2020年07月17日

STAGE PIA WE/LIVE/MUSICAL #64 ゲスト:鴻上尚史さん!!

先週に引き続き、作家、演出家の鴻上尚史さんがゲスト!!

鴻上さんが映画より、はるかに素晴らしく
生涯観た舞台で、間違いなくBset3に入ると称賛するのが
『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー』。
とりわけ炭鉱のストと子供達のバレエレッスンを
ひとつの空間のなかで登場させるシーンは、
舞台でしかできない自由さであり、演出の手法と語ります。

作品の舞台となったのは、英国サッチャー政権の時代で、
当時、新自由主義というものが謳われて、
貧困は自分の責任、人々を守る社会はないと言われた当時に、
起きた事件のひとつが炭鉱労働者のストライキ。
その社会性も惹かれる理由のひとつだそうです。

また、ミュージカルの手法として、愛をテーマにした作品で、
ラヴ・ソングのヒット曲が次々に歌われて、
この手があったかと、ブロードウェイで
圧倒されたのが『ムーラン・ルージュ』。
これも映画の舞台化ですが、音楽が超豪華で、
映画よりもアップデートされた最新ヒット曲が
ふんだんに使用されているのが魅力と言います。

その一方で、日本発のミュージカルにも注目。
もう少しの工夫と、国のバックアップ体制があれば、
今の韓国のようにミュージカルを輸出できるようになるはず、
とも熱く語られています。

本日OAした曲
M : Angry Dance /『ビリー・エリオット』より
M : Where Did The Rock Go /『スクール・オブ・ロック』より

staff| 23:00 | カテゴリー:

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