2020年05月08日

STAGE PIA WE/LIVE/MUSICAL #54 作曲家のフランク・ワイルドホーン特集!

今週は、作曲家のフランク・ワイルドホーンを特集。
親日家としても知られ、宝塚歌劇団をはじめ、
『デスノート』など、日本の新作ミュージカルのために
音楽を書き下ろしている作曲家です。

彼の音楽の特徴は、耳馴染みがよく、
脳の中にすっと入り込んでくるようなメロディーライン。
その背景にあるのは、彼のキャリアが、
ポップシンガーに楽曲を提供するところから始まったこと。
ホイットニー・ヒューストンの全米NO.1ヒット曲
『ブロークン・ハーツ』を書いたのもワイルドホーンです。

中井智彦によれば、
彼のミュージカル処女作『ジキルとハイド』は、
ロンドンの街の怪しさと音楽で見事に表現し、
そのなかでキャラクターのソロ曲が会場中の拍手を呼び込み、
ショーストップになる作りになっていると、言います。

また、ブロードウェイで評判になった
『スカーレット・ピンパーネル』が初めて宝塚で
上演される際には、『ひとかけらの勇気』という
新曲が追加で書き下ろされました。
「再演のたびに作曲家自らが動き、よりいいものに
作り直していく姿勢」こそが舞台のリバイバルにおいて、
とても大切なことだとも言います。

そんな彼の新作ミュージカル『四月は君の嘘』が
7月に東京建物Brillia HALLで幕を開ける予定になっています。
スケジュール等は、チケットぴあのサイトで
チェックしてください。

本日OAした楽曲
M : Something Like You
/『ジキルとハイド』ブロードウェイオリジナルキャスト盤より
M : 時が来た / 中井智彦
M : ひとかけらの勇気 / 石丸幹二
M : ヤツの中へ / 柿澤勇人&小池徹平
M : So Viel Mehr
/『ル・ドルフ』ウィーン・オリジナル・キャスト盤より

staff| 23:00 | カテゴリー: