DIALOGUE RADIO -IN THE DARK-

日曜の深夜。全てのしがらみから離れて
本当に「独り」になっている特別な時間。
人は誰もが不安や悩みを持っているはず。
この番組は、自分の心と対話することの大切さを伝え、
明日への活力を求める人への応援メッセージを
発信するラジオ番組です。

EVERY SECOND SUNDAY

25:00-26:00 ON AIR

真っ暗闇の中で、心と対話する時間を。
志村 季世恵の写真

志村 季世恵

バースセラピスト

板井 麻衣子の写真

板井 麻衣子

J-WAVE NAVIGATOR

メッセージをいただいた方の中から毎月2名の方へ
ダイアログ関連本をプレゼント!

MESSAGE TO STUDIO

番組のオリジナルPodcast 配信中

Apple Podcast Google Podcasts Spotify Amazon Music

MESSAGE

人は他人と比較してしまう生き物だと思います。
人より、恵まれていると喜んだり、
人より、うまくいかないと落ち込んだり、
SNSが生まれたことで、自分を誰かと比較する機会も増えてきました。
そんな今だからこそ自分の心と対話する時間を大切にしたいと思います。
何をしたいのか、何が悩みなのか、何に希望を持つのか。
その積み重ねが幸せを感じる近道なのではないかと思います。
幸せは、自分の心の中にある。


2024.04.14
GUEST

第70回のゲストは広瀬香美さんでした

 
〜プレゼント〜

番組初となる著書、
『暗闇ラジオ対話集-DIALOGUE RADIO IN THE DARK-』を
番組をお聴きの方の中から抽選で2名の方にプレゼントします。

ご希望の方は、この番組のサイトにある
「MESSAGE TO STUDIO」の欄から
番組の感想をお書き添えの上、ご応募ください。
https://www.j-wave.co.jp/original/dialogue/message/index.html


PHOTO


DIALOGUE

志村:香美ちゃん、こんばんは。
広瀬:こんばんは、よろしくお願いいたします!
志村:よろしくお願いします。真っ暗い中にようこそ。
広瀬:いやもう本当に楽しみにしてました!
志村:ありがとうございます!今さ、こうやって真っ暗い中で、2人でこうしてるじゃないですか、これ初めてじゃない?2人っきりで暗闇って。
広瀬:本当ねー。もう何十年もお友達だけど、2人きりって初めてだね。
志村:この暗闇初めてだよね。今どんなお気持ちですか?
広瀬:うーん・・・嘘つけないなーって思う。
志村:そっか。
広瀬:気持ちがぶれたり、自分の気持ちとは違うことを良さげに答えたりすると、ばれちゃうなって、正直でいなきゃいけないなって思う。
志村:あーそうなんだー。暗闇って面白いね。
広瀬:目が見えないってさ、やっぱり私達って見えて、表情とかでいくらでもごまかせたりとか、顔付きでその人の感情とかを揺さぶることができるじゃない?私なんか仕事で、歌が仕事なんだけど、やっぱり表情とか、仕草とか、そういうこともパフォーマンスの一部として、歌の一部でしょ?と思って練習してるんだけど、そういうことが剥ぎ取られるわけだから、感情・・・嘘つけないなって思う。
志村:そうか、じゃあ丸裸になっちゃった感じの広瀬香美ちゃんをお迎えしたわけですね。
広瀬:いや本当に・・・!初めてかも知しない。
志村:うわー、それはもう、レアなケースだよ〜〜。
広瀬:私も自分でどんなこと言うんだろうって思うと楽しみで仕方ないです(笑)今日はよろしくお願いします。
志村:よろしくお願いします。今聞こえてるのって、私が今喋ってるから香美ちゃんは私の声を聞いてくださってるけど、私さっき香美ちゃんの声を聞いていて、あ、暗闇の中で香美ちゃんの声聞くのって、なーんかいいなーって思ってたんだよね。
広瀬:嬉しいです。すごく嬉しい。やっぱり声を仕事にしているから「いやー、声だけでもいいね」って言われるような歌い手にならなきゃいけないなって改めて思う。
志村:いやいやいや、なんかね、私が元気ないときにね、香美ちゃんのCDかけるのね。
広瀬:えーーー!
志村:そうすると元気になるの。
広瀬:本当にー!?
志村:本当。で、YouTube見たりとかして、やってんなー!とかって思ってて。
広瀬:あー、それは嬉しい!
志村:そう、そしてプライベートでもご飯食べたりして、時々お互いの話をして、そのずっと頑張り続けてきている香美ちゃんの情熱とかね、そして真摯に取り組んでいることをお聞きする度にね、あーやっぱり広瀬香美という人は本当にすごい人だと思うんだけど。
広瀬:いやいや〜。
志村:そう、で、聞いてみたことなかったことを聞いてみてもいい?
広瀬:うん、いいよ〜。
広瀬:香美ちゃんさ、音楽って、まあ自分で作ってるでしょ?あれどういうときに作ろうって思ったりするの?
広瀬:そうねー、もうこの仕事を始めて30年過ぎたのね。仕事にし始めちゃったときから、もう締め切りが連動するので、どんなときに作るの?って言われて、締め切りに合わせて作るの!
2人:(笑)
志村:それ私の文章と同じだ(笑)
広瀬:ね!だけど思い返せば、仕事にしなかった前なんていうのは自由で、結構ねアルファ波って言うの?お風呂の中とかさ、あとは寝る寸前とか、学校の行き帰りとか、そういう何気ない余白があるときかな、余裕があるとき。なんか勉強してるとき!とか、作曲してるとき!とか、ピアノの練習してるとき!っていうよりも、何気ない時間と時間の間にふーっと浮かぶことが多かった気がする。随分昔のことだけどね(笑)
志村:うーん。でもそういうふうな時間があったからそれが基礎になっていて、締め切りがあってもできるのかもしれないよね。
広瀬:あ、そうね。そういうときに作った楽曲とかっていうのを自分の中で思い返してみて、あ!私メロディー作ったり曲書いたりするの得意だなと思って、もっともっとこれを仕事にしようと思って、人生にしていった感じだからね。
志村:そう〜。じゃあずっと前からもう子供の頃から音楽に?
広瀬:そう、私が音楽始めたのは4つ半かな、そうね4つぐらいのときから音楽ずーっとやってたから、もう人生だね。
志村:本当だね。音楽とともにある人生だね。
広瀬:本当に。音楽っていうのを考えると、なんか音楽というものが別に存在する感じがしなくて、常に私の体の中に音楽があるから、音楽しましょ!って感じじゃないんだよね。常に私音楽って、私が音楽そのものっていう感じ。
志村:うわーそれなんか分かる気がする、そうだよね。
広瀬:そうそう。なんかイコールなんだよね。だからよく「いつまで音楽やるんですか?」とかいろいろ聞かれたりするけど、うーんそれはなんか、さようならっていうときまで私はずっと人生イコール音楽だから、辞めるなんてことはないんだろうなーって、切り離せないものなんだろうなって、それは確信してる。
志村:きっとそうだね。年齢とかさ、時代とか社会の変化によって、香美ちゃんの音楽の捉え方っていうのは変わっていったりしている?
広瀬:・・・そうね。やっぱり小さいとき自由に書いてたときは大人の社会、大人の世界分からないし、実情分からなかったから無防備に、無邪気に、自由に書いてたけど、だんだんと年を重ねる従って、音楽の意味、自分の人生の中での音楽というものは、年々立ち位置が変わっていて、デビューするまではさ、「この音楽で有名になるんだ!」とかさ、「この音楽で、世界の中で私の存在をね、存在意義を出すんだ!」とか、そういうようなことを考えながらの音楽だったと思うんだけど、何となくその夢が叶って、しばらくそれで随分遊んでね、今度はその自分の音楽で、皆さんの気持ちを明るいものとか、暗いものとか、悲しいものとかっていうエンターテインメントとしてね、皆さんに携わっていただくという立ち位置になったときの私の音楽って責任があるっていうね。言葉もやっぱり若いときだったから、汚い言葉とか、社会にとって良いとか悪いとか考えなくて、リスナーの皆さんが望んでいるものを吐き出して、それでもいいんじゃないかと思ってた時期とか、なんかそんなこともあって、音楽っていうものを目の前のリスナーの皆さんに届ける・・・というようなことだけに使ってた時期もあったりとか、今度はそれを通り越して、まあいろんな辛い経験とか、いろんな体験とかして、で、私はもうアメリカに年間の半分住んでるんだけど、アメリカと行き来する中でそのときは夢が、一応ね、歌手という音楽家っていう夢が叶っていて、そんな中でアメリカと行ったり来たりする中で、あー、音楽ってもっと社会のためになる?私はもう自分のためだけに自分の欲望のためだけの音楽を生み出して、私の音楽が好きって思ってくださってる皆さんのためだけに歌ったり、音楽を作ったりするということよりかは、それもよりももう一つやっぱり、社会のためにね、私のこの歌声や私の音楽っていうのを使ってなにかできないかな?っていうようなフェーズに入って行って、今はなんか、音楽っていうのは私の欲望を叶えるだけのものではなく、社会を良くするためのものであるか?っていうところは、もう全曲全て感じながら、確認しながら作ってる感じ。
志村:あ〜そう〜。そっかぁ。
広瀬:うん。全然違ってきちゃう。育ってきてるっていうか、私の成長とともに、まあイコールだから、私の音楽というのも成長してるんだなって思う。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

志村:うん・・・胸が熱くなってきてる。
広瀬:嬉しい、ありがと。
志村:すごいなーと思って。なぜかと言うと、香美ちゃんと出会った頃って・・・でも実は香美ちゃん既にあの頃からそうおっしゃってて、20年ぐらい前だったよね。
広瀬:そうね〜。
志村:そう、その頃にも、何とかして世の中良くしたいんだ、そう思ってるっていうふうに初めてお会いしたときにおっしゃってたの。
広瀬:うん、言ってた。
志村:うん。うわなんてかっこいいんだろうって思ったんだけど、その言い方がね、かっこよかったんだよ。
広瀬:本当に?嬉しい。
志村:そう。
広瀬:あの頃はね、だけど20年前じゃない?季世恵ちゃんと出会った頃ね。で、ダイアログ・イン・ザ・ダークっていうこの取り組みも知ってて、わーいいな、私も携わりたいなーって思いながら季世恵ちゃんと友達になれて・・・だけどあの頃の私っていうのはね、まだ自分が有名になってとか、自分の欲望が満たされなくて、なんかそういうことをしなきゃいけないと分かってるんだけれども、なんか・・・のめり込めなかったというか、分かっているんだけれども行動に移せない弱い自分がいたなーって思う。いつか大人になったらとかさ、いつか余裕ができたらそういうことやりたーいって、なんか逃げてたというか、忙しい自分を騙してたというかね。活動をやろうと思ったらいつだって出来るわけで・・・
志村:そう、そしてそんなふうに考えてる香美ちゃんが、この間久しぶりにお会いすると、まあ香美ちゃんから電話かかってきて、うわー!と思うことがあって。
広瀬:うわ、何!?(笑)
志村:それがほら、だってもう間もなく、6月29日に、すごいことするじゃないですか〜。
広瀬:そうなの!ようやく、もう季世恵ちゃんありがとう!ほんっとに!念願叶ってね、も昔からずーっとずっとやりたくて、だけど出来なかった私の理想の人生に進んでいて、ようやく音楽家 広瀬香美のイベントというのを、ほら、冬開催しちゃうとさ、冬の女王様もやってるから忙しくなっちゃうんで(笑)
志村:あ〜確かにね、確かに〜(笑)
広瀬:音楽家 広瀬香美のイベントは夏にやろうっていうことにして、で、それはね、やっぱり音楽で社会を良くする、音楽で社会を元気にする、というテーマで私は音楽活動やってるから、そういうコンセプトのイベントというのを、「Kohmi EXPO」っていうんだけど、
志村:かっこいいね。
広瀬:そうなの!それでさ、もう昔からずーっとやりたいことだったんだって言ってたじゃない?アイデア的にこんなことやりたいな、あんなことやりたいなって言ってたでしょ?
志村:言ってた言ってた、言ってたよ〜!
広瀬:なーんにもできなかったから、ようやくさ、出来るよね!って言って季世恵ちゃんに電話してくる!ってスタッフに言って電話したの。
志村:ありがとう、そうだったんだ〜。
広瀬:そう、コロナもあってさ、ちょっとここの所なにも活動出来てなかったんだけど、ようやく落ち着いて、もうやらなきゃ!っていうことで、季世恵ちゃーん助けてーって言って、一緒にやりたーい!やりたいことができるんだ!っていうことで、また季世恵ちゃんに連絡したの(笑)
志村:ありがとうございます。そう、「Kohmi EXPO」、恵比寿でやるでしょ?
広瀬:そうなの、そうなの。
志村:どんなことするの?
広瀬:テーマはね「音楽で社会に活力を」というのがもう大テーマなの、理念なの!音楽家 広瀬香美の。だけど、ずーっとイベントがそのコンセプトだけじゃやっぱ変化がないから、特に今年のテーマは、「音楽は自由だ」っていうのを掲げて、いろーんな音楽の表現の仕方、様々、これも音楽、あれも音楽、これも音楽、こんなことも音楽!っていう、音楽の世界観を皆さんに提示する。で、ただただ提示するだけじゃなくて、それは全て私がプロデュースしている活動の一つなのね。
志村:あそう〜。
広瀬:そう、最近私は冬歌うだけじゃなくて、冬以外の間ね、いろんな音楽家 広瀬香美として様々なプロデュースワークに携わってるのね。
志村:わ、どんな?
広瀬:例えばね、去年からやっているのは、私出身が大阪の門真市なのね。で、門真市の皆さんにもやっぱり感謝があるわけ。私を産んでくれて育ててくれて。なので、門真の音楽の広報大使みたいなことになったのね。
志村:もう門真の星!
広瀬:そう、「門真の星大使」って言うんだけどさ。
2人:(笑)
広瀬:ずっとね大阪のコンサートをやってるたびに、私オープニングでね、「門真の星大使の広瀬香美でございまーす!」って言ってたのよ。
志村:まだない時にでしょ?(笑)
広瀬:まだ全然なってない時に。そしたら、門真の市長さんから連絡が来てね、ありがとうございます広瀬さん、ずっと言ってくださってるみたいですねと。じゃあなってくださいってお話があって!(笑)
志村:すごいね〜。
広瀬:そう!だからありがとうございますって言って、ならせていただいただけでは良くないので、門真の市民の皆さんに、門真市に住んでると楽しい!音楽で溢れてる!音楽ってすごいですね!って門真市民の皆さんに思ってもらわなきゃいけないからっていうことで、今ね、パブリックな、オフィシャルな、例えばさ、門真市民の歌っていうのを作るのでもいいし、まだ具体的には今作ってる最中なんだけれども、例えば門真で5時のサイレンの音とかを私らしく、門真の皆さんがね、よし、ありがとう、また明日!って思えるような音楽にしようとか、そういう市から流れてくる音楽を、活力溢れるものにしたいなと思って、そういう取り組みとか、それを今度「Kohmi EXPO」で、こういう取り組みやってますみたいなことを皆さんに発表したりとか、あとはね、言えないことがまだたくさんあるんだけれど、私は「歌姫」っていうね、3人の可愛らしい女の子たちのプロデュースもやってるのね。そういう子たちが出て、私の思いとかメッセージとかを私に代わって、10代20代だから、その子たちの言葉にして、その子たちのファンの皆さんに私の思いを間接的に届けてもらって・・・みたいなそういう取り組みとか、いろんな様々なプロデュースワークも始めているので、そういうことも皆さんにお知らせして、私は音楽家として本当に小さいときからやりたかったことというのを、ようやく地に足をつけて一歩一歩進めている感じ。
志村:素敵だね〜。
広瀬:うん、それを「Kohmi EXPO」っていうイベントとして毎年毎年やっていって、出来ればさ、季世恵ちゃんとこの「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」さんとなにか一緒にコラボできたら、私の夢が叶うなーと思って。
志村:ずっとね、香美ちゃんそうやって話してくださってて、すごいな〜と思ってね、なんかどんなふうにするんだろうって思ってたんだけど、でもあのとき聞いたことは今でも忘れない。コンサート会場を、要するにいわゆる健常者と言われている人たちばかりが集まってきてくれてるのは、それは嬉しいけど、でもよく考えてみるといろんな人たちが来ていいはずなのに、それが出来てないのがおかしいなって思うんだよねっていうふうに、前から話してくれてたじゃない?そういう場を作らなくちゃって言ってたでしょ?
広瀬:うん、言ってた。
志村:それを実現しようとなさってるんだなと思って。
広瀬:そう、それを実現しようとしています。世の中の全員が何不自由なくエンタメに参加できて、普通に音楽を浴びれて・・・っていうことではないという現実があるじゃない?
志村:確かに。
広瀬:アメリカで暮らしていて、やっぱり目の当たりにして、私は日本人として本当に寂しい気持ちになるのは、アメリカでエンタメ行くとね、もう本当に車椅子の人や、酸素ボンベの人、点滴打ってる人、目が見えない人、様々な人がゴロゴロいるの。そして同じ空間の中で、様々な形でみんなノリノリなのよ。座ってる人もいるし、それでも立っている人もいるし、支え合ってる人もいるし、なんかね、波があるんだよね。
志村:すごい、本当の自由だ。
広瀬:うーん!で、アーティストもすごくレベルが高くてね、小さいときからそういうハンディキャップって言うの?そういう人たちと学校で教育を受けたりとか、お友達が身近にいたりとかっていう体感をしてるから、もう普通にお友達のようにアーティストも寄っていって、目の前で歌ったりするのね。
志村:は〜、素敵だね〜。
広瀬:うん、私はそういうアメリカで暮らしていて、アメリカの考え方の素晴らしさ、様々な国から・・・言ってみれば世界じゃない?アメリカって様々な移民を受け入れていて、懐が深いんだよね。
志村:そうね、広くて深いね。
広瀬:そうそう、そのエンタメ一つ取ってもそうだと、平等なんだという考え方がある。かたや日本っていうのは、やっぱり単一民族で、なかなか違いを受け入れにくいというか、それはまあ歴史があってね。だから今でもコンサート会場へ行くと、もう元々設計されていない。車椅子の入りようがないような動線だったりとか、どうするんのよ・・・っていうような会場が、まあ昔は多くてね、最近はだんだん変わってきたんだけど・・・。だから私の目下の目標は、社会の縮図というか、本当の割合をコンサート会場で浴びること。みんなに提示したいというか、特別に、「はい、車椅子の皆さんでございまーす」っていうのではなく。だから普通に遊びに来れて、普通に帰って行って、大変だったらみんなが手を差し伸べて・・・という「普通」という、本当の普通の割合というのをエンタメ開催する私のコンサートの中で表現できたらいいなって、それが私の目標!うん。それが、なんかそういうことをやることによって、あ、私もやってみたいとか、あ、そうあるべきだってお客さんが思ってくれたりとか、様々なご意見もあるんだと思うけど、日本として、私はね、もうそろそろ、その水準に達するべく動いていかなければいけない、そういう日本にならなければいけないと強く思うから、うん、やっていきたいなって思う。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

志村:いやなんかねー、でも日本もだんだんだんだん変わってきてるなと思うんだ。前は、例えばだけど、ダイアログ・イン・ザ・ダーク初開催から25年経ってね、今年25周年になる。
広瀬:すごいねおめでとう!
志村:ありがとう。
広瀬:すごいね〜〜〜大変なときもあったもんね。
志村:いっぱいあったね。つい最近もまたあるけどさ、
広瀬:そうなの?
志村:そう、ずっとあり続けるんだけど、
広瀬:また聞かせて・・・(笑)
志村:ありがとう、今度ね。でもね、その25年前のときから、5年間ぐらい準備してたの。5年出来なかったのは、当時は不動産がね、貸してくれなかった。貸しホールも使えなかった。目が見えない人がそんなに大勢いたら危ないとか、要するに香美ちゃんおっしゃったみたいに、皆さん優しいんだけど、前例がないと動けなくなっちゃうんだよね。
広瀬:そうなんだよね〜、ダメなんだよね〜。私達の弱いとこだよね。
志村:そうだね。あとちゃんとしなくちゃとか、しっかりしなければと思ってるから、事故のないようにとか、それでなんか石橋を叩きすぎちゃうんだろうなと思うんだけど、5年間頑張って準備して、5年後、1999年に出来るようになって、そこからやってみるとね、だんだん世の中は変わってくるんだよね。
広瀬:うーん、それが分かるんだ〜。
志村:そう、本当わかる。そうすると、香美ちゃんもきっと、あ、こうやってやったらいいのか!っていう前例になれば、香美ちゃんがトップバッターで、皆さんね、やれちゃうと思うんだよね。
広瀬:そうだね。
志村:それは日本のイノベーションだと思う。
広瀬:そうだね。そうすると、そのやり方とか、こういうことをしない方がいいよとか、いろんなことを皆さんにお分けすることもできるし、みんなが足がかりになってくれれば本当にいいと思う。
志村:そう、失敗も恐れなくていいから、トライアンドエラーでやって、いろんな人と話しながら対応して、絶対楽しいのを作ろうね!ってなっていったら、出来ちゃうんだよね。
広瀬:うん、本当にその方がね、エンタメトータルとして感動的だと思う。様々な人をエンターテインメントを通して感動に導くっていうことは、私にとってもエンタメへの挑戦であって、様々な人たちが、ありとあらゆる方々が、良かったよ〜って心温かくなった!ってみんなが思えるようなエンタメって、それを目指して行けるってことは本当に何て幸せなことなんだろうと思うし、一つのチャレンジだと思うから。でもね、ダイアログさんと向かっている方向っていうのは、私も本当に悔しい思いや、こうじゃなきゃいけないっていう気持ちっていうのは同じ方向を向いてると確信しているので、なので、私頑張ろうと思う、うん。
志村:ありがとう。香美ちゃん、このラジオはね、こんな時間に皆さん聞いていらっしゃるから、明日を楽しみにしてる人もいるかもしれないし、ちょっときついな月曜日と思う人もいるかもしれないし、いろんな人がいると思う。でも、リスナーの皆さんに、ちょっと元気になるようなメッセージをいつもいただいてるの。香美ちゃんからもいただきたいんだけど・・・
広瀬:了解。
志村:うん。
広瀬:わ〜、皆さん、私のこんな拙いメッセージをね、大事な時間を使って聞いてくださってありがとうございます。私はあのう、見かけは元気ハツラツで、悩みもなくて、順風な人生だと思われがちなんですけれども(笑)、そんなことなくて、やっぱり辛いな、体調も大変だなって思うような時期も長くあったし、今だってそんなに元気ハツラツな日々ではないんです。だけど人生は進んでいくし、辛い日だって、自分が辛い!と思いながら、そんな言葉を吐きながら歌ったり生きたりしてると、周りの人の足を引っ張っちゃうことになっちゃうし、社会自体がいい方向には進まないから、体が辛いときも、心が病んでるときも、空元気でもいいから精いっぱいの明るい笑顔で、明るい言葉で、「よし行ってきます!」って言って玄関出たら、もう最高に元気な自分を世の中のために演じることにしています。そうしないと、まあそれしか出来ないっていうか、私が社会のためにできることは、そんなことかなって思うから。なので、今日もこれからおうちに帰って寝るわけだけど、散々泣いて、散々疲れたなーなんて思いながら寝るかもしれないけど、皆さんまた目覚めて、明日になって、「よし、行ってきます」ってなったら、私と一緒にぜひ笑顔で、精いっぱいの元気で、相手のことを傷つける言葉を言わず、出来る限り優しい言葉で元気に世の中を良くしていく方向で、乗り越えて、一緒に行けたら嬉しいと思います・・・めっちゃめっちゃ長くなっちゃってごめんね・・・!(笑)
志村:ありがとう。
広瀬:長くなっちゃった、一言なんて言えなかった、ごめんね季世恵ちゃん(笑)
志村:いやー、でも香美ちゃんの本当の気持ちを話してくれてありがとう。
広瀬:とんでもないです。
志村:そうだよね、いっつも笑って、もう元気ハツラツ!香美です!って感じたけど、辛いときもあったりするよね。
広瀬:そんなこと、そうだよ〜そりゃそうだよ〜!
志村:そうだよね〜。
広瀬:うーん!
志村:そうだよ。
広瀬:そりゃそうだよ〜(笑)
志村:人間だもんね〜。
広瀬:うーん!人生やっぱりね、いいことばっかりじゃないし。でもそれをまき散らしててもしょうがないよね!って思うから、私はそれやらない。
志村:そっか。それも大事な選択だよね。そろそろもういいかな〜と思ってね、ちょっと元気なふりしてみるかってときも必要だよね。
広瀬:そうそう、私もそうやって頑張ってるんだよっていうことで、皆さん、元気がないときは私を見てください!(笑)
志村:笑ってるときも。
広瀬:そういつも笑ってるから、うん。辛いかもしれない、本当は辛いのかな〜と思って、そうだよ(笑)
志村:そうか、笑いながら見てるけど、元気かな?大丈夫かな?と思いながら。
広瀬:心配してください!(笑)
志村:そうだよね〜?私心配するよ〜。
広瀬:ありがとう、助かる(笑)
志村:ね〜、本当そう。人ってさ、自分だけしか分かんないことっていっぱいあるよね。
広瀬:うーん。そうね。
志村:でもそうやって心配してねって言えると、またそれはいいことだよね。そうだよ、それも大事だ。
広瀬:そうね、心配してもらって(笑)
志村:私もいっぱい心配してもらってるからね。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

志村:あ〜そうね〜、元気な香美ちゃんと、そうじゃないときの香美ちゃんも知れて、今夜はなんだか胸いっぱいです。
広瀬:わ〜私もです。なんか、いつも使えている目が使えないって、いいことだね。
志村:そう〜?
広瀬:うん。たまには使わないで、心使って、その分耳使って、脳を使って、なんか・・・目見えない時間を体験するって素晴らしいことだな。普段言わない言葉、紡がない言葉、たくさん紡いだなってこの1時間で思うから、季世恵ちゃんに呼んでいただいて本当に感謝です。
志村:あー、こちらこそです。
広瀬:ありがとう。
志村:ありがとうございました。
広瀬:ありがとうございました!



ARCHIVE

選んでください。

SUPPORTER

  • JR
  • 東京感動線