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2017.10.22

不動さんは、羽田空港で見た灯台、東京灯標に魅了され、灯台マニアとしての活動をスタート。
全国各地、世界各国の灯台をめぐり、自己流で分析。
灯台について調べ、グッズを集めるなど、灯台の魅力を発信されています。
また洋泉社から、「灯台に恋したらどうだい?」、光文社新書から「灯台はそそる」も出版。
灯台を愛するエキスパートとして活動中です。
「今日は灯台の魅力についてお話しします。私は灯台の魅力は3つあるなっていつも感じていて、その1つが光なんですね。灯台はそれぞれ光り方というのが決まっていて、灯台によっては5秒に1回とか、20秒に3回とか決まっているんですね。その光り方を作っているのが実は灯台の中に入っているレンズで、このレンズがとても美しいんです。夜に見るとレンズから光の束がハレー彗星の尾のような形で海に飛んで行きます。40キロとか50キロ近い距離、それくらい遠くまで光の帯が飛んでいくんですね。
じゃあ昼間の姿はどうかというと、人工物なのに景色の中にすごくよく溶け込む存在だと思うんですね。で明治期の灯台は140歳、150歳を迎える灯台がそろそろ出てくるんですけど、、建築的に見てもレンガでできていたりとか、鉄だったり、石だったり様々な素材で工夫をして建てられているというのがよくわかる。歴史的な建造物として見てもすごく面白い存在だと思います。
第三にですね。こうした灯台をずっと守ってきた人たちがいるってことなんですね。一昔前は技術を持った人たちが灯台に移り住んで、灯台に住み込んで灯台を守っていました。そこに情熱があったというのも昔の手記を読むとわかるんです。なので灯台に行くと、そういう人たちがずっと守っていたんだなっと感じられて感謝の気持ちでいっぱいになれる。それも魅力だと思います。
そして11月1日は灯台記念日となっているので、ちょうどこの時期から日本中の灯台でイベントを行っています。そうしたイベントの情報は海上保安部のホームページで確認できるので、チャックするといいと思います。また11月4日、5日で愛知県の野間崎灯台で灯台の一般公開とイベントがありますので、こちらもおすすめとなっています。」
不動さんが手がけている「灯台どうだい?」はホームページもあります。
そちらもぜひチェックしてみてください!