DIALOGUE RADIO -IN THE DARK-

日曜の深夜。全てのしがらみから離れて
本当に「独り」になっている特別な時間。
人は誰もが不安や悩みを持っているはず。
この番組は、自分の心と対話することの大切さを伝え、
明日への活力を求める人への応援メッセージを
発信するラジオ番組です。

EVERY SECOND SUNDAY

25:00-26:00 ON AIR

真っ暗闇の中で、心と対話する時間を。
志村 季世恵の写真

志村 季世恵

バースセラピスト

板井 麻衣子の写真

板井 麻衣子

J-WAVE NAVIGATOR

MESSAGE TO STUDIO

MESSAGE

人は他人と比較してしまう生き物だと思います。
人より、恵まれていると喜んだり、
人より、うまくいかないと落ち込んだり、
SNSが生まれたことで、自分を誰かと比較する機会も増えてきました。
そんな今だからこそ自分の心と対話する時間を大切にしたいと思います。
何をしたいのか、何が悩みなのか、何に希望を持つのか。
その積み重ねが幸せを感じる近道なのではないかと思います。
幸せは、自分の心の中にある。


2020.09.13
GUEST

第27回のゲストは秦万里子さん


PHOTO


DIALOGUE

志村:今日は、万里子さんをお迎えしていますけれども・・・私と万里子さんのお会いした時の事を振り返ってみると・・・・ちょっと特別な日だったんですよね。
秦:そうね?
志村:うん、どこだったかな?
秦:下北沢?
志村:下北沢?
秦:そうね・・
志村:下北沢のスタジオで。
秦:そうそう。
志村:大きなピアノが置いてあって。
秦:ね〜。私もお友達でもあり、季世恵ちゃんのお友達でもある方が、万里子さんのピアノをこの人たちに聞いてほしいっていう方を呼んでくださって。
志村:うん。
秦:そこで初めてお目にかかったのよね?
志村:そうなんですよ。私はそのお友達にね、共通のお友達ですけど、素敵な時間をこれからプレゼントできるよっていう風に教えて頂いて、
秦:あ、そうなんだ。
志村:あんまりわかんないまま行ったの。
秦:(笑)そう、なんだかよくわかんないって、みんなおっしゃってた。それでまた始まってもよくわかんなかったわよね?
2人笑う
秦:私がやり始めてもよくわかんなかった気がする(笑)
志村:もうね、その時に、自己紹介をしたのね。何人か集まっていて、初対面の方が多くて。で、私は今こんなことをしていてこんな毎日を過ごしています、今はちょっと元気ないとか元気とか、そんな話を皆さんがすると、そこで急にピアノがポロロンって鳴って、自己紹介が突然曲になるの!
秦:うん。
志村:びっくりして!それがおかしいなとも、おかしいじゃない感動したのね!感動したのは、その人が自己紹介していて、おっしゃってはないんだけれども思っているんだろうなきっと、って思うことを音楽で伝えちゃうの万里子さんが。
秦:うん。
志村:その時にね、旦那さんの事を話した人がいたの、自己紹介でね。別にその気持ちを伝えるだけじゃなかったんだけど、万里子さんはピアノに乗せて歌もうたってらして、ちょっとそれが寂しいんだよねって風に乗せたのね。で、聞いてらしたその方が、言ってなかった言葉なのにそれを聞いて涙ポロポロこぼすのね。
秦:うーん。あの、多分芸術ってそういうものなんだと思うのよね。だから今日も実はそのダイアログ・イン・ザ・ライトでね、暗闇の中で絵を書いたりしたんだけど、芸術はその時にどういう時のものかってお話がちょっとでて、何て言ったらいいかわからない気持ちってみんなが持ってるじゃない?だけどあまりにも言葉が先行していて、それが説明できないことが悪いことみたいな感じがする時もあるんだけど、説明できないものがあるから芸術が今まで発達してきたと思うのよね。だからそれがもうなんとも言葉では言い表せない怒りが絵になったものもあれば、音楽になってるものもあれば、まあ、そういうことだと思うので、で、多分それを音に変換するのが好きなんだと思う。
志村:は〜そうなのね〜〜。
秦:そう。
志村:そう〜〜。
秦:うん。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

秦:人間ね、同じ生き物として思う感情って、色々あるけど子供に対してとか親に対してこうしたいあぁしたいってことはね、割と似てるから、だから自分が歌いたいって思うと、それに共鳴してみんなブルブルブルって震えて下さってるのかなって思いますね。
志村:ほんとだね〜。そんな真理子さんが、ある時突然に連絡を私に入れてくださって、ダイアログミュージアムができたので、うちのピアノを嫁入りさせるよって風に・・・。
秦:ふふふ。
志村:あの時びっくりして・・・!ちょっと意味が分かんなくて、嫁入り?ピアノ?ん??
みたいな。
秦:(笑)
志村:なになになに!ってことを返事したら「ピアノをそこに持ってくよ」って言ってくださったの。
秦:はい。
志村:私もうびっくりして・・・なんでかっていうと、ピアノが欲しかったの。
秦:そうなの??
志村:うん。
秦:うーん!
志村:ピアノは音が鳴るものだけれども・・・なので、目が見える人、見えない人、同じ楽しみになると思うんだけど、でもきっと耳が聞こえない人も楽しめるものなのではないかなと思ってたのね。
秦:うんうん。
志村:で、その架け橋になるのがピアノじゃないかなって思ってたの。
秦:そうなんだ・・・・あらびっくり。よかったわね、それは?
志村:そうなのよ!
秦:あ、よかったわ!!
志村:そうなのよ!しかも、そして嫁入りなのよ!
秦:うん、そうよ!
志村:びっくりしちゃってね!
秦:うーん!突然にピアノが来たのね。で、翌日に、あ、じゃないや、当日に、万里子さんがピアノを弾いてくださったのね。
秦:そうそうそうそうね。
志村:それで急に音が鳴り始めたんだよね。そしたらさ、ダークのアテンドもサイレンスのアテンドも、みんな集まってきて・・・!
秦:そう〜・・・!
志村:あれすごかったでしょう〜!
秦:すごかった!それで、ほら、蓋を開けてさ、その中にみんなお顔を突っ込んだりとか、ピアノのあのボディを触って、浸透から音楽を感じようとしてくださったりとか。
志村:聞こえない人達がね。
秦:そう〜。びっくりした・・・!
志村:ああいうのって、初めて?
秦:そう〜初めて。
志村:その時に目が見えない人が、聞こえない人の手を取って、とっても綺麗な曲っていう風に書いたんだって。で、リズムを取って体を動かし始めて、みんなと頭突っ込んだりとか、手で触っていて、怒られちゃうかもしれないことも万里子さんは全然怒らなくて、笑顔で一緒になって楽しんで弾いてくださってたのね。
秦:うん。
志村:私はあの風景が今でも忘れない、多分ずっと忘れないと思う。もうみんなで楽しむっていうのはこういうことだったんだって。
秦:そう、こんなにみんな笑顔になるんだったら、あらま〜!って感じ!
志村:そうか〜。
秦:そうよ。
志村:よかった〜。
秦:よかったのよ〜!
志村:そしてさ、そんな万里子さんが、音楽活動を続けてきてたのはずっと知ってるんだけど、でも今いろんなことで世の中変化してきてるじゃない?
秦:うーん、そうよねー。
志村:ね。で、今はどんな音楽活動をしていて、今後何かしたい事ってあるの??
秦:うーん。あのね、今やっぱり世がこういう風に変わってきてるでしょ?で、変わってきてるだけじゃなくて、やっぱりいい人の価値観が全然違うっていうことが、すごく分かりやすい時代だと思うのよね。私はお仕事以外は出ません。私はお仕事でも出ません。私は絶対出ません。私は全然平気で出ます。私はマスクをすれば何でも大丈夫、人と話もします。もう人とは絶対会いません・・・もういろんな人がいるじゃない?で、しかもそれのどれが正解かもまだ全然わからず・・そうなった時に、それぞれの価値観を認めるっていう時代の試練だと思うのよね。
志村:あーそっか。
秦:私はね。それで、私すでに何ヶ月かはリモートで音楽の授業とかやったけど、今は生とリモートと両方やってるのね。で、やっぱり心が追いついてこない人もいる。やんなくちゃ・・・って。だって時々起きててそういうこともあるじゃない?起きて頭でもやらなきゃって思ってるけど、どーーうしても心がもうちょっとベッドにいたいと思う時とかあるじゃない?
志村:あるある。
秦:全てがバランスよく行ってる時ばかりじゃないから、だからそういう人たちに、リモートやってますよ!何とかやってますよ!っていうことでもないし、生でやってるんだから来ればいいのに!でもないし。今までは同じ土俵だと思って音楽やってきたけど、ここに来ていろんなパターンの人がいるから、だからそのパターンのどれをも取れるように、今はちょっと心を寄せてる感じかな?だから生でもやるけど、それを生配信もやる。あとはコンサートは、バンドやったりソロやったり、今度27日にやるのは久しぶりにソロなんだけど、多分今までやってきて、子育てのためのコンサートとか、介護のためのコンサートとか色々と副題が付いてたんだけど、今度久しぶりに副題が付いてない。なんだかよくわかんない、自分でも何やるかよくわからないんだけど、今の自分をそのまま出すコンサートしてみようっと思って。
志村:はーそう〜〜。それが9月27日?
秦:27日なの、そうなの。
志村:あのう、お話が伺ってると、今本当に世の中がいろんな形で変化していってるでしょ?ちょっと前の変化とは違っていて、それぞれの納得の中の変化だから、そしてそれはさ、やり手側にそれがないとできないじゃない?こうなんだって。例えば、ステイホームの歌をうたってらしたよね?お嬢様2人と3人で。
秦:うんうん。
志村:あれ私は涙が出て、美しくて。
秦:あそう〜ありがとう。
志村:あの時に最も必要な歌だったなと思っているの。
秦:うんうんうん・・・。
志村:どんな気持ちであれを歌ってたのかな?
秦:あれはね、私がまずステイホームで、Facebookで曲で呟いたのね。そしたら、これはちゃんとした方がいいって、季世恵さんも知ってる私も知ってる友人が言って。じゃあこれをやりましょうか、ってなったんだけど、これ私が歌うよりももうちょっとみんなの心にすっと入っていく声がいいなーと思ったのね。それで、私は娘がアスペルガーって、今はアスペルガーって言わないことも多いけど、発達障害があって、それぞれがそれぞれの生き方にあった国に行っているので、みなさんが海外に行くっていうと、海外で留学!!って思ってる事とはまたちょっと違って、それぞれの生き方にあったところじゃないとパンクしちゃうので。それでそれぞれ1番あった所に行ってるので、その2人がたまたま、あの時期に同じ所にいたから、それを吹き込んでもらうことにしたのね。それで、私は医療従事者の人に対して、自分が例えば看護婦さんの資格を取って手伝うには遅すぎるし、それからそこに駆けつけて何かやることありませんかって言ってもきっと足手まといになるし。そういう意味では、音楽で何かしたかった。でも、音楽ね、病院に行ってピアノ弾くって言っても結局消毒することが多くなっちゃったりお手間がかかることが多いじゃない?そしたら、うーん色々考えると、お家にいましょうってことが1番、まあ、自分の情報の中では助かると。その方たちが。じゃあ、それをどう思う?って子供達に言ったら、子供達も、あ、それはすごく賛同するって言うから、じゃあ歌ってみようって言って出来たもの。彼女たちもね、その時には2人ともオーストリアに行って、すっごく戒厳令が引かれていて、2人が同じ家にいたからあれが出来たけど、人の家に行ってはいけないようなそんな時期だったりしたから、そういう意味で今のこのツールを使うことが出来て、すごく嬉しかったことでもある。ただ、今このツールを使える、使えないとか、そういうことでもいっぱい格差もあるじゃない?
志村:ほんとにほんとに。
秦:ね?だから、使えない人、使える人、っていう分け隔てではなく、やっぱり人間としてこれを一緒に乗り切ることが出来る人たち、乗り切るのが出来ない人たち、いろんな人たちも合わせて、何か考える事ってのが大事だろうなーって思ってる。
志村:同感です・・。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

志村:そうそれでね、そのスティーホームがあって、そして今はもう、まあ、withコロナの時代になっていて、で、さっきおっしゃったみたいに、いろんな考え方があって、それぞれの自分の決め方で動きが変わっていっている、で、格差もある。それを万里子さんは音楽という形で、または絵を形で届ける先を無数の場に考えてるでしょ?その、さっきおっしゃっていたみたいなツールを使える方の事を考えるとツールがあるし、使えない人たちの中では、じゃあリアルがあるとか、いろんなとこで考えてるでしょ?で、活動している。で、そのね、あまねく人たちに対して思いを馳せることができているそのおおもとは、どこにあるのかな?ってことを聞いてみたいなーと思ってたの。
秦:えーっと・・・多分ね、私自身が、よくほら音楽家やってる人って小さい頃から音楽だけやってればいいよって言われて育ってる人も中にはいっぱいいるのよね。御用聞きが来ても出なくていい、電話かかってきても出なくてもいい、あなたはピアノだけ弾いてなさいって風に育てられた人もいる。でも私やっぱりここまで色々な意味で、もうダメって思ったことが何回もあって。でも何回ももうだめ、もうだめって思って、その度に色々な人に救っていただいたり、いろいろな話を聞いたり、色々な本を読んだりして助けてもらってきてね、それでまあさっきも言ったけど自分の子供が発達障害だったし、それから後は、祖父や祖母やそれから父の介護をしたりとか、そんなことを通じて自分だけの価値観で生きることって危険だなーって思ってることは、すごくその・・・ケースバイケースで思ってきた。
志村:そうか〜。
秦:うん。それと、あともう1つは全然それの全く逆で、ピアノってものすごくワンマンな楽器なのよ。
志村:ワンマンなの!?
秦:ワンマンなの!ピアニストってワンマンばっかりなのよ!
志村:あ、そういうことね〜〜!
秦:だって、右手から左手もう88鍵全部自分で使って、しかも他の楽器はだいたい伴奏者が必要なの。
志村:そうだ・・・。
秦:ね?バイオリニストももちろんね、そりゃ単独でやることもできるけれど、それか・・・まあ、どちらかというと珍しい。伴奏者が必ずいる。ピアノだけよ、伴奏者いらないよ。
志村:ほんとだね。
秦:でしょう?
志村:そうだ。
秦:そう。そうだから、ピアニストってすごいエゴイストなの。うん。だって別にあなた必要ない私1人でやればいいでしょ!!ってことが言いやすい職種なのよ。
志村:は・・・そう〜・・・。
秦:うん。で、それに気が付いてから、私自分の楽曲で「あなた」がついてるものすごく多いのね。「あなたへ」とか「あなたは」とか「あなたと」とか「あなたが」とかね(笑)で、それって自分でもどれがどの曲だかわかんなくなっちゃうんだけど(笑)それってあなたがそこにいるっていうことを忘れないように・・・っていう気持ちもあってあなたがついてる楽曲が1番多いの。
志村:そっか〜〜〜。
秦:うん〜!それでね、それでも忘れちゃうことあるのよ、やっぱり作曲に一生懸命になってると。もう自分が自分の作曲王国の王女様みたいになっちゃって!
志村:(笑)
秦:そういうことがあるの(笑)そういう時に、やっぱり警鐘鳴らしてくれるのは1番側にいる娘達だったりして、で、彼女達は私が病気のいとこや、それから彼女たちから学ぶことはね、うーん、やっぱりストレートにしか物を言わないっていうことを言いつつも、頭の中違うこと考えてんじゃないの?っていう、そういう余白がない人と話すと、結構貼り付けにあったような気分になり。
志村:あ、わかるそれ。
秦:ギクッと・・・!!みたいなね。
志村:うーん。
秦:で、心の中に大きななんかこう、言い方悪いけど大砲打ち込まれて、ドーン!みたいな、それは本当ですか!!みたいな。って、そういうことが何回もあることによって、やっぱり何回かそれを自分の中で牛じゃないけど反芻して、ちゃんと人のこと考えてるか?って。それはこの夏にもあったんだけど、考えてるか?って思いながらやるから、それができてることもあるかな?あとスタッフがやっぱりそういうことに対してすごく優しいスタッフが揃ってる。
志村:よかった・・。
秦:うん。だから、それはこの人達にとってどうなんでしょう?それはこの人たちにとってはどうなんでしょう?っていう提案を、一緒に考えてくれるスタッフがいる。
志村:あーそっか〜。
秦:うん。それはすごく大きいです。
志村:うん、そう〜。
秦:うん。
志村:さっきの話に戻って、対応する力とかって、本当にリアルを知ってることなんだなと思うのね。万里子さんがいろんな方たちの意見を聞いたりとか、出会いによって色々あるんだなと思うように、それがこの時代を逞しく変化させたり生きてくのができるような事なんだなと思うの。
秦:ほんとにね。
志村:そう。私もね、うち、ダイバーシティを絵に描いたような家だったから。
秦:ふふふ・・・(笑)
志村:お母さん違う人が、兄弟3通りいるとかさ。
秦:あ〜。
志村:お母さんの文化って1番だから、家庭の中では。それが3通りいるって、すごいダイバーシティなのね。
秦:そうだね・・・。
志村:うん。そう、そしてまあ、家族も多かったし、出入りする人も本当に多くて、そのタイプもみんな違ってたのね。そうすると、自分の1人の考え方っていうのは通らないなっていうのを知れると、さっき万里子さんおっしゃってたみたいな事に近づいてって、対応するとかどうしたらいいんだったっけ?って、変化には強くなるんだってわかるのね。
秦:なるほどね。
志村:だから、万里子さんが大人になってからそういう事に気付いたっていうような雰囲気だったけど、私はその・・・そうでもないんだろうと思っていて。キャッチする力とかはアートの感性があるからだと思うし、あとおじいちゃまとの介護のことでも、たくさんのことの学びがあったんだろうなと思う、尊敬していたおじいちゃまが動けなくなった時とかって、やっぱりそれを受け入れなきゃいけないじゃない?
秦:そうね〜・・・うーん。だから、ほんとに目の中に入れても痛くないほど可愛がってもらった初内孫だったけど、やっぱり今で言うアルツハイマー?昔で言う恍惚の人になって、家でほんとに、ある意味上品に一本の熱燗を美味しそうに飲んでた人が、酒持って来いって私をね、杖つきながら家中拳を振り上げて追いかけてきた時、もうその時にはね、もう何が何だか全然わからなくなって、で、隠す方がいいのかあげていいのか、それもわからなかったの。と、あと悲しさもあるじゃない?自分の。
志村:そうだね〜。
秦:ね?だけど、それをわからないでやってる祖父が1番可哀想なのかもしれないし、うーん・・色々な事でちょっと精神的に病んじゃったいとこが、1番うちの祖父の心を開いてたりとかそういう事実を見たりとかね、すると、ほんとに人間って色々なことがあるんだなっていうのを、まあ自分で実体験したじゃない?それで私の場合は今から20年ぐらい前に、夫がかぐや夫で、かぐや姫のように月だか宇宙だか火星だか土星にいなくなっちゃったから、突然ね。
志村:突然ね〜。
秦:あれ、突然ね〜!あんなことが世の中に起きるのかっていうことも経験したしね。で、あともう1つは、同じ現象が起きてもいくつもの受け取り方がある。っていうことも私はそれは娘達との会話の中ですごく思って、例えば娘たちは男親がいなくなっちゃったわけだから、全てがその季世恵ちゃんのパターンとは全く違くて、全てが私1人が正しいっていう世界にしばらくは生きていないと、自分たちの生命が危ういじゃない?
志村:ほんとにそう思う。
秦:ね。そうすると、母親が言ってることが全て正しかったのに、ある彼女たちが何かその、学校ではない試験を受けた時に、私は勇気づけるつもりもあって「大丈夫!絶対!絶対!受かってる!」って言ったら、落ちてたのね。
志村:はーそうっか〜・・。
秦:うん。で、その時にね、この人言ってること違う!!って思ったんだって。
志村:なるほどね。
秦:ね?でも、私は大丈夫受かってる!っていうのは、受かったらいいな!かっことじが、その言葉に含まれてたのよ。
志村:祈りの気持ちだったもんね。
秦:ね!だけど彼女は、あんなに信じてた母親が受かってるって断言したのに落ちてた・・・・・っていうことがすごいショックだったんだって。これはついこの間聞いたんだけど。で、そこから母親の言ってることって違うこともあるんだって。
志村:その時に知ったんだね〜。
秦:その時に知ったらしいの!それで、結構ね、その時に価値観がぐらぐらってなったらしい。
志村:だってそれは、万里子さんがおじいちゃまのことをすごく尊敬していたのだけれども、でもアルツハイマーになって変化していくのを受け入れていくのと、まあ全然違うけど、ちょっと近いんだよね?
秦:そうそうそう、近い近い。
志村:違った大切な人を見る、受け入れるみたいな。
秦:ね、そう。だから、なんかこう、とっても色々大切なことを、例えばお食事する時に誰が隣に来ても、天使が隣に来ても、王子様が隣に来ても、恥ずかしくない食べ方をしなさいって、私ちっちゃい頃教えてたのね。だけどそんな母親がベッドに寝ててぶーって大きいおならをしてたりなんかすると、やっぱりそのイメージがちょっと違うと・・・!
2人笑う
秦:思うのよ!だけどもう疲れちゃったらそんなこともある。ね。でもどっかちゃんとしたところでお食事したらちゃんとするっていう、そういうなんかそれこそ1人の中の多様性?
志村:うんうん、そうだそうだ。
秦:ね?だから、だからって言ったっていつもおほほほ〜って言ってるわけでもないし、なんかいつもくちゃくちゃガム噛んでるわけでもないけど、でもお母さんはだってたまにはこういうこともあるよっていうことも見せつつ、でもそれはちゃんと彼女たちが目を開いて見るようになってきた。こともあるでしょうね。
志村:そうでしょうね〜〜。
秦:きっと。
志村:いや、1人の中の多様性ってとっても素敵な言葉ね。それを自分も受け入れて、相手も受け入れるっていうのは大切なことだね〜。
秦:ね〜〜〜。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

志村:そうだね〜。昔父が言ったこと思い出したな今。力が尽くせるところは精一杯尽くしなさい。でも駄目なところはいっぱい見せなさいって言ってたのね。
秦:・・・は〜・・・。
志村:うん。自分はダメなところいっぱいあります!っていうことを、たくさん見せていくのがいいよって。隠しちゃダメだって。こんな自分なんですっていうのをちゃんと自分で認めて、相手に伝えるように。だけどできることは精一杯尽くしなさいって言ってたの。
秦:素敵な言葉ねそれ・・・。
志村:うん。今思い出したんだけど。
秦:だからね。私シリアルのね、いつも後ろの栄養のよくほら五角形とかあるじゃない?
志村:ある〜。
秦:だから平均的な栄養素。で、だいたい正五角形がいいんでしょうけど、あれが片っぽびーーーって伸びてて、片っぽ引っ込んでてももうやっぱりね、良しとし、そのびーって伸びてるとかそれぞれみんな角度が違うわけだから。それを全部合わせると、大きな五角形になると。
志村:そう、そう。
秦:ね?そう思って生きていかないと、自分1人で正五角形にしようと思ってもなかなか無理よね。
志村:疲れちゃうよね?
秦:疲れる・・・!疲れるわ〜。そう〜。で、みんなで大きな五角形作れたらいいなと思ってますけど。
志村:ほんとね〜。合わさったらなればいいんだもんね〜。
秦:そうよ〜。
志村:特に人はさ、そうやって成り立ってるんだよね。
秦:いや、ほんとにそう。そうなのよ。
志村:だから、それはさっきも、さっきと同じだけど自分の中の多様性もあるからさ、ね?だからそれのバランスが色々日々これで練習だし、日々これ勉強だし、日々これ楽しみだし。
志村:そうだね。それが今のこのコロナ禍での人との測り方にも共通するかもしれないね。秦:そうそう、そうなのよね〜。だからコロナってやっぱり、もううちらその、後の対応は弱者・強者によってすぐ検査を受けられちゃう人がいたり、中々の人もいたりするけど、一応その英国の王室様から、もうストリートの人までみんなかかる人はかかっちゃうわけじゃない?
志村:そうだね。
秦:だからそこまでは、さぁコロナさんに「さぁ平等にやりましたよ、あなた達どうしますか?」って言われてるような気がしたんだよね。
志村:ほんとに突きつけられてるよね〜。
秦:ね〜!突きつけられてるじゃない!なんだけど、逆にどんどん差別が大きくなっちゃったりするところもあるじゃない?
志村:そうなの、そうなの・・・。
秦:何とかしたいよね・・・!
志村:ほんっとにしたいと思う。
秦:ね〜・・・!
志村:せっかく、いや、せっかくって言うんだけどさ、この病気がもたらした困ったことはいっぱいあるけれども、でも、全てにとっては対等であるってことも、ウイルスが教えてくれてるでしょ?
秦:そうよ、そうよ〜。
志村:それをどう捉えて、どういう風にしてくのかに、今私たちはほんとに考える時?問われているよね。
秦:そうよね。だからこそね、だからこうどうするべきかって言われてるから、コロナウイルスがあっても元気な人は、元気がない人にどうやったら寄り添えるか?とか、元気がない人は、元気がない人なりにダメだじゃなくて、その、じーーーーっとその嵐が通り過ぎるっていうことも1つの手だとか、なんかいろーーーーーんな、ほんとにいろんな手立てがきっとここで行われるべきなんだと思うんだよね。
志村:ほんとそう思う。私、ターミナルケアをしたでしょ?
秦:うん、そうだよね。
志村:で、私の場合はこのケアに関してはボランティアにさせてもらってるのね。なぜかと言うと、亡くなった後に請求できないでしょ?
秦:そうだね。
志村:うん。独り者の人が多かったから、もうこれは腹くくって友達になろうと思って、だからお金持ちの人も、まあ金がない人も、対等にしてたのね。でも時々ね、言ってくれる人がいるの。何かあります?ができることはって。そうすると、やっぱり癌ってね、治療法は様々なので、お金がある人はいい治療できる。で、ない人はね、やっぱりそれはできないんだよね。で、その時にたまたま同じ癌の人がいて、そして同じ進行ぐらいの人がいたけど格差があったわけ。経済的にね。その話をしたら、じゃその人の分、私が持たせてもらってもいい?って言って。で、ある治療を、そのお金持ちの方が出してくださったの。で、まあ痛みのケアができたりとか楽になれたんだよね。どちらも亡くなったんだけど、どっちもが直接会えなかったんだけど、同じ言葉を伝えてくださったの。相手に対して。感謝しています、ありがとうって。
秦:そうなんだ・・・・。
志村:うん。で、そのお金持ちの人はね、誰かのこと想う、そんな私でいれることが最後にできたって風におっしゃってた。で、受け取った人は、人の情けを真っ直ぐに受け取れて、自分を楽にすることができた。否定しない自分を持てて、死ねることができてよかったっておっしゃったの。
秦:・・・なるほどね〜・・・。
志村:うん。私それ見た時に、ありがとうって言葉を交し合えることって、いいなって思ったんだよね。それがね、どうするとできるかな?って。今の世の中でっていつも考えてるの。だから、お金持ちの人で、早く治った人が、ちょっと大変な人たちにサポートができるとか、またはかかってない私たちが、まだかかってないからこそできるとがあるかもしれないし、いろんな方法が本当はあって、それを考える時期でもあるんだろうなとも思うんだよね。
秦:うーん・・・。あのう、私、小さい時にね、図書館によく行ってた時に「アルセーヌ・ルパン」と「シャーロック・ホームズ」と読み比べたのよね。でね、断然「アルセーヌ・ルパン」が好きだったの。
志村:あ、わかるよ・・・?
秦:わかる!?
志村:わかる!
秦:あのなんか金持ちから宝石盗んで、困った人たちにわけろ!・・・もうあれがね〜〜〜〜、モーリス・ルブランのもうあれが「シャーロック・ホームズ」とは全然違うこの粋な・・・!
志村:そうなんだよね〜〜〜!
秦:あれが・・・!今話を聞いてて「アルセーヌ・ルパン」ともちょっと・・・びっくり・・・!(笑)そっか!でもここの対話の森は、マークもすごく素敵ね!
志村:あーほんとね〜!
秦:ね〜!
志村:素敵だよね〜!
秦:すっごく素敵!!
志村:そう、みんなで作って来たかったからね、というか私たちは作れなくて、お金持ちじゃないから、ダイアログは。だからどうしたらできるかな?と思っと時に、まあ前からずっと言ってたんだけど、これは一人ひとりの人たちが、ちょっとずつ出し合って作っていくのがいいと思う。なぜかと言うと、私たちのものじゃないからねって言ったの。
秦:・・・は〜〜・・・なるほど・・・。
志村:そう、だってみんなが楽しんでみんなが感じていくものだから、で、物じゃないでしょ?
腹:そうよね。
志村:売り物はものではなくって、出会って感じる体験だから。
秦:そうだね〜・・・ね〜〜。
志村:うん。
秦:実はここのとこで、なんか私もお友達から聞いた言葉で、レイチェル・カーソンの言葉の中で「知ることは感じることの半分も大事じゃない」って、つまり感じることがどれだけ大事かっていう話をちょうどさっきもね、ちょっとしてたんだけど。やっぱり人との対話とか見えないものの中に大事なものがあるって、今すごく言われてるじゃない?
志村:本当だね。
秦:ね?だから量子とか、量子学なんて今すごくあるけど、実際に見えてるものが本当に世の中の中の1割で、あとの9割は見えないもので動かされてるって、それがやっぱりこの対話の森の中にはいっぱいあると思うのよね。で、何回やってもまたアテンドが違って、同じ経験をする仲間が違うから、そこに出てくる色は全部、みんな違うじゃない?
志村:そうなの。あのね万華鏡みたいだよね。
秦:あ・・・ね〜。
志村:うん。
秦:それが、受け入れる側だけでもなく、参加する側だけでもなく両方で作れるのってすごいよね。
志村:そうなの。双方向なんだよね。
秦:ね。そういう工夫って、実は本当にすごーくお金が有り余るほどあったらそういう工夫って出てこない気がしない?
志村:そうなのね〜、あのね、私・・・お金なくて良かったなーという風に、強がって言うことだけど、強がってんだけどね。でも工夫することは、覚えられたなーって思う。
秦:いや、本当にそうよね。
志村:だから、ロゴもみんなで作ったら素敵だなーって思ったんだよね。それが思いつけたのは20年間、まぁ21年間だけど、お金なくてコツコツやり続けた中での財産かなぁ〜?
秦:いや、工夫ってすごいことだし、人間がやっぱり、ほら、脳なんて死ぬまでに何分の1しか使わないとか言うじゃない?
志村:そう見たいね。
秦:ね?で、工夫ってやっぱり困難から生まれることがすごくあるじゃない?
志村:そうだね〜。
秦:ね。で、どんな洋服でもどんなアクセサリーでも買えたら、こんな工夫は生まれなかったってことっていっぱいあると思うし。そこに喜びが多分生まれてくるのが。また幸せだと思うんだよね?
志村:そうだね。
秦:ね?
志村:あのね、最後にお聞きしてもいいですか?
秦:うん!
志村:リスナーに、元気で明日を迎えられるために、万里子さんからいただけるメッセージはどんなのかなって・・・直接言葉で。
秦:じゃあ行きます!

(即興曲-生歌唱)

ぱらぱぱぱぱらぱぱぱぱぱ〜
あなたはあなたでいい
ぱらぱぱぱぱらぱぱぱぱぱ〜
あなたがあなたでいい、そうよ、
誰か別の人になろうなんて思わずに
あなたはあなたを待っている誰かがいる
忘れないでね
ぱらぱぱぱぱらぱぱぱぱぱ〜
お日様も
ぱらぱぱぱぱらぱぱぱぱぱ〜
ほら、あの風も
ぱらぱぱぱぱらぱぱぱぱぱ〜
太陽も、あなたを見ている
もっとあなたになっていい
もっとあなたはおしゃべり
もっとあなたはあなたでいい
例え元気がない日でも
例え元気有り余っても
例えお酒飲み過ぎても
例え虫歯があっても
それがあなた、そこにいる意味
それがあなた、明日はいい日
ぱぱぱ

志村:(拍手)ありがとう。
秦:どういたしまして!



ARCHIVE

選んでください。

SUPPORTER