2010/4/16 アースデイ東京のHidden Story

今週は、明日と明後日、代々木公園で開催される「アースデイ東京」。
それは、どんな想いを込めて始まったイベントだったのか?
そして今、伝えたいのはどんなことなのか?
舞台裏を支える人たちを直撃します。

そもそも、はじまりのはじまりは、1970年。
アメリカのネルソン上院議員が4月22日を「アースデイ」と宣言。
これを受けて、当時の全米大学自治会長、デニス・ヘイズさんが「地球のための行動」を呼びかけました。
日本にその波が最初に伝わってきたのは、1990年。

アースデイ自身は、1990年に日本に伝わってきたんですね。

それから10年はアースデイ日本の市民連絡所という形で、全国のアースデイをたばねる事務所があったんですけど、そのアースデイの連絡所が10年経って、よりローカルに定着させようということで一度発展的な解散をしたんですね。
そのときに有志で集まって、東京の地域でアースデイを定着させようということで集まったのがきっかけです。

"Think Globally, Act Locally"っていうじゃないですか。
より地域、よりローカルに密着させていくためのキックオフが2001年だったんじゃないかなと思います(中島)。

と語ってくれたのは、アースデイ東京の事務局長、中島悠さん。
そして、現在、アースデイ東京 議長のシキタ純さんはキックオフの年、2001年のことをこう振り返ります。

誰もが自由にコンテンツを持ち寄ってこれるような敷居の低いイベントにしましょうと。
その共通広報をおこなうのが、実行委員会にしましょうと。
そうしましたら、その年、2001年に8万人くらいが来るイベントになって。
ですから10倍くらい人が来たわけです。

もっとこう気楽にこれて楽しくて、NOというより、これが悪いというNOよりも、「こちらのほうがいいんじゃないの」という、YESというムーブメントのイベントにしないと時代に合わないと思っていましたので、かなり強引にそちらにシフトしたわけです(シキタ)。

NoではなくYes。
Think Globally, Act Locally
新しい価値観とともに、アースデイ東京が始まりました。
参加者に求められたのは、ただひとつ。

アースデイ、地球の日ですから、そういう気持ちを持っている方だったらウェルカムだったわけです。私たち、アースデイで、環境破壊をやめましょう。
これから何代先の子どもたちにも綺麗な夕陽を見せたい。
それが主軸としてあるわけです(シキタ)。

アースデイ東京に込められた想いにミュージシャンも賛同しました。

数年前に、忌野清志郎さんが出てくれました。
野外ステージで爆発してくださったりとか(シキタ)。

雨あがりの夜空にとか。もう、かっこよかったですよ〜、ほんとに(中島)。

今年が10周年のアニバーサリー・イヤーとなる「アースデイ東京」。
今回のメインテーマには、忌野清志郎さんのマインドが生きています。

清志郎さん、来たとき、かっこよかったですよ。

アースデイを見て「ウッドストックみたいだね」って。 僕はその言葉が印象的に残っていて。
アースデイが始まるきっかけは、69年にウッドストックがおこなわれて、「愛と平和の音楽の祭典」だと。
地球環境を考えるときに、ラヴ&ピースの気持ちをいかに持てるかというのが、アースデイの原点だと思うんですね。
その始まりから40年たって、愛と平和っていうのが大切なキーワードで、じゃあ、ウッドストックが愛と平和の音楽の祭典なら、アースデイ東京は、愛と平和の地球の祭典をやろうということになったわけです(中島)。

アースデイ東京を始めたころに比べると、格段に大きくなった環境ムーブメント。
しかし、アースデイ東京 議長のシキタ純さんはこんな風に感じています。

今いちばん環境問題で言われるのは、温暖化、ですよね。

温暖化のためにみんなで気をつけないといけないのは、CO2を削減しましょうと。
じゃあ、減らすためのテクノロジーはどうするのとか、排出権取引もあるよとか、そういうことになってきている。
これに非常に心地悪い感じを持っているんです。

というのは、10年前に、テーマに掲げたのは、「環境破壊をとめよう」ということでした。
環境破壊が起こした問題はどんなことかというと、森林破壊とか、土壌汚染とか、海洋汚染とか、山を切り崩すためにそこにいた先住民の人たちが都会労働者になる。
貧困が生まれる。
その環境破壊の結果が、温暖化なんですよ。 温暖化は原因じゃなくて結果なんですよ。
結果である温暖化をCO2の削減で止めよう、というのは、One of them、一部分でしかないんですよ。 尺度をきちんと持っていないと。

綺麗な海を守る。 夕焼けを綺麗に見たい。 川の水をのめる。 当たり前のことですけど、シンプルに考えることが必要じゃないかなと思ってます(シキタ)。 

何代も先の子どもたちが美しい夕焼けを見られるように。。。
そのためのきっかけを作るイベント、アースデイ東京。
最後に、事務局長 中島悠さんの言葉です。

みんなで調和する社会を作りたいんだ、っていうことだと思うんですよね。
だから、環境イベントじゃなくて、地球イベントって呼んでるんですけど。
今、社会全体、コミットが足りないんじゃないかなと思うんですね。
「自分ができるコミットって何だろうっていうのを、ゆるやかに出していければいいな」と思ってますね。 つながっていくと。
「つながっていくところで、見えてくるところ」ってあるじゃないですか。
ひとりで悩んでるより友達と話せば素敵なアイディアが生まれたり、3人集まれば企画が生まれたりとか。
その話し合うプロセスが問題解決に向かうと思うんですよね(中島)。

「誰かとつながることが 問題解決の近道である」。
今年も10数万人がつながる週末がやってきます。

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