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2021.07.05
- 梅干しのオススメの食べ方!!
- 夏の時期には特に大事となる梅干し。
そんな梅干しについて、
全国300種類以上の梅干しを食べ、梅干しが好きすぎて【立ち食い梅干し屋】という実店舗も運営しているBambooCutの代表取締役 竹内順平さんにお話を伺いました。
▼立ち食い梅干屋 HP
まずは梅干しのルーツについて伺うと...?
「梅自体は、中国から700年代に薬の漢方薬の烏梅っていう形で日本に来たと言われていて、その後900年台の医心方という医学書にも、
梅と梅干しの効能が書かれてたと言われてます。
なのでその700年から900年の間に誰かが梅干しにしたと考えられるんですけど、なので1000年ぐらい歴史がある。
それからどんどんどんどん日本中に広まっていって、
今では47都道府県いろんな各地で様々な梅の中でもちょっと微妙に違う文化が広がっているというような形になります。」
そして何故、こんなにも万能なのでしょうか?
「元々薬で入ってきたってお伝えした通り、あらゆる効能があるので、お腹が痛い時、便秘の時にもいいって言われたりしますし、
へその上に置いておくと酔い止めになるとか、こめかみに貼っておくと頭痛が治るなんていうことを言われたりもしている。
それもこめかみに貼ったのを後でサーモグラフィーで見るとなんか実際に赤くなるんです。
そこが血行が良くなっているんじゃないかと考えられるんですけど、それぐらいに1日1粒「梅はその日の難逃れ」って言われるぐらい
梅を食べると健康にいいよと言われています。
一粒ではなく、毎日二粒三粒と食べるのも健康にいいんじゃないかなと!
和歌山県立医科大学の一宮先生に聞くと、がん予防に良いよっていう局面もあったり、
ご飯が腐らなくなるっていう防腐の一面があったりとか、
あとはその塩分が結構高いので高血圧になるって言われてるんですけど逆に高血圧を抑制する働きもあるっていう研究もあったりするので、
今これだけ歴史が長い梅干しなんですけど今の現代でもまだ全部は分かりきってないというような食材になってます。」
そして竹内さんがやられている会社「立ち食い梅干し屋」でおすすめの梅干しも伺いました!
「紀州の和歌山県田辺市にある「やさしい梅屋さん」の「酸っぱい梅」です。塩だけで南高梅をつけている白干しと呼ばれるものなんですけど、梅が無肥料無農薬無添加の要は有機栽培ですねオーガニックの梅を使ってるのであの市販で売ってるものよりももう少し雑味がある。
食べ終わった後もすっきりした感覚がありますし、何よりも梅自体の味の濃さというか、風味がとってもおいしく召し上がっていただけます。
続いてが「せきもとフーズ」さん。これも紀州のみなべ町にある梅干し屋さんの鶯という梅干しです。これが微量の蜂蜜が入ってまして酸っぱい梅干しと甘い梅干しの本当中間ぐらいで考えていただけると嬉しいです。とっても上品な甘さで食べやすくて嫌いな人が今まで会ったことないくらい皆さん大好きな味だと思います。
そして最後が、「辛子梅太子」という梅干しです。これも和歌山県のみなべ町にある小山農園さんという梅干し屋さんが作られているものなんですけど魚卵が入ってるわけじゃなくて、明太子の作るときに使う周りのスパイスを使って漬け込んでる梅干しです。」
美味しい食べかたは、
和歌山の方が主にやられてる、お刺身を食べる時に醤油にワサビとタネを取った梅干しを入れて一緒につけて食べるのが美味しいそうです!
最後に保存方法を伺いました。
「昔ながらの梅干しって塩分20%なんですけど、そういうものは基本的に賞味期限はなくて冷蔵庫に入れる必要もない。むしろ冷蔵庫に入れない方が、
塩がどんどん経年変化してまろやかになったり、酸味が少し強く感じられたりとか、変わって面白いのでそちらがいい。
保存方法は冷蔵とか常温のことよりも密閉させて中の水分が飛ばないようにすることの方が大事です。
水分が飛ぶと結局だんだん塩の塊になっててしまうので、甘い梅干しは、なるべく早く食べて頂いた方がいいと思います。」
という事で、今回は梅干しの魅力に改めてフォーカスしました!

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