2009年08月25日

中村元 -2- 規模の小さな水族館の魅力

今週のゲストは水族館プロデューサーの中村元さんです。 

水族館プロデューサーになられてから、ガイドブックを書いたこともあり、100館以上の水族館をまわられたという中村さん。それぞれの水族館の“違うところ”を探しながらまわったそうなのですが、おもしろいのは比較的規模の小さい水族館。大きいところは「総合的な水族館」と呼んでいるそうなのですが、なんでもあるのでだいたい同じ感じ。
小さいところは、展示できる場所も少なければお金もないから、すごく工夫があるそうで、その工夫が楽しい。例えば、三重県の二見シーパラダイスでは、ある時間になると飼育スタッフの人たちがブルーシートを庭に広げるそうです。「何が始まるんだろう?」と思っていると、そこにゾウアザラシやセイウチが出てくる。柵も何もないブルーシートの上でいきなりショーが始まる。

ここではやはり、他の小さい水族館と同様、お金がなかったそうです。ところがセイウチやゾウアザラシなど立派な子たちがいて、その子たちは体は大きいけど、飼育スタッフの言うことをちゃんと聞いてくれる子たちだった。その子たちのためのステージを作って欲しいという声が上がっても、お金がないから無理だった。それで考えたのがブルーシートのステージ。ブルーシートのステージでも十分可愛いし、危害をあたえることもないはず、と。このふれあいは世界でも初めての試みだったそう。このふれあいから大分県の水族館「うみたまご」のふれあいショーがそれを取り入れて、八景島シーパラダイスのふれあいラグーンも、オリジナルは二見シーパラダイスのブルーシートのステージ。

海獣のショーの良いところは彼らは普段やっていることをお客さんの前でするというところ。例えばイルカのジャンプは、もともと彼らはジャンプするのが好きだから。セイウチやゾウアザラシはオス同士で戦ったりするけど、他の種類の動物たちに攻撃したりすることは滅多にない。違う種類のアシカが来たりしても、仲良く共存できる。
だから海獣はわりとフレンドリーで、しかも異種同士のコミュニケーション能力のある不思議な生き物。その雰囲気がふれあいではすごく分かるのではとおっしゃっていました。

WEB: Blog水族館
WEB: Web水族館:全国水族館ガイド

ShareSmile Staff| 22:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:

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