大学オープンキャンパス!


9月に入り続々とスタートしている大学オープンキャンパス!

自分にあった大学の選びはどうすればいいのか?
大学案内のパンフレットやホームページには書かれていない
大学の真の姿を暴き出した「大学図鑑2015」の著者、
オバタカズユキさんに解説して頂きました!

GR010721.JPG

・今年で16年目を迎える「大学図鑑! 」
 大学で実際に生徒に調査したものをまとめた本。

 1999年の発行以来、毎年、地を這う取材をもとに制作。
 取材チームをつくり、スタッフが掲載大学のキャンパスに直接足を運び、
 その場で学生さんたちに声をかけては、
 「この大学の居心地はどう?」などと尋ねる原始的な情報収集法。
 同じキャンパスで何人何十人と話を聞き続けると、
 その大学の学生の気質も見えてくるんだとか。

・そんな大学選びのポイントは?
 入試偏差値や受験科目も重要ですが、
 「それだけで決めてしまっていいの?」と思う受験生やその保護者の方は、
 ざっくりと「校風」「立地や環境」「学部・学科の中身」
 「資格取得」「就職状況」「学費や奨学金」についてチェックするといい。

 それらは大学公式のパンフレットやHPで案内されていますが、
 「宣伝」を鵜呑みにしないことも重要です。たとえば、
 「資格取得」を強くアピールしていても、その資格を大学生が取ったところで
 使い勝手にとぼしいことはよくあります。
 「就職率98%!」と掲げ、卒業生の就職先として
 有名大企業の名前をたくさん挙げていたとしても、
 就職率の算出法にトリックがあって、実際はもっと低かったり、
 有名大企業に就職したのは全体の中ではごく一部、
 というケースは普通にあります。


・その中でも大学選びの一番のポイントはドコに置くべき?
 「校風」!
 「いまどきの大学は、どこも似たり寄ったり」という意見がありますが、
 そんなことはない。
 いわゆるバンカラ大学が減ったり、お嬢さん大学とがそうでなくなっていたり、
 などの変化はあるが、パワフル系⇔スマート系、
 派手系⇔地味系といった比較軸はしっかり存在していて、
 自分の相性と合わないところに入ると、けっこう窮屈な思いをしかねません。

 また、「校風」は「立地や環境」、そして「入試偏差値」とも強くリンク。
 郊外にある大学は基本的にのんびりとしていて、
 内弁慶なところがあります。都会にある大学は学生や教員以外の出入りも多く、
 実社会との接点に恵まれています。
 それと、残念なことながら、「入試偏差値」は高い大学のほうが
 学生の活気も高く、低くなるほど元気が下がりがちです。


・学部や学科の選び方の注意点などは?
 就職に有利だから、不利だから、という観点で、
 学部・学科を決めるのは、実は安全策ではありません。
 少なくとも4年間をすごすのですから、
 そこで好きでもない勉強をし続けるのは予想以上にストレスフルなものです。
 だから基本は、やりたい学問がある学部・学科にする。
 
 やりたい学問が特にない受験生は、やりたくもない学問を選ばないようにする。
 もしものときのために、転部や転科ができるかどうかを、
 事前チェックするのも大事です。

 それと、グローバル人材養成や文理融合を謳う学部・学科が増えていますが、
 これは一種の流行なのであまり振り回されないことです。
 国際企業に通用するような学生をたくさん輩出しているのはごくごく一部ですし、
 文理融合でなんでも学べるカリキュラムのせいで
 「結局、全部中途半端できちんと学べたというものが1つもなかった」
 なんて学生も少なくない。


・2015年、オバタさんが注目する大学は?
 お馴染みのイメージキャラクターの「ムーミン」をやめ、
 2014年度入学から紙の大学アンナパンフレット自体を廃止した東洋大学。
 「大切なものはすべて、Webに集めました」と言って、
 大胆なIT化を図ったのですが、その結果はどう出るか。

 その結果によって、他の大学も後に続くかどうかが決めていくと思います。
 IT化がどんどん進めば、大学の授業も予備校のサテライト授業のように、
 ライブでなくてもよくなるかもしれない。
 それではたしていいのかどうか。動向を注目しています。

<オバタカズユキさんからお知らせ>
入学案内、パンフ、HPの嘘にだまされないための1冊
「大学図鑑2015」(ダイヤモンド社)広告、裏取引、
きれいごと一切なしでおくる新の大学案内。
現役学生、OB、OGから集めたヤバイくらいにリアルな生声が満載。

『大手を蹴った若者が集まる知る人ぞ知る会社』(朝日新聞出版)。
大学に入る前の受験生やどの保護者に読んでもらいたいのが『大学図鑑!』ですが、
大学から社会に出る際に、就活生やその保護者に読んでもらたいのが
今年出した単著の『大手を蹴った若者が集まる知る人ぞ知る会社』(朝日新聞出版)。

有名大手企業の内定をとったのに、
誰も知らないような小さな成長企業に入る若者が着実に増えてきています。
「大手で安住することはむしろリスクだ」と考えるような若者たちで、
その実態をルポした本です。

J-WAVE GOLD RUSH 【CURIOUSCOPE】のコーナー
この時間は、「大学図鑑2015」の著者、
オバタカズユキさんをお迎えしました。

2014年9月 5日 16:59
?