歴史上の人物に学ぶ恋愛テクニック

今回は、話題の本「胸キュン ?! 日本史」の著者、
歴史作家の堀口茉純さんに
「歴史上の人物に学ぶ恋愛テクニック」を伺いました!


<堀口茉純>
歴史作家、時代劇女優、歴史タレント、プロ歴女として活躍中!


●今回の新刊 「胸キュン ?! 日本史」とは?
日本史の有名カップルたちの"胸キュン"エピソードを楽しくご紹介!


●例えば、どんな胸キュンエピソードが? 


例えば、煕子&明智光秀について。
光秀は煕子さんと結婚することになったんだけど、
結婚直前に煕子さんは疱瘡という病気にかかって、顔にアバタが残ってしまったんです。
だから煕子さんの父親は、光秀に気を使って煕子さんではなく、
煕子さんの妹を結婚相手どうですかと申し出たんですね。
でも、光秀は、「見た目なんて関係ない、私は煕子さんがいいです」といって、
予定通り、煕子さんと結婚したんです。←見た目にとらわれない光秀に胸キュン。


結婚したころの光秀はまだ無名で、なんとか人脈を広げようと、
連歌会という、皆で集まって和歌を詠む交流会を開こうとしました。
でも、貧乏だったのでお金がなくてそれもあきらめざるを得なくなったんですね。
そんな光秀を見て、妻の煕子さんが自分の髪を売ってお金に換えて、必要なお金を用意したといいます。←当時髪は女の命といわれていた、煕子さんのとても勇気のある行動に胸キュン。光秀は、こういった人脈を武器に、出世していった武将なので、
光秀が、煕子さんを選ばなかったら、そして、煕子さんが光秀を支えなかったら、
戦国武将、明智光秀は誕生していないかもしれません。


●この恋愛がなかったら歴史が変わっていたかも?というような、
  歴史を動かした恋愛って!?

→ 北条政子&源頼朝
この二人が夫婦にならなかったら鎌倉時代がなかった可能性があります。
しかもこの二人、もともと結ばれる予定のなかった二人で、
政子の妹が頼朝と結婚する予定だったんです。
でも、ある日妹が、政子に「なんか変な夢見たんだよね」っていって話した内容が、
めちゃくちゃいいことが起こるという夢だったんですね。


でも政子は、
「それ悪い夢だよ、これから悪いことが怒るよ、私がその夢買ってあげるよ」と言って、
妹から夢を買いとるんです。その直後に頼朝からの手紙が届いて、これももともとは妹に届く予定のものだったんですが、手違いで政子のところに届いたので、政子は、絶対これがいいことの前触れだ!って確信して、頼朝と交際を始めるんですね。で、政子の実家の北条家が関東に勢力を持つ豪族だったので、
頼朝は鎌倉に幕府を開けたわけなんです。


余談ですが、鎌倉の鶴ケ丘八幡宮の前の参道、だんかずら、は、
頼朝が政子の妊娠中に安産祈願で作った道なので、
鶴岡八幡宮も二人が結婚していなかったらなかったかもしれません。
で、鎌倉に幕府をひらいた頼朝ですが、突然死してしまうので、
鎌倉幕府の中心になったのは、尼将軍とよばれた政子でした。


政子のように気の強い女性じゃなかったら、
承久の乱という、朝廷との戦にも負けて、
鎌倉幕府は終わってたかもしれないんです。
まさに、政子と頼朝の恋愛は歴史を動かした恋愛なんです。


●堀口さんが歴史上の人物の恋愛から学んだテクニックってありますか?


在原業平が、高子に送ったプレゼントは、ひじき。
よくみたら和歌が添えられていて、
そのなかにでてくる、引敷物(お布団のこと)に掛けたプレゼントだった


●あらためて堀口さんの最新刊「胸キュン ?! 日本史」は、どんな内容?


「胸キュン ?! 日本史」(集英社)発売中!
日本史の有名カップルたちの"胸キュン"エピソードを楽しくご紹介!
「あさはかな夢みし」「モトカレマニア」の瀧波ユカリ先生がイラストを、
集英社歴史児童書などで大活躍のRICCA先生が4コマ漫画を描いています。

2020年5月 8日 18:20
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