20240301 ONAIR
3月の主演
小泉今日子 長澤樹
ショートストーリー
『未来のあなたよ』。
「未来から来たの。あなたに会いに。」
「よくわかんないんですけど」
もし過去に行けるなら、あなたは過去の自分にどんなアドバイスをしますか?

写真家・ライターの吉田玲雄さんのエッセイを原案とした映画『ホノカアボーイ』で、
脚本を担当した高崎さんと、吉田さんの友人で、映画の主題歌「虹が消えるまで」を担当した小泉さん。
それから小泉さんの親衛隊をモデルにした高崎さんの小説『オートリバース』でも縁のある2人。
この日2人が会ったのは、新潮社の対談以来で、やりとりは別冊太陽の感想を伝えたメール以来。
高崎「太陽のエッセイがすごく好きで…最近はあれくらいの量なんですか?」
小泉「最近はあのくらいが今の技量だと書きやすい。2000字かな。」
自身の筆の速さについて「書き始めると早いけれど、締め切りが過ぎないと書けない」という小泉さん。
小泉「罪悪感を利用しないとおしりに火が付かない(笑)」
向田邦子さんや茨城のり子さんといった2人の好き特集号がある別冊太陽。
高崎さんが「沁みた…」と話すそのエッセイを中心に話は進みます。
しかし、別冊太陽で特集をしてくれることを最初に聞いた小泉さんの感想は意外なものでした。
小泉「でもまだ生きてるし…高尚な趣味もないし…」
別冊太陽で特集されている人物は、アーカイブ的に亡くなった方が多いため、自分はまだ早いと思ったという小泉さん。
まるごと1冊小泉今日子。
制作に入ってからは、本来あんまり自分のこと知られたくない質であるために、途中でイヤんになってしまったこともあったそうです。
高崎「昔からですか?」
小泉「昔からです」
高崎「ファンとしては知りたいと思うけれど」
小泉今日子 さんの著書『黄色いマンション 黒い猫』や『原宿百景』を一緒に作ってきた
編集の鈴木さんの頑張りもあって完成した別冊太陽『小泉今日子 そして、今日のわたし』。
小泉「今しか差し出せるものがないから、これを出し切って断捨離しようと。」
本編のために書き下ろされたエッセイ『スナック想い出』。
小泉「あのエッセイはまた撹乱させようと思って、なかった人生をさもあったように書いていて、
みんな私のことわけわかんなくなってしまえばいいなと思って(笑)」
高崎「混ざってますよね、あのスナックは…」
小泉「場所は逆に本当のことで、母親が働いていたスナックやってて。
それ以外は全部嘘の人生書いてて。」
高崎「小泉今日子を主人公にしたフィクションを書いてるってこと?」
「昔ifってあったけど、あのまま厚木にいたら…っていう人生」
ところが小泉さん、実際のお姉さんの体験も書いたことから、
小泉さんのいとこなど近しい人の方が混乱。
高崎「前にオートリバースを書いたときは自分といろんなものをリミックスして書いたけれど、
僕のことを親衛隊だと思っている人も結構いたんですよね。」
実際に小泉さんの親衛隊の人たちを取材してリミックスしていた高崎さん。
リミックスして書くのは楽しいと小泉さんも同意していました。
2人の対談は第2夜へ続きます。
全貌はradikoのタイムフリーで。

東北の桜は、
都?の桜とすこしだけ違う。
そんな気がする
私は夜の弘前公園が好きだ。
その理由は…?
東北の桜は、すこし遅れてやってくる
桜のおかわりみたいな気持ちでどうぞ。
★『TOHOKU Relax』のコーナーは1週間後、各種ポッドキャストプラットホームで配信中!
聞き逃した方は是非、こちらからチェック!!
https://open.spotify.com/show/4hL7q3pY2OgDdBacGQPDBX?si=896377451e3a4c59
