
日曜の深夜。全てのしがらみから離れて
本当に「独り」になっている特別な時間。
人は誰もが不安や悩みを持っているはず。
この番組は、自分の心と対話することの大切さを伝え、
明日への活力を求める人への応援メッセージを
発信するラジオ番組です。
EVERY SECOND SUNDAY
25:00-26:00 ON AIR
人は他人と比較してしまう生き物だと思います。
人より、恵まれていると喜んだり、
人より、うまくいかないと落ち込んだり、
SNSが生まれたことで、自分を誰かと比較する機会も増えてきました。
そんな今だからこそ自分の心と対話する時間を大切にしたいと思います。
何をしたいのか、何が悩みなのか、何に希望を持つのか。
その積み重ねが幸せを感じる近道なのではないかと思います。
幸せは、自分の心の中にある。

第94回のゲストは、表輝幸さん
今回の収録は、ニュウマン高輪 MIMUREにオープンした
「Dialog in the Dark 5-1=∞ Lab.
(ダイアログ・イン・ザ・ダーク ファイブワンラボ)」で行いました。
〜 プレゼント 〜
番組初となる著書、
『暗闇ラジオ対話集-DIALOGUE RADIO IN THE DARK-』を
番組をお聴きの方の中から2名の方にプレゼントします。
ご希望の方は、この番組のサイトにある
【 MESSAGE TO STUDIO 】の欄から
番組の感想をお書き添えの上、ご応募ください。
・・・ 「Dialog in the Dark 5-1=∞ Lab.」に入る ・・・
志村:あのね、ちょっとこのカップ、香り、ちょっとクンクンとしてみて。
表:うん、香り?
志村:今また戻すね。一粒のお豆の香りが全然違う。
表:あ、違う?
志村:それが混ざってるんじゃないかな、まろやかになってる。
表:あ、うん、あ、また全然違うね。
志村:違うでしょ?
表:混ぜると。あ、全然違う。
志村:いい香りですよね、混ぜると。
表:一回一回違う。楽しい。
志村:すごい、五感を使ってる。
表:今回、かなり、うわー、これはまた酸味がピッときた。全然違うね。なんだろう。
志村:豆によって違うんでしょうね。
表:豆によるあれかな?ありがとうありがとう。
志村:3種類のお国の豆だから。
表:そうだね、この3つの違いだ。
「5-1=∞ Lab.」の研究員:まずは、挽いていただこうと思います。
表:あ、挽くの?自分で?
研究員:ではどうぞ、挽いてみてください。
表:回していいの?
志村:マイクに当たんないようにしなきゃ。
表:かなり、なんか、いい感じです。
志村:あ、いい音。
表:意外にこの抑えるの力いるね。
志村:いりますね。
表:お、なめらかになった。くるくるになった。
志村:もうなんか、くるくるになりました。
表:うわー、もうなくなったー。
研究員:ありがとうございます!きっとおいしいコーヒーになると思います。
志村:2人分だから20グラムがね、暗闇の中でね。
表:暗闇の中でなんか…。
志村:そうそう。普段はお客様8人なので、8人の皆さんがミルでぐるぐるぐるってすると、結構いい音なんですよ。
表:えー、いやー、すごい、演奏会みたいね。
志村:うん、確かに。本当そうだ。そうそう、なので香りもあちらこちらから香ってきて、いい感じなんです。
表:本当だ。おもしろい。プロセスがよくわかるね。普段は多分、気にしてないことがね。
志村:そうだ、確かに。今何してるんだろうって。
表:そう、思いとか、ありがたみがすごいわかりますよね。
志村:本当ですね。いやー、じゃあ今日はおいしいコーヒーを。
表:すでに香りがすごい漂ってきましたね。
志村:あ、本当に本当に。さっきとは違った香りですね。
表:うん。やっぱりね、感覚が、普段ではわかんないですよ、普段ではわかんないと思うけど、やっぱり感覚が研ぎ澄まされますからね、こういう、なんかね、音もそうだしね、普段だってこんなに音をじっくり聞こうっていう感じじゃないじゃないですか。まあ聞こえてこないですよね、目が見えてるとそんなに深くはね。
研究員:お忙しいですもんね。
表:いやいやいや。だいたい目で情報は、皆さん8割ぐらいの情報はキャッチするから、逆に言うとほとんど後の機能は使ってないじゃないですか。
志村:本当ですね、うん、確かに。
表:見えない中でやるって大変だよね!?
志村:本当ね。そう、本当ですよ。
表:恐ろしいな…何もできないね。
志村:みんな練習して、ここで。
表:うわー、すごいいい音。
志村:いい音ですよね〜。
表:うわー、美味しそうな音だねー。
志村:いい音。
研究員:ありがとうございます。
・・・ コーヒーを飲む ・・・
表:うーん!
志村:いただきます。
研究員:めしあがれ〜。
表:また豆の時とちょっと違うね、やっぱりね。いただきます。
志村:美味しい。
表:あー、美味しい。
志村:暗闇の中のコーヒー、いかがですか?
表:なんか、あれですね、いろんな味がしますね。酸味とか苦味もあるけど、甘味もあるし、とろっとしてる感じもするし…いろんな、時間とともにいろんな味が…あー、でも最後にまた苦味がやっぱりちゃんとくるね。ぐっとくるね。コクがある。美味しい。
志村:本当にね。いやー、改めまして、今日、暗闇にいらしていただきありがとうございます。
表:こちらこそありがとうございます。もう本当にね、いつも大変いろいろとお世話になってまして…(笑)
志村:なんかね、この暗闇でコーヒーを飲んでもらえたら、どんなけ幸せな気持ちになるかしらと思って。
表:いやー、幸せですよ。幸せですよね。
志村:五感の中で視覚情報が1番多いので、8割ぐらいの視覚情報を人は使ってますけど、そのじゃあ他の感覚が突出してくると、補うのが例えば残りの2割なのかというと、実はもっと拡張していくので、もしかするともっともっと広がるんじゃないかと思って。
表:広がりますよ。普段だって音にしても、味にしても、香りにしても、触っているこの食感にしても、こんな感じじゃないですもん。
志村:ですよね。私は「アテンド」と呼ばれている目の見えない仲間たちとずっと一緒に仕事をしていると、その仲間たちの感覚がすごくて、あ、もうすぐ雨が降るねとか、天気予報みたいなことを言っちゃって、明日きっと雪だよとかって言うので、音とか匂いとかでわかるらしいんですけど、あと重さとか肌にくる感じとか、そうすると、五感の中で引き算したら4になるけど、4は1個引いて4で、5-1ね。
表:5-1は4ですね。
志村:そう、になるかなぁって思っていると、5-1=4じゃないんじゃないかなって思って、この研究をずっとしたかったんです。もう20年以上。
表:いやもうその通りですよ。
志村:そうすると、もしかしたら無限?もう5-1は・・・
表:いやもう可能性・・・そう可能性しかないですよね。
志村:ね。
表:さっきのように、やっぱり自分では感じ取れないものが感じ取れてくるので、しかも視覚障害の方が実はものすごい能力を持っていらっしゃるっていうのを感じると、人の可能性は無限にあるんじゃないかって感じがしてきますよね。普段使ってない、いかに使ってないか。もっと言うと人の可能性を、私自身もっともっと引き出さないといけないのに、引き出し切れてないんじゃないかっていうことも感じますね。
志村:あ、そうですか、すごい、そうやって思うのって。
表:いやいや、本当に。
志村:うーん。そうすると、無限大だなって思って。
表:いや本当そうですよね。
志村:そう、で、5-1=∞。
表:いや素晴らしい、この名称が素晴らしいですね。
志村:ありがとうございます。
表:いや本当にその通りだと思います。
志村:はい、そんなラボが今回できて、この「MIMURE (ミムレ)」の中にね。なんかワクワクしていて、みんなで。
表:そうですよね。だからどこか1つの感覚でもいいし、ちょっとしたあれでもいいし、なんかこの体験を通じて、そのなにか可能性の大きさをまた感じてもらったり、引き出してもらえるといいですね。
志村:本当ですね。
表:さらにもっとそのポテンシャルを感じると、また1つ自分の元気勇気が出て、チャレンジしていこうという気持ちになると思いますし、自信になるというかね、もっともっとやれるんじゃないかという体験、きっかけになる感じがしますけどね。やっぱり自分の力を存分に活かしきれてない、そういういい意味できっかけを与えてくれる気がしますね。
志村:よかった。なんかね、もったいないですもんね。本当はもっともっといっぱい内在しているものがあって、それを足らないんじゃなくて、本当はいっぱいあるよみたいなことが。
表:だからそれは自分だけのこともそうだし、人に対してもそうだと思うんですよね。だからその相手の能力、近くにいる周りの人の感性とか能力とかポテンシャルを十分に引き出しきれてないっていうのが、多分普通の今の状態だと思うんで、逆に言うとそういうことがもっともっと引き出せれば、もっと違う楽しい未来が開けてくるような感じがしますよね。
志村:本当に。うわー、でもそうやって企業のトップの方がおっしゃるのって、ものすごい力ですね。
表:いやいやいや、それは私ももうね、昔から、本当に10年以上前にダイアログ、竹芝にある前の外苑の時の体験から本当に感じているので、あの体験で私は単純に視覚障害者ってどんな気持ちで、暗闇の体験を通じてどんな気持ちで普段生活されているのかなということを感じに行くぐらいの気持ちで初めて体験したんですけど、その時にアテンドしてくれた方が、本当に自由に暗闇の中で動き回り、足音で人の気持ちを読み取ったり、空間とか距離感を声の反響とかで読み取ったり、もっと言うと触った時の感触とかその温度で色まで読み取ったりされて、なんかもう、私は今まで障害者という弱者みたいな先入観で思っていたのが、むしろ自分が何もできなくなって、よっぽどアテンドの方のほうが頼りになって、それは自分にとってはものすごい反省、自分で自分がいかにそんな先入観を持って周りを見ていたかという反省をした、すごい体験でしたね、あれはね。
志村:そうでしたか。外苑前のところの暗闇で初めてお会いして、もうだいぶ経ちますね、10年以上ですね。
表:もう10年以上前ですね。でもあれで、私はみんなに体験してほしいと帰ってすぐに、うちの部下とか、私自身もさっきも申し上げたような、やっぱり人の能力を十分に引き出し切れてないという、もっともっと人って可能性があるのに、そういう一人一人のもっと素晴らしいところを十分に見ていなかったなというのをすごい反省して、そこから自分のマネジメントとか人生観というか、対応の仕方が変わりましたね、一気に。
志村:あ、そんなに?そうでしたか、うわーすごい嬉しい。
表:うん。変わりました。
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表:やっぱりね、見えないからこそ見えるものがいっぱいあるんです。夢も含めて。見えすぎてると、それが素晴らしければ確かに素晴らしいんですけれど、だから私は目に見えないものの価値の大きさこそ、もっと日本ってものすごくあるので、それを感じられるこのダイアログ・イン・ザ・ダークっていうのは、ある意味ものすごい、さっきも申し上げたように可能性を広げてくれる施設だと思うんですよ。だから目に見えてるものも素晴らしければそれは感動するんですけど、でも所詮、目に見えないことにこそもっと大きな可能性や夢や希望があるので、その価値って実はもう人間の生きる本質的な価値だと思うので、ここを感じられるっていうのは、これからの時代は本当にますます大切だと思いますね。だって未来だから。形にあるものってある意味過去の結晶なんですよ。でも目に見えない夢や希望って未来だから、自由に描けるし、その可能性ってどんどん広がっていける。これが人の生きる喜びでもあるし、価値だと思うんですね。それは本当に日本の中にたくさんあって、日本ってやっぱり長い歴史の中で培われている人間性とか精神性とか、美意識だとか、サステナビティ精神とか、おもてなしの精神とか、本当に目に見えない価値、素晴らしい世界に誇れる価値がいっぱいあるんですね。これはお金ではなかなか買えない。だけどそれがね、暗闇に来ると感じられるんですよね、人の優しさとか、本当に目が見えなくなると何もできないじゃないですか。その時に人の本質的な価値、優しさだったり、思いやりだったり、目が見えないことによって見える、それを最大に活かしながら助け合ったり、逆に見えなかったことのその人の特徴がまた出てきたり、それが暗闇の中って出てくるので、すごい楽しいですよね、と私は思いました。
志村:ありがとうございます。がんばります!(笑)
表:いやぜひ、本当にがんばってほしいし、そういうことをもっといろんな人に体験してもらいたい。でまた、ここももっともっと可能性をさらに広げるチャレンジもしてほしいんですよね。
志村:チャレンジね、はい、本当です。
表:それは本当にみんなをまたハッピーにしていくと思いますし、それを楽しんでやっていただきたいんですよね。
志村:そうそう、楽しいんです本当に。
表:やっぱり大変だと思うし、チャレンジって本当に大変だし、だけど、私なんかもそうですけど、それを楽しんでやっていると周りの人が結構助けてくれるんですよ。
志村:そうなんですよね!そうそう、本当にそう通り。
表:だって大変なことを大変そうにやっていると、なんか大変そうだなって思ってくれるかもしれないけど、それ以上協力してくれる感じでもなかったりするんだけど(笑)
志村:そう、遠くから見守ろうって気持ちになりますよね。
表:大変そうだな、私はちょっといいやって思ったりされちゃうんですけど、あんな大変なことをなんであんな楽しそうにやっているんだろうって楽しんでやっていると、それは私なんかもそうですけど、その先にあるお客様の幸せとか笑顔が見えるから楽しんでやっているんだけど、その楽しさを見ている人も、あー、私もやってみようっていう感じになるらしく、私はいつも本当にいろんな人にサポートしていただいているし、季世恵ちゃんもそうだけど、周りのサポートが本当にあるので、結果、申し訳ないんですが、自分の想像を超える成果が出ていくんですよ、本当に。それは大変なことでも楽しんでやるっていうのは、自分も楽しいし、周りに楽しさって伝播するんですよね。それがお客様に結果伝わっていって、お客様も楽しさをなにか感じてくれているんじゃないかと。それがまた自分に返ってくる感じがして。
志村:そうか、でも、もともとチャレンジをされる方ですよね、そもそも。だってほら、当時、1番最初にお仕事をしようと思ったときに、ちょうど国鉄が、JRの国鉄が民営化されるときだったでしょう?あれだって本当はどうなっちゃうんだろうと思って。
表:もうね、親に大反対されましたから。
志村:あーやっぱりそうですよね!?
表:国鉄というイメージが強かったので、なんでそんなところに行くの!?大丈夫なの!?ってすごい心配。1度倒産して赤字になって、もう1年目に赤字、黒字を出せるかどうかっていう状況でしたからね。そんな周りから見ていたり親からすれば、しかも国鉄時代のいろんなニュースも見ているので、本当に心配されて、特に私は田舎の生まれなので、親もそういうなかなか東京の状況もわからないので、もう大反対されましたけれども。まあでも、逆に言うと、私はそういう会社だからこそ逆に新しいことをやっていかないと、1度やっぱり倒産をして、1から出直して、ものすごい強い危機感を持ってやっぱり黒字を出して、しかしポテンシャルはある、資源もある。そこに未来に向かって可能性はものすごいあると思っていたので、そういう人生を歩みたいって。どこか大きな企業に入って、安定した生活をするというのもまあいいんですけれども、自分の生き方としては、例えそれでうまくいかなかったとしても、自分の人生悔いなく、最後に死ぬ時にでも自分のやりたいこと、思ったことを幸せのために頑張ってチャレンジしようと思って、チャレンジし続けたっていう人生の方がいいかなと思ったんですね(笑)
志村:いやそれ、大学生の時にそう思うのって、なかなか…おもしろいな〜!すごい!
表:そうですか?でも大学の時ってそういうことを考えられる唯一の時期だと思うんですよね。
志村:確かにそうですね。
表:だから大学の時にどんな人生がいいだろう、どんな生き方がいいだろうっていうのを改めて自分で。だから私アルバイトも結構いろんなものをやったんです。すごい種類のアルバイトもやってるんです。勉強も真面目にやってるんですよ?
志村:両立して両立して。
表:でもやっぱり大学の時に、その時間を自分のやりたいことで使える時間でもあるので、そこでいろんな体験をし、どんな生き方やどんな人生がいいだろうって考える大切な時間でもあるなと思ったので、いろんな本を読んだり、いろんな体験をしたり、そういう勉強もしたり、研究ももちろんしましたけど、やっぱり自分は何が1番やりたいかっていうことを考えられる時期でもあるので、それが非常に自分にとってはそういうチャレンジを人生かけてやるっていうのにやりがいを感じたので、こうしよう、だったらJRに入ろうみたいな感じでしたね。
志村:そこに困難の山があったら登らないと気が済まないタイプの方っていらっしゃいますけど…(笑)
表:いや、だってその先にもっと楽しいことや幸せやお客様の笑顔やハッピーがあったり、未来の可能性が広がったりすると、結果的に自分が幸せになるっていうのもすごい感じたので。
志村:そうなんですよね〜、わかります。本当に同じ考えです。
表:いや本当に(笑)そういうのは大変ですけれど、それを楽しんでやっていることが、何でもそうですけど、山も登る時だって、登っている時も大変じゃないですか。頂上に着いた瞬間の景色を見たいがために、いろんな山を登る時に準備して苦労して、天気も、山の雪やいろんなものとの天候との戦いもあるんでしょうし、だけど頂上に登った時の達成感や素晴らしい景色を夢見て、登っている間はめちゃくちゃ大変じゃないですか。登った瞬間って一瞬じゃないですか。エベレストだって一瞬だと思うんですよね、頂上。そこに行くまでものすごい大変じゃないですか。でも、登った時の幸せも素晴らしいんですけど、本当に後から振り返った時に、その困難を超えて、その頂上を目指した時の方がものすごい充実感を感じるんですよね。
志村:本当にそう思います。
表:分かります?
志村:よく分かります。
表:だからその充実感を味わうっていうのがすごくいいんです。それを楽しみながらやれると人生って楽しいなと思っちゃうんですよね。
志村:うーん、そう、その一環のひとつに「MIMURE」というこの場所がおありなんですよね。
表:そうです、もちろん!だからMIMUREっていうのは、もともとこのTAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)っていうのは、私がJRにいた時にも携わっていたんですけど、私実は、東京駅の開発も携わっていて、その時に東京駅の赤レンガの復元をした時の人たちの物語を書物で読んで、その人たちの志や挑戦心、努力にすごい感動をして、本当に100年前にこんなことを考えて、こんなに努力をし、ここまでのきめ細かくいろんなデザインから考えて、施し、耐震性、それで世界中を駆けずり回って、1番いいものを世界に誇れる駅を作るということでやっていた。その人たちの思いを考えた時に、まあもちろん赤レンガの復元をだからしなきゃいけないということで、結果復元して、今世界に冠たる駅として世界中の人に評価されているんですけど、その人たちが100年前に思っていた志や挑戦心やその時の努力を、今私たちがやっている仕事で、次の100年目の人たちに感じられるほどの志や挑戦心、努力をしているかということを鑑みた時に、ものすごい反省したんです。それで東京駅ももちろんそういう意味ではもっと世界に誇れるエキナカを作ろうということでチャレンジもしましたし、高輪はやっぱり100年先の人たちにも、こんなに100年前に社会を良くするために、みんなが先人の先輩たちが頑張ってくれたんだというふうに感謝してもらえる。俺たちも今度は次の100年のためにまた頑張らなきゃいけないよねと思ってもらえる志、挑戦心、努力、思いで仕事しなきゃいけないと思ったのが、この高輪ゲートウェイシティなんですね。こんな大きな東京で最初で最後と言われているスペースで、やっぱり、しかも日本というのは世界に誇れる価値、強みがいっぱいあるんですよね。で、今、日本はバブルの時からずっと右肩下がりで、本当に失われた30年とか言われてますけれど、世界競争力もどんどん落ちてますけれど、実はこれから、むしろお金で買えない。私は世界に行っていろんなトップ経営者とも話をした時に本当に感じたんですけれど、実は日本のことをものすごい評価しているわけです彼らは。日本にあるものっていうのはお金で買えないわけです。どんなに皆さんがお金を持っていても、日本にある人間性だとか、そういう四季折々の中で磨かれている美意識だとか、デザインセンス、さらには敏感に感じ取る繊細さとか真面目さとか、巧みの世界とか、何とか道っていう道を極めていく力とか、価値、強みがいっぱいあるんですよね。これは目に見えないけれど、だからこそ価値があってお金では買えないわけですね、歴史の中で。それで企業も人もみんな長寿なわけですよ。世界でトップですからね。その日本が今度は世界に向けて、どんな形で、しかも課題先進国と言われている日本が、常にこの課題を乗り越えて、歴史の中で、そんなに資源がない国にもかかわらず、みんなで助け合いながら、和の精神で課題を解決しながら、世界一の長寿を誇っているわけですよね。それを我々がもう一回、今度は課題先進国ではなくて、課題解決先進国として、この高輪でみんなでチャレンジをして、これからの社会、未来を良くするために、課題をどんどん解決していく。それを楽しくやっていく。ビジネスでやっていくということができれば、今度は我々は世界にもっと貢献していける企業もたくさん出てくると思いますし、平和になっていくと思うんです、私は。
志村:そう絶対平和になると思う。
表:なると思うんですよ。
志村:和の精神ですもんね。
表:そう、みんなで苦しい時は助け合う。で、一人一人がまた素敵な輝きを持って、みんなが生き生きと、しかも四季折々の中で、本当におもてなし精神で、人の幸せのために、もしくは社会のために、未来のために、三方よし、五方よしの考えで、本当にみなさんが生きて経営して助け合ったりするじゃないですか。こういう精神は多分これから世界にものすごい価値として伝わっていくと思うんですね。それを、その精神性のもとで、みんなで社会、百年先、もっと言うと千年先の未来まで、幸せにできるチャレンジを、この時代に生きている我々が、この場所でやりたいんです!それで高輪ゲートウェイのコンセプトを作り、それをJRのような交通機関のような会社が、改めてチャレンジして、失敗してもいいからやるぞ!という実験場というふうにチャレンジしようよって。それは未来のためにイノベーションを起こさないと、百年先、千年先の子供たちに幸せな未来をあげられない、最高のギフトをあげられないかもしれない、それじゃやっぱりまずいよね、やっぱりみんなでチャレンジしようよ、という思いでやったのがこの高輪ゲートウェイですし、今回のMIMUREは、まさに「未来」に「群れる」、そういう未来に挑戦する人たちがここに集まって、ここでいろんなチャレンジをする、その舞台として、どんどん使っていただきたいですね。
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志村:この時間が終盤というか、差しかかっているはずなんですけど、リスナーの方へ、明日元気で朝を迎えることができるように…ということをね、いつもゲストの方にお聞きしているんです。明日ちょっとしんどいなという人もいるかもしれないし、よしやるぞかもしれないんだけど、一言いただけると、なるほどって思う方が大勢いらっしゃるんです。なので今日は、テルの一言をいただきたいんですけど、最後に。
表:一言ですか…なるほど。いやー、まあ私は、座右の銘は、「仕事も人生もNO!から始まる」というのが座右の銘なんです。つまり、普通にうまくいくことってまず世の中にないので、基本的にYES・NOのNO、つまりできない、こんなことはできませんというところから、仕事も人生も始まると思っているんですね。それがもう常なので、だからNOと言われたら、よっしゃこれが仕事だって思うんです。できることをやるのは作業、できないことに挑戦するのが私は仕事だと思っているし、人生だと思っているんです。それを楽しんでやるっていうのが結果的に、結果も楽しんで、楽しい結果も出ますし、周りの方も楽しんで協力してくださるし、それがまた楽しい自分の幸せにつながってくるんだと思うんですね。だから、一人一人はちょっとした、ちっちゃなことでもいいんですけれども、あと一歩、ちょっと今日みんなの幸せのためにこんなことをやってみようということを、なかなか困難で大変だと思っていることも周りにいっぱいあると思いますけれども、でもそれの先にこそ、また自分とか周りの世の中の未来の楽しさ、幸せがあるんだと私は思うので、それを楽しくやるということが、最終的には自分の人生においても、本当に楽しい人生を歩めるのではないかというふうに思うんです。一人一人って本当にいいところをたくさん持っているので、人が存在していることがみんなにとっても価値があって、どこかで世界の誰かが本当にその人のおかげで希望や夢を実はもらったりしているんですよね。周りの人も本当に幸せになっているんですよね、実は。もうそれも存在していることだけでも価値があることなので、逆に本当に頑張っていらっしゃる方々は、実は誰かに、本当に周りの人になにか役に立っているし、サポートされているんです、結果として。特に目に見えないところって見えていないだけで、自分がこんなことをやっていて大してやっていないと思っているって、周りから見ると見えていないだけで、実はものすごいやっていることって多いんです。私もいっぱい助けられていますし、暗闇にいればいるほど、苦しいところにいればいる人ほど、実は周りで支え合って、その根っこで支え合っていることってたくさんあるし、つながっているし、それは私自身もそういう人を助けたいと思うし、まあそういう苦労している人ほど助けたいと思うんですよね、私は。そういうのって苦労していればしているほど、実は周りの人は助けたいって言ってつながっているんですよね。だからこそまた一人一人がどんどん輝いていくんです。だからそういうことをですね、明日の朝また起きたときに、自分はよくやってるね、頑張ったな、ありがとうという気持ちで、また1日、今日もまた1歩、少し小さなことでいいからやってみようという気持ちで、1日をまた始めていただくと、結果的にどんどんまた自分の楽しさが倍増していくんじゃないかなと思います。それで私自身はそういう人を精一杯応援したい。それがまた世界のいろんな人の幸せにいずれつながっていくので、そういう社会、コミュニティを作っていけるといいなと思いますね。
志村:うーん、ありがとうございます。NOから始まるっていいですね。
表:もうね、もう周りはできないことばっかりだし、困難なことばっかりですから。でもそれが人生なんですよ。それを楽しんでやる。それが結果的に楽しい人生になるし、周りも楽しくなるし、自分に返ってくる。それは私は本当に大変ですけど、さっきの山登りと同じで、すごい大切にしたいと思いますし、それをやっていると多分周りの人はいっぱい助けてくれます。それはもう間違いない。だから自分の登り方でいいんですよ。自分の強みはそれぞれ皆さん違うから。完璧な人なんて世の中にいませんから。みんなどこかが弱い、困難のある、苦労しているわけですし、その時に初めて人の気持ち、思いやりがわかってくるので、そういう苦しんでいる人ほど人の気持ちがわかる人だから。それはまたお互いにサポートしあえる素晴らしい人になると思うんですよね。そういう人がどんどん増えてくれると、世の中がハッピーになると思いますね。
志村:あー、本当だ。今のね、苦しいところもハッピーにつながるということをわかっていると、いいですよね。
表:間違いなく、なります。そういう苦しんでいる人ほど、人の痛みや思いやりっていうのが、この暗闇と一緒で、私なんかも何もできないから、アテンドに助けていただいて、それでありがたみがわかるわけですよ。でもそこにそういう経験がないと、わかんないんです。見えるものしか見てないから。見えないことにこそ価値がある。そこが見えるようになるというのは、ものすごく価値があることですから。今大変な人には、むしろそういうことの大切さを本当にわかっていただける素晴らしい今の時期だと思うので、頑張ってほしいですね。
志村:本当だ。いやー、ありがとうございます。
表:こちらこそありがとうございました。
志村:宝物のようなお言葉をたくさんいただきました、嬉しかった。
表:そんなことないですけど…(笑)
志村:私も大事にします。
表:みんなで日本を元気にしていきたいですね。楽しく。
志村:はい、楽しくね。ありがとうございました。
表:どうもありがとうございました。