高校野球の話題をお届け!

今夜のスポナビは、高校野球の話題をお届け。


ご存知のようにコロナウィルス感染拡大を受けて、
今年の春の選抜高校野球大会の中止となりました。


影響は選抜中止に止まらず、さらに拡がっています。
緊急事態宣言も出て、さらに先行きに不透明感がある中
高校球児は今、どうしているのか!?
今後、どんな影響が懸念されているのか!!?


東京や大阪から地方の学校へ野球留学する高校球児を追った
『オレたちはガイジン部隊なんかじゃない 野球留学生ものがたり』
という本を出したばかりのスポーツライター、
菊地高弘さんに伺いました!


Q. コロナウィルスの感染拡大の影響が広がる現在、
 高校球児、高校の野球部はどういう状況ですか?


・公立高校は部活動が禁止。自主的にも部員が大勢集まることが禁止なので、
 何もできない状況。個人が家でトレーニングする程度。私学になると、
 三密の条件を排除する環境を守りながら練習試合を普通に行っている学校もある。
 その環境の差に不公平感が出ている。


・東京や大阪から野球留学している生徒には、実家に戻ってこられても
 困るという声もある。


Q. 高校野球を取材してきた菊地さんご自身も大きな影響受けてますよね?


・仕事にならない。同じくプロ野球のスカウトも仕事にならないと言っている。
 選抜が中止になって、その頃まだ活動していた大学や社会人のオープン戦を観
 に行っていたんですが、毎日同じ人と顔を合わせていた。ただオープン戦は参
 考にならない。公式戦じゃないと実力は見極められない。
 選抜中止は、秋のドラフトにも大きな影響を与えること間違いなし。


Q. 選抜中止は当然、出場校への影響が一番大きかったと思いますが、
 その後、何か聞いていますか?


・埼玉の花咲徳栄は開会式の日、学校で入場行進をやったそうです。


・宮城の仙台育英が音頭をとって、山形の鶴岡東、福島の磐城の3校合同で
「東北勢限定センバツ大会」を開催する方向。新型コロナウイルスの感染拡大の状況も
 見極めながら、万全の対策も整えて、家族のみスタンド観戦を認めることになりそう。


・高野連も中止決定の時、何らかの救済案をすると言っていますから、
 実現して欲しい。僕は甲子園でのエキジビションゲームが良いと思う。


Q. 今後の感染状況次第では、まだ影響が広がりそうですね?


・6月には沖縄、北海道で夏の予選が始まる。5月に収まってくれないと、
 高校野球どころじゃないとなる。


・コロナの影響が大きい自営業の親御さんを持つ球児にはこれから
 さらに影響が出るかもしれない。僕が取材した野球留学生の子たちも寮費や遠征費、
 ご両親への経済的な負担は大きくて、感謝していた。


Q. 菊地さんが今回、野球留学生の話を本にしたのは、
 そうした彼らの野球にかける想いに触れたからですか?


・高校野球ファンには判官びいきの文化があって、
 強豪私学より公立が応援される。中には外人部隊とか心無いヤジを飛ばす人も
 いる事を変えたかった。


Q. 野球留学生を取材して、一番、どんなところに心打たれましたか?


・野球留学生あるあるなんですが遠距離恋愛が成就しない。
 石見智翠館は携帯禁止。部員百数十名で公衆電話4台。公衆電話ですから、
 かけても繋がらない時がある。球児の恋が続かないのは可哀そうだった。


今夜は、高校野球のコロナウィルス感染拡大による影響について、
『オレたちはガイジン部隊なんかじゃない』という本を書かれた
スポーツライターの菊地高弘さんに伺いました。

2020年4月10日 19:25
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