DIALOGUE RADIO -IN THE DARK-

日曜の深夜。全てのしがらみから離れて
本当に「独り」になっている特別な時間。
人は誰もが不安や悩みを持っているはず。
この番組は、自分の心と対話することの大切さを伝え、
明日への活力を求める人への応援メッセージを
発信するラジオ番組です。

EVERY SECOND SUNDAY

25:00-26:00 ON AIR

真っ暗闇の中で、心と対話する時間を。
志村 季世恵の写真

志村 季世恵

バースセラピスト

板井 麻衣子の写真

板井 麻衣子

J-WAVE NAVIGATOR

MESSAGE TO STUDIO

MESSAGE

人は他人と比較してしまう生き物だと思います。
人より、恵まれていると喜んだり、
人より、うまくいかないと落ち込んだり、
SNSが生まれたことで、自分を誰かと比較する機会も増えてきました。
そんな今だからこそ自分の心と対話する時間を大切にしたいと思います。
何をしたいのか、何が悩みなのか、何に希望を持つのか。
その積み重ねが幸せを感じる近道なのではないかと思います。
幸せは、自分の心の中にある。


2022.05.08
GUEST

第47回のゲストは小林さやかさんでした


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DIALOGUE

志村:さやかちゃん、夜中の真っ暗なダイアログに来てもらってありがとうございます!
小林:こちらこそ、ありがとうございます!真っ暗ね、本当に。
志村:真っ暗だね〜、相変わらず。
小林:真っ暗だわ〜!ダイアログ・イン・ザ・ダークは私人生で2回目だ!
志村:2回目か、そっか〜!
小林:そう、2回目。
志村:ありがとうございます。
小林:こちらこそいつもありがとうございます、素晴らしい体験を。
志村:でもお久しぶりでしたね、私たち。
小林:ね!2年ぶりぐらいかな?コロナもあったしね。
志村:うん。
小林:はい。
志村:私はさやかちゃんのことを「ビリギャル」という名前でまず知ったんですよね。
小林:そうですね。
志村:ご本がありましたよね。
小林:学年ビリのギャルがなんちゃらってやつですね(笑)
志村:そうそうそう!あれ、正式なタイトルなんでしたっけ?
小林:『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』というタイトルの本です!
志村:長いタイトルでしたね。
小林:そうそう(笑)略して『ビリギャル』ね。
志村:そうそうそう。その頃からのことをお聞きしたいんですけど、そう、『ビリギャル』って映画になったでしょう?
小林:そうだね。スタッフもびっくりするぐらいヒットして、皆さんに知っていただけるきっかけになりましたね。
志村:ね。どうしてあの映画、ご本も含めてヒットしたんだろうって、ご自分で考えたことってあります?
小林:そうですね、まずは、いや私よりすごい人って、いや私なんか別に冷静にあの話をね、何の話かっていうと、私が実際にじゃあ何をしたかって受験しただけなんですよね(笑)だから、別にそんなにすごい話ではないんだけれども、なぜこの話がこんなに多くの方に共感していただいたり、心を揺さぶられたって言ってくださる人が多くなったのかというと、やっぱりみんなが通る道を私も通ってきたからなんじゃないかなって、すごく近い、イメージがしやすいものだったんじゃないかなと思ってるんです。つまり、受験とか周りの大人に対してのモヤモヤとか、学校のルールくそ!みたいなのとか、やっぱり私がこう・・・なんていうのかな、そのまま真っ直ぐ表現してたものを、反発できずにいて悩んでる子たちとか、親御さんとうまくいってなかったりとか、どこの家庭やどこの地域、どこにでもあるドラマと私のストーリーが重なる部分が多かったんじゃないかなって思ってるんです。だから凄過ぎなかったっていうのが、なんかキーなんじゃないかなと私は思ってるんですね。
志村:いやー、あのね、いやすごいと思うんだけど、多くの人たちは自分の偏差値によって志望校を決めざるを得なくて、好きな学校とか憧れてるところがあると思うんだけれども、今のこの成績だと無理だろうっていうふうに先生とかに言われて、親御さんもそれをそうだなと思っていて、自分の子供が悲しい気持ちにならないように、それでいわゆる入りやすいところに入るっていうのが多いと思うんだけれども、さやかちゃんはそれを飛び越えたじゃないですか。
小林:そうだね、そういう価値観が逆になかったかも(笑)
志村:そうだね。
小林:そうですね、なんか私もよくビリギャルって言っていただけるようになって、いろんな人の悩みとか相談に乗ってきたんだけど、やっぱり周りの大人の方が挑戦させる勇気がないんだなって思ってきた。本人より先に、その子供とか学生たちが挑戦できないっていう以前に、その周りの人たちが「うんやってみな、あんただったらできるよ!」って言える人が日本はすごく少ないんじゃないかなとちょっと思っていて、それっていうのは、裏返したらめちゃめちゃな愛なんだよね、やっぱりね。傷つけたくない、傷ついて欲しくない、常に幸せでいてほしいっていうやっぱり愛だと思うんだけども、でもそれって、ずっと守ってあげられるわけじゃないじゃない?親御さんとか先生たちって。だったら私はやっぱり多少かすり傷いっぱい作ってね、周りはハラハラするかもしれないけど、でもやっぱり自分で決めて自分で挑戦して自分で失敗した、その中でもやっぱりこうやってやったら次は成功した!みたいな経験が、やっぱり子供たち自身にはすごく大事なんじゃないかなって思ってるし、私はそれをやらせてもらえて来れたっていうだけなんだと思うんだよね。
志村:上手く諦めることも覚えてしまうじゃない?
小林:そうだね。
志村:「うーんこのぐらいかな」みたいなね。
小林:そうだね。
志村:そう、そこにあの本は「諦めなくてもいいんじゃない?」っていうふうにさやかちゃんは伝えてくれていて、そしてやっぱりね、夢に向かって頑張ていくってことも、すごく強いメッセージがあったと思うんだよね。夢さえ見れば叶うってことじゃないない?叶うためにはやっぱり当然にそれに向かっていく努力が必要だから、でもそういうふうなことができた人がいたんだなっていうのが、どこかで求めていたなにかと出会えたんだろうなって私は思いながら、私は3回読んだの、あの本。
小林:えー、嬉しい、そうだったんだ。
志村:そうなんですよ。
小林:やだ嬉しい〜。
志村:何人かの方にもプレゼントしたよ。
小林:いや〜ありがとうございます!なんか子供たちに渡してくれてたって聞いて。
志村:そうそう、私の関係していた、「もう自分ダメなんじゃないかな」って思ってしまうような、そういう親御さんやお子さんがいたんだけど、でもちょっと違った目で見てみたらどう?っていうので、読んでもらったことが何回かありました。
小林:嬉しいです、もう、いい大学に行ってほしいわけじゃないじゃない?やっぱり。別にそれって何の価値があるんだろう?って私もすごく思うし、それってやっぱり人それぞれ価値観の違いはね、私は慶応行ってよかったけど、それは慶應がすごく有名な大学だからとか、いい就職先に恵まれるからじゃなくて、やっぱり慶応に行ったから開けた世界が私にはあったから、あのままどこも大学行かずに名古屋から一歩も出なかった自分の人生も、すごくすごくイメージできるんだよね。
志村:そっかそっか。それでも夢があって、慶応行きたいんだ!って思ったわけじゃない?それに対して、よっしゃ!って大人が言ってくれたの?
小林:言ってくれたの!でもね、あ、それはまずうちのお母さんね。うちのお母さん泣いて喜んだの。私、大学行く気なかったし、中学のときも無期停学処分を受けて、その時に学校の先生にお前人間のくずだなみたいな、我が校の恥だみたいに校長先生に言われて、オメエみたいなおじさんに何でわかんだよ!みたいな感じで私は反抗し続け、ここには私の理解者誰もいねえな、見る目ねえなあいつら。みたいな感じで私はもう周りの大人をみんな見下してたんだけど、うちのお母さんだけは「さやちゃん世界一幸せになれるんだよ、さやちゃんだったら絶対大丈夫だよ」って言い続けてくれたし、ワクワクすることを自分の力で自分で見つけられる人になってほしい、それだけでいいんだ、っていう子育てをずっとうちのお母さんがやってくれていて、それで坪田先生に出会った日に「ああちゃん(お母さん)私慶應行くわ!あの塾通いたいんだけどいい?」って帰ってすぐに言ったときに、うちのお母さん泣いて喜んだの。
志村:そう、坪田先生のお話ちょっと伺ってもいいですか?
小林:坪田先生は、私の話を初めて聞いてくれた大人。お母さん以外の。私がもう金髪でおへそ出して香水プンプンで、なんかサーカスみたいな靴履いて塾行って、チースみたいな感じで先生と初めて面談したときに、坪田先生が「さやかちゃん、そのまつ毛一体どうなってんの?」って聞いてくれたりね、「これマスカラで1時間塗り続けたらこうなるよ」「へえ、ひじきみたーい」とかね(笑)なんか学校の先生なんかはメイク落としシートみたいなの持って追いかけてくるばっかりなのに、「それどうやって作るの?」って笑って聞いてくれたのが私は結構衝撃的で、あ、この人怒らないんだ!って思ったし、最初の面談でずーっと私が2時間ベラベラ喋って、なんか元彼の話とかジャニーズの話とかいろんな話をしたら先生がゲラゲラ笑って聞いてくれて、「君めっちゃ面白いな〜、東大興味ある?」って言ったのね。最初にね。「え〜東大興味ない、なんかイケメンいなさそうだし」みたいな感じで言ったら、「じゃあ慶應はどう?」って言ってくれたんだよね。で、坪田先生は、実はみんなに同じ質問をするんですよ、面談の最後に。「君、東大は興味ある?」って。そうすると、99.9%の子供たち、学生たちは「え、東大ですか!?無理です無理です!」ってみんな言うんだって。で、何で無理だって思うの?って先生が聞いたら、だって東大なんか難しすぎるもんって大体みんな言うんだって。何で難しいってわかるの?君、東大の過去問やったことある?って言ったら、ないんだよね、みんなね。過去問すら調べたことがない、入試の実際の問題すら見たことないのに、何で難しいってわかるの?って言ったら、まあ確かに。みたいな感じにみんななるんだけど、それでも東大は無理だって親子で言い続ける。だけど君だけはそう言わなかったって。「えー、東大なんか興味ねぇ、自分はもっとキラキラした世界に行きたい」って言ったときに、この子はもしかしたら伸びるかもしれないって思ったって言ってくれたんだよね。だから先生の中での「この子は伸びるかもしれない、難しいかもしれない」とか、「この子いける」っていう基準が、「自分が自分の事を信じてるか否か」ってとこなんだよね。だから先生の中では、そのときの学力なんかどうだってよくて、どのぐらいの学校に行きたいかってどうでもよくて、「自分はできる!」って信じて一歩踏み出せる勇気があるかどうかっていうのが先生の中での物差しだったんだよね。「私もそういう大人になりたい!」って思ったね。
志村:そっか。

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志村:あのさ、前に聞いたけど、そのビリギャルになって、そして講演をいっぱいするようになったでしょ?
小林:なった、うん。
志村:講演活動をして、その講演活動をしていく中で、やっぱり皆さんに勇気を与え続けてたと思うんだけど、その反応ってどうだったかな?って。確かいろんな声が来たよって言ってたでしょ?
小林:そう、そうだね。私はね、私がすごく講演やってて、もうたまんないな!っていう瞬間が、最初ね、私が好きなのはやっぱり学生向けで、全校生徒が体育館に集まってて、私が舞台の上からお話させてもらうっていうシーンが結構あるんだけども、そのときにやっぱり1人1人の顔が見えるわけですよ、舞台から。本当に1人1人の顔を見ながらいつも私は90分ぐらいお話するんだけれども、最初はね、結構みんな「こいつ元々頭よかったんだろ」みたいな顔で見てんのね(笑)「ちょっともう、はいはい」みたいな感じね。で、実際にそう思ってましたっていう人もいっぱいメッセージくれたんだけども、でもだんだん私が喋っていくうちに、「あ、こいつ本当に馬鹿だったんだな」って伝わるのと、「マジでやべえな」ってみんな笑いながら聞いてくれるのと、あとはやっぱり「あ、本当に頑張ったんだな、それでもいけたんだな」っていうのが伝わるみたいで、「だったら自分もできるかもな」ってちょっとずつ前のめりになってくるんだよね、みんなが。
志村:そうだよね〜。
小林:そう、それが私たまらなく好きで、それでいつももう今日も本当に最高だったなと思いながら帰るんだけれどもね。で、季世恵さんに前話したのはさ、まあ学生たちは本当にスーッて入っていく感覚があるんだよね。で、講演の後は私も慶應行くんだ!とかね、お母さんやお父さんに、自分には夢があって、声優になりたいと思ってて、でも親にはそんなの無理だからやめろって言われて諦めてたけど、でも今日の講演聞いて私やっぱり声優になろうと決めました、とかね、そういうメッセージをたくさんもらうんですよ、本当に毎回!その度に私は本当に嬉しいんだけど、反面、夢見させんなよ!って言う子供たちもいて、その度に私はすごく、いやーそうじゃないんだけどな、どうしたら伝わるかなって思って、そういう子たちって、一言で言うとやっぱり自分にはできないって頑なに信じてる子たちなんだよね。だから成功してる人はそれなりの素質があっただけ、自分は同じことやろうと思っても絶対無理!と自分が頑なに信じてる子たちなんだよね。そういう子たちを変える難しさっていうのにすごく直面してきましたね、何度もね。
志村:そうか・・それは何でなんだろう?大人が決めちゃってるのかな?
小林:大人にそう言われてるんだろうね。周りに「あんたは馬鹿なのよ、あんたはできないのよ、あの子はそういう素質があっただけよ」って言われてきたんだろうなって私は思ってる。
志村:ああちゃんの話をさやかちゃんよくしてくれるでしょう?お母さんのことさっきも話してくれたけど、お母さんは「さやかはできるよ」っていうふうにずっとずっと応援してくれたじゃない?そういう存在がいるかいないかって、すごく大きいんだろうね。
小林:全然違うよね。本当に全然違うと思う。1人だけでいいんだよ本当に!そんなにいっぱいなくていいんだよ、私の場合はうちのお母さんと、やっぱり坪田先生がいてくれたっていうのがいかに恵まれた環境だったかっていうのを、講演回って気付いたんだよね。私あれ普通じゃないんだ!って。みんなにはそういう人がいないんだ!って思ったりしたんだよね。もちろんいる人もいるんだよ、いる人はちゃんと自分で歩いて行けてるんだよ。「私もビリギャルになる!」って言うんだよ。だけど、「自分には絶対に無理」って頑なに信じてる子たちには、そういう人たちがいないんだと私は思ったんだよね。これで私は、あ、講演ばっかりしててもこの子たちを1人残らず救うっていうのはもうできないなって限界を感じて、日本の大学院に行って、学習科学っていう「人はどんな環境があれば学べるのか、どうやって人は学んでるのか」っていうのを科学的に証明しようとする学問なんだけども、これを学んだらなにか、なにか私にできることがまた新たに見つかるんじゃないかと思って、そういう願いを込めて、自分が学びの道に戻るっていう選択をしたのが2019年かな?
志村:そっかそっか、そこでさ、なにかあった?手応えというか学びの中で。
小林:あったんですよね。なんかね、学習科学を学んだらね、「ビリギャルって元々頭よかったからできた」「ビリギャルって地頭がよかっただけだ」っていうのが、いかに、いかに間違ってるかっていうことを学習科学が証明してくれてるなと思った。
志村:あ、そう〜。
小林:やっぱりそんなにね、ふんわりしたもので、ってかそもそも地頭って何?って言われてね、みんな定義が違うじゃない?そして定義すらない人が多いじゃない?地頭っていう言葉がすごいふわふわしてるじゃん。地頭悪い人ってじゃあ誰?って私は思うのよ。地頭悪い人っていないと思うの。だってダイアログの世界って、こうやって普通に生きてたら体験できない、この一筋の光もない世界に今いて、これもここに入って、さっきのここまで連れて来てくれたアテンドのしらしょうさんが同じぐらい真っ暗、ってか同じ空間にいるわけだから、見えてないのにスラスラスラスラ〜って真っ暗闇を行くじゃない?私たちは怯えて、なにかにぶつかるんじゃないかとか、お足元大丈夫かなとかって・・・結局さ、世の中で障害を持っているとされている人たちでも、その人たちにしかできないことがあって、それって別に障害の有り無しじゃなくて、全人類誰にでも言えることで、その人にしかできないこととか、得意・不得意は絶対あるけど、でもじゃあ元々なにもできない人なんて絶対にいないじゃん。
志村:本当にそう思うよ。
小林:ね!それをさ、「自分には何の価値もない」「自分には何にもできないんだ」って信じ込ませてしまうことって、いろんな扉を閉めちゃうことだと思うのね。だからすごく私は、「元々とても頭よかったんだね」って言われる度に本当に悔しくて、それっていうのはあんなに頑張ったのにそこは見てくれないっていう悔しさじゃなくて、子供たちの前で言わないでっていう気持ちがずっとあったんだよね。
志村:そうだね。
小林:だからね、やめてほしい。なんか、学習科学を学んで、違うよ、私にはああいう環境があったから、信じてくれる人がいたから自分にしかできないことを見つけられたし、自分にしかできないことじゃなくても良くて、ワクワクする気持ちを、あ、ワクワクする道に行ったっていいんだって考えられることがいいことだって、思わせてくれる環境があったことがやっぱりすごく大きかったし、あとはやっぱり坪田先生の導き方、これ指導の仕方とか教え方じゃなくて、導き方がいかに学校の先生と当時違ったかっていうのを、学習科学でもう思い知らされて、これは全親御さん、全先生たちに知ってほしいって思ったね。
志村:あ、そう〜。
小林:うん。

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志村:慶応に行って、そして卒業して講演活動もしたりして、その前にちょっとお勤めもして、で、結婚もして。
小林:結婚して離婚して結婚して、みたいな(笑)
志村:いいよ、だってそうやって幸せを自分で作っていく訳だからね。
小林:そうだよ〜。結婚だって離婚だって自分の選択だからね。
志村:本当その通り。そしてさ、なんと今度、またしても受験勉強してたじゃない?2年間も。私たち会えなかったぐらいに。
小林:そうだよ〜、コロナの間ずっと勉強してた。
志村:15時間?
小林:いやぁね、15時間やってたから今回もやろうと思うじゃん、できない!(笑)昔の私どうやってたんだろうなってそれなりに悩んだよ(笑)
志村:そうか、やっぱり違うんだね、高校のときとは。
小林:やっぱりね、ちょっとさすがにもう今私30歳超えたからこれ無理だなと思って、8時間睡眠でやると、8時間の勉強が限界だった。8時間睡眠でやろうと思うと。
志村:そうか〜。で8時間、でも8時間も大変だと思うんだけど、大人になってからって。
小林:大変だよ〜、勤務時間だよね、ほとんど。
志村:そうだよ〜?それをずっとずっとってさ、勉強って意外と地道な作業じゃない?
小林:いやー本当にね、あれは辛かったですね、久しぶりにやってみて。
志村:なんで受験勉強したの?そもそも。
小林:うーんとね、もう次は世界行くしかないと思った。日本の大学院で学習科学を学びながら、まあ学習科学って言うからみんなわからないかもしれないけど、認知科学とか大きく言うと心理学なんですね。坪田先生と同じ分野ですね、結局ね。人の心理とか、この人の学びのメカニズムっていうものを、もうちょっとちゃんと勉強したいと思って日本の大学に入って、あーやっぱりキーはここにあるなって、これを全世界の親御さんや先生たちに伝えたいなって思ったし、思って日本の大学院に在籍中に1年半、公立の中学校と共同研究を実は行ったんですね。で、ビリギャルって言うともうメディアが着いて来ちゃったりするから、いち研究者として本当にひっそり1年半通って研究を行ったんですけれども、そこでなにをやったかっていうと、「学校の先生が変わったら生徒たちの学びが変わるんじゃないか」って仮説を持って行ったんですよ。で、私がやったことは、生徒たちに話を聞くとかなにかを伝えるんじゃなくて、先生たちに伝えるっていうのをずっとやったの。
志村:あ〜そうだったの。
小林:そう、学校の先生たちに学習科学の理論を持って行って、先生に「人間ってこうやって学ぶんですよ」「脳ってこうやってできてるんですよ」みたいなことから全部伝えて、先生だからもう今から必要な教育ってこうだから、もう暗記ばっかりさせても駄目だよねっていうことはもう先生たちもわかってるから、いやそうなんですよ、でもどうやってやればいいかわかんないんですよっていう先生を捕まえて、じゃあこういう授業をデザインしたらどうかな!?っていうのを1年半伴走したんですね。そうしたらね、見事にやっぱり先生が、本当にその先生の勇気に感謝なんだけど、やっぱり授業をガラッと変えたんですね。ずーっと先生が喋ってる授業を全くやめて、生徒たち自身が、その先生は歴史の先生だったんだけども、歴史の年号とか言葉を暗記するんじゃなくて、その時代の背景とかストーリーを自分たちで作ったり想像したりして、この時代はこういう時代だったんじゃないか、こういう政策を通してこういう世の中を作りたかったんじゃないか、っていうことをいろんな資料から読み取るっていう授業に変えたんですね。そうしたら、生徒たちが、生徒たち同士で、自分はこう思う!いや自分はこう思う!みたいな意見のぶつかり合いっていうか、意見を伝えるっていう、初めてそういうスキルを獲得するプロセスにいるわけですよ。いつもずっと黙って聞かないといけないじゃん、だけどそれをガラッと変えたら、やっぱり生徒たちが私と同じで「学ぶって楽しい」って言ったんだよね。「初めて思った」って言ったんだよね。
志村:わー・・・嬉しい・・・!
小林:私はその変化を見て、あ、やっぱりこうやって人って変わっていくんだ、そうやって学校とか学びの場所っていうのが変わっていくんだなって。私が坪田先生に出会ったときの変化を客観的に見れたんだよね。それで、私はもっとこれを日本の学校現場とか保護者の皆さんたちに伝えていきたいと思ったときに、私がもっと力をつけるためにはもう次は世界しかない!と思ったんだよね。
志村:そうだったんだね〜。
小林:そう、それで私は今からでも、もう30歳超えてるしみんなびっくりするかもしれないけど、でも今が1番若いから、今からでも英語を勉強して留学したいって思いました。
志村:そうだったんだ・・・それが、コロンビア大学?
小林:そう。実は7校受験したんですけれども、ハーバード、スタンフォード、ペンシルベニア、コロンビア、UCLA、UCバークレー、ノースウェスタン。この7校に出して、UCLAとコロンビア教育大学院。どちらも教育大学院なんですけれども、この2つからオファーをいただいて、で、本当に魅力的な学校でめっちゃ迷ったんだけど、UCLAはお断りして、コロンビアに秋から入学することを決めました。
志村:そうか、おめでとうございます。
小林:ありがとうございます!(笑)そう〜本当によかった嬉しい、ニューヨークで2年間、生活すると思います。
志村:いや〜、覚えた英語って、普通使わないと忘れちゃってるでしょ?
小林:もう1回ゼロから、中学英文法からやりましたね、2年前に。
志村:そうだよね、それも勇気じゃない?
小林:そうですね〜、でもね、やっぱりね、成功体験があるってでかいんですよね。
志村:あ〜そうか〜。
小林:あのときできたから絶対大丈夫って、やっぱり自分を信じられたのはでかかったですね。
志村:それが本当に大きいね〜。
小林:うーん、1回もやってなかったら多分無理でしたね。やっぱり普通の多くの人と一緒で、まあそんなのは超人じゃないとできないだろうと思ったと思うね。
志村:うん。
小林:やっぱり、教育者・・・教育者ってすごいおこがましいっていうか、なんかすごい嫌な感じで、上からな感じがしちゃうから私なんかは使いたくないんだけれども、教壇に立った経験もないのに教育者って名乗るなって思う人もいるだろうし、だけど、やっぱり1回日本から出て、私の価値観とかバイアスみたいなものが、いい意味でぶち壊されると思うんだよね。それを私は必要だと思って、今だからこそ、教育に携わる者として、それはやっぱり必須だなって思ったから、行こうって決めたのはすごく大きいですね。
志村:そっか。
小林:うん。

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志村:すごい、そんなふうな所にまた更に行くなんて最高すごいよ・・・!
小林:いや〜そう楽しみ、なんか自分がどうやって変わるかが1番楽しみ。
志村:そうね〜、そうだ、自分を楽しみにするって大事だね。
小林:楽しみ。私って多分すっごい変わるから(笑)すごい柔軟なっていうか、よく言えばすごく柔軟性があって、出会ったものをすごい吸収する力があると私は自分で思ってて、で、今回多分今までで1番変化がでかいので、別の国に住むっていうのは初めてだから、どんなふうに自分が変わるのかちょっとまだ想像がつかないですね。
志村:いや〜いいね〜。
小林:だから、留学後何されるんですか!?とかって言われたけど、わかんないよね、そんなのは(笑)行ってみないと何やりたいって、今はもうもちろん、今だったら言えるよ、今何をしたいかっていうのはもちろんあるけど、留学後じゃあ何をしてると思いますか!?どうされるんですか!?って言われると、いや多分ここからいろいろ変わると思うから、もう結局決めても多分変わるから、決めないっていうことを決めました、みたいなことを最近言ってますね。
志村:あ〜そうね〜。
小林:うん、その時決めますみたいな。
志村:そうね〜。帰ってきたらまた、お話聞いてもいい?
小林:もちろんぜひ!季世恵さんから見てどんなふうに変わったか知りたい。私が。
志村:本当ね〜。
小林:うん。多分私ではわからないとこが多分季世恵さんに見えると思うから。
志村:そうだね、自分ではわからない部分っていっぱいあるよね。
小林:うん。
志村:あ〜楽しみだな〜!
小林:楽しみ〜!
志村:はい、ありがとう。そしてね、さやかちゃん。あのね、このラジオって夜中でしょ。明日、朝起きて、もっといい朝が来るように、なにかこうするといいよ〜とかってある?
小林:え〜もうね〜、そうだな、じゃあ私の人生を変えてくれた言葉を皆さんにお送りしたいなあと思うんだけども、ちょっとこれ大きく感じちゃうかもしれないけど、そんなに・・・楽に受け止めてほしいんだけど、私は「意志あるところに道は開ける」っていう言葉が大好きで、これは大学受験のときに坪田先生が私にくれた言葉なんですけども、結局できるかできないかじゃなくて、やろうと思うかどうかっていうところが最初のスタート地点だと私は思っていて、確かにそうだなって、できるかできないかがみんな先に来ちゃうじゃない?何でも。だけど、「自分はどうしたいの?」っていうのが、みんなあまり素直に考えられてないような感じがしていて、私はそこに素直にまっすぐ向き合えたから、道が開けたなって思ってるんですよね。あのときも今回も。だから、どんなに小さいことでもいい。例えば、ちょっと気になる人がいるな、一緒にご飯行きたいな、でも俺なんてどうせ無理かな、あの子人気者だしな、って思うこととかもあるじゃん?それはちっちゃなことじゃない、大きなことだけど、それでも一歩踏み出す勇気を持つと、そこになにかまた新しいことが始まっていくかもしれないし、ちょっと今日はひと駅歩いてみようかなって思ったときに、めっちゃいいカフェを見つけちゃうかもしれないし、なんか、自分の気持ちに正直に道を開けていきたいなって思っていることが、何よりすごく私は素晴らしいことだと思うので、明日からもぜひ皆さんが、自分の心に正直に、まっすぐに、誰よりも自分の味方で自分がいてあげて欲しいなと思うし、そういう毎日を明日からも過ごしていただけたらいいなって思いました。
志村:わ〜素敵な言葉をありがとうございます。すごくいいね。意志あるっていうのはさ、選択をするってことじゃない?
小林:うん、そう、ただ選択すればいいんだよね。
志村:そうだよね、こうやってやってみよう!とかって思うことが、自分の道を自分で開くことになるんだもんね。
小林:そう!本当に、それは今日のランチにラーメンを食べよう!と一緒なんです(笑)
志村:本当にね〜。
小林:本当にそれぐらい一緒。あとやっぱり、自分との約束をちゃんと守るっていうことが、自信に繋がっていくと私は思っているんですよね。
志村:あ〜そっか、自信に繋がるね。
小林:そう!自分を信じるって、自分との約束を守るってことだから、自分との約束をずっと守ってないと、それは自信なくなっちゃうよね。自分はできないって思っちゃう。だけど、人との約束を守るように、自分との約束もちゃんと守っていくっていうことができる人は、自信がある人だと思うね。
志村:そっか・・・肝に銘じます・・・
小林:いや季世恵さんはできてるでしょう、それは(笑)
志村:いやいやいやいや。ありがとう〜!ありがとうございます!
小林:はい、こちらこそ。



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