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20240308 ONAIR

あなたは黒猫の正体、ご存知でしたか?

3月の主演
小泉今日子 長澤樹


ショートストーリー
『黒猫のひみつ』


「黒猫っていうのはそういうものなので」

「知らなかった」

小泉今日子×高崎卓馬 特別対談 第二夜

高崎「小泉さんの文体ってどうやってできあがったんですか?」

小泉「どうなってるんですかね?」

高崎「声と同じですごく特徴がありますよね。」

自分でも文体の成り立ちがわからないと話す小泉さん。
前回話したように”自分を知られたくない”がためにそれをすり抜けようとしているからではないか、と推測します。

小泉「あとは読んできたものですかね。」

高崎「僕は最初に小説書いたときにすごい編集の人に直されて」

小泉「いいの?」

高崎「それがよくて。こっちどうですか?って所謂鉛筆。いっぱい書いてあって…」

元々広告を仕事にしている高崎さんの文体は”短く強く”書く癖があったそうです。
そのために、副詞の位置も正しい位置ではなく、特徴的だったと話す高崎さん。
まずは1回何も考えずに変えたら自分の癖に気が付き、
今でも1回書いたら自分で直すようにしてるそうです。

高崎「手癖で書いているので、何も言われないとすごく変な文章を書いちゃう。
あんまり直さないですか?」

小泉「うーん、1回すって書いて出して編集者から赤字返ってきて、
編集者の人に直されても割と素直に「そうですね、いいです」って」

高崎「でも編集の人もわかってますよね」

小泉「そうですね、鈴木さんは長いことやってるからもあるけど、
結構、書いちゃったら終わりなの、自分の中で。
写真チェックもあるじゃないですか。細かくとかじゃなくて、
かわいいと思うもの使ってくださいって。」

高崎「(樹木)希林さん的な?(笑)」

小泉「(内田也哉子さんから)ときどき今日子さんの中にお母さんがを見ますって言われます。
…にてるかも?(笑)って」

そんな小泉さんに、最初に文章を書くことを勧めたのは
マガジンハウスに勤めていた編集者、淀川長治さんの姪・淀川美代子さんでした。

小泉「an・anでのエッセイが最初ですね」

その前に作詞を勧めたのが当時ビクターで音楽プロデューサーをしていた田村充義さん。
さらに時々久世光彦先生に本の帯を頼まれて書いていたという小泉さん。
久世さんにばかだばかだと思ってたけど、

小泉「こんな短い文章でこんな頭のいいこと書けるんだなって。」

高崎「向田さんも(勧めたのは)久世さんですよね」

小泉「向田さんの方が(久世先生より)お姉さんだけど、2人で作ってたことも多いと思いますよ。」

高崎「あの関係良いですよね」

小泉「向田さんの文章いいですよね、大島弓子さん、ちょっと太宰治…」

高崎「僕は幸田文さん好き。」

小泉「(文体は)子どものころから呼んでるから血や骨になっている気がする。」


秋田・角館

武家屋敷と360年前に京都からここまで運ばれたシダレザクラは、
まるでそのまま江戸時代に来たような光景。

東北の桜は、すこし遅れてやってくる
桜のおかわりみたいな気持ちでどうぞ。

ああ、来てよかった。
TOHOKU Relax.

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