UR LIFESTYLE COLLEGE

2017.11.19

GOOD LIVING COLLEGE

GUEST:
バランス料理研究家、小針衣里加さん

2003年に、料理教室「サロンアスペルジュ」を立ち上げ、2012年に日本フードバランス協会を設立し、代表に就任。
バランスのよい食事を実践するための食べ方、選び方、調理法、栄養学などについて学ぶ資格、「フードバランスアドバイザー資格講座」の講師を務め、すぐに実践できる内容を、提案されていらっしゃいます。

またレストランなどでレシピ開発を手がけるなど、食、健康、美容の専門家として活躍中です。


「今回は体を温める食材についてお話ししたいと思います。まず生姜についてなんですが、生姜は皮を剥いてしまう方が多いんですが、皮は剥かずに是非、皮ごと食べていただきたいんですね。皮に体を温める成分というのも多いですし、栄養価が皮に多いからなんですね。そして、どちらかというと生姜というのは生で食べる方が多いかもしれないですが、実は生姜というのは加熱をした方が体を温める効果がグーンとアップします。ですので生ですりおろすのもいいんですが、できればお味噌汁に入れたり鍋物に入れたり、油で炒めたり、直接加熱をすることで生姜に含まれているジンゲロールという成分が、グーンとアップして体の保温効果がアップします。

続いては唐辛子についてなんですが、唐辛子も体を温める効果があるんですが、摂りすぎると逆に体が冷えてしまうという効能もありますので、適量を取るということが大事になります。でも唐辛子を取るといってもどうやって取ったらいいかと思う方も多いと思います。そこでお勧めしたいのはキムチです。キムチは発酵食品で体を温める作用もありますし、植物性の乳酸菌が豊富ですので、大腸まで届きやすいというメリットもあります。ですので免疫力をアップさせる食材として最近は注目を集めます。色々なお料理に使っていただきたいんですが、お勧めなのは肉じゃがです。肉じゃがはジャガイモで作りますので、ジャガイモは根菜類ですので体を温める作用がありますが、肉じゃがを作った一番最後に市販のキムチを入れていただくと、一気に韓国風肉じゃがの完成です。冬には是非召し上がっていただきたい１品になります。」

年末に向け忙しくなる中、しっかり体力つけたいですね！みなさんも、是非参考にしてみて下さい。


食の資格フードバランスアドバイザー小針衣里加