2008年11月25日

村瀬誠 -2- 意外と知らない雨のこと

今週のゲストは雨水博士の村瀬誠さんです。

世界中からのSOSがNPO法人「雨水市民の会」に届くそうですが、今、一番力を入れているのはバングラディッシュ。現在でもおよそ4000万人の人たちがヒ素で汚染された地下水を飲んでいます。もともと池や川の水を飲んでいたのですが、下痢などをよく起こしていたそうです。そこで15年くらい前、国連のアドバイスなどもあり地下水を飲むようになったのですが、ヒマラヤからガンジス河流域は金の、ヒ素の鉱脈が走っていたのです。ヒ素は透明で、匂いも無く、症状もすぐには出てこないので分かりづらいんだそうです。それを知って黙っていられなかったとおっしゃっていました。

雨水市民の会では「雨の事典」というものを6年かけて作ったんだとか。これは、多くの人から雨のことを訊かれるにもかかわらず、雨について知らないことがあまりにも多いと思った村瀬さんたちが徹底的に調べて作ったもの。例えば「雨」ってどこから来るのでしょう?

一般的には「海水が蒸発して雲になって雨が降る」というように教科書でも習ったと思うのですが、日本の梅雨のもととなる雲はモンスーンが始まる頃、インドでは太陽光が強くなり、どんどん水が蒸発するそうです。それがヒマラヤにぶつかって、大雨を降らせます。それで残った雲がジェット気流に乗って、日本にまで流れてくるそうなんです。

だから日本はインドやバングラディッシュのおかげで豊かな水を手に入れることができているのですが、バングラディッシュの人たちは満足に飲み水を手に入れることができていないのが現状です。貧しいところでは電気も通っていないので、汚染された水を簡単にろ過することもできません。それでも雨は日本以上に降ります。雨季の時期に雨水を貯めておけば、1年中、水をまかなうことができます。今までにこの雨水を利用するためのタンクを200個くらい付けているそうです。


WEB: 雨水市民の会

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

http://www.j-wave.co.jp/cgi-bin/blog/mt-tb2.cgi/29084