UR LIFESTYLE COLLEGE

2016.05.29

GOOD LIVING COLLEGE

GUEST:
インテリアスタイリストの石井佳苗さん

インテリアスタイリストの石井佳苗さんは、インテリアコーディネーターの資格を取得後、イタリアの家具メーカーに10年間勤務したのち、独立。

現在は、雑誌、広告、住宅などのコーディネートを手がけていたり、インテリア好きDIY女子の為のライフスタイルウェブマガジン、「Love customizer」を主宰するなど、幅広く活躍されていらっしゃいます。

そんなスタイリストとして活動をはじめて20年になる石井佳苗さんに、まずは、コーディネートのポイントを教えて頂きました。


「やはり全体のバランスが大切になってきます。たとえば簡単に取り入れる方法として、いつも『何色くらいの柄をコーディネート、入れたらいんですか？』というご質問を受けるんですね。だいたいメインの色を決めて、＋サブの色を1、2色というような感じで決めていくと、小物選びもしやすいですし、ファブリックとか大きなモノも選びやすくなるかなと思いますね。あとは、色という部分以外で、ちょっともう少し先をいくと、たとえば『テイスト』っていう言い方があるんですけど、北欧のスタイルが好きとか、モダンなスタイルが好きとか、アンティークのスタイルが好きとか、自分の中で少しぐっとくるような、自分がトキメくようなスタイルがあるかなと思うんですね。そういった所でのモノ選びになってくるかなと思いますが、私が日頃ご提案しているのは、アンティークが好きだと言って100％すべてを古いモノでそろえてしまうというよりは、そこに少し今のエッセンスを入れていくとか、そこでバランスをとっていくやり方、そうすると少しこなれた感じになっていくかなと思いますね。」


スタイリングはもちろん、ここ数年は『DIY＝Do It Yourself』、自分で何かを作ったり、修繕したりするDIYの提案もしている石井さん。

石井さんが主宰する、「Love customizer」では、インテリア好きDIY女子の為に、さまざまな提案をしているんですね。
その中から、オススメしてくれたのがこちら！


「最近私のワークショップでよくやらせて頂いているのが、ロープを使った『マクラメ』というモノで、これは何の道具も使わないモノなんですけども、グリーンをハンギングしていくモノなんです。私は3年前にアメリカでそれを見て、すごく可愛いなっていうふうに思いまして、教えてもらってからそれを日本に持ち帰ってみなさんにお伝えしていますが、すごく手軽なんです。何の道具もいらないので、終わったらバッグの中に入れて持って帰ってもらえるので、今グリーンがすごくたくさん出ているとてもいい季節なのでオススメです。
また、これからの季節ですと『ペイント』とかもオススメです。陽気がいいので乾きやすいですよね。ペイントはだいたい2回塗りが基本で仕上げていくのですが、冬だと乾かすのに時間がかかるのですが、夏場だと、30分ぐらいあれば1回塗りが終わってまた2回塗りをしてもすぐに仕上がります。小さな面、たとえばお手洗いとか、ちょっとしたコーナーの1面であれば2、3時間で仕上げられるので、そういった所も気分転換になって楽しいのかなっていうふうにも思いますね。」


目線の高さに緑がるといいなと思うんですよね。なかなか難しいと思うんですけど、あまり重くないもので吊るしたりするとそれも面白いし、もともとある紐だったり、洋服だったりスカーフだったり、あるモノでできるっていうのはちょっとしたアイデアですね。


”Love customizer”