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2016.07.17

企業に勤めている方、医療系の仕事をされている方、眠りが不規則なタクシードライバーさんなどを対象に、セミナーを行っている山品さん。
睡眠改善協議会が発行している資格、「睡眠改善インストラクター」を取得後、10年にわたり、さまざまな活動を行っていらっしゃいます。
快適な睡眠をするには、まずは、眠りの基本的な性質を知ることが大切なんだそうです。
「眠りに関する知識を持ってると、狼狽えないというか、今眠いのは当たり前だとか、最近眠れないんだけどこれが原因じゃないかなとか、理由も分かったりするんで、これがいけないんだとか分かると狼狽えないというか、不安にもならないし、不安にならなければそのうち眠れるとか気にせずにいられるんで良いスパイラルになると、眠りの基本的な性質ってのは2つあります。食欲と一緒で睡眠への欲求が高まらないとダメなんですよ。だから眠くならないと眠れない。もう1つが人間って夜寝て朝起きて昼活動するっていう生活をしているんで、そのリズムが体の中にあるんですね。このリズムと睡眠への欲求の2つを知っておいて活動すると良いと思います。」
快適な眠りをする為にはホメオスタシスと呼ばれる「睡眠への欲求」、サーカディアンリズムと呼ばれる「リズム(体内時計)」、この2つの性質を知る事が大切なんですね。
ちなみに、ちょっと寝不足だと、つい電車でウトウトしてしまいがちですが、実は、午後3時以降の昼寝、ウトウトはやめた方がいいそうです。
その睡眠の欲求を夜までガマンすることで、リズムが保たれ、しっかりとした睡眠をとることができると、山品さんはおっしゃいます。
では、暑い夏でも、快適に睡眠をとるにはどうしたらいいのでしょう?
山品さんにポイントを伺いました。
「暑くなると温湿度ですね。空調が嫌いな方は沢山いらっしゃると思うんですけど、温度と湿度が一定以上高くなると、やっぱり眠れないんでできれば空調を使ってお部屋の温度、湿度をコントロールするっていうのはすすめたいです。その時に体に風が当たらないように工夫するとか、そういう所は配慮してできるだけ温湿度を調整した方が良いと思いますね。結構蒸れとか話題に出るじゃないですか、掛け布団と敷布団で全然違うんですよ。敷布団ですごく通気性とか気にされる方が多いと思うんですけど、通気性よりも寝返りしやすい、動きやすいっていう事が凄く大事なんですよね。寝返りって温度と湿度の調整っていうのもあるので、寝返りした方がマットレスとくっ付いている所が蒸れるんですよ。だからゴロンと寝返りした方が換気になるんですよね。寝返りしやすい道具を使ってると、いわゆる敷布団とか、マットレスとの関係でいうと蒸れは軽減できると思います。だから柔らかすぎるのは体が沈む過ぎて、マットレスと体が沢山くっ付くんですよね。だから沢山くっ付くと暑いじゃないですか。ちょっと柔らかすぎるのは夏の環境からいうとオススメしにくい道具ですね。」
少しでも寝苦しい夜を快適に、良い睡眠をキッチリとって次の日元気に過ごすっていうのも凄く大事な事ですからね。
PARAMOUNT BED