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2016.07.24

「FUTABA BAKERY」は、両国駅と錦糸町駅の間に、昨年の4月にオープンしたお店で、パンやグラノーラの店頭、オンライン販売、カフェのオリジナル商品やレシピ開発、卸販売、また、パンとグラノーラの教室を主宰しています。
この「FUTABA BAKERY」、実は他のパン屋さんとはちょっと違うです。それは、障害者のインクルージョンを行っていること!
障害者、健常者がわけへだてなく一緒の空間でお仕事をするというモノです。大学卒業後、メガバンクで銀行員として働いていた新田さん。趣味でパンを焼いていたそうですが、オモシロさに魅了されパンに没頭、働きながら、パンの講師ライセンスを取得されます。そんな時、ご縁があり障害者の方へパンを教えてる活動に参加、その笑顔、上達の早さに驚くと同時に、いつか、一緒に教室をやってみたいと思っていたそうです。
そんな中、ある出来事がきっかけで、会社を退職し、パン教室をオープンする事を決断します。
「親御さんたちが色々悩みをお話ししてくださって、多いのは子供達の就職先が見つからないですとか、希望の仕事、パンの仕事をしたいんだけれども、仕事に就けない。そういう声を聞いたんですね。とても生徒さん達は明るくて笑顔がチャーミングで、才能もあるんですね。得意なことは凄く得意なです。例えば細かい作業を集中してずっとやり続けたりですとか、好きなことに対してはとても集中力をみせて、楽しくやっているのを見て、その才能を活かしてあげたら、お仕事って作ってあげられるんじゃないかなって思ったんですね。じゃあいつかお店をやりたいと思っていたので、そこに生徒の子供達、障害者の子達を呼んで働いてもらって、一緒にパンを作っていけないかなと思ったんですね。」
パン教室を開くために、専門学校に通い、パンの極意、経営について学び、昨年、FUTABA BAKERYをオープンした新田さん。おじいさまの代から診療所として使っていた場所をパン工房に改装して、地域の方との触れ合えるよう、現在は、木曜日と土曜日の週2回、開店デーを実施しています。
スタッフは、障害者スタッフ1名、そして健常者スタッフ1名と新田さんの3人で、切り盛りされています。
梶原さんは、こうもおっしゃっていました。
「FUTABAは福祉施設、福祉の専門家ではありませんが、一般事業者としてインクルージョンに取り組んでいます。私にとってスタッフは妹のような存在で、人と人のつながり、支えあいで障がいがあっても輝いてお仕事ができると考えています。また、お給料の面でも、工房では最低賃金以上のお給料と決めています。これからも地域のみなさん、オンラインショップで買ってくださる全国のみなさんにおいしいパンとグラノーラをお届けできたらと思っています。」
では、最後に、FUTABA BAKERY代表の梶原はるきさんに、美味しいを作る為のポイントを教えて頂きました!
「粉の種類ですとか、材料と、あとは発酵の見極めですね。パンって発酵の見極め。大きさが約2倍っていうのが見極めのポイントなんですけれども、見極めの感覚を身につけると美味しいパンが焼けることができます。」
パン好きのみなさん、参考になりましたか?
両国駅と錦糸町駅の間にあるFUTABA BAKERYでは、体に優しいおよそ30種類のパンとグラノーラをあつかっています。木曜日と土曜日は、お店もオープンしています。木にある方は是非チェックしてみて下さい!
FUTABA BAKERY