですけど、はめ込んでるんですけどそこに余韻があることですごくリズム感があるのに色気が出るっていう。そういうテクニックがすごく光ってる楽曲。ジャスティン・ビーバーはリズム感が結構特徴的なので。

2位:Changes <2020年>

花村:この楽曲は割と同じ歌詞をパン、パン、パンと繋げてサビに向けていくんですけど、Aメロぐらいに同じ歌い出しを3〜4フレーズぐらいやってから次に進んでいくんですけどその時のバリエーションがすごくて。もちろんメロディーラインも違いはするんですけどその中に歌詞によっての譜割のメロディーラインの中でしっかり抜きは抜き、緩急があったりとか、エッジボイスを使ってたり。セクシーなエッジボイスをポイントで差し込んでくるのでそういうの見つけるとすごく楽しいっていう。
グローバー:リリックの文字だけ追いかけてれば同じものが半分は並んでるところなんだけど全部違う表現をしてくれるんだ。
花村:そうなんですね、歌い出しは同じなんですけどその後の言葉によってその手前がちょっと違うとか。すごく聴きごたえのある曲だなと思ったので超有名曲ではないんですが入れてみました。

1位:Love Yourself <2015年>

花村:この曲はとにかくキーがめちゃくちゃ低い。僕がカラオケで歌う時は4つ上げて歌うんですけど、それでも気持ちいいかって言われたらそうじゃない。もっと低いって考えると、これを音楽聴いてるなって状況にもっていけるのが凄いと思うんですよね。例えばこのキーのまま他の誰かが歌ったとしても、きっとそこに気だるさは見えても色気は出ないとか。でも歌っていて終始ずっとため息をついてるんで、その息遣いだったりとかそういうところを見るとこの曲全体的に本当に歌唱力がないと表現できないんだっていう風に感じた一曲ですね。

■音楽シーンへの影響

グローバー:ジャスティン・ビーバーが音楽シーンに残した最大の影響、なんだと思いますか?
Oguri:何なんですかね、もうなんか一人の人間としての可能性をなんか存分に見せてくれているのかなというか、ああいうキラキラした感じでデビューしたところから色んな道を経て今こういう音楽を作って。多分これからもどんどんいろんな経験をしてすごくなっていくんだろうなっていう人間の移り変わりというものを見せてくれている気がして、そこがいろんな世代に影響を与えてくれる理由なのかなって感じます。
グローバー:花村さんはいかがですか?
花村:常に最先端を走ってるなというところがあるので、冗談とかお世辞でなく、流行りを作ってるなっていう。トレンドを本当に作り上げている人だなと思うので、彼自身が“影響”と言っても過言ではないぐらい。“ジャスティン・ビーバーがコレしたからちょっとこういう曲作っていこうよ”って本当に日本の界隈ってそういう風に音楽シーンがつくられていたりするので。
グローバー:彼のアンテナとかセンスっていうのはミュージックシーンの中でそれぐらい信頼されてるんだ。
花村:はい、絶対次に来るって言われているので、そこが影響されているのかなと思いますね。日本は特に。
グローバー:これは音楽史に残るよねという曲は花村さんいかがですか?
花村:やっぱり「Love Yourself」は改めて聴いても“よくこれを完璧に表現できるな”と。彼以上にこの曲を歌える人いるんだろうか?と思うぐらいめちゃくちゃ本当にすごいバランスでできた楽曲だなと思います。
グローバー: Oguriさんはいかがですか?
Oguri:ダンスの世界から見た時に「Sorry」っていう曲で自分が出ずにダンサーが出ることでミュージックビデオ作品として作り上げていて、その中のディレクションとかも全部そのダンサーだったりを信頼して委ねて作っているっていうのがこの「Sorry」が始まりだったのかなっていう気がしたので。すごくダンサーとしては“こんな表現の形もあるんだ、こうやってチャンスをくれるアーティストが居てこうやって世に出る機会があるんだ!”っていうすごくモチベーションにもなりますし、なにせこの作品がめちゃくちゃやっぱりカッコいいんで伝説的な曲だなと思いますね。

■キャッチコピー

Oguri:「ジャスティン・ビーバーとは… 説得力の塊」である!
デビューした時に思わされた、この”チクショー、ギャフン”みたいなところから色々常に最先端を走り続けて今も本当に素直に“カッコいい”って思えるって本当に色んな要素をこの人が持ってるし積み上げてきたものがちゃんとあって、だから誰も文句言えないなって。
 
花村:「ジャスティン・ビーバーとは… 自由の象徴」である!
楽曲の中で色んな所にアプローチすることができる自由自在なところがある。それはやっぱり私生活もそうですしライブ会場でもそうですし自分自身が自由に楽しくやっているからこそ出てくるグルーヴなのかなっていうところで“自由の象徴である”ということです。

2週に渡る「ジャスティン・ビーバー」ラストは「Changes」で締められました。

PLAYLIST

Peaches feat. Daniel Caesar, Giveon / Justin Bieber

Love Yourself / Justin Bieber

Sorry / Justin Bieber

Heartbreaker / Justin Bieber

Unchained World / GENERATIONS from EXILE TRIBE

Changes / Justin Bieber


◆Spotifyにもプレイリストを掲載しています。ぜひお聴きください。

■放送後1週間は右下のRadikoタイムフリーボタンでお聴きいただけます。
■Da-iCEの詳しい情報はオフィシャルサイト
■s**t kingzの詳しい情報はオフィシャルサイト

来週のテーマは、HIP HOP界の生きるレジェンド、Dr.Dre !ゲストにはKダブシャインさん、KEN THE 390さんをお迎えします。お聴き逃しなく!