平原綾香『Jupiter』との出会いを語る「衝撃を今でも忘れない。涙がポロポロ出た」

2019年08月16日

J-WAVEで放送中の番組『SEIKO SOUND STORAGE』。この番組は、ミュージシャンやスポーツ選手など、各界で活躍するゲストがマンスリーで自らの音楽遍歴を語る。8月は歌手の平原綾香さんが登場。9日(金)のオンエアでは、デビュー曲『Jupiter』について語った。


■授業で出会った『木星』に涙

平原は、『Jupiter』のもととなった組曲『惑星』の第4楽章『木星』を作曲したグスターヴ・ホルストの誕生日になると、空に向かって『Jupiter』を歌うと明かし、「とても感謝している」と話す。

平原は当初、ラブソングでデビューする予定だったが、「9.11 アメリカ同時多発テロ事件」があった頃で、「ラブソングはなんとなくしっくりこなかった」と言う。

平原:ホルストの『木星』を聴いたのは事件から2年後だったんですけど、2年経っても世界が混乱していたんです。だから、なんとなくラブソングより、日本だけでなく世界中の人の気持ちが温かくなるような歌を歌いたいと思ったんです。

そんなときに、クラシックの授業でホルストの曲に出会った。

平原:1限目の授業だったんですけど、私がクラシックの授業をとってなかったら、真面目に1限目の授業に出てなかったら、私はここにいません。それくらい運命的な出会い。先生が『木星』をかけてくれたときの衝撃を今でも忘れないです。初めて聴いたのに懐かしい気がして涙がポロポロ出て、「やっと探していた人に出会えた」みたいになっちゃって。授業が終わってすぐにスタッフに電話して「ホルストの『木星』という曲をカバーしたいんですけどいいですか?」って言って、やってみようって。そこから制作がはじまったんです。


■歌いこなせるかは未知だった

同じ時期に平原は、ドキュメンタリー番組でハッチンソン・ジルフォード・プロジェリア症候群という難病を抱えた少女のアシュリー・ヘギの存在を知る。彼女の生き方や言葉、母との絆に突き動かされて、平原が歌詞を書き、作詞家・吉元由美が完成させたものが『Jupiter』だ。しかし平原は「『Jupiter』を歌いこなせるか未知だった」と明かす。

平原:曲の冒頭は自分にとって低い声なのか、高い声はどこまで出るのか、わからないでチャレンジしたんです。そうするとスタッフの人が「綾香ちゃんは低い声なんだね」「ブレスが大きね」「ブレスも個性のひとつだから消さずに残してみよう」と言ってくれたんです。私は自分のブレスが大きいかどうかもわからないような素人だった。私はずっとサックスをしていて、サックスの奏法の息の吸い方だったからブレスが大きかったんだと思います。デビューするまでは本当に苦労しました。

後半では、クラシックの楽曲に歌詞をつけてカバーした『my Classics』シリーズについて語った。8月21日(水)にリリースするニューアルバム『はじめまして』にも、クラシックカバー曲『I Love You』が収録される。番組では、原曲のピエトロ・マスカーニの歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より『間奏曲』をオンエアした。

次回、8月16日(金)の『SEIKO SOUND STORAGE』では、平原が幼少期の音楽体験を語る。お楽しみに。

【この記事の放送回をradikoで聴く】(2019年8月16日28時59分まで)
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【番組情報】
番組名:『SEIKO SOUND STORAGE』
放送日時:毎週金曜 24時−24時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/soundstorage/
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