2009/9/4 北海道 羅臼

日本で最も朝が早くやってくる道東、つまり北海道の東部。
世界遺産の知床半島で、オホーツク海の国後島をのぞんで、彼女は大きく背伸び。

そして心に決めました。秋を先取りするごはんを食べよう。
だって、何かいいことが起こりそうな、そんな気がするから。

世界の食卓をご紹介、Cleansui Morning Table
今週は日本。北海道の知床半島、羅臼です!! 

2005年に世界遺産として指定された知床。
冬には流氷が接岸しますが、これは北半球で最南端だとか。

そしてこの流氷が豊富なブランクトンをもたらし、鮭などの豊富な魚介類が、沿岸では育まれます。
秋になると鮭は産卵のため川をさかのぼり、ヒグマなどに捕らえられて食べられます。
その残骸などが、陸地に生い茂る植物の肥やしとなる。
海と陸地の食物連鎖がある貴重な自然環境の実例として評価され、沖合も含めて登録地域となった、世界に誇る日本の自然遺産です。

和の朝食の原点となった鮭。

旅館に泊まったりして出てくる、朝の和定食の定番の鮭。
海外からの輸入物がほとんどで、一年中食べられるので、すっかり旬がいつなのかを忘れがちです。
しかし天然ものの日本の鮭の旬はまさにこれからです。
川で生まれ、海へ出て、成長し4歳から5歳となって、再び生まれた川へ戻ってくる。
こんな生まれながらの習性を活かし、今月から来月にかけて、定置網で捕らえるのが、「アキアジ」と呼ばれる旬の鮭です。

北海道の食卓には欠かせない「秋鮭」

北海道にはいまでも鮭の登場する話が伝えられ、鮭を迎えるためのお祭りがあったり、豊漁を花や草木、天の川などで占うという、漁占いなどもあります。
鮭をくわえた熊の木彫り、これもまた北海道の民芸品の代表ですよね。
火曜日の9月1日に解禁になったばかりの定置網を使った「秋鮭」漁。
今週末の食卓に並ぶ、旬の走りの「秋鮭」は、この時期だけの北海道の大地で生まれ、海で育った大自然からの贈り物。

やはり塩焼きでしょうか、それとも醤油漬けでしょうか。

道立水産孵化場などのまとめでは、今シーズンの来遊予想量は、計約2515万匹で、不漁だった昨年の約3分の2とみています。
今のところの水揚げ量は少なめで、やはり高値になりそうとか。
貴重な自然の恵み、といえるかも知れません。