20220415 ONAIR
4月のショートストーリー
主演は玄理と長澤樹。
今週は『誘拐しました』。
「お前の娘を預かっている」
「へたくそ」

最近よく、喫茶店でトイレを開けたら人がいた、ということがあるという高崎さん。
驚いてすぐに「ごめんなさい!」と扉を閉めるそうですが…
高崎「あれ、僕が悪いんですかね…」
立場的には、後から来た高崎さんの方が侵入者。ですが、鍵さえかけておけば開きませんし、
入室を知らせる印があればドアを開けようとはしません。
とは言え開けられた方が謝る姿を想像すると、おかしい…ような気もします。
高崎「まあその状況に蓋をする、ドアを閉めるきっかけとしての「ごめんなさい」なんですよね」
そんな高崎さん、業界の大先輩に昔言われた忘れられない一言があるそうです。
15年ほど前、高崎さんが日々の仕事でもがき苦しんでいた頃、
とある仕事でチームでもめたそうです。引き下がることができずにいた高崎さんを
部屋に呼んだ先輩は、「事情はいいから先にお前が謝れ」と諭しました。
絶対に自分が正しいと思っていた高崎んさんは憤慨ます。
するとその先輩は「騙されたと思って相手にお前折れてみろ」「そうしたらどうなるかみてみろ」と続けました。
しぶしぶ、メールを書いた高崎さん。すると相手から返ってきたメールは「こちらこそすいませんでした」
今までにないくらい丁寧な謝罪がきて、そしてその仕事はそれからとてもスムースに進んだそうです。
高崎「そのことをその先輩に話したら「先に謝ったほうが勝つんだよ」って。」
勝ち負けってことではないけれど、その経験は高崎さんを大人にしてくれたそうです。
それから仕事で怒りを覚えたら、逆に自分の否を考えて、そのせいでこうなったのかもしれないと思い直して、
その怒りをごめんなさいに変換して相手に伝えるようにしているそうです。
でも反射的にむかっと来た時は、メールで思いの丈を書き殴ってしまいがち。
そんなときはなるべく、すぐにメールを送信しないようにして、文章を1/3くらいに削る。
高崎「ぜったい今言わなくていいこといっぱい書いてるんです思い出し怒りみたいな。」
先に謝る。
文章は削って送る。
それからトイレの鍵ちゃんと確認する、これ大事なこと。
二子玉川 蔦屋家電
デザイン・アート担当 佐々木貴江さんの場合

初めて東京タワーに登ったのは、中学校の修学旅行のときだったという佐々木さん。
当時、観光にほとんど興味がなかったそうで、とくにお土産も買わずに帰ったそうです。
ところが、大人になり、東京で暮らすようになって、ひょんなことから東京タワーに登ってみることに。
展望台から眺めたビル群に、ひとつひとつにいろんな人たちの生活を感じているうちに、
自分の悩みが小さな点のように感じられたそうです。
それからは儀式のように、年に一度は東京タワーにのぼり景色を眺め、
展望台で売っているメダルを購入しているそうです。
このメダルは、この街で生きている自分への金メダルのような存在なんだそうです。
