20240628 ONAIR
6月の主演
菅田将暉
長澤樹
ショートストーリー
『ボタン押す?』
「だるいね」
「だるいすか」
深夜のコンビニバイトの2人…いつもお客の来ない時間帯に何かが起きる、
かもしれないし、起きないかもしれません。
菅田将暉さんとお送りする最後のショートストーリー、お聞きのがしなく!

という高崎さん。
そういう時、心臓のあたりに手を置くけれど、考えているのは脳の仕事。
だとしたら心は頭の中にあるのでしょうか…?
心のほかにも、高崎さんは子どもの頃習っていたピアノの練習のとき
“ドレミ”が理解できなくて、“あいうえお”でやりたいと駄々こねていたそうです。
高崎「子供の頃ってそういうの気になるともう全然納得いかなくて。
最近までこたえのないままずっといて、そういうのないですか?ふと思ったんですけど、
これはそれほど同意をみなさんに得られないかなあと思いつつ、
本当は心っていうのは存在しないもので、感情の動きとか表情の動きとかそういうものの跡に、
僕らがそれを感じるだけなんじゃないかって思ったりするんです。」
本当は存在しないものを、あることにすることで理解がスムースにいくことがあるという高崎さん。
高崎「そういえば娘の小さいころ、そんな感じだったなあ。
あれ、妻の遺伝だと思ってたけど、僕だ。あのめんどくさい発想と強情は僕の小さい頃のやつと同じだ。
なんでまったく自分だと思ってなかったんだろ。」
そうはいっても子供は面白い。高崎さんに言わせれば「天才」。
以前、少し自閉症気味のあまりコミュニケーションがうまくできていない子たちを集めて
いろんなクリエイティブを教えるワークショップのようなものに参加した高崎さん。
そこではみんなに映画の企画を考えてもらったそうです。
高崎「テーマを決めて、設定と短いあらすじと、そして簡単なイメージの絵を書いてもらって、あとその作品のタイトルを。
小学校から中学校の子達が十人15人くらいいたと思うんですが、彼らのアイデアはみんな本当の面白かった。」
もちろんまとまっていないものもたくさんあったそうですが、「これはなに?」と尋ねると、その文字を書くまでに考えていたことをだーっと語りだす子供たち。
基本的に頭のなかに浮かんだもののなかで一番大切なものをいっしょに探しだしては、
それがいかに価値があるものか教えてあげる時間。
高崎「こっちもめちゃくちゃ頭つかうんですけど、彼らがどんどん頭をあげて何かスイッチが入った顔をみると、僕のほうもスイッチが入って。
あれはとてもいい時間だったなあ。」
子供達に何かを教えることはとても難しいんだけど、自分自身もたくさん学びがあるという高崎さん。
先日、滋賀の田舎の図書館でのトークイベントの最後に手をあげた子供からの質問が印象的だったと話します。
高崎「その質問が「なんで映画つくるの?」だったんです。
そしたら会場の大人たちがわーっと拍手して。僕の答えなんかたぶんどうでもよくて。
あの瞬間の、会場の拍手。あれは最高でした。
あの町がいかに子供を大事にしているかよくわかったし、僕の小難しい話にみんなふんふんとわかったふりしてついてきてたけど、
肝心なで、なんであなたは映画つくったの?っていうそれ、みんな思ってたんだ〜的な。
王様の耳はロバの耳的な。あれはほんとうにすばらしい時間でした。子供万歳ですね。」
不思議なもので自分にあうお湯って、あるんですよね。
あがったとたんに肌が喜んでいるのがわかる。
あなたもお気に入りの温泉をみつけてください。
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