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2022.04.28

「 お気にいりのパン屋さんは? 」
暮らしが芽吹く朝時間、あなたの今日が最高1日になるように、
暮らしを豊かにしてくれるヒント=種を
あなたと一緒に見つけて育てていく番組、
今朝のテーマは「 お気にいりのパン屋さんは? 」


メール、ツイッターInstagramでは…
「東京のパン屋さんだと渋谷のVIRON好きです。フランス産の材料を用いた先駆けのように思います。」
「カンパーニュ大好き!刻んだ野菜とグリュイエルチーズ散らしてトロリとするまで焼いたのとか幸せ過ぎる。仙台朝市の中にあるパン屋さんは、自家製酵母の小麦香るセミハード系のパン♪」
「久留米のパン屋さん・東京堂製パン所…半チョコパン、コーヒーパンも、昔から馴染んだ味。お店の隣に、私が通ってた幼稚園があるのですが、パン給食は、いつも、この東京堂製パンさんのパンでした。また食べたいな…」
など、パンへの熱い想い、頂戴しました!

代々木にある薪窯を使ってパンを焼く「パン屋塩見」
小学校教諭、沖縄での魚の研究者という変わった経歴をもつ
パン屋塩見オーナーで、パン職人の塩見聡史さん。

塩見さんが薪窯と出会ったのは、
沖縄にいた当時アルバイトをしていたいパン屋、「宗像堂」でした。
薪窯の楽しさに惚れ込んでしまい「これを仕事にしたい!」と思ったのが
パン屋塩見の始まりなんですが・・・

東京23区では薪窯を使ってるのは塩見さんだけ。

そして、他のパン屋さんと違うのが、
お店で売っているのは基本的に「食パン」と「カンパーニュ」の2種類だけ。

ということで、塩見さんが作る「カンパーニュ」のこだわり、伺いました。
「カンパーニュ」とは…
田舎風のパン、大きくてみんなでわけあって食べるパン、というのが一般的な認識。

農家さんから仕入れた麦粒、生きてる種を石臼で引いて、引き立ての全粒粉が楽しめるパン
お米で言うとお玄米おにぎりのようなものと考えると親しみやすいでしょうか…

味は麦の全体が入っていていろんな味がするし、栄養もある。甘くしても塩辛くてもいける
日本人には食パンの方が親しみやいパンかもしれないですが、
麦や酵母の発酵の味をダイレクトに感じられ自分でアレンジできるパンなんです。


ちなみに、塩見パンの食パンは、こね方を優しめに抑えて、膨らませすぎず
食べ応えのある、味を濃く感じるような食べ口、とのこと。
皮をなるべく厚めに作ることで、香ばしい皮を楽しめるような薪窯ならではのアレンジに!
「食パン」と「カンパーニュ」の2種類だけしか作らない理由は…
「色々あると、飽きちゃうかなと思った。」と言う塩見さん。

少ない方が、少しの変化も自分の目が行き届くし、その変化を追う方が興味が続く。
因みに、お店を開ける前に焼いて、その日のスタッフで食べて、
味について話してから黒板を書いているんですが、
レシピ上は同じでも、膨らみ方や味の出方が変わってくるので看板に書いているそうです。


と、言うのも小麦は作物なので気候の変化などもありいつも同じじゃない上に、
特に薪窯を使うと、数字のコントロールができず窯の様子も違う。(体調の違いもある)

薪窯という機械じゃない、ある意味「自然」の力の魅力を活かして
小さな変化を楽しんでもらえように提供しているのが面白い「食体験」ですね。

好きなパンは…
メロンパン
うっとりする別所さんかわいい^^
今朝はメロンパンの哲、でした!

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