「食の遺伝子組み換え」


納豆や豆腐、スナック菓子などの原材料表示にある
「(遺伝子組換えではない)」という文字。
スーパーなどで、その表示を見て、安心して購入している方も多いかと思います。
遺伝子組み換えってキケンなのか?


今日は、科学ライターの松永 和紀さんに
「食の遺伝子組み換え」について、分かりやすく解説して頂きました。


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そもそも 遺伝子組み換えってどんな技術なのかというと・・・

遺伝子組換え技術は、生き物から遺伝子を取り出し、
別の生き物に導入して新しい性質をもたせる技術。


従来の作物は、同じ種や近縁種のおしべとめしべを掛け合わせるなどして、
新しい遺伝子を導入して、品種改良してきました。
この方法だと、多くの遺伝子が混ざり合ってしまうので、
そこからさらに掛け合わせによってよけいな遺伝子を取り除くなどの作業が
必要になり、品種改良にとても時間がかかります。


一方、遺伝子組換えは、役立つ遺伝子を選び出し、
それだけをピンポイントで別の生物に入れ込むので、
品種改良を効率的にできるんだそうです。


現在、トウモロコシ、大豆、菜種などの作物に、遺伝子組換え品種が。
これらは主に、家畜の飼料や食用油の原料、
清涼飲料水の甘みづけに使われる液糖などになっています。


豆腐や納豆などには、遺伝子組換え品種は使われていないんだそうで、
世界で栽培される大豆の81%、ワタの81%、トウモロコシの35%、
ナタネの38%が、遺伝子組換え品種。

日本には年間1800万トン程度の遺伝子組換え作物が
輸入されているんだそうです。


「遺伝子組み換え」について知っておくべきコトとは・・・?

遺伝子組換え技術には、
品種改良のスピードアップというとても大きな利点があります。
この技術を使って、養分が少なくても大きく育つ作物を育てようとか、
干ばつでも枯れない作物にしようとか、
害虫に強くて農薬の使用量が少なくて済む作物を作ろう、
などという研究が、世界各地で活発に行われています。

そうしたメリットを最大にしたい。だからこそ、安全性審査が厳しく行われ、
それをクリアしたものだけが使われる制度が大事です。

消費者も、なんとなくイヤ、怖い、で済ませるのではなく、
批判する市民団体などの主張と、
そうではなく安全性を確保しますと説明する国や科学者など
双方の説明を聞いて、落ち着いて判断していただきたいとの事。

この時間は、科学ライターの松永 和紀さんに
「食の遺伝子組み換え」について伺いました。

ありがとうございました!

2013年9月20日 16:59
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