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20221021 ONAIR

クリス智子×高崎卓馬 特別対談(前編)

久しぶりに会う2人がラジオドラマの収録を終えて
今回のオファーについて振り返ります。

高崎さんからラジオドラマのお話が来て、「面白そう」と思って中身も知らずにOKしたというクリスさん。

高崎「変な役がきたら困りますよね」
クリス「そんなに出来そうもないし、っていうものあるんですけど(笑)」

労力はかかる一方で、ラジオドラマの良さは制作費をかけずに、宇宙にでも六本木でもどこでも行けることだという高崎さん。
ラジオドラマをやってよかった、とここ1年ずっと考えているそうです。

今回ラジオドラマでAIと医師の役を演じたクリスさん、実はラジオドラマを初めてやった頃は説明をしないとわからないんじゃないかという想いもあったそうです。

クリス「高崎さんの作品はSFというか、ショートショートっぽいですよね」
高崎「ベースが星新一さんなので…」

子供のころからノートに書いてた高崎さんは、そういう筋肉がついてるのかもしれません。
そしてその書き方は例によって宛書。10月クリスさんでやるぞと思ったら、クリスさんのことを考える時間ができると聞いて思わず「怖い」と笑うクリスさん。
高崎さんの頭の中で、「クリスさんでやるぞ」と思わないとできない話もうまれます。
例えば、リスナーそれぞれの頭の中に、聞いている人それぞれにクリス智子さんがいる。

高崎「どういじったらみんなの中のクリス智子さんが動き出すかな…」

と考えたときに浮かび上がったのが、「AIにしたら何しても怒られないかも」というアイディア。

クリス「その辺も引っ張ってくるところがおもしろくてやっててのってきちゃいますよね。」

AIクリス智子、放送を聴いた番組スタッフからも「GOOD NEIGHBORSでした(笑)」と声をかけられました(笑)

クリス「ラジオドラマはどういう立ち位置なんですか?」

広告や映画も手掛ける高崎さんにとって、作品の長さで違いはあるのか尋ねるクリスさんに高崎さんは、
長い方が向いていることと、短い方が向いていることを説明しました。

高崎「その時引き出しが開く感じですね。」

その一方、その時合わなかったアイディアも生まれます。
高崎さんはそれを「コンドボックス」という名前の部屋を頭の中に作って。
「このセリフ好きなのに採用されなかったな」という時に、しまうそうです。

「イツカ」だと忘れそうなんですけど「コンド」。

クリス「運とか縁とかで急につながったりすることもあるので、あります?」
高崎「あります、そればっかりだと思ってます。」

いつかそのコンドにも出会ってみたいですね。

高崎「クリスさんのBITS & BOBSってなんですか?」

クリス「最近の話だと、ブランコ。」

高崎「大きくないですか?」

クリス「そういう意味だとポケットに入らないですけど(笑)」

もともとブランコが好きだったクリスさん、公園行ったときは「いいよね、乗って」ってと、思わず乗ったることもあるそうですが、自宅の木に付けられるのではないかと閃いて、ポチッたり…

ブランコがあると風景にもなるし、ハッピーな時にも寂しい時にも寄り添ってくれる。
高崎さんも「1人になれる感じ」に共感。

クリス「あの両方の感じがブランコは持ってる気がして…」

実は、子供のためというよりは、自分のために購入したと話していました。

クリス「今度、来てくださいよ!」
高崎「お尻はいらなかったら帰ります…」
クリス「ブランコ審査があるのね(笑)」
高崎「でもブランコって人生って感じがする、行ったり来たり…」

蔦屋書店コンシェルジュ
私の「BITS & BOBS」

代官山蔦屋書店
宮台由美子さんの場合

『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』著:川内有緒(集英社)

今回は芸術の秋にちなんだ本を。
美術館に行くと、背伸びをしながら回ることが多かったのですが
「アートを見に行く」を読んで変わりました。
この本は著者の河内さんが、全盲の白鳥さんと
美術館をめぐる旅のお話です。
それはアートの知識を問うものではなく、互いに感じたものを語り合う
ことでそれぞれの人生で培われたもの、他社といることを味わう体験でした。
語り合う、試してみたくなります。

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