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2017.02.12
西加奈子さんはイランのテヘラン生まれで、その後、小学校1年生から4年生まではエジプトのカイロで過ごされていました。イランの頃の記憶はないそうですが、エジプトは子供時代を過ごして、子供の西さんにとってはキラキラして見えたそうです。
エジプトは少し埃っぽかったり、ヤギが歩いていたり、ロバがゴミの車を引いていたりしていたそうですが、エジプトの中では都会で、遊びは追いかけっこをしたり、お兄さんからラジコンを借りて遊んだり、小さい玩具のトランシーバーを使って現地の子とおしゃべりをしたりしていたそうです。
またエジプトというとピラミッドのイメージですが、現地に住んでいると遠足や凧揚げ、マラソン大会など全部ピラミッドの方でやるので正直飽きていたそうです。
そんな西加奈子さんの現在のお家について伺うと、雰囲気は無国籍な感じが好きということで旅をして集めたものをランダムで飾ってあるそうです。
実は西さんは怖がりで、行く前日は少し憂鬱になるそうですが、行くのは好きで、行ったら楽しくなるタイプだそうです。
その中でもキューバが一番の衝撃で、入国した瞬間にiPhoneは圏外になり、広告が一切なく、そこでゲバラが彫刻された木の箱を買ったそうですが、それを売っているおじいさんが全く売る気がなく、ただ膝の上にその木の箱を持って、西さんが通ると箱を開けるだけで、気になってしまって買ったそうです。
そして西さんが今ハマっていることお聞きすると、やっぱり読書だそうです。
平積みされている本は片っ端から読んでいくそうで、その中でも翻訳小説が好きだそうで、、翻訳が好きと言っていたら結構もらえて、自分が選ばない本も読んでみると面白くて、まだ発見があるんだ!というのがたまらないそうです。
西加奈子さんの新作小説「i」はポプラ社から発売中です。
今回の小説は、東日本大震災、LGBT、格差などの問題も織り込まれた小説で、今の西さんの想いがつまった1冊です。
是非チェックしてみてください!
Nishi Kanako official website
西加奈子さんが東京に出てきてよく行っていた場所は「下北沢」。
下北沢はカーブが多い街で、大阪や京都は真っ直ぐな道が多く、逆にカーブが多かったり入り組んでいる街を進むのは新鮮で楽しかったそうです。
また、歩くことで心拍数も上がって血液が循環する感じがしてアイデアも浮かびやすいそうです。