20221125 ONAIR
様々な国を旅してきた2人。
旅をしたい人たちが戻ってきている今について、考えました。

小学3年生までドイツ、フランクフルトで過ごしていたサッシャさんによると、ドイツはどこも程よく田舎ということもあって、日本でも田舎に行くと心が落ち着くそうです。
サッシャ「褒めて言うと、ドイツ人は田舎者」
ドイツは必ず森に囲まれていることが理由の一つ。
森を切り開いて街がある。次の街も森を円状に切り開いている。
授業休んで散歩をする、なんてこともあったそうです。
高崎「おすすめの場所は?」
サッシャ「僕はベルリンか、子供が小さいならミュンヘンとか、住みたいのはルクセンブルク。」
ヨーロッパを地続きで旅行する楽しさについて語り合った2人。
藩から出ることができなかった江戸時代に比べると、今ほど自由に旅行できる時代はない。
高崎「僕の娘も六本木に行くとかいうような感覚でアメリカに行った。たまたまパスポートだけ持ってないといけないだけで」
サッシャ「身近になったから有難みがなくなったのかもしれないですね。東京の人は東京タワー登らないですもんね」
高崎「絶妙なたとえ(笑)いつでも行けそうな気がするから」
サッシャ「インスタグラムで見て、じゃあ、いかなくていいかって」
高崎「裏路地のおじさんは行かないとみられないし、その時おなか緩いとか、行かないとわからないことなんですけどね」
サッシャ「ストリートビューでピン止めして、ここいったなあってバーチャル旅行が好きなんですよね。その逆もいいんですけど、人は未知なものが怖くて好きだけれど、今の人たちは未知のものが減って、そういうものを利用しなくなっている。」
高崎「自分しか知らないものを持って帰る、絶妙な断絶感をみんなができるようになって、でも今の若い子たちは、僕らが創造の付かない関所の超え方をするような気がする」
その後、”自分の見たいものしか見ないSNS”と”自分が思いがけない情報が入ってくるSNS”や”国をリードしていく人の在り方”について話した2人。
そんな2人の話を聞いていたら、あの2人が語っていた国境もいつか…なんて、思ってしまいます。
二子玉川 蔦屋家電
ワークスタイルコンシェルジュ・鈴木雄大さんの場合

昔から本が好きと信じ込んでいましたが、
他の人より読んでいるわけでも、読むのが早いわけでもなく、
本好きの人の前で口にしないようにしていました。
すると数年前、自分は本そのものの物体が好きなのではないかと
気が付き、装丁やデザインなど造本そのものに興味がわき、
掃除機を分解してしまう子供のような気持ちで、
本棚に刺さっている装丁のとってもきれいな、
朝吹真理子さんのTIMELESSという本を分解し始めました。
表紙を丁寧にはがし、紙に貼り付いている糊もすべて外しました。
本を大切に扱っている方には残酷に聞こえるかもしれませんが、
自分で分解した本は、造本に興味を持った分岐点として
大切なものになりました。

