2025.03.01 ON AIR
- 詩羽と同じく 〇〇が嫌いな 芥川龍之介の歴史をホリホリ!(詳細は、気になるアクセをタップ!)
- 詩羽
「3月に入って、もう怖いです!
気づいたら6月ですよ!?」
「私の仕事は、春だから!っていう変化はほとんどないんだけど、
学生の皆さん、社会人の皆さん、いろいろ変化のある季節では?」
「心身ともに無理をせず頑張っていきましょうね!」
「私にとって今年は、inの年です。ずっと家にいる!
ほとんど外に出てなくて、寝てるかゲームしてるか、みたいな!」
今回なぜ、芥川龍之介なのかというと、
今日3月1日は、大正時代から
昭和時代にかけて活躍した小説家、
「羅生門」「鼻」「蜘蛛の糸」など多くの名作を生み出した
芥川龍之介さんのお誕生日だからです。

- 詩羽
「名前は聞いたことありますよ!賞!!」
歴史男
「芥川賞!芥川龍之介賞!!」
詩羽
「『羅生門』国語の授業でやったわ!内容は全然覚えてない!」
歴史男
「『羅生門』は私も覚えてない!…」
楽しみはとっておきたい??積読タイプの詩羽さん
「家に届いて満足するというか…」
「未来のために私は行動しているだけです!」
- 歴史男によるありがた〜い芥川龍之介さんの歴史解説
- 大正時代から昭和時代にかけて活躍した小説家である芥川龍之介。
1892 年(明治 25 年)3 月 1 日、現在の東京 中央区に生まれます。
生後間もないころ、お母さまが心の病を患ったことから、
母の兄である「芥川道章」(あくたがわ・どうしょう)夫妻の
養子となります。ちなみに、幼少時に見た実の母の姿は、
生涯にわたって龍之介の心に暗い影を落としたともいわれています。
活発な中高生時代を過ごした龍之介は、
1913 年(大正 2 年)に東京大学の前身といわれる
東京帝国大学へと進学。
その翌年の 1914 年(大正 3 年)には、
仲間と文芸雑誌「新思潮」を創刊。
このあたりから文学と向き合うようになったそうです。
1915 年(大正4年)
大学在学中に処女作「羅生門」を発表した龍之介。
1916 年(大正5年)
24 歳のときに短編小説「鼻」を発表すると、
夏目漱石から手紙が届きます。
その内容は「あなたの作品は大変面白い。
自然なおかしさと上品な趣がある。題材も新しく、
文章もよく考えられている」と作品を大絶賛。
夏目漱石から、もっと作品を書くよう
勧められたことをきっかけに
文壇デビューを果たすことになる龍之介。
夏目漱石が、毎週木曜日に自宅書斎で開いていた、
門下生達との談話会「木曜会」の常連にもなったそうです。
その後しばらくして漱石が亡くなってしまい、
2 人の交流はわずか 1 年で終わりました。
1921 年(大正 10 年)29 歳のときに、
大阪・毎日新聞社の海外視察員として
中国大陸へ渡った龍之介ですが、
現地で体調を崩して長期入院。
帰国後も神経衰弱や不眠症に悩まされたといわれる龍之介は、
この頃から、自分自身のダークな部分をさらけ出す
私小説的な傾向が見られるようになり、
晩年の「歯車」、「河童」、「或阿呆の一生」などへ繋がっていきます。
1923 年(大正 12 年)親友の菊池寛が、
文芸雑誌「文藝春秋」を創刊すると
龍之介はエッセイの連載を任されましたが…
自ら編集した出版物の印税を巡るトラブル、
義兄を亡くすなど暗い出来事が続きます。
そして 1927 年(昭和 2 年)7 月の早朝、
芥川龍之介は致死量の薬物を飲み、
35 歳の若さで自ら命を絶ってしまいます。
芥川龍之介の遺書に自殺の動機として書かれていたのは、
「ただぼんやりした不安」。
葬儀で友人代表として弔辞を述べた菊池寛は、
あふれる涙をこらえ切れずに
「友よ、安らかに眠れ」と呼びかけたといわれています。

- 「芥川龍之介クイズ」
- 読書家のあなた、芥川龍之介さんの
意外な一面、プライベートなところまで、迫ってみませんか??
詩羽
「まじか、そう来たか、
あえて真っ直ぐすぎるクイズテーマ!笑」
Q.芥川龍之介の好物は?
詩羽
「明太子?さつまいも?梅干し?昆布?」
歴史男
「昆布は、正解とコンビと言ってもいいかもしれません。」
「昆布が食べたくなる時って…?」
詩羽
「おにぎり…??」
散々ヒントをもらって…、、
詩羽
「りんご?プリン?羊羹?もち!だんご!!」
歴史男
「ほぼ答えなんですが…」
詩羽
「おしるこ!!」
正解!!
甘味処では、セットでついてくるんです…!
詩羽
「初めて知った…。」
Q.諸説ありますが、芥川龍之介が嫌いだったものは??
詩羽
「体育座り、正座して作品書いてたのかなぁ…」
歴史男
「どっちかというと、書いた後に、めんどくせえなぁ、みたいな。」
詩羽
「風呂!風呂!!あ、これ最近すぎるかな??」
まさかの、あっという間に正解に辿り着いた詩羽さん。
さすが、令和のクイズクイーン!!
詩羽
「私も龍之介タイプです!」
「家を出ない、人と会わないって時は、
3日くらいは余裕で龍之介する!5日はいける!!」
「みんな内緒だぞ!!」
Q.芥川龍之介がめちゃめちゃ早かったらしいある行為とは??
詩羽
「風呂??メシ??眠りにつくまで??」
歴史男
「ヒントは、詩羽さんはこれやらないっすね!」
詩羽
「あ!本を読む!!」
さすが、令和のクイズクイーン!!正解です!
本を読むスピードがめちゃ早かったそうで、
その速度は 1分間で2ページを読めるほどともいわれています。
- 「どれが文豪だ?龍之介を探せ!」
- 芥川龍之介の「蜘蛛の糸」という作品の
書き出し部分を、歴史男のいい声で読み上げます。
そのなかから、どれが芥川龍之介のモノか推理してください。
ホンモノ以外は、文豪 歴史男による作品です!笑
1. 見知らぬ女との邂逅。わたしの視線は女のまなざしを捉えた。
世の中の醜きものを映すことなき まなざしを。
2. ある日の事でございます。御釈迦様は
極楽の蓮池のふちを、独りで
ぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。
3. 曇天に手をのばし、太陽を引きずり出したいのです。
嗚呼、無力のわが身。重なり合う糸が絡みつき、動けません。
詩羽
「1!」
残念、不正解。
詩羽
「じゃあ、3??」
残念、不正解です…
正解は2の、
「ある日の事でございます。御釈迦様は
極楽の蓮池のふちを、独りで
ぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。」
詩羽
「全然わかんないわ、やっぱ本読まないからなぁ…」
歴史男
「なんで1と3を選んだんですか?」
詩羽
「まぁ難しそうな言葉入ってる方から選んだの。」
- 今日の学びは「芥川龍之介は風呂キャン界隈」!!!
