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2018年09月22日

■一冊入魂■

週替りで本のプロフェッショナルである書店員さんに
今読むべき!読んでほしい!オススメの一冊を紹介して頂きます。

今週、入魂の一冊を紹介してくれるのは文京区千駄木にある
往来堂書店の店長、笈入建志さんです。
往来堂さんは、いわゆる街の商店街にあるような小さな書店なんですが、
セレクトにたいへん力の入っている本屋さんとして知られています。

笈入建志さんの入魂の一冊はこちら!
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日本のヤバい女の子』 
著:はらだ有彩   柏書房

例えば乙姫、かぐや姫、虫愛づる姫・・・といった
日本の昔話や、神話に登場する女性たち、美しいですよね。
ところが彼女たち、実はちょっとエキセントリックだったり、バイオレンスだったり・・・
急にいなくなったり、すんごい力を発揮したり、人じゃなくなったり・・・
そんなちょっとアレな女子たちも、
彼女たちには彼女たちなりにそうなった理由があるのでは・・・?
そんな彼女たちの目線に立って、描いたズバリ女子なエッセイ集。
ただ面白い、こともありますが、笑ってすまされない、
現代の女性にも通じるエピソードがいっぱいです。
著者自身が描いている女の子のイラストもかわいいです。
是非手に取って見てください。

BOOK BAR staff| 22:49 | カテゴリー:一冊入魂

2018年09月22日

9.22 OA スガシカオ Lenny Kravitz ピチカート・ファイヴ and more

1 ガリレオの数式 / スガシカオ 


2 Low / Lenny Kravitz 


3 River (Feat. Ed Sheeran)  / Eminem 


4 東京は夜の七時 / ピチカート・ファイヴ 


5 Love Is Stronger Than Pride / Amber Mark 


BOOK BAR staff| 22:46 | カテゴリー:SONG LIST

2018年09月22日

路上のX

今週、大倉さんが紹介してくれたのは…こちら!

大倉眞一郎セレクト
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著:桐野夏生  朝日新聞出版

『渋谷には表と裏がある』

渋谷にどんなイメージを持っていますか?
109やハチ公、渋谷センター街とにぎやかな印象もあれば、
1本路地を入れれば懐かしい風景も広がる渋谷。
この本はそんな渋谷を舞台に、10代女子のリアルな社会を描く小説。
主人公は裕福な家庭に育った女子高生。
ところがある日、家の都合で食うにも困るほどの親戚宅に預けられる。
親戚からのネグレクトに始まり、現実は彼女たちを傷つけていく・・・
そして手を出さざるをえなかったJKビジネス。
なぜそうなってしまったのか、社会問題を浮き彫りにしながら展開していく、
思わず声が漏れてしまいそうな描写は著者の取材の賜物。
ノンフィクションに限りなく近い、裏の渋谷の物語。

BOOK BAR staff| 22:40 | カテゴリー:BOOK INFO

2018年09月22日

BOOK STAND 作家、ラジオナビゲーターのロバート・ハリスさんが登場

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。

今週は作家、ラジオナビゲーターのロバート・ハリスさんの登場です。
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ハリスさんはここJ-WAVEでも長らくナビゲーターを務めていたので、リスナーにも馴染みがあるのではないでしょうか?
ラジオの他では、作家として、旅や放浪、文学や映画を題材としたエッセイやショートストーリーを沢山だされています。
今月刊行される初の長編小説も話題ですね。
タイトルは「JJ 横浜ダイアリーズ」、60年代に横浜で青春時代を過ごしたハリスさんの自伝的ストーリーとなっています。
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今回BOOKSTANDでは、ハリスさんが自信を持ってオススメする小説を3冊選んでくれました。
今夜はその2冊目です。

気づけば渦の中
今夜紹介したいのは東山彰良さんの「流」。
彼は個人的にも友達でして、一緒にイベントをしたこともあります。

これはすごい話です。

舞台は1975年以降の台湾なんですね。
東山彰良さん、日本にお住まいなんですが、実は台湾生まれなんです。
メインのストーリーラインは、発生した主人公の祖父の殺人事件、その殺人犯を突き止めるミステリードラマになっていて、そこには重層的に青春ドラマとか、主人公が17歳の年齢からどんどん大きくなっていくんですけども、カラフルな家族の肖像とか、台湾の裏道で、おじいさんとかおばあさんとか、みんなで麻雀をしているシーンとか。それから日中戦争とか、国境戦争とか過去の血生臭い内戦の話も織り交ぜられているし、やくざとのトラブルとか、非常に切ない初恋の物語とか、それから主人公が陸軍士官学校に行って、ひどい目に遭うとか、そう言った話とかが展開していくんですけども、そこに幽霊とか、鬼火とか、こっくりさんとか、どっちかというとマジックリアリズム的な要素も入っているんですね。でも何となく、ストーリーとして一貫しているんです。
これちょっと信じられないよ、と言うところもなくて、どんどん面白くなっていきますね。この少年のどうやって自分の道を、模索していくのか、一番のメインだと思うんですね。非常に切ない恋愛があるんです。それも僕はちょっとほろっときたし、なにしろ読んでいてエネルギーを感じる小説なんです。当時の台湾のカオスが襲い掛かってくるような、そんなインパクトのある小説です。はじめのうちは中国の名前が・・・なかなか入りにくくて、読みにくい小説だなと思いました。ぐるぐるぐると渦の中に自分もいるような。そういう体感的な小説ですね。
これはぼくがここ2年で読んだ小説の中で1番おもしろい小説です。

BOOK BAR staff| 22:24 | カテゴリー:BOOK STAND

2018年09月22日

算法少女

今週、杏ちゃんが紹介してくれたのは…こちら!

杏セレクト

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著者:遠藤寛子 筑摩書房

『元祖・理系女子(リケジョ)』

江戸時代に刊行以来、和算書界ではちょっと有名な「算法少女」。
その「算法少女」に隠された謎を解きながら、
オリジナルの物語を組み合わせたような同名の和算時代小説。
江戸時代、実は海外よりも発達していた数学。
「男だけのものじゃない!」「女のくせに!」東の流派、西の流派・・・
和算の魅力、解ける喜びに夢中になった少女、少年を中心に、
難しい問題を庶民で競っていた当時の姿を描いた物語。
途中途中に和算の問題が登場しますが、
杏ちゃんのように、問題を読み飛ばしてドラマ優先で読むのもアリ。
児童文学で活躍する著者だからこそ、
ひらがなも多く、イメージに反して幅広い世代でよみやすい1冊です。

BOOK BAR staff| 22:08 | カテゴリー:BOOK INFO

2018年09月15日

■一冊入魂■

週替りで本のプロフェッショナルである書店員さんに
今読むべき!読んでほしい!オススメの一冊を紹介して頂きます。

今週、入魂の一冊を紹介してくれるのは三省堂書店・神保町本店の
アルパカ書店員こと内田剛さん。
神保町本店は、本の街・神保町のランドマークとなっている
売場面積約1,000坪の大型書店です。

内田剛さんの入魂の一冊はこちら!
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究極の文字を求めて』 
著:松楠太郎 ミシマ社

文字が大好き過ぎて自分オリジナルの文字を作ったほどの
文字フェチである著者が、究極の文字を作ろうとして
あらゆる文字を徹底追究したものをまとめた1冊。
例えばテルグ文字やアラビア文字をはじめ、
もはやこれは文字なのか、迷路のような文字や視力検査のような文字、
現代から古代まで、古今東西の文字がまとめられています!
自分たちのつかっているひらがなやカタカナ、漢字を
見る目が変わるかもしれません。楽しい本です。
是非手に取って見てください!

BOOK BAR staff| 22:49 | カテゴリー:一冊入魂

2018年09月15日

9.15 OA Adele Yuri Buenaventura KING CRIMSON and more

1 EM20_rhythm_GZM_full / from OST 「シン・ゴジラ」 


2 In the Name of Love / Jacob Banks 


3 FIRST LOVE / Adele 


4 SALSA / Yuri Buenaventura 


5 EPITAPH / KING CRIMSON 

BOOK BAR staff| 22:46 | カテゴリー:SONG LIST

2018年09月15日

ノモレ

今週、大倉さんが紹介してくれたのは…こちら!

大倉眞一郎セレクト
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著:国分拓  新潮社

『文明とは病気である』

偶然にも今週、本屋大賞ノンフィクション本大賞ノミネートが発表された1冊。
NHKスペシャル「最後のイゾラド」から生まれた奇跡のノンフィクションが書籍に。
イゾラド、とは文明と接触したことのない原住民のこと。
舞台はペルー。かつてイゾラドだったイネ族出身の男性が主人公。
新たに発見されたイゾラド調査を依頼されるも、
彼らの文化を守るため、そして免疫のない彼らを病原菌から守るため、
「絶対に接触してはいけない」のがイゾラドを守るルール。
ところが、その禁忌を冒さざるをえない事態が発覚する。

「ノモレ(仲間)かもしれない・・・」

男性一族には100年前に生き別れになった仲間がいた。
同じ言葉を話すイゾラド、100年ぶりに彼らは再開を果たせるのか・・・

BOOK BAR staff| 22:40 | カテゴリー:BOOK INFO

2018年09月15日

BOOK STAND 作家、ラジオナビゲーターのロバート・ハリスさんが登場

WEB本の雑誌とのコラボ企画『BOOK STAND』。

今週は作家、ラジオナビゲーターのロバート・ハリスさんの登場です。
20180915_BS.jpg
ハリスさんはここJ-WAVEでも長らくナビゲーターを務めていたので、リスナーにも馴染みがあるのではないでしょうか?
ラジオの他では、作家として、旅や放浪、文学や映画を題材としたエッセイやショートストーリーを沢山だされています。
今月刊行される初の長編小説も話題ですね。
タイトルは「JJ 横浜ダイアリーズ」、60年代に横浜で青春時代を過ごしたハリスさんの自伝的ストーリーとなっています。
BS_RobertHarris.jpg
今回BOOKSTANDでは、ハリスさんが自信を持ってオススメする小説を3冊選んでくれました。
今夜はその1冊目です。

深くて深い
今夜ご紹介する本はですね「ファーストラヴ」島本理生さんと言って、一番最近の直木賞受賞作です。
「ファーストラヴ」っていうとラブストーリーに聞こえるんですが、切ない恋愛小説でもあるんですけども、メインはミステリー調で、ある女性がアナウンサーになる面接を受けて、でも途中で出ちゃうんですね。で、その帰りに自分の父親を殺してしまうところから話が始まるんですね。
主人公は彼女の自伝を書くということで雇われた臨床心理士の由紀さん。
だんだん女性の心理の中に入り込んでいくというミステリーが続いていくんですけども、本当に彼女が殺したかどうかもわからないし、いったいどういった心の傷を抱えているのかもわからないし、それが少しずつわかっていくのと、主人公の由紀さんも若いころに負った傷を負っているし、彼女と一緒に殺害を起こした女性の弁護をする男性も若いころに実はトラウマを負っている・・・みんなが受けた暴力とか、そういった傷を背負っている人の話なんですね。
かなり暗い話として始まるんですが、最終的には1個の光が差し込むっていう、なかなか読み応えのある作品になっています。
僕は自分でもセラピーをやっていて、セラピストとして以前働いていたんですね。だから人の心の傷がどうやって形成されていってどういうふうに解消していけばいいのかについて長いこと携わってきたので、この本を読んでいると「あ、こういうところで癒えていくのかな」とか「あ、こういうところに実は本当のトラウマがあったのかな」というふうに解き明かしていくプロセスが面白いですね。
あとは切ないラブストーリーを書かせたらうまい作家で、心理描写がうまく書かれていて、やっぱり女性って男性よりも自分の心に入っていくのがうまいと思うんですよ。
まさに島本理生一級ですね。

BOOK BAR staff| 22:24 | カテゴリー:BOOK STAND

2018年09月15日

英龍伝

今週、杏ちゃんが紹介してくれたのは…こちら!

杏セレクト

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著者:佐々木譲 毎日新聞出版

『史実から見る、日本の変わってないところ。』

タイトルだけを聞いてひらめいた人はなかなかいないかもしれませんが、
開国か戦争か究極の選択に迫られた時代に活躍した
伊豆韮山の代官・江川太郎左衛門英龍の一代記です。
兵法にたけた人物であった英龍は海防政策の一環として、
2015年に世界文化遺産に登録された韮山反射炉を築造。
その他にも日本で初めてパンを焼いた人物としても知られています。
黒船来航のずっと前から未来を予見し備えていたていた英龍。
海防強化には終始消極的な幕府の姿に
最近『シン・ゴジラ』を見返した杏ちゃんはその政府の姿を重ねて
「江戸時代から変わっていない」と慨嘆の様子。
明治維新から150年。
理想のリーダー像に思わず胸が熱くなる1冊。
杏ちゃんのように映画『シン・ゴジラ』と併せて楽しむのもいいですね!

BOOK BAR staff| 22:08 | カテゴリー:BOOK INFO

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