DIALOGUE RADIO -IN THE DARK-

日曜の深夜。全てのしがらみから離れて
本当に「独り」になっている特別な時間。
人は誰もが不安や悩みを持っているはず。
この番組は、自分の心と対話することの大切さを伝え、
明日への活力を求める人への応援メッセージを
発信するラジオ番組です。

EVERY SECOND SUNDAY

25:00-26:00 ON AIR

真っ暗闇の中で、心と対話する時間を。
志村 季世恵の写真

志村 季世恵

バースセラピスト

板井 麻衣子の写真

板井 麻衣子

J-WAVE NAVIGATOR

MESSAGE TO STUDIO

MESSAGE

人は他人と比較してしまう生き物だと思います。
人より、恵まれていると喜んだり、
人より、うまくいかないと落ち込んだり、
SNSが生まれたことで、自分を誰かと比較する機会も増えてきました。
そんな今だからこそ自分の心と対話する時間を大切にしたいと思います。
何をしたいのか、何が悩みなのか、何に希望を持つのか。
その積み重ねが幸せを感じる近道なのではないかと思います。
幸せは、自分の心の中にある。


2020.06.14
GUEST

第24回は視覚障害者のアテンドを
迎えてのトークセッション


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DIALOGUE

志村:先月に引き続き、今夜も暗闇ではなくって、少し灯りのついたところでお2人のゲストをお招きして対話を始めて行きたいと思います。よろしくお願いします。
2人:よろしくお願いします。
志村:あのう、大胡田さん。
大胡田:はい。
志村:お2人も大胡田さんなんですけど、今日、ありがとうございます。
大胡田:ありがとうございます。
志村:はい。あのね、お2人は、誠さん、亜矢子さんといつもお呼びしてるんですけど、お2人ともダイアログのアテンドでもあって、そしてお2人とも別々の活動をされていらっしゃいますよね?ちょっと、自己紹介がてらお話をしてもらってもいいですか?
大胡田:はい。大胡田 誠と申します。今私は弁護士をしています。弁護士にも色々な弁護士がいますけど、私の場合は、例えば離婚や相続といった家族間のトラブル、あとは借金の問題、交通事故の問題、そういった身近だけれどもその事件の当事者にとっては人生を大きく左右する、そんな身近なトラブルを取り扱う弁護士です。以前私が書いた本がドラマになったことがありまして、松坂桃李さん・・まあ、イケメン俳優さんが熱演してくださったんですね。「全盲の僕が弁護士になった理由」というドラマだったんですが、このドラマの中では松坂桃李さんが視覚以外の色々な感覚を使って事件を解決する、そんなシーンがありました。中には、松坂桃李さんが、ある女性の香水の匂いを嗅いでその方の浮気を見破る・・・こんなシーンがあったんですね。で、ドラマの影響力っていうのはとても大きいので、このドラマが放映されてからしばらくは、私は行くところ行くところで「大胡田くん、ちょっと匂い嗅いでくれないか?」と言われましたね(笑)でもね、あれは実はフィクションでして、まだ私自身は誰かの香水の匂いで浮気を見破ったってことはないんですけど、まあそれにしても全盲の障害を持っております。ですので、視覚以外の耳とか、場合によっては鼻ってこともないことはないんだけど、まあ耳が多いかな、耳の情報で色々な気持ちや色々な情報を掴んで仕事をしてる・・・そんな弁護士でございます。
志村:はい。では町弁の大胡田誠さんの奥様でいらっしゃる・・というか、ダークの中ではアテンドでもある、はーちゃんに自己紹介をお願いしたいと思います。
大石:はい。大胡田 亜矢子と申します。アテンドをする時は「はーちゃん」と呼んでもらってます。このはーちゃんについては、説明すると2時間ぐらいかかっちゃうんで今日はしませんけども、今日はダイアログ・イン・ザ・ダークのアテンドと、あとは大石亜矢子という旧姓の名前で音楽活動、歌を歌っております。よろしくお願いします。
志村:あのう、はーちゃんは匂いを嗅いで、ご主人である大胡田誠さんの匂いを嗅ぎ分けられたりするのかしら??
大石:クンクンって・・・?(笑)そうですね〜〜・・・嗅いだり・・する??
大胡田:なんかあれじゃないですか?多分ね、昨日お風呂入った?とかそういうことかもしれないよね(笑)
大石:うんそれぐらいはやりますね〜(笑)
志村:そう、耳の情報、音の情報とか、それからあとは鼻も使いますよね?嗅覚っていうのかな?大分。
大石:そうですね〜〜〜、うーん。
志村:そして、あとは何だろう?触る?
大石:うん、触る!触るがやっぱり1番・・・何だろうな、触って確かめる、感じるっていうことが多いですね。
志村:あーそっか。はい、そんな風なお2人なんですね、全盲同士のカップルで結婚されて、お子さんが・・・?
大石:はい、2人おります。
志村:2人。そう、なので大胡田さんご夫妻の暮らしと、なんかイコールにしたぐらいな、ダイアログの大切にしたいことが私の中では重なっていて、でもそんな風な中で今年に入って新型コロナ、まあ、感染拡大が始まっていって、そこで私は今後どういうことが自分たちにあったらいいかなって、新たな生活様式って風によく言われてるけど、でも新たな生活様式をもう少しちゃんと考えていくことって必要じゃないかなって思ったりしてるんですね。で、そこで今回は特にお2人にもお話し伺いたいなと思ったんだけど、誠さんちょうど今月ですよね?6月後半にご本出しますよね?
大胡田:ありがとうございます、そうなんです。「コロナ危機を生き抜くための心のワクチン」という大分大仰なタイトルの本なんですが、ワニブックスという出版社から出させていただきます。
志村:サブタイトルで「全盲弁護士の智恵と言葉」ってありますけど・・・?
大胡田:はい、ちょっと私の話から始めちゃいますけど、実はうち下の子供が7歳・・2年生なんですけど、先日食卓でおばあちゃんの隣に座って食事をするのが嫌だと言うようになったんですよ。で、妻が理由を聞いたら、まあなにか病気がうつるから嫌なんだと言ったそうなんですね。で、このおばあちゃんは、まあ緊急事態宣言の大分前からずっともう一歩も外に出ていなかったし、その日も熱があったり咳をしてるわけでは全然なかったんだけども、息子はなにかマスコミの言葉とか周囲の大人たちの雰囲気から、大好きなおばあちゃんに近寄ってはいけないんだ・・・そんな思いがちょっと小さな胸に芽生えてしまっているんだな。そんなことを思いました。で、これは本当に怖いことだなと思ったんですね。実はこの新しい生活様式って、一面においては他人に対する不信感や、自分に対する不信感を前提にして生きてください・・・そんなものでもあるんですよね。
志村:うーん・・・。
大胡田:もちろんコロナに感染しない、感染させないってことはとても大切だから、それはもちろん大事にしなければいけないんだけれども、それに負けて体の距離を離したことによって、心の距離まで離れてしまったら、僕たちの社会ってもうもたないんじゃないかな。また、形として社会は残ったとしても、なにか守るだけの価値のあるものが失われてしまうんじゃないかな・・・そんな風に思ったんです。で、やっぱり今必要なのはもちろんウイルスを打ち破ってくれるワクチンが必要だけど、それよりも前に心のワクチンがどうしても必要なんだ!そう思ったんですね。だから、そんなお互いの不信感を前提とした社会ではない、なにか新しい信頼関係、自尊心、自分はこれでいいんだよ、そしてあなたもそれでいいんだよ・・・そんな結びつきで結ばれた社会が出来ないものかな・・・ということでこの本を書いてみました。
志村:なるほど・・・はーちゃんさ、その時にはーちゃんは息子さんに何ていう風にお話ししたの?
大石:うーん・・・あのう・・・そうですね、息子も結構頑なというか頑固で、本音が奥の奥の方にあるので中々聞き出すのが難しいなぁって今思ってるんですけど、今主人が言ったように「おばあちゃんはコロナウイルスに感染していないし、それは大丈夫なんだよ。そんな、インフルエンザとか風邪とかそういうものと近いもので、変に怖がりすぎてもいけないし、もしウイルスが体に入ったとしても、大人しくしてもらうためになるべく体と心を元気に保っておくってことが大事なんだよ。だから、おばあちゃんもすごい悲しい思いをしてるし、今まで通り触ったりぎゅーってしたりして大丈夫なんだよ」ってことは伝えているんですけれども・・・(笑)中々・・・うーん、まあちょっと、時間がかかる・・・まあ自分自身が納得出来るようななにかがないと難しいのかなって思って・・・まああんまりガミガミ言っても余計に頑なになってしまうので・・・折を見て、私たちが意識・・・・何ていうのかな、より意識して2人のことを見ていく。おばあちゃんのことと息子をですね。なんかそういう風な感じで今戦っているところなんで・・・(笑)
志村:そうかそうか〜〜、なるほど〜。誠さん、その本は大切なことですね。
大胡田:そうですね〜〜〜。
志村:うーん。
大胡田:中々まだ・・・うーん、コロナに対する特効薬がないのと同じように、この社会を僕たちはどうして行けばそれが答えなのかっていう特効薬も、もちろんないですよね。だけど今それを探さないと本当に取り返しがつかないようになってしまうぞっていう危機感がすごくあるんですよね。うーん・・・まあ、息子の心配っていうのは分からないけど、多分自尊心が下がってるからなのかなって思ってるんですね。今、大好きだった野球も出来ないし、学校もないし、なにかこう自分を発揮してそれを褒めてもらえる瞬間っていうのが多分息子はないんですよね。で、多分人間って、誰かに大切にしてもらえないと誰かを大切にすることも出来ないと思うんだけど、僕たちはまあ頑張って褒めてるつもりではいるんだけど、それでももしかしたら足りなかったのかな?っていうのを少し思っていて、もっともっと・・子供はひびきっていう名前なんだけど、ひびきが大好きで本当にもういてくれるだけですごいことなんだ!っていうことを体とか振る舞いでもっともっと全力で伝えないといけないな・・・そんな風に思ってますね。

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志村:きっとね、大人も子供も今のニュースとか報道を見てると不安でいっぱいになると思うんですよね。誰もが怖いもんね、人が死んでしまうっていうのをあれだけ見てしまったりとか、事実・リアルを見てるんじゃなくって数で見たりとか、今日はこれだけの人が亡くなっていますとか、これだけ感染者が出ましたとかっていうことをリアルより数で見ているとか、またはそのために自粛しましょうとかって方法が語られたりとか、リアルなものがあるようでないとかね。そうすると想像がどんどん高まって行って、子供の幼い想像の中で、大人でも不安な想像ってどんどん膨れ上がっていくんだよね。止めることが出来ないみたいな。
大石:広がるの早いって言いますからね。
志村:早い早い。それでそうやって不安でなにが起きるかっていうと、孤独を作っていくんだよね。誰かと繋がろうというよりは、大きな不安、ショックかな。ショックなことがあったりすると、最初って一人ぼっちになるでしょ、心の中で。誰かと繋がっていこうかなとか、こんな風に手を伸ばしたいなっていうよりは、自分を守ろうとしたりとか、そうなるよね。
大胡田:そうですね。なんか、ちょっと逆説的な感じもするんですけど、今これだけ毎日「死」って問題を突きつけられてる時代ってあんまりなかった気がするんだけど、多分もう1回「死」っていうものを前向きに我々が捉え直すきっかけにもしないといけないのかな、とも思ってるんですね。メメントモリって言葉がありますよね。死を思えっていう、ある修道院のドアに書かれていた言葉らしいんですけど、今自分たちが季世恵さんや亜矢子さんと一緒にこの時間を過ごしてるってことが多分非常にかけがえのないものなんだってことは、なにかこう「死」を思うとリアルに分かってきますよね。もし季世恵さんがいなかったら・・・亜矢子さんがいなかったら・・・この世界はどうなっちゃうんだろう?って思うと今この時間をほんっとに大事にしなければいけないな。そう私は強く感じるんですね。で、このことは私は母が亡くなった時も実は思ったんですね。まだ母は53歳で亡くなってしまったんですけども、当時妻と交際していたんですが、僕の中では結婚というところまで踏み切れないでいたんですね。だけど母が亡くなってしまって、今生きてることとか僕の周りで僕のことを大切にしてくれる存在がいるっていうことは実は本当にかけがえのないことで、奇跡のようなことなんだなってことが分かって、それでじゃあ亜矢子さんと結婚したいなって風に思うようになったんですけど。まあ、そんな風にもちろん「死」っていうのは重い問題だし辛いんだけど、ちょっと今自分にとっての大切な存在、身近な存在がいなくなってしまったらどうなってしまうんだろうか?ってことを考えてみると、今自分がどうしなければいけないのかということが少し分かってくるような気がしています。
志村:うーん・・・・死ぬことを恐れていて、感染をしないように努力している私たちなんだけれども、もう少しそれを深く考えることが大切だってことですよね。
大胡田:おっしゃる通りですね。
志村:うーん。私はセラピストをしていながらターミナルケアをずっと続けてきたんだけども、やっぱり亡くなる方たちを見ているとみなさんおっしゃるのは、死ぬって分かった時に初めて生きるが分かった・・・って風におっしゃるんですよね。なぜかというと、死と生は隣り合わせだっていうのかな、私いつも思うんだけど、生きると死ぬがちゃんと自分の中に入っていて、そしてその中に暮らしがあるってことだと思うんですよね。けどそれがなくて暮らしばかりを考えていたり、または経済であったりを考えすぎてしまうと、どうしても生きること、生まれるってこととか死ぬってことが薄くなってしまう。でも本当は今それを感じる大チャンスでもあって、新たな生活様式の中にも含まれていくのかなって思うんですよね。
大胡田:そうですね〜。
志村:きっとね。人を信頼しない新たな様式ではなくって、人を信じる中で新たな生活様式が生まれていく、そのために努力をするってことが本当は必要なんでしょうね。
大胡田:本当にその通りだと思いますね。
志村:それはどんなものだと思いますか?
大胡田:うーん・・・そうですね、もしかするとご質問の趣旨と違うのかもしれませんけども、やっぱりもう一回人と触れるってことを改めて考える必要があるのかなって思うんですね。今2メートルの距離を取らなければいけないとか、人と正面に座ってはいけないとかね、そんなことが言われてますけども、実は距離を確保しながらでも心の距離を近づけることが出来るような気がしていて、例え手で触れることが出来なくても眼差しで触れるとか、温かい雰囲気に触れるとか、様々な触れ方があって、それが恐らく相手にも伝わると思うんですよね。で、さっき打ち合わせで話をしていた時に季世恵さんが、この間街でマスク越しにキスをしているカップルを見たっておっしゃったじゃないですか、それってすごい素敵だなって思ったんですけど、例えマスクがあったってお互い伝えたいという思いがあれば伝える方法が絶対あって、そういう方法をみんなで探すことが出来れば、そしてみんながそれを追い求めることが出来れば、きっと社会はコロナの前よりもお互いを大切にしあえる。そして自分を大切に出来る社会になるのかな・・そんな思いもありますね。マスク越しの笑顔も、多分笑顔で発せられた声ってそういう響きがあるし、目元が緩むというか、そういったことがあるからお互い通ずると思うんですよね。
志村:うーん。あのう、マスクしていても笑顔の声って聞こえ方違いますか?
大胡田:うん、これは違うと思いますね。
志村:うーん・・!はーちゃんは?
大胡田:亜矢子さんはどうですか?
大石:うん、違いますね〜〜〜。
志村:どう違うの?どう違うの??
大石:笑顔の声じゃないと余計ボソボソするんですよ(笑)
志村:あ〜〜そうか〜〜〜。
大石:ほんっと聞き辛い。うーん、なんだけど、マスク越しでも満面の笑顔だと、マスクしてます!?っていうぐらい明るい声になるんですよね〜。
志村:へ〜〜、そっか、見た目だけじゃないんだね、声も変わるんだね?
大石:そうなんです。だからすごく聞きやすい!
志村:聞きやすくなるんだ?
大石:はい、なので、自分もやっぱり心がけてますね〜。マスクしてもしてなくても、やっぱり笑顔が笑顔の声・・笑声(えごえ)を作るから、それが周りの雰囲気も明るくしていくんじゃないかっていうことが、このコロナのお家生活の中ですごく実感した1つのことなので、余計に意識してますね(笑)
志村:そっか、笑顔と笑声。
2人:笑声ね(笑)
志村:笑う声で笑声・・!すごい言葉・・!そうか〜〜流行らせたいですね〜〜。
大胡田:なんか、いいことがなくても笑顔になると勝手に脳が「これはいいことがあったに違いない!」と思って幸せを感じる脳内物質を出すらしいんですよね〜。だから、なんか今日はいいことがないなーと思ったら、自分の方から笑顔になっちゃうというか、いいことがあったから笑うのではなくて、笑顔になったからこそいいことが起こるっていうことがあるのかもしれませんよね〜〜。
大石:先に笑っとく!
大胡田:そう、先に笑っとく!(笑)
大石:先にいいことあったぞって言っとく!みたいなね〜。
大胡田:そうだね〜、それもいいかもね〜、う〜ん。

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志村:ダイアログもね、今はダークが出来ない時期かもしれないけど、でもダークでも出来るようにコンテンツは変えていきたいというふうに今努力して作っていっているし、でもその前に私たちは今ダイアログ・イン・ザ・ライトにしようかなと思ってるんですよね。それはね、誠さんもはーちゃんもそうだけど、アテンドの人たちって、それはダークもサイレンスもタイムのアテンドさんもみんな同じなんだけど、やっぱりねこういう世の中を生き抜く知恵をいっぱい持ってるなって私は思うんですよ。
2人:うーん。
志村:うん。障害があるとかお年寄りであるとかって、一見ネガティブだったり、ボーナブルな、脆弱な人であるっていう風に思われがちだけど、でもその中で知恵がいっぱいあるなって思っていて、それこそ生き抜くための知恵・・・あるでしょ??
大石:知恵・・?
大胡田:知恵・・・ありますかね?(笑)
志村:そう、だってさっき「全盲弁護士の智恵と言葉」ってのが・・!
大胡田:確かにね〜(笑)
志村:そうそう、本にもあるように、あるんだよね。
大胡田:そう・・まあ、そこの本にはあまり生きるヒントみたいなのは書いてなくて、むしろ実際的な知恵が集まってるんですよね。例えば・・僕が時々実践・・出来てないか、一応実践しようと思ってることもそうなんですけども、妻と一緒に1日1分、本音で話す時間を作るとかね。
志村:う〜ん。
大石:・・・あ、そうなの?
大胡田:そういう意識を・・・この前言ったじゃん(笑)
全員:(笑)
志村:ここでやる?(笑)
大胡田:伝わってない(笑)
大石:あ、1分・・あ、そうそう、うん。
大胡田:そうそうそうそう、そうしないとね、だんだんこう・・近くにいすぎてギクシャクしちゃってる夫婦、ほんっとに多いんですよね、最近・・私の相談なんかでは。まあそういうことですとか、あとは本当にもう会社から退職届にサインしてくれって言われたけどもサインしていいんですか?とかですね、そういう生きる知恵がたくさん書いてあります。
志村:それって誠さんだからこそ感じた知恵になるのかな?
大胡田:うーん、そういう側面もあると思うんですよね。例えば私も、まあ途中で目が見えなくなってしまって、12歳の頃に全く目が見えなくなってしまったんですが、いっときは本当になにか、人生の可能性がなくなってしまったような思いがあったんだけれども、それでもやっぱりまだ自分にはやるべきことがあるんじゃないかなという風に気付くことが出来て弁護士になったところがあるんですね。で、目が見えなくなってしまったということをどう捉えるかによってその後の人生ってとても変わるんですよ。目が見えなくなってしまったからもうダメだ!と思ってしまうのか、いやでもね、自分にはまだこんなことも出来るはずだ、こんなことをやりたい!っていう風に思うのかによってもだいぶ違うわけなんですけど、多分このコロナの危機の中で、皆さんも色んな自分の価値観が揺さぶられると思うんですよね。場合によっては会社でみんなをまとめる役だった人がいたとして、テレワークだと自分の力を発揮出来なくなっちゃったとかね。まあ色んなことがあると思うんだけど、そんな価値観が揺すぶられた時に絶望に陥らないで、一体どうするばいいのかなって前向きになれたら世界が広がるってことがあるので、それは私の体験から学んだことかと思いますから、その辺りも書いてみました。
志村:うんうん、なるほど・・そういう風な誠さんのような知恵を持つ人たちがやっぱりたくさんいるんだろうなって思うんですね。誠さんは弁護士としてそこで発揮出来るんだろうけども、ダイアログの中でアテンドの人たちってが、その知恵とか経験?それを発揮出来るのが新しいダイアログじゃないかなと思うんですよね。
大胡田:ええ、そうですね。
志村:そう、今までは暗闇の中でお客様を案内して皆さんに色んな気付きを得てもらったんだけども、今度はアテンドが、その生きてきた経験や知恵を元にしながらお客様と対話していったら、また新しいものが生まれるかなって思っていて。
大胡田:おっしゃる通りですね。
志村:そう、で、そうやって社会も変わっていくだろうけども、ダイアログも変わっていく・・・そんな風に出来たらいいなという風に思うんだよね。はーちゃんどうかな?アテンドとして。
大石:そうですね、本当に私たちは明るくても暗くても同じなんですよね。で、でも私明るいところ・・・苦手なんですよ・・・(笑)何でかな?暗闇でアテンドするのは得意なんですけど、明るいところでお客様とこんにちはする時・・・なんか硬くなっちゃったり意識しちゃったりして、それって何でかな?って自分で考えた時に、あ、自分がなんか線を引いてたっていうか、意識しすぎてたなってところがあったので、あ、それいらないかもしれないってやっと思えたんですよね。だから、本当に説明する時に、明るくても暗くても私たちは同じでって言ってるのに・・・自分で実感出来てなかったっていうか自分の中でちょっとちぐはぐになってしまっていたことがあるので、きっとね、同じように感じてる人もいるかもしれないし、状況は違ってもこういうのって当てはまるんじゃないかって思うんですけど・・・なので、そういう明るかろうが暗かろうが、見えなくても聞こえなくても、歳を重ねていても、若くても、子供でも大人でも、なんか本当に対話の場、対等の場が作っていける?ちょっとの想像力とか、ちょっと・・なんていうのかな、みんなの力、自分自身の力があれば、対等な対話の場ってどこでも出来るんじゃないかなっていう風に、なんか思ってますねー。
大胡田:うーん。
志村:いいねー。私そうそう、はーちゃんさ、命のことをずっと考え続けてきたじゃない?で、私も仕事として考え続けてきたんだけど、はーちゃんもお母さんとしてだけど、歌手としても考え続けてきてくれてたと思うんだよね。で、はーちゃん、私はずっとアテンドとしてのはーちゃんのファンでもあるんだけど、歌手としてのはーちゃんにも私はすごく・・いつも感動してるの。ファンなのね。表立ってファンなんだけど、隠れてじゃなくて。
大石:ありがとうございます・・嬉しい・・(笑)
志村:私は、はーちゃんがある時にワークショップをして、そして歌を作ったというのがあったじゃないですか?私今だからこの歌をもう一回聞いてみたいなと思って、時々家でCDをかけてるんですね。命を大切にしたらいいなってことを感じられる歌なんだよね。この歌が生まれたエピソードを聞いてもいいかな?
大石:はい。これはですね、中学校の皆さんと作った歌なんですけど、名古屋の1人の中学生が自殺をしてしまいまして、そこから大きくニュースでも取り上げられたりかなり話題にもなったんですが、その学校でかなり荒れてたらしいんですけど、そのことをきっかけにいい学校にしよう、命とか生きるっていうことを大切に考えていこう・・という風な取り組みが始まりました。で、当時の校長先生が知り合いで、みんなで歌が作りたいっておっしゃったんですね。私だけが作るんじゃなくて、なにか子供たち、先生方、地域の人たち、ご父兄の方、みんなが元気になるような、前向きになるような歌を一緒に作りたいんだけど、やってもらえますか?って提案いただいて、もちろんです!ってお話をして・・・そんな中で、歌になるようなキーワードを子供たちの感想文、自分たちの命の講演会の感想文の中からキーワードを拾って、学校にお邪魔させてもらって、で学校の中を歩いたり先生たちからお話を聞いたり、そして亡くなった彼のお母さんにもお会いすることが出来て・・でね、お母さんとお会いした時に、初めましてなんだけど、もう2人で言葉が出なくて、もう握手する前に抱き合って2人で泣いちゃったんですよね。やっぱり自分も子供がいるし、そして自分も思春期時代に人間関係で悩んだことがあったので、なんかもの凄くこう込み上げてくるものがあって、で、彼のお家に行ってお線香をあげさせてもらって、その時に彼にね「何やってんの!お母さんをこんなに悲しませてダメじゃない!」って心の中でちょっと彼を叱りつけたんです、初めて会う彼だったんだけど。そしたらね、スルスルっと詞と曲が浮かび始めてきたんですね。なので本当にね、彼が命をかけて贈ってくれたくれたギフトだと私は思っていて、彼と彼のお母さん、本当、その当時の彼の友達とか他の生徒さんとか先生方とか、ほんっとにみんなの思いが詰まってる曲なので、色んな方の前向きな、元気な気持ちになってくれたらいいなっていう、そのみんなの願い、みんなの言葉を入れて作った曲なんですね。

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志村:今のはーちゃんが話してくれた命の歌である「地球のダイアモンド」と、誠さんが今回出されるご著書ね。なんかもっと命に近いところだなと思うんですよ。その・・リアリティがあるというか、命ってなんなんだろう?どうするとその命が守られて輝くんだろう?ってことと、今私たちが感じているフィジカル・ディスタンスを元にしながらの新たな生活様式はちょっと違うなぁと思うんですよね。その・・お2人のお子さんが今悩んでいてだんだんこれは解決していくんだろうけど、でもおばあちゃんと一緒にいると感染しちゃうかもしれないから怖いんだって言ってるのは、多分それはみんなが感じている恐怖?自分の命を守ろうとしている恐怖だと思うんだけど、そこからもう一つ超えた中に命がまた守られるものがあるってことを感じて欲しいなって思うんだよね。
大胡田:本当ですね〜。
志村:うーん。
大石:そうですね〜。
志村:そう、それは精神論ではなくて工夫が必要なんだけど、でもその工夫を諦めてはいけなくて、もっともっと希求していく。
大胡田:そうですね、うんうん。
志村:うん。で、あのね、このラジオを聞いてくださってる方、今は夜中だけど、明日の朝になったらもうちょっと元気になってたらいいなって思って私はこの番組を続けさせてもらってるんだけど、いつもゲストの方にお話聞いてるの。「明日の朝、今よりも元気でいられるとか、そういう気持ちでいられるのって、どんなことを大事にしたらいいですか?」って聞いてるんです。誠さんはそのヒントはなにかありますか?
大胡田:そうですね、私が司法試験になかなか合格出来なくてもうダメだと思った時に、私の母がかけてくれた言葉があって、もう辞めようか続けようかって迷った時に私の母が「迷った時は自分の心が温かいと感じる方を選びなさい」って言ってくれたんですね。これが今私にとってとても大切な言葉になっていて、まあ、なにかに迷った時には、例えば損か得かとかね、人からどう思われるかとかではなくて、自分の心がなにを求めているのか?なにを欲しているんだろうか?それだけに素直に生きればいいんだよ、それが答えなんだよっていうことを多分母は伝えたかったと思うんですね。だからもしラジオを聞いてる方、なにかに迷っていることがあったとすれば、どちらが自分の心が温かく感じるのか、優しく感じられるのか、そういったことに耳を澄ましていただけるといいなって、それがきっと元気に自分らしく生きるヒントなんだろうと私は思っています。
志村:そうかー・・温かくなる方を選ぶ・・・ありがとう、本当だ、大事なことだね〜〜。なんか選んだほうが自分らしくなくなる時ってあるもんね。
大胡田:そうですよね。多分でも、自分がなにに向いてるのかとか、自分にとってどれが自分らしいのかって自分は多分分かっていて、逆に言うと自分にしか分からないのかなって気もするんですよね。だから選ぶって、時として責任も伴うし覚悟がいることだけど、自分の心に素直に選ぶということが自分の人生を前向きに引き受けるということなのかなと思うんです。
志村:ありがとうございます。はーちゃんは?
大石:はい、私は、そんなかっこいいことは言えないんですけど、自分を褒めてあげる。一つずつ。例えば、朝起きられた!それだけでも、あーえらい。(笑)ご飯が食べられた、あー美味しい、良かったね、えらいえらい・・みたいな感じで、本当どんな小さいことでもいいので、またか〜〜〜って思うと本当にまたか〜〜〜になっちゃうので、さっきのいいことを先取りじゃないけど誰も褒めてくれないんだったら自分で褒める!(笑)これは誰でも出来る方法だと思うので、ぜひお試しください。
大胡田:今回の放送結構我々良かったんじゃないですか・・!?(笑)
大石:良かったよね〜!っていう感じで・・(笑)
志村:褒め合ってる・・!いいいい!本当本当!
大石:褒め合う、本当大事ですね。
志村:本当だよね〜。うん、認め合って、そんな毎日に出来たらいいなと思いました。どうもありがとう、本当に〜!
2人:ありがとうございました!
志村:ありがとうございます。



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