2009年09月30日

牧野浩子 -3- 多摩産材を上手につかう活動

今週のゲストは東京で唯一、津軽塗り職人をされている牧野浩子さんです。
     
牧野さんの工房:「漆工房 牧門堂」は製材所の中にあります。
きっかけは今年の3月にあった展示会。地産地消のため「多摩産材」を使った作品を展示するもので、参加した際に、展示会を主催していた沖倉製材所から「何か作品をつくってもらえないですか?」と提案されたそうなのですが、作品が大きかったので、牧野さんの自宅にある工房ではできないということを伝えると、製材所を使わせてもらえることに!! “展示会が終わるまで”ということだったそうなのですが、牧野さんが本当に楽しそうに作業していたら、沖倉さんが「そんなにいたかったら使っていいよ。」という嬉しい言葉。

製材所の中に工房があるということは、材料が豊富にあるということ。実際に切れ端を使わせてもらったりしているそうです。中には大きな樹齢200年の切り株に津軽塗りを施したテーブルもあり、これは真ん中が朽ちてしまっていたもの。その穴の部分に好きな植木鉢やお花を置いたりできるようにしたそうです。
こうすることで、本来なら使える部分が少ない、穴の開いた部分のある木材でも、捨てるところがとても少なくなります。

偶然の出会いから多摩産材を使うことの増えた牧野さん。「人工林の杉などの問題解消にもつながるし、やっぱり地元の環境でずっと育ってきた木だから、木材としてその場所の風土にも強いから、なるべく地元の木を使うことが良いんですよ。」とおっしゃっていました。

WEB: 牧野さんのサイト「牧門堂」

WEB: 沖倉製材所

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2009年09月29日

牧野浩子 -2- 東京っ子が津軽塗りに進んだワケ

今週のゲストは東京で唯一、津軽塗り職人をされている牧野浩子さんです。
     
牧野さんは東京生まれの東京育ち。津軽塗りをやろうと思ったのは、イギリスとイタリアに1年ずつ滞在したことが影響しているようです。彼らの伝統文化を身近な生活に取り入れつつ、新しいものも受け入れているスタイルを目の当たりにしたこと。そして海外に住んでいると、日本のことを聞かれることも多く、ところがあまり伝統的なものを意識して生活していなかったことに気がついた牧野さん。「文化」の大切さを意識し、日本に帰ったら日本の伝統文化の作品を作るだけでなくて、広めることも含めた仕事ができればいいなと考えていたそうです。

数ある日本の伝統文化の中で「津軽塗り」を選んだわけは、身近に在ったものだから。祖父母の代までが青森県の弘前出身で、津軽塗りのものをよく使われていたそうです。「漆」というと津軽塗りしか知らなかったそう。そして日本に帰ったときに津軽塗りの重箱が出ていて、「津軽塗りをやってみよう!」と思ったそうです。すぐに組合の方に連絡を入れ、実際に青森の津軽へ移り住んだ牧野さん。勉強のためということで、安い賃金ながら働きつつ勉強させてもらったそうです。徒弟制度はもう無くなってしまっていたので、自分で勉強しながら分からないところは先生に習いに行ったり、とにかく自分でどんどんやっていったそうです。

「塗料なので、塗ろうと思えば何でもできる。」とおっしゃる牧野さん。携帯電話の表面や車、万年筆やノート、眼鏡など、いろいろ想像が広がります。
  

WEB: 牧野さんのサイト「牧門堂」

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2009年09月28日

牧野浩子 -1- 津軽塗りの作品

今週 9/28(月)〜10/2(金) のゲストは、東京で唯一、津軽塗り職人をされている牧野浩子さん。

青森県の津軽地方で誕生して、長い歴史をもつという「津軽塗り」。一般的な漆塗りは、一色塗った上に絵を描いたり金の蒔絵のようなものを施すそうなのですが、津軽塗りは色を塗り重ねていく中で下に模様をつけて、研ぐことでその下の模様を出していくというのが特徴なんだそう。

例えば「ななこ塗り」では、漆を塗った上に菜の花の種をまいて、半乾きの状態で種を剥がすと漆に種の跡が残ります。それを完全に乾かしてから、また漆を何度も塗って、下の模様が見えるように研いでいくと丸い模様が出るそうです。粟粒を使っているものも昔からあり、他にもお豆腐やラップなど、いろいろなものが使えるのだそうです。
スタジオにお持ちいただいた作品の中には、お箸や手鏡などの他にネックレスやイヤリングも。これは牧野さんが「自分で身につけたい」というものを作りたいという想いから生まれたものなんだとか。天然石などとも組み合わせて作っているそうです。

日本橋三越本店の5階にあるJ−SPIRITSでは、明日29日(火)まで牧野さんのアクセサリーと多摩産材を使った商品が展示されています。牧野さんもいらっしゃる時間もあるそうなので、ぜひ遊びに行ってみてください。
WEB: 牧野さんのサイト「牧門堂」

◎牧野浩子:東京生まれ。文化服装学院卒業後、イギリス、イタリアに滞在。ヨーロッパの伝統文化に感銘を受ける。平成9年、単身弘前に移り住み、津軽塗り工房(有)中弘クラフトに勤務。その傍ら自宅に作業部屋を作り、元青森県工業試験場員 藤田清正氏に師事。会社を退職、藤田氏に本格的に師事し、津軽塗りの他同氏が考案した津軽縄文塗りの指導を受ける。東京にもどり「漆工房 牧門堂」を開く。現在、あきるの市の沖倉製材所に作業場を移し、作品作りをしながら、東京の木を活かす活動もしている。
    
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2009年09月25日

宇佐美彰朗 -5- スポーツボランティア・リーダーの育成

今週のゲストはNPO法人日本スポーツボランティアアソシエーション理事長の宇佐美彰朗さんです。

スポーツボランティアを円滑に進めるために、NSVAではスポーツボランティアリーダーの育成をされています。リーダーとは何をする人なのでしょう?募集をかけて来てくれたボランティアの人たち皆にそれぞれ仕事の説明をするのは大変な作業。そこで役割ごとに15〜20人をひとチームとして、説明したり作業してもらうことが必要になります。それがリーダー、サブリーダーの仕事のひとつ。知らない人同士が集まってひとつの仕事をするので、雰囲気作りも大切なんだそう。

ということはスポーツボランティアのリーダーの勉強をすると、他の様々な会合でまとめ役をするときにも役立ちそうです。災害のボランティアでも相当役に立つのではと宇佐美さん。現在、NSVAの資格として認定制度があり、スポーツボランティア募集の際、優先的に声がかかるそうなのですが、将来は学校の授業でも取り入れていったり、多くの人に広まっていくといいという思いもあるそうです。

今までスポーツに近寄りがたいと思っていた人にもボランティアの方から入ってもらって、スポーツの素晴らしさに触れてもらえると良いと宇佐美さん。実際にボランティアのリピーターは多いんだとか。東京オリンピックが決まったら、ボランティアも盛り上がりそうですね。

*1989年9月27日に開通した横浜ベイブリッジ。今年で20周年を迎えます。そこであさって9月27日日曜日に首都高の大黒PAで横浜ベイブリッジアニバーサリーイベントが行われます。開催時間は午前11時から午後5時まで。横浜ベイブリッジの20年の歴史を辿ったパネルの展示やスマドラのブースも登場します!ぜひ、スマートドライブでお越しください。

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2009年09月24日

宇佐美彰朗 -4- スポーツボランティアの広まり

今週のゲストはNPO法人日本スポーツボランティアアソシエーション理事長の宇佐美彰朗さんです。

2000年に設立され、2003年にNPOとして認可された「NSVA:日本スポーツボランティアアソシエーション」。ランナーの仲間が集まってくれて、最初の目標は“市民の手で、東京都心をフルマラソンで走る大会を開催すること”だったと宇佐美さん。設立当時、すでにアジアの様々な国で都市の中でのフルマラソンの大会が開催されていて、日本ももう少し我慢したらでるのでは、という思いがあったそうです。その頃東京の都心では、国際マラソンの大会はあったのですが、市民の参加できるフルマラソンの大会はありませんでした。

なので最初の頃の活動は「自分たちでレースを運営管理するには何が必要か」ということを知るために、模擬的な大会を主催することが主体だったそうです。大会を主催してみると、給水はどうしたらいいか、受付はどうやったらスムーズにいくか、ということなどを考えなくてはいけません。実感を伴いつつ大会の組織を学んでいったんですね。
そして現在は大きなスポーツ大会のボランティアを組織したり、ボランティアの育成をされています。

現在のNSVAの会員数は300名くらい。スポーツボランティアが広がってきた理由は、スポーツ自体の価値観が相当に変わったのではと宇佐美さん。かつては競技趣向の捉えられ方で狭い範囲の感覚でいたのが、今は極端に言ってしまうとファッションの一部としても捉えられるくらい広い範囲になりました。宇佐美さんの「もともとスポーツはとても素敵なもの。」という言葉が印象的でしたが、最近では本当に走ることなどのスポーツが身近になりましたよね。こういったことが土台になっていると思うとおっしゃっていました。

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2009年09月23日

宇佐美彰朗 -3- スポーツボランティア先進国を目指して

今週のゲストはNPO法人日本スポーツボランティアアソシエーション理事長の宇佐美彰朗さんです。

宇佐美さんは海外のスポーツイベントも沢山ご覧になっています。その中でも特に印象的だったのはドイツのマインツという町で行われたマラソン大会。「ボランティアを集める必要が無い」と聞いて驚かれたそうです。

町の役所には250ものスポーツ団体が登録されていて、その各団体の代表に「大会があるので手伝ってください」と言えば、給水場所に何十人、走路観察に何十人と、様々なスポーツ種目の人たちが集まってくれるから、一般から手を上げてもらわなくても大丈夫なんだそうです。給水所にバレーボールチームの人がいたり、折り返し地点に水泳のチームがいたり。。。スポーツチーム同士が手を組み合って、横の繋がりを持っているということなんですね。

これはマインツの例ですが、他のヨーロッパの国でもスポーツボランティアは当たり前のこととして捉えられているそうです。「協力するのは当然。」日本ではまだそういう動きは無い現状ですが、宇佐美さんたちとしては日本でもそういった動きを進めていきたいという想いがあるそうです。「スポーツボランティア」というのが単語ひとつになるようにと思っているとおっしゃっていました。

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2009年09月22日

宇佐美彰朗 -2- どのスポーツボランティアが向いてる?

今週のゲストはNPO法人日本スポーツボランティアアソシエーション理事長の宇佐美彰朗さんです。

スポーツボランティアは基本的に専門性は必要ないそうなのですが、今日は宇佐美さんも編集に参加されている「スポーツボランティアハンドブック」を使って、薫堂さんがどんなボランティアに向いているかをチェックしてみました。この本の中には「Yes ・No」で答えるだけで、どんなボランティアに向いているのかが分かるチェックページがあります。

4つの質問に答えていくと。。。薫堂さんは「応援」に向いているんだそう。「応援って係りはいらないのでは?」と思われるかもしれませんが、実はそうでもないそうなんです。実際に走ったことのある人は経験があるかもしれませんが、何故かボランティアの人の応援は耳に入ってくるそうです。
“選手が元気になる声かけの仕方”も現場でレクチャーされるそうです。
他には給水や選手誘導、前日受付、走路観察補助、ゴールといった項目があります。ちなみにKIKIは選手誘導でした。面白いのはこのチェック結果、何度かボランティアの経験をするうちに結果が変わってくるんだとか。スポーツボランティアをして達成感を感じられるのは、どの係りになってもやはり大会が終わったとき。
「声が嗄れた」とかエネルギーを使ったことをふと感じると、達成感を感じることができるとおっしゃっていました。

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2009年09月21日

宇佐美彰朗 -1- スポーツボランティア

今週 9/21(月)〜25(金) のゲストはスポーツのイベントをボランティアの力でささえていこうというNPO法人「日本スポーツボランティアアソシエーション」理事長の宇佐美彰朗さん。

東京マラソンや新宿シティ・ハーフマラソン、湘南オープンウォータスイミングなど様々な大会でボランティアをとりまとめている日本スポーツボランティアアソシエーション。例えば東京マラソンのボランティアでは給水や道路観察だけでなく、公道を使った大会なので、選手だけでなく道を通りたい一般の人たちの誘導などもボランティアの仕事。以前はこうした公道を使った大会は国際マラソンなどでしか許可が出なかったので、一般の人たちが何万人も走る大会というのはつい最近。今までは大会に慣れた選手たち数百人のコントロールでよかったので、ボランティアもそんなに多くいらなかったそうなのですが、去年の東京マラソンでは選手3万人に対してなんと1万2千人ものボランティアが!しかも募集して1週間で集まってしまったそうです。

そんなに人気があるのですが、もちろんボランティアなので何かもらえるというわけではありません。役割はある程度、希望を聞いてくれるそうです。もともとボランティアの役割は、1人の仕事を何十分にも分割してその日に来たらできるようになっているのがスポーツボランティアの活動。だから専門性はまずいらないそうです。
参加したいと思ったらできるところがいいですね。
◎宇佐美彰朗:メキシコ、ミュンヘン、モントリオール五輪に連続3回マラソン代表選手として出場。日本大学経済学部・文理学部卒業。1970年 同大学院文学研究科教育学専攻体育学コース修士課程終了(73年博士課程満期退学)。マラソン自己最高記録2時間10分37秒8。
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2009年09月18日

吉原孝洋 -5- パフォーマンスの力、そしてこれからの夢

今週のゲストは、飴細工師の吉原孝洋さん。

お祭りやイベントで飴細工の実演をされている吉原さんですが、特に印象的だったのは介護施設での実演。おじいちゃんやおばあちゃんとお話しながら飴細工の実演をしていたそうなのですが、その様子をみた介護士さんが驚きながら「普段はほとんどしゃべらない方なんですよ。」と言われ、それは飴細工師としてとても嬉しいことでもあり、飴細工というのは昔からあるものなんだなぁと実感できたそうです。子どもの頃に飴細工をみた楽しかった思い出話とともに、記憶の中から楽しい思い出が呼び起こされて、いつもより話してくれるのかもしれません。

そしてこれからは「日本の文化として、海外でパフォーマンスしていろいろな方に見てもらいたい」と吉原さん。アートとして認められたいという想いもあるので、イタリアやフランスなどヨーロッパに行ってみたいそうです。
何をしているのか分かってもらうためにも「CANDY WORK」や「CANDY ART」という名前にしようかとも考えていらっしゃいましたが、それでも敢えて「飴」を残して「AME ART」とかでも良いかも、というのは薫堂さんの提案。飴細工が世界でもっと広がったとき、なんと呼ばれているかも楽しみですね。

WEB: あめ細工吉原のサイト

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2009年09月17日

吉原孝洋 -4- あめ細工の体験教室

今週のゲストは、飴細工師の吉原孝洋さんです。

千駄木にある吉原さんのお店「あめ細工吉原」では、毎週木曜日の1時間『あめ細工体験教室』も行われています。お客さんは親子連れやお散歩ついで、デートと、さまざま。最近では、修学旅行生が自分たちで調べてくるやって来ることもあるそうです。
体験教室ではウサギを作るそうなのですが、、、1時間の中でまずは練習をして、最後に本番として、自分で持って帰るための飴を作ります。ワイワイとやっていて、子どもたちは「楽しかった!」と帰っていくけど、大抵の大人たちは「こんなはずじゃなかった。。。」と言って帰っていくのだそう。
吉原さんがとても素早く作るので、まるで簡単なように見えるからかもしれません。

吉原さんは、全国の学校での体験学習もされているそうです。飴細工は、何度か練習することによって目に見えて上達してくるそうです。その体験から「頑張っていればできるようになる」ということを実感して学んで欲しいと吉原さん。
しかも飴ならご褒美として食べられるし、できあがった飴は可愛いので嬉しいこといっぱいです。

WEB: あめ細工吉原のサイト

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2009年09月16日

吉原孝洋 -3- 伝統と新しさ

今週のゲストは、飴細工師の吉原孝洋さん。

飴細工の起源は古くて、延暦15年(796年)!東寺の建立時、飴が貴重な時代だったこともあり、供物としてささげられたそうです。そのときは簡単にツイストしただけのひねり飴でしたが、これが飴に細工した初めといわれているそうです。今のように動物などを作るスタイルは江戸時代。飴職人たちの町中での行商により発展したというのが歴史的背景にあるそうです。

そんな長い歴史のある飴細工ですが、今ではお祭りでも見かけることが少なくなってしまいました。そこで吉原さんがした大きなチャレンジは『飴細工の店を開く』ということ。今の時代の流れの中で世間に飴細工を広げるためには、「つねに飴細工を見られる場所」というのが必要で、そのスタイルが一番よいという判断だったそうです。
最初に来たお客さんはお隣のおばあちゃんでリクエストは“サル”。緊張よりも「嬉しい」方が多かったそうです。

他にも企業などから頼まれて、キャラクターの飴を作ることもあるそうです。技術的には昔のものをそのまま受け継いで、そこへ新しい時代をブレンドして、楽しい「かたち」ができればいいなと思っていると吉原さん。世界で唯一の飴細工のお店。ここからスマイル広がりそうです。

WEB: あめ細工吉原のサイト

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2009年09月15日

吉原孝洋 -2- 飴細工の実演

今週のゲストは、飴細工師の吉原孝洋さんです。

吉原さんはお祭りやイベント会場、そして学校などで飴細工の実演をされていらっしゃいますが、今日はその職人技をスタジオでもご披露していただきました。つくるものは基本的に動物であればなんでもOK!ということで、薫堂さんは少し難しそうな「ミツバチ」をリクエスト。

炊飯器のようなお釜の入った木の箱に熱い飴が入っています。そこから少しの飴を取り出して、ミツバチの黄色を練り込みます。飴が熱いうちでないと形が作れないので、時間との勝負!今はもう慣れてしまって平気だそうですが、飴細工を初めた頃は火傷することも多かったそう。
棒の先に付いた飴を伸ばしたりヘコませたり。どんどん可愛らしいミツバチの姿になっていきます。最後に食紅で目やお尻の模様を描いて。。。
できあがり!
本当にみるみるうちにできあがるのでついじっと見つめてしまいます。千駄木にある「あめ細工吉原」では、お店の中で吉原さんが飴をつくる様子を目の前で見ることができるそうですよ。リクエストを考えるのも楽しみのひとつですね。

WEB: あめ細工吉原のサイト

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2009年09月14日

吉原孝洋 -1- 飴細工は、お菓子だけどアート!

今週 9/14(月)〜18(金) のゲストは、飴細工師の吉原孝洋さんです。

吉原さんが作り出す飴は、およそ200種類!今日もスタジオにいくつかお持ちいただきました。(お店のオリジナルキャラクター「あめぴょん」もいます)。飴細工はすべて、ひとつの飴のかたまりから鋏で切り出してつくるそうです。どれも食べてしまうのがもったいないくらい。
今、飴細工師さんは全国に20名くらいという貴重な存在。現在34歳の吉原さんが飴細工師になろうと思ったのは26歳のとき。それまでは料理人をしていて、その勉強のためイタリアへ旅したときに、いろんな世界の人たちと話すうちに、自分が生まれた国である日本のことについてあまりよく知らないということに気がついたんだそうです。
そこで日本のことに興味を持ち始め、たくさんある日本の文化の中からスっと頭にあがってきたのは、子供の頃に見てとても印象的だった飴細工だったとおっしゃっていました。  

WEB: あめ細工吉原のサイト

◎吉原孝洋:料理人を経て、2002年飴細工の師匠に師事。2004年から個人活動を始める。2008年 日本初の飴細工店舗「あめ細工吉原」を開店。常にあめ細工の技術がみられる他、あめ細工体験教室も開いている。古くから伝わる技術を継承し、さらに新しいものをとりいれて、現在およそ200種類の飴細工をつくることができる。

 

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2009年09月11日

若杉浩一 -5- これからの「杉」の可能性

今週のゲストは「日本全国スギダラケ倶楽部」の若杉浩一さん。
     
今年で6年目を迎えた「日本全国スギダラケ倶楽部」。杉を使って作りたいものは、まだまだたくさんあると若杉さん。現代流の杉の建物がどうできるか、できれば多くの建築家がスギダラケ倶楽部に入ってくれたらという思いもあるそうです。もうひとつは子供たちが作った屋台の魅力はとても日本の風景に合うということ。もう一度、屋台の風景を色々なところにつくってみたいそうです。そんななか、フランスにあるようなマルシェを日本全国10ヶ所で開催する「マルシェ・ジャポン」がスタートしますが、その屋台も杉を使って若杉さんが設計されました。

首都高にも杉を活用できるんじゃないかと若杉さん。例えば、杉の料金所なんていうのも可愛いかもしれませんね。どのように杉を使ったら良いだろうかということを皆で考えていくということが重要で、そういう動きが促進されたら良いとおっしゃっていました。

WEB: 日本全国スギダラケ倶楽部

若杉浩一さん達のスギダラPRODUCEによる「スギダラ特製マルシェテント」が、農林水産省のサポートで今秋全国開幕する「マルシェ・ジャポン」に登場します。小山薫堂さんはこの事業の旗振り役。マルシェとは色とりどりの新鮮な野菜、魚介類、お総菜など、豊富な種類の食材がずらりと並ぶ都市の街角の市場のことで、パリなどでは有名ですが、それが日本でスタート。関東ではお台場パレットタウンと神奈川地区のマルシェに特製テントが登場しますので、ぜひ足を運んでみてください。

WEB: マルシェ・ジャポン WEB SITE

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2009年09月10日

若杉浩一 -4- 杉を使った「夢の駅舎」

今週のゲストは「日本全国スギダラケ倶楽部」の若杉浩一さんです。
     
日本全国スギダラケ倶楽部は地方の活性化にも力を入れていて、宮崎県では地元の杉で駅舎を作った「宮崎県日向市駅プロジェクト」にも関わっていらっしゃいます。県や市の人たちが結託して、地元の材料を使って“地域の誇り”になる新しい駅舎をつくろうということで、とても美しい駅舎ができたそうです。

このプロジェクトにはもともとスギダラケ倶楽部が関わっていたわけではなく、建築を担当された内藤廣さんが会員で、関わっていたメンバーもどんどん入っていったので、結果的にスギダラケ倶楽部の集まりのようになったんだとか。そう考えると、多くの建築家たちが会員になって地元の材料を上手くデザインされると、様々な場所でおもしろい町並みができるかもしれません。

地元の材料を使うということは、地域の産業も興せるし、余計な輸送もしなくてすむので、O2削減にもなります。そして顔を知っている人たちが提供してくれるというのも良いところのひとつ。少しコストが高くなってしまっても、町にとっても環境面でも良いことがたくさんあるんですね。
とはいえ、もちろん杉の駅舎をつくるのに大変だったことも。高層建築や公共建築に木材を使うのは「燃える」という点で非常にハードルが高いそうなんです。それにどう対処しながら建物をつくるか、どう新しい構造を生み出すか、色々なかたちで皆でつくっていかないと、なかなか木材利用にはいかない気がすると若杉さん。
それをクリアできれば、杉は時間が経てば経つほど良い味が出てくるし、「木材は弱いのでは?」と疑問を持つ人もいるかもしれませんが、実際に歴史的建造物をみてみるとそんなことはないのが分かります。現代的な構造物でありながら温もりがある。こんな建造物がこれからもっと広がっていくと、温もりを感じられる町並みが増えそうです。

WEB: 日本全国スギダラケ倶楽部

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2009年09月09日

若杉浩一 -3- 全国に広がる、様々な活動

今週のゲストは、「日本全国スギダラケ倶楽部」の若杉浩一さん。
     
活動をスタートして6年目になるそうですが、今では全国に1000名を越える仲間がいるそうです。全国に支部ができていて、支部ごとに様々なおもしろい活動をしているんだとか。

日本で杉の産出量が多いのは宮崎県や大分県などの九州。活動を始めたとき、宮崎県の日向市で町づくりをしていて、そういう町づくりを子供たちに体感してもらうということで、地元の杉を使って、子供たちがデザインした屋台を作り、それを使って町でイベントをされたそうです。
このイベントを通して、子供たちが地域のことをよく観察していて、色々なことを知っていたことが分かったと若杉さん。その後、この屋台は市に寄付され、イベントのたびに貸し出されているんだとか。これが人気で、最初は3台しかなかった屋台も次第に増えてきて、今では日向市でイベントがあると、この屋台の出店が出るというのが風景のひとつになってきたそうです。スギダラの活動を通して、地元のものを知ってもらって、その地域の産業に関わっていくことが伝わっていくのは良いことだと思うとおっしゃっていました。

WEB: 日本全国スギダラケ倶楽部
     

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2009年09月08日

若杉浩一 -2- 間伐材の活用

今週のゲストは、「日本全国スギダラケ倶楽部」の若杉浩一さん。
     
日本ではかなりの数の杉が伐採されているそうで、それらの多くは国産材として流通しているものの、その影で間伐材の利用が問題になっているそうです。昔は杉を切って、それを使っていくというメカニズムや産業が存在していましたが、今では輸入材に押されてしまって、国産材を使うと人件費のほうがかさんでしまいます。資源でもあるのに関わらず、切ったら切りっぱなしにしておくほうがコストが安くすむということで、切られっぱなしの間伐材が色々な所にあるんだとか。

その間伐材をどうやって使うか、皆で考えて使っていかないと、この問題は解決できないと思った若杉さん。とはいえ、手を入れて立派にしてしまうと高い製品になってしまいます。なので重要なのは、あまり手を入れずに、どう使うか、ということ。例えば、角材に足を付けたスツールや、小径木を束ねて足をつけたベンチ。

杉製品は削ったりメンテナンスをすることで、杉のいい香り戻ってきます。杉を使うということは、使いっぱなしではなくて、杉を使っていくプロセスがおもしろいと若杉さん。ただ工業製品のように使って終わりではなくて、手を入れて味が出たり、いい香りが戻ったり。なにより杉は質感も良いし、ほっとするのも魅力です。

WEB: 日本全国スギダラケ倶楽部

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2009年09月07日

若杉浩一 -1- 日本の杉

今週 9/7(月)〜11(金) のゲストは「日本全国スギダラケ倶楽部」の若杉浩一さんです。
     
「スギダラケ」のスギは杉のこと。日本人はずっと昔から杉と接していて、日本の風景の中には杉の風景がどこにでもあったと若杉さん。木材として、建物に使ったり、道具に使ったり、食器になったり。。。ところが戦後、ほとんど国産の杉を使わなくなってしまったそうです。国内にたくさんあって、いつでも使える状態であるのに輸入材の方が多いのは、私たちが1円でも安いものを買おうとしてしまうから。そして今や、杉はやっかいもののような扱いをされています。

杉を育てるのには50年から100年かかるそうです。つまり今ある杉の木は、100年後の子孫のために植えられてきたもの。けれど、突然それを使わなくなってしまいました。そこで若杉さんは、もう一度杉を使うことで、地域や国の風景を守り、そして無くなってしまった風景や価値を取り戻したり、新しい未来のデザインができるのではないか、と思い活動を始めたそうです。

日本全国スギダラケ倶楽部は設立6年目ですが、 若杉さんは今でも、オフィスや学校の事務用品を製造・販売する会社「内田洋行」の社員でもあります。杉とは全く関係ない会社。むしろ、扱うのはスチール家具が多いということもあり、会社に活動を理解してもらうのはとても大変だったそうです。
ただ、もともと家具産業そのものは地域産業だったと考える若杉さん。学校の椅子や机などは杉でできていたし、工作で何か作るときも杉で作っていました。もう一度、企業と地域がつながりながら産業を起こすことができるとすれば、杉があるかなと思ったそうです。そこで、未来の製品としておもしろいんじゃないかと会社でずいぶん杉をPRしていたそうですが、それは簡単にはいかなかったそうです。ところが、ようやく最近この活動が会社にも認められるようになってきたんだとか。社会的にも杉を使うことを促進させようというようなムードになってきたことも追い風になっているとおっしゃっていました。

WEB: 日本全国スギダラケ倶楽部

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2009年09月04日

太田浩史 -5-  ピクニックと都市の関係

今週のゲストは、東京大学生産技術研究所講師で建築家、そして東京ピクニッククラブ代表の太田浩史さん。

東大での太田さんの専門は、都市再生。都市再生とピクニックとの関係をお訊きしてみると、後付けではあるものの意外と関係があるのではと太田さん。まずは、ピクニックにも欠かせない公共空間は都市にとっても非常に大事なんだとか。バルセロナやバーミンガム、コペンハーゲンなどのパブリック・スペースはクオリティがとても高くて、旅行者がふと訪問しても参加できるムードができているんだそうです。

現在ではそうなっているところでも、それは「再生」した結果でもあります。ピクノポリスを開催したニューキャッスルでは、10年前には誰も来なくて産業のない町だったそうですが、公共空間を使って色々な文化プログラムをすることで、イギリスだけでなくヨーロッパ中から人が来るようになったそうなんです。人が行き来するようになり、交通の再編やホテルができたり、地価が上がったり。何よりも、町の人々が自分の町に対して誇りを持てるようになったそうです。それがとても大切なこと。

東京も比較的公共空間は多いですが、そこで何をするか、そのソフトが足りないかもしれません。まだまだ私たちの文化の中に、公園で過ごすことや川沿いを歩くことなどが定着していないような気がすると太田さん。例えば急に「この後、公園に行きましょう。」と言われたら、何をするのかと疑問に思ってしまうかもしれません。
極端ではありますが、公園に呼び出されるなんて告白か決闘か、のような。。。それはやっぱりまだ生活の中に“都市で過ごす”というのが根付いていないということなんですね。様々なものが揃っている街でも、建築や都市を使いこなす方法を皆が持っていないと、都市全体での元気というのは出ないとおっしゃっていました。


WEB: 東京ピクニッククラブ

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2009年09月03日

太田浩史 -4- イギリスでのイベント「ピクノポリス」

今週のゲストは東京ピクニッククラブを主宰している太田浩史さんです。

去年、東京ピクニッククラブはイギリスのニューキャッスルとゲーツヘッドという町で「ピクノポリス」というイベントを開催しました。2つの町の10ヶ所を選び、10日間に渡ってピクニックをし続けるというイベント。半分パブリック・アートでもう半分は市民参加プログラム。ニューキャッスルは太田さんにとって、文化政策が好きなところ。そこにつながりができて話をしているうちに「あなたのやっているピクニックはおもしろそう」ということになり、招待されたんだそうです。

ピクニックに参加したのは地元の人たち。飛行機型にした芝、全長26mの「マザープレイン」と小さな「ベイビーブレイン」で、それぞれにピクニックをしてもらったそうです。周りのパブやミュージアムなども巻き込んで、参加者は最終日だけでもなんと2000人!参加した地元の人たちにとっては、町の風景の再発見にもなったそう。

最終日にはピクニック・コンテストを開催して、道具点・レシピ点・社交点で採点をして、5位から1位までのピクニック・オブ・ザ・イヤーを決めたんだとか。さすがに1位や2位の人たちは楽しみ方が上手くて、特に2位になった人たちはまさに“party people”。飛行機型の芝のメッセージを汲んでくれて、パイロットやフライトアテンダントのコスプレをしてくれたり、とてもユーモアがあったそうです。やっぱりイギリス人は「集まる」社交上手だと思ったとおっしゃっていました。ピクニックには私たちの今まで知らなかったいろんな楽しみ方がありそうです。
     
WEB: 東京ピクニッククラブ

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2009年09月02日

太田浩史 -3- 東京でピクニックができる場所

今週のゲストは建築家であり、東京ピクニッククラブを主宰している太田浩史さん。

東京ピクニッククラブでは様々な場所でピクニックをされていますが、なかでも太田さんのおすすめの場所は皇居外苑。郊外の大きい公園は、車が無いと不便な場所も多くあります。車で行くとなるとお酒が飲めなくなってしまいます。誰もが参加しやすいというのが重要だと太田さん。そしてもうひとつ、おすすめのポイントは芝が良いこと。ゴルフ場のように木が密植してある公園をよく見かけますが、そうすると木の根元まで光が当たらないので、その部分はどうしても土になってしまいます。皇居外苑は木が分散しているので、木の根元まで芝が生えているんだとか。

新宿御苑は芝質も良いし風景も良く、東京のかなり重要な公園だと思っている太田さんですが、ひとつ異論のある点が。それは夕方の4時に閉園、4時半に閉門となってしまうところ。都市は家が狭かったり庭もあまり無いので、人を呼ぶのが難しい環境です。だから都市の中で社交をして、都市の中で緑を楽しむ。そうであって欲しいと太田さん。
もう少し都市が柔軟になってくれて、社交の大切さを感じられる、そういった街になって欲しい。なるべく色々なところでピクニックができると、東京は良い街になるんじゃないかと思うとおっしゃっていました。

WEB: 東京ピクニッククラブ

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2009年09月01日

太田浩史 -2- ピクニックが楽しくなるアイデア

今週のゲストは「東京ピクニッククラブ」を主宰している太田浩史さんです。

東京ピクニッククラブのホームページを見ると、「15RULES ピクニックの心得」というものが載っています。これは、ピクニック上手になるために皆で工夫しながらやっていった中で分かったことをまとめたもの。その中でも太田さんが気に入っているのは7番の「料理は手軽さを旨とする。しかし安易であってはならない。」というもの。

太田さんが最初にピクニックをしたときに、サンドウィッチを作ったそうなのですが、作ってみたら意外と時間がかかってしまったそうです。そのわりに出来上がったサンドウィッチを持っていっても、馴染み過ぎてしまってみんな驚いてくれなかったそう。そんな経験から、太田さんがおすすめするのはスコーン。
スコーンなら焼いている間に他のことができるし、だいたい20分くらいでできるそうです。そして持っていくと、みんなが「それ、なに?」と聞いてくれる。ピクニックを社交だと考えると、食べ物そのものよりも、そこでどういう話をするかの方が大事。なにか一手間料理にかけると、初めて話をする人とでも会話が生まれたりする。プレゼンテーションだと割り切ってやるといいかもと教えてくれました。

そしてちょっと発見なのは10番のルール。「ラグに上がりこむのではなく、ラグを囲んで座るべし。ラグは集まりの象徴であるから。」これはピクニックをする上でのかなりのコツだと思っていると太田さん。ラグはテーブルクロスのようなもので、食事をのせる場所。座るスペースを作ろうと思うと、大きさ的にどうしてもビニールシートになってしまいますが、食事をのせるスペースだけにすると、テーブルクロスの大きさでよくなります。だいたい1.5mくらい。そうするとクロスを使うことができ、ラグの選択の幅がぐんと増えます。せっかくの社交の場ですから、敷物のバリエーションを増やすことで、楽しみも増やすことができますね。ただ、芝が少し湿っているという日本の特性上、芝の上に直接座ることも躊躇されるかもしれません。太田さんたちは食事をのせるラグの周りに、座るための小さなラグをつけて座っているそうです。


東京ピクニッククラブのHPにはこの他にもピクニックを楽しむためのアイデアがたくさん載っていますよ。
WEB: 東京ピクニッククラブ

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