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2017.04.16

GOOD LIVING COLLEGE


GUEST:
料理家の細川亜衣さん

イタリア各地を旅しながら料理を学び、帰国後は、東京で料理教室を主宰する一方、料理家としてメディアにもご出演。

現在は、熊本を拠点に、国内外で、料理にまつわる活動を行っていらっしゃいます。

最新著書は『野菜』。野菜をつかった50のレシピと、細川さんのエッセイが紹介されています。


「茹でアスパラガスを紹介します。その名の通り、アスパラガスを茹でただけのお料理なんですけども、アスパラガスは下の方が硬いんですけども、皮むき器で皮をむいたりする必要はありません。あと、まとめてザクッと切ってしまうと、アスパラガスの硬い所は1本、1本違いますので、硬い所を手で確かめながらポキッポキッと折って、これを塩をしっかりときかせたお湯で茹でます。この塩加減が結構大事で茹でた状態で、塩が全体にほんのりと行き渡ってると、ただ茹でただけの野菜がとても美味しく感じられますから、茹であげたら熱々をいただくんですが、茹で加減も肝心で、和風のお料理だと割と歯ごたえをよく、青々としたらすぐに引き上げてしまうと思うんですが、オリーブオイルと合わせる時にある程度の柔らかさがあった方が、馴染みも良く、アスパラガスの香りも強く出ます。なのである程度しなやかになった所でお湯からあげて、あとは香りのいいオリーブオイルを全体がツヤツヤするくらいにたっぷりとかけて、ちょっと美味しいお塩をパラパラとふって召し上がってください。

続いて2品目は、熊本の美味しいトマトをたっぷりと使ったトマト納豆鍋をご紹介します。納豆が苦手な方も凄く美味しいと言っていただけるお料理です。まず用意するのは納豆はもちろんそうなんですが、あとは完熟のトマト、ッそして豚ばら肉は塊で用意してください。あとはネギ、ニンニク、生姜などの香味野菜が入ります。とにかく一番大事なことは納豆をよく炒めることなんですけれども、豚肉は少し厚切りにして使うと、煮込んだあとも存在感があって美味しいですので、5mmくらいの厚さに切って、香味野菜は全て細かく刻んで、こちらを豚肉はちょっとカリッとするくらい、納豆はネバネバがなくなるくらいまでしっかりと炒めます。よく炒めた所に、トマトのざく切りを入れて、あとはお水を加えて強火でグツグツと煮ていると、だんだん汁が赤くなってきます。塩は最初に炒めている時にしっかりとしておくと、ここで旨味が十分に出てきますので、汁と味見して、味がまとまっていたら、後はお好みでキャベツやレタスを入れても美味しいですし、そのまま汁物としてご飯と一緒に、ちょっと上にエゴマやネギを刻んだものをちらして召し上がっていただいても美味しいです。」

細川亜衣さんの最新著書『野菜』は、野菜を使った50のレシピと細川さんのエッセイが紹介されています。
是非、みなさんチェックしてみてください!

『野菜』 細川亜衣