CHINTAI COLORS OF WONDER J-WAVE EVERY SUNDAY 12:00 - 12:54

NAVIGATOR Mina Horiguchi

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2020.08.09ON AIR

香るトーキョー

変化する東京の今をキャッチするCOLORS OF WONDER。
不安なことやストレスが多いこの頃。
香りに癒しを感じている人も多いのでは?
という事で、今週は「香るトーキョー!」をテーマに、
自分だけの香りを楽しめるサービス、最新の香りの空間演出などに迫りました。


最近では、香りの空間演出が導入された映画館やホテル、オフィスが増えたり、
 オリジナルの香りを作れるサービスがあったり。
「香りビジネス」の可能性が広がっていること、ご存知ですか?
年々成長を遂げていて、
これから先、さらなる拡大が注目されているビジネス分野でもあるんです。

新型コロナウイルスによって新しい生活様式が定着しつつある今、、
マスク用のアロマスプレーを持っています!という方や、
家で過ごす時間が増えてフレグランスにこだわり出した、という方も多いですよね。

まずは香りの空間演出について、
アロマ空間デザインを手がけている、アットアロマ株式会社、
広報マネージャーの武石紗和子さんにお話をうかがいました。

アットアロマは1998年創立のアロマブランド。
創業当時の日本ではまだまだ無臭文化でしたが、
なかったアロマ空間デザインを根付かせていったのだとか。
ホテル、車のディーラー、住宅展示場、オフィスなど、
現在では全国およそ3000カ所で演出を手掛けています。
ホテルではおもてなしの一環として、
オフィスは従業員の満足度向上のためにも使用されています。

私たちの記憶と結び付けたサービスも増えているとか。
五感の中でも本能的と言われる嗅覚で、記憶や感情に結び付きます。
例えば、ホテルでの滞在の思い出に、お土産として香りのアイテムを開発するなどの
マーケティングも行われているとか。

最近では新型コロナウイルスに関連するプロジェクトを展開。
病院・医療施設・介護施設などに
空気中のウイルスを抑制するアロマや、
ストレス軽減のアロマの開発も行っています。

▼アットアロマ
https://store.at-aroma.com/top.html

続いてチェックしたのは
自分の好みや、悩みに応じたパーソナライズドされた香り
「コードミーワン」。

長年フレグランスの開発に携わってきた株式会社コードミー代表の
太田賢司さんに伺いました。

人の記憶や感情に語り掛ける香りこそ
パーソナライズされるべきと考えていた太田さん。
一人一人のライフスタイルに合わせた最適な香りが
スプレータイプで自宅に届くサービスを展開しています。

こちらのサービスはウェブ上で5つの設問に答えるだけ。 
一人ひとりの年齢や性別、抱えているストレスに応じて、
最適な香りのアロマを届けてくれるんです。

オプションでTwitterと連動も。
直近の東京をAIが解析し、細かいココロの動きも解析してくれるのだとか!

コンディションを香りで最大化する、というコンセプトの通り、
暮らしにハリが出たという声も届いているそうです。

最近ではマスク専用のプレミアムアロマスプレーも登場。
香りと脳波の相関性を研究し、最新の知見とサイエンスが凝縮した
スプレーで、マスク生活を快適に過ごすためにぴったりのアイテムなんです。

▼CODE Meee
https://www.codemeee.com/


香りの言語化システム「KAORIUM」で注目を集めています、
セントマティック株式会社 代表取締役の、
栗栖俊治さんにお電話でお話を伺います。

香りの言語化システムとは、香りのソムリエ。
人によって感じ方やを言語化するAIシステムなんです。
香水や柔軟剤を選ぶ事が難しいと思っていた栗栖さん。
香りを分かりやすくしたい、と思った事から言語化するアイディアを思いついたのだとか。
クラシック音楽よりも、歌詞がある歌の方が印象に残るように、
抽象的な感覚を具体的にする力のある言葉を、香りと組み合わせる事で、
よりクリアに感じられるような研究をされています。

例えば、こども向けに香りを使って
語彙力や自分が感じたことを伝える表現力を育むワークショップや、
日本酒の風味を言葉として感し?なか?ら味わい、
マッチする食材のヘ?アリンク?を見つけることをサホ?ートするシステムを
開発中だと言います。

▼KAORIUM
https://scentmatic.co.jp/projects

様々な業界から注目が集まる「香りのビジネス」。
2020年のグローバル市場規模は約5兆円、2025年には、約6兆円に到達するとも見込まれています。

ますます注目が高まる「香り」。
暮らしに取り入れて見てはいかがでしょうか?



              
番組内でお送りした楽曲の情報は
WEBメディア“Party Channel”にアップされています。

放送中にかかった曲を実際に聴けて、詳しい解説も読めますので、
是非チェックしてみてください。

▼PARTY CHANNEL 公式サイト
https://party-channel.com/archives/category/j-wave